暖かみのある炎で癒されると評判のヒロコーポレーション 電気式暖炉HF-2008。軽くて持ち運びやすいと高く評価される一方で、「暖房能力が弱い」など気になる口コミもみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ヒロコーポレーション 電気式暖炉HF-2008を含む暖炉型ヒーター全9商品を実際に使ってみて、炎のクオリティ・暖房能力・安全性への配慮・機能性を比較してレビューします。ぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
今回検証したヒロコーポレーション 電気式暖炉HF-2008は、炎のクオリティにこだわる人にはおすすめできません。
ランダムな炎のゆらぎや燃え方はリアルに表現されていたものの、薪の置き方が整い過ぎている点に違和感を覚えます。背景の明るさはモニターによって評価が分かれたものの、暖炉全体から感じられるのは好評でした。
一方、機能性を求める人にはぴったりの商品。リモコンや節電機能までは搭載されていないものの、温度と炎の明暗をダイヤルで簡単に調節できます。さらに転倒オフなど安全に配慮されているのも魅力。さらに足元を暖めるなどスポットでの利用であれば、十分な暖房性能といえるでしょう。
しかし炎や薪の演出には不自然な部分もあったため、より本物に近い炎を楽しみたい人はほかの商品も検討してみてください。
今回ご紹介するヒロコーポレーション 電気式暖炉HF-2008は、レトロな雰囲気のデザインが特徴です。
サイズは高さ55×幅40.4×奥行27cm、重さ4.6kg。ヒーターとイルミネーションを別々に動かせるため、暖炉の炎だけを鑑賞する照明器具としても使えます。
出力は、600Wと1200Wの2段階。実際に火を使わないうえに、取り付け工事も不要なので手軽に暖炉を楽しめますよ。
色は、部屋のインテリアに合わせて選んでみてくださいね。
今回は、ヒロコーポレーション 電気式暖炉HF-2008を含む暖炉型ヒーター全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①:炎のクオリティ
検証②:暖房能力
検証③:安全性への配慮
検証④:機能性
まずは、炎のクオリティの検証です。
男女10名のモニターに暖炉型ヒーターのイルミネーションを鑑賞してもらい、どれほど自然に炎を表現できているかをチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
炎のクオリティにおいて、3.7点とまずまずの結果です。
薪については、置き方が不自然という声が上がりました。さらに、円柱状の整い過ぎているデザインにも違和感を覚えます。プラスチックの質感が出てしまっているのが気になると答えたモニターもいました。
一方、燃え方はリアルに表現されています。燃焼部分の赤みと燃えた後の灰のような白っぽさを不規則に出せている再現度の高さは、モニターに好評でした。
背景の明るさは、モニターによって評価が分かれました。背景のスクリーンから炎が出る演出が分かりやすく、やや安っぽく感じるとの声がある一方で、全体が明るくやさしく温めてくれるように感じられるという声も。見ていると落ち着くと答えたモニターもいました。
炎に関しては、薪の赤らみの割に上に伸びる炎が少なく、座っていると少ししか炎が見えません。しかし、炎のランダムなゆらぎはリアルに表現されています。加えて炎がゆったりと出ており、燃え方が自然な点は好印象でした。
次に、暖房能力の検証です。
ヒーターを最大電力で運転し、そこから1m離れた場所に背中を向けて座ります。表面温度計とサーモグラフィーカメラ一を15分間使用して、表面温度の変化をチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
15分後の表面温度は38℃で、3.8点と好成績を獲得。
服の上からでも、しっかりと暖かさを感じられました。部屋全体を暖めるのは難しい印象ですが、足元や身体を暖めるスポット暖房としては問題ない性能を備えています。
続いて、安全性への配慮の検証です。
暖炉型ヒーターを実際に稼働させ、以下のような安全機能が搭載されているかをチェックします。それぞれの機能が搭載されていれば加点し、総合的に評価しました。
この検証では、以下を評価項目としています。
安全機能が充実しており、4.0点の高評価を獲得しました。
モーションセンサー類は備わっていないものの、転倒オフ機能とサーモスタット機能が搭載されています。また使用中の温度も28〜30℃とそれほど高くないため、火傷の心配は少ないでしょう。安全に使用するための配慮が十分にされています。
最後に、機能性の検証です。
それぞれの商品の取扱説明書を確認し、イルミネーション・調光・節電機能など5つの付加機能がどれほど搭載されているかをチェックします。機能数に応じて1.0ずつ加点し、評価しました。
この検証では、以下を評価項目としています。
機能性においては、3.0点とまずまずの結果でした。
リモコンが付属していないのに加え、節電機能や人感センサーも搭載されていません。しかし本体裏面にあるダイヤルで、温度と炎の明暗を簡単に調節できる点は高評価につながりました。
本体幅(公称値) | 404mm |
---|---|
本体奥行(公称値) | 270mm |
本体高さ(公称値) | 550mm |
暖炉の光源 | 不明 |
消費電力(公称値) | 弱:600W、強:1200W |
最大適用畳数 | 不明 |
転倒時自動オフ機能 | 不明 |
ヒロコーポレーション 電気式暖炉HF-2008は、炎や薪のリアルさを重視する人にはおすすめできません。最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
本物の暖炉のような雰囲気を味わいたい人には、ディンプレックスのマイクロストーブがおすすめです。炎のゆらぎや色味に加え、薪のゴツゴツとした質感までリアルに表現されています。検証ではモニター全員から最高評価を獲得。さらに高級感のあるデザインも魅力です。暖房性能にも問題ありませんよ。
またSISの暖房型ヒーターは、高さ25cmとコンパクトサイズで置く場所を選びません。さらに薪の質感や配置・色味がよく、暖かそうな雰囲気が感じられます。500Wと1000Wの出力切り替えに加え、細かく暖房の強さを変えられるのもポイント。炎は小さめなので、手元での使用に向いている1台です。
本体幅(公称値) | 350mm |
---|---|
本体奥行(公称値) | 220mm |
本体高さ(公称値) | 422mm |
暖炉の光源 | LED |
消費電力(公称値) | 暖房弱(+イルミ):604W、 暖房強(+イルミ):1200W イルミネーション:7W |
最大適用畳数 | 3〜8畳 |
転倒時自動オフ機能 | 不明 |
ディンプレックス マイクロストーブをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
本体幅(公称値) | 341mm |
---|---|
本体奥行(公称値) | 178mm |
本体高さ(公称値) | 248mm |
暖炉の光源 | ハロゲン |
消費電力(公称値) | 弱:500W、強:1000W |
最大適用畳数 | 3~5畳 |
転倒時自動オフ機能 | 不明 |
SIS 暖炉型ヒーターEF480Jをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。