コンパクトなサイズとデザイン性の高さが評判のSIS 暖炉型ヒーターEF480J。足元をしっかり暖められると高く評価される一方で、「暖房能力が弱い」「なかなか暖かくならない」といった気になる口コミもみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、SIS 暖炉型ヒーターEF480Jを含む暖炉型ヒーター全9商品を実際に使ってみて、炎のクオリティ・暖房能力・安全性への配慮・機能性を比較してレビューしました。ぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
今回検証したSISの暖房型ヒーターEF480Jは、暖房能力の高さを重視する人におすすめです。
検証では、ヒーターにあたってから15分後の体の表面温度は40℃となり、服の上からでもしっかりと暖かさを感じられました。また温度と炎の明るさを背面のダイヤルで調節できるのも魅力。加えて安全面への配慮も申し分ありません。
一方で、炎のクオリティは今一歩といったところ。炎に立体感がなくサイズも小さいため、遠目から見ると背面のスクリーンに投影させているのが丸見えになってしまいました。しかし薪の中心から赤々と燃えているのが表現されており、見ているだけでも暖かい雰囲気を感じられるのは好印象です。
暖房能力・安全機能において十分な性能を備えていますが、炎のクオリティにこだわる人はほかの商品も検討してみてください。
今回ご紹介するSISの暖炉型ヒーターEF480Jは、アンティーク調のデザインが特徴です。
見た目を損なわないために、電源や操作ボタンはすべて背面に配置されています。
高さ約24.8×幅34.1×奥行17.8cm、重さは3.9kgとコンパクトなサイズなので、持ち運びやすいのも魅力です。
暖房の強さは、500W・1000Wの2段階。3〜5畳の部屋で使用するのに適しています。
暖房機能を使わず、擬似炎ライトだけをつけることも可能です。インテリアとしても、炎を楽しめますよ。
カラーはブラック・ホワイトの2種類を展開。電源コードの長さは180cmありますが、置く場所とコンセントとの距離を確認しておきましょう。
今回は、SIS 暖炉型ヒーターEF480Jを含む暖炉型ヒーター全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①:炎のクオリティ
検証②:暖房能力
検証③:安全性への配慮
検証④:機能性
まずは、炎のクオリティの検証です。
男女10名のモニターにそれぞれの暖炉型ヒーターのイルミネーションを実際に見てもらい、自然な炎が表現されているかをチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
炎のクオリティの検証では、3.6点とまずまずの結果でした。
炎の演出が粗く、火元から離れても炎が形をキープしたまま上にあがっていく様子が、薪が燃えきったように白くなっているにもかかわらず、炎が広範囲にわたっているのも気になりました。
また、炎に立体感がなくサイズも小さいため、少し離れたところから見ると背面のスクリーンに投影させているのが丸見えになってしまいます。
遠くから鑑賞するより、手元で使用するのに適している印象です。
薪にはプラスチックの質感が感じられ、樹皮の模様も魚の鱗ように見えます。モニターからは組み方が整いすぎている、との声もあがりました。
しかし、薪の内側からじっくりと赤く燃えているのが表現されており、見ているだけで暖かい雰囲気を感じられるのは高評価です。
見た目に関しては好みがわかれる結果に。装飾が物足りず、特に横の取っ手部分の作りがチープと回答したモニターもいました。一方で、装飾がシンプルでかわいらしい・横の取っ手部分のおかげで暖炉感が増しているとの声も。
また触らないという注意書きのシールが上部に貼られているのが気になるとの意見があがりました。
次は、暖房能力の検証です。
ヒーターから1m離れた場所で暖炉型ヒーターに背中を向けて座り、15分後の身体の表面温度をチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
暖房能力の検証では、4.2点と好成績を獲得。
ヒーターを稼働させてから15分後の身体の表面温度は約40℃もあり、服の上からでもしっかりと暖かさを感じられました。表面温度が30℃程度しか上がらなかった商品も見られたなかで、高い暖房能力を備えているといえます。
続いて、安全性への配慮の検証です。
mybestコンテンツ制作チームのメンバーが実際に暖炉型ヒーターを稼働させ、使用中の本体温度を測定します。また同時に取扱説明書をみて、安全性に関わる機能が搭載されているかどうか確認し、加点方式で評価しました。
この検証では、以下を評価項目としています。
転倒オフ機能・過熱防止装置が搭載されており、4.0点と高評価でした。
モーションセンサー類まではないものの、安全機能はしっかり備わっています。また使用中の本体温度も28~30℃とそれほど高温にならないため、やけどの心配が少ないのもうれしいポイントです。
最後は、機能性の検証です。
各商品を実際に操作し、イルミネーション機能や節電機能などが備わっているかをチェックしました。
この検証では、以下を評価項目としています。
機能性は、4.0点と高評価でした。
リモコンと節電機能はついていないものの、イルミネーション機能・調光機能・温度調節機能は搭載されています。背面に設置されているダイヤルで、暖房の強さと炎の明るさが調節できる点も好印象です。
本体幅(公称値) | 341mm |
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本体奥行(公称値) | 178mm |
本体高さ(公称値) | 248mm |
暖炉の光源 | ハロゲン |
消費電力(公称値) | 弱:500W、強:1000W |
最大適用畳数 | 3~5畳 |
転倒時自動オフ機能 | 不明 |
SISの暖房型ヒーターEF480Jは炎のリアルさに欠ける点が惜しい結果となりました。そこで、最後にほかのおすすめの商品もご紹介したいと思います。
本物の暖炉のような雰囲気を感じたい人には、ディンプレックスのマイクロストーブがおすすめです。炎のゆらぎや薪の質感がリアルに再現されており、検証ではモニター全員から高評価を獲得。暖かさもちょうどよく、安全への配慮も十分です。重厚感のあるデザインで、さまざまなインテリアに馴染みますよ。
またヒロ・コーポレーションの電気式暖炉は、広めの窓で炎を楽しめます。55cmと高さがあるため、広いリビングでも存在感を発揮してくれるでしょう。暖房の強さと炎の明るさを、ダイヤルで簡単に調節できるのも魅力。優れた暖房性能に加え、安全機能もしっかり備わっていますよ。
本体幅(公称値) | 350mm |
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本体奥行(公称値) | 220mm |
本体高さ(公称値) | 422mm |
暖炉の光源 | LED |
消費電力(公称値) | 暖房弱(+イルミ):604W、 暖房強(+イルミ):1200W イルミネーション:7W |
最大適用畳数 | 3〜8畳 |
転倒時自動オフ機能 | 不明 |
ディンプレックス マイクロストーブをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
本体幅(公称値) | 404mm |
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本体奥行(公称値) | 270mm |
本体高さ(公称値) | 550mm |
暖炉の光源 | 不明 |
消費電力(公称値) | 弱:600W、強:1200W |
最大適用畳数 | 不明 |
転倒時自動オフ機能 | 不明 |
ヒロコーポレーション 電気式暖炉HF-2008をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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