Wカメラシステムでオンラインでもつまづきを解消しやすいと人気のオンライン家庭教師、エイドネット。「金額が安いため家計負担が抑えられる」との口コミを見かける一方で「オンラインなぶん理解度が下がった」という評判もあり、契約を悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証してわかったよい点・悪い点をご紹介します。
さらに、進研ゼミやオンライン家庭教師Wamといった人気のオンライン塾・家庭教師とも比較。年間費用総額だけでなく、講師への質問しやすさ・急な欠席での授業日時変更が可能かなど詳しく調査しました。どのオンライン塾・家庭教師サービスにしようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
高校時代に個別指導塾の講師を務めた経験から教育に興味を持ち、青山学院大学に進学後は教育学を専攻、中学校・高等学校の教員免許を取得し、大学在学中に放課後児童クラブ施設・児童養護施設でのアルバイトや、NPO法人「Learning for All」でのボランティア活動など、様々な教育活動にも専念していた。 大学卒業後mybestに入社、教育関連サービスを専門にガイドを担当しており、東進ハイスクールや早稲田アカデミーなどの学習指導塾から、「スタディサプリ」「スタディング」などオンライン英会話スクール・資格試験対策講座まで徹底的に検証し、自身の教育機関での実体験と知識を活かしコンテンツを企画制作している。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
エイドネットは、予算を抑えつつ、リアルな塾と同じ感覚で受講できるサービスを探している人におすすめです。中学1年生が週1回受講した場合、年間費用は約160,000円。「安い」との口コミどおり、比較した全サービスの中央値を約50,000円下回りました。無料のオンライン教材があるのも特徴。チューターによって費用が変わるものの、予想外の出費は発生しづらいといえます。
Webカメラと手元のカメラ2つを使って授業する「Wカメラシステム」を採用しているのも特徴。子どものつまづきを見逃しにくく、円滑な授業に期待できます。比較したなかで、手元カメラを採用していたのは半数以下でした。エイドネットは、苦手が多い・ケアレスミスが多いといったお子さんにも向いていますよ。
マンツーマンで授業が受けられるのも特徴。比較したなかには講師1対生徒2といったサービスもありました。口コミでは「オンラインなぶん理解度が下がった」という声がありましたが、他社と比べて学習を深める環境が整っているといえます。講師は社会人・アルバイトが在籍しており、希望に合わせて選択可能。審査・採用後の研修に力を入れていることから、講師の質にも期待できます。
授業は24時間365日いつでも可能。早朝や夜中も含めてスケジュールを組めます。万が一急な予定が入ってしまった場合も、授業の60分前までは無料キャンセルに対応。比較したほとんどのサービスが、無料キャンセルは前日まででした。エイドネットは、部活や習い事でスケジュールがわかりづらい家庭にも向いています。授業時間外でも、スマートフォンで問題を撮影して質問ができますよ。
ただし、受講にパソコンもしくはWindows搭載タブレットが必要な点は要注意。パソコンのレンタルもありますが、有料なためややハードルは高いといえます。スマホ・タブレットのみで受講できるサービスに比べると使いづらく感じる人もいるでしょう。他塾で人気のオンライン自習室がないのもネック。自主的に学習を進めるのが苦手な人にはあまり向きません。
とはいえ、完全マンツーマン授業とWカメラシステムで、子どもに合わせた授業を受けられるのは大きな魅力。他社と比べてリーズナブルなため、費用対効果のよいサポートを期待できるでしょう。授業時間外のサポートも重視したい・スマホやタブレットでも授業を受けたいといった希望がある場合は、家庭教師のアルファやそら塾などほかのサービスも検討してみてくださいね。
<おすすめの人>
<おすすめでない人>
エイドネットのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
エイドネットは、「全国の学びたい子達へ“教育”を届けたい」という思いから生まれたオンライン家庭教師サービスです。独自開発のノート専用カメラを2台使用する指導方法を採用。チューターと呼ばれる講師が一人一人に合わせて指導する双方向個別指導レッスンで、会話をしながら授業が進みます。
小学生〜社会人まで幅広い世代の講座があり、苦手科目は戻り学習が可能。幼児から大学受験までさまざまな塾・教育サービスを経営する株式会社キャニオン・マインドが運営しています。
<エイドネット基本情報>
今回はエイドネットを含む人気のオンライン塾・家庭教師を実際に調査して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は、以下のとおりです。
エイドネットについて検証した結果、よい点は5つ。Wカメラシステムによるわかりやすい指導や、料金のリーズナブルさなどが高評価でした。
エイドネットは顔と手元を映すWカメラシステムにより、指導がわかりやすい点が高評価です!先生側の一番大きな画面には受講者のノートが映るため、子どもがどこでつまずいているのかわかりやすい仕組み。子ども側でもチューターの手元が見えるので、間違っている部分を見つけやすいでしょう。
ほかのオンライン学習サービスと比較しても、手元カメラに対応しているサービスは少なめ。なかには映像授業の視聴がメインのサービスもありました。エイドネットは双方向個別指導レッスン式なうえ、手元を映すことでつまずきを防ぐサポート体制の充実さが際立ちます。
手元カメラは専用のものをレンタル(有料)することが推奨されていますが、スマホやタブレットのカメラアプリでも代用可能。ノートパソコンのレンタルを行っているため、家に機材が揃っていない人も受講できます。
<レンタル費用>
マンツーマン方式で、会話しながら進む授業方式も魅力。飽きにくい授業展開が期待できます。比較したサービスのなかには講師1人に対して生徒2人体制の個別塾もありました。こちらは人目が気になるお子さんも質問がしやすいでしょう。
