タニタ デジタルクッキングスケール KD-321の口コミ・評判は？実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー！

まず数値の正確さを確かめるため実際に分銅50gを置いて計量したところ、数値の誤差は生じず。口コミに反して本品を含むタニタの製品はとくにスピーディに反応し、検証で使用したほかの商品よりも約0.7秒も早く数値が表示されました（※執筆時点）。

分銅を0.1gずつ増やしてもすぐに正しい数値が表示され、追加計量時の精度も優秀です。比較したほかの商品には、0.8gほど分銅を追加ないと反応しないものもありましたが、本品は0.1g単位での測定に対応。量の細かな調整ができます。

通常計量・追加計量ともに高精度なため、お菓子・パン作りをよくする人におすすめです。

大きめのボウルを置いても、計量したg数や操作パネルが見やすいのもうれしいポイント。実際に内径15cm・20cmのボウルをそれぞれ置いたところ、計測台の数値はほぼ真上から見えました。

比較した商品のなかには、操作パネルと計測台との距離が2cm未満と狭めのため、ボウルを置いた際に数値を上からパッと確認できない商品もありましたが、本品は3.2cmと広めに設計されています。

最大3kgまで計測可能なため、材料の計測をまとめて済ませたい人にぴったりですよ。ただし、0.1g単位で計測できるのは300gまで。比較した商品の多くが本品と同じように200〜300gが上限でしたか、一度にたくさん作りたい場合は超えないよう注意しましょう。

操作パネルは日本語表記でわかりやすく、電源はワンタッチでオン・オフを切り替えられます。

汚れやすい計量台カバーを取り外して洗えるのも利点です。隙間に入り込んだ汚れは自分で取り除く必要があるため、本体全体を丸洗いできる上位商品には一歩およびませんが、清潔に使い続けられるでしょう。なお、詳しい検証結果は以下のとおりです。

1. 操作パネルの表記｜日本語
2. 操作パネルと計測台の距離｜3.2cm
3. 最大計測値｜3kg
4. 最小計量範囲の上限｜300g
5. 電源はワンタッチで切れるか｜○
6. 丸洗いできるか｜×

また、あると便利な機能は豊富に搭載されていました。計量の途中で表示を0にできる0表示機能や、微量モードを備えています。使用前に微量ボタンを押せば、0〜300gまでは0.1g単位・300〜1,500gまでは0.5g単位で計量が可能です。

比較した全商品のおよそ半数にしかなかった、mLモード搭載なのもメリット（※執筆時点）。表示をmLに変えられるため、計量カップを使わなくとも液体を計量できます。なお、詳しい検証結果は以下のとおりです。

1. 0表示機能はあるか｜○
2. mLモードはあるか｜○
3. 電離残量表示｜○
4. 自動電源オフ機能はあるか｜○
5. 自動微量モードがあるか｜○

電池残量表示に加えて、約6分間操作がないと電源がオフになる自動電源オフ機能もついていました。電池の無駄遣いを減らせるのは便利ですね。

多機能なため、キッチンスケールを頻繁に使うような本格的な調理をする人にも適しています。