授業時間外でも質問できる点も要チェック。テキストや問題集をスマートフォンで撮影し、チューターに送ることで対応してもらえます。「オンラインなぶん理解度が下がった」との口コミに反し、エイドネットには自分がわかるまで学習を深める環境が整っているといえます。
講師の幅が広く、相性や希望に合わせて選びやすい点も魅力。エイドネットでは社会人講師とアルバイト講師が在籍。仮登録チューターから、既卒・現役・指導力に期待できるスペシャリストまで多彩な選択肢があります。仮登録中のチューターは実績が少ないものの、通常レッスン料の30%OFFで受講できるメリットがあります。
比較したなかには、学生アルバイトのみが在籍していたり、指導力を高める研修の実施が不明な塾もありました。エイドネットはエントリーシートによる書類審査・面接審査・模擬レッスンでの指導力審査を突破した人を採用。採用後も満足度チェックシートを用いてチューターの指導力を磨き、担当教育コーチによるモニタリングチェックでも実施。質の高いレッスンが期待できます。
もし相性があわないチューターだった場合でも、10分以内なら無料でキャンセルOK。講師の交代も無料でできるため、一人ひとりに合う環境で学習を進められるでしょう。
エイドネットでは、講師であるチューターとは別に教育コーチが学習方法の提案・相談を受け付けています。進路についてはもちろん、チューターへの要望など、直接言いにくいことも相談可能です。
面談機能またはメッセージ機能で気軽に相談できるのもポイント。きめ細やかなサポートに期待できるでしょう。
レッスン60分前まで無料キャンセル可能な点も要チェック。エイドネットと同じライブ授業型の他サービスと比較したところ、当日キャンセルができるのはわずかでした。急な予定が入ってもキャンセル料を気にせず調整できるので、部活や習い事で忙しいご家庭でも利用しやすいですよ。
24時間365日いつでもレッスンを受けられるのも魅力です。早朝や夜中など自分の都合に合わせて先生と相談して時間を決められて、曜日や時間に縛りがありません。忙しい中高生でも、無理なく学習を続けられるでしょう。
受講方法は、ベーシックレッスンとオプションレッスンの2種類あります。ベーシックレッスンでは決まった曜日・時間帯でレッスンが可能で、希望のチューターがいる場合におすすめ。オプションレッスンは1単位ごとに気軽に受講できます。併用もできるので、生活スタイルや目標に合わせて調整できて便利ですね。
<ベーシックレッスン(定期的に受講)>
<オプションレッスン(1単位から受講可能)>
エイドネットは料金がリーズナブルな点も高評価。1単位(45分)2,761円〜・無料で利用できるオンライン教材を完備することで、「今までにない受講料を実現」したと謳っています。
実際に中学1年生が週1回受講した場合、年間費用は約160,000円でした。比較したサービス全体の中央値より約51,000円低く、コストを抑えられます。なお、授業料は講師のランクによって変動あり。現役チューターは1単位2,761円〜、既卒チューターは1単位3,201円〜でした。今回は週1回45分を現役チューターで受けた場合の月額11,044円で計算しています。
実際にいくらかかるのかは、公式サイトの受講料金シミュレーターで計算するのがおすすめです。1か月あたりの上限金額設定機能があるため、予算に合わせてスケジュールを組めますよ。
小学1年生~高校3年生まで使用可能な無料テキストライブラリーがあるのも特徴。比較したサービスのなかには、授業料は安くても、教材費や利用料で年間3万円以上かかるものもありました。こちらはシステム手数料として月額440円がかかるものの、教材費はかかりません。授業料も安いため「家計負担が抑えられる」との口コミにも納得です。
2人同時受講が可能な「同時ペアレッスン」もあり。レッスン料も割引になります。1人で受講するのに抵抗がある場合も、友達や兄弟と一緒に学習を進められますよ。
<年間費用>
コースが充実しており、ニーズに合わせたレッスンが受けられる点も要チェック。たとえば中学生の場合、学校の予習復習を中心に基礎内容の定着を狙う「勉強の習慣づけコース」から高校受験に特化した「高校受験対策コース」まで、9つのコースが用意されています。
病児・不登校児向けに、広域通信制高校・代々木高等学院と提携しているのも特徴。「小学・中学内容総復習コース」「高卒認定・通信制高校対策コース」があり、休みがちな子どもをサポートするコースが揃っています。
長期入院中の子どものため「オンライン院内学級KAYOU」も設置。エイドネットのWカメラシステムを活かし、病院でも学校にいる感覚で授業を受けられる環境が整っています。それぞれの環境・希望に合わせて、幅広いコースから選べるのはうれしいですね。
<小学生コース>
<中学生コース>
<高校生・大学受験生コース>
<社会人コース>
<病児・不登校向けコース>
エイドネットには、Web上でほかの受講生と一緒に勉強できるオンライン自習室はありません。そのため、授業時間以外は自分で学習に取り組む必要があります。授業外の質問は可能なため、わからないことを自主的に聞ける場合は対応しやすいでしょう。
比較したオンライン塾のなかには、講師常駐のオンライン自習室で質問対応までしてもらえるところも。授業時間外のサポートも重視するなら、オンライン自習室にいる東大生にいつても質問できるスタディコーチなど、別のサービスを検討してみてくださいね。
エイドネットを利用するには、パソコンもしくはWindows搭載タブレットが必須。Windows非搭載タブレットや、スマホでは受講できません。
パソコンがない場合には借りられますが、月額2,750円のレンタル料金が別途必要となります。比較したサービスのなかには、スマホやタブレットでも受講可能なものも多くありました。パソコン・Windows搭載タブレットを持っていないご家庭では使いづらいサービスといえます。
エイドネットでは、「チームビューワー」というソフトを使用して本部ヘルプデスクから遠隔操作でパソコン設定をサポートしてもらえるサービスがあります。パソコン設定に弱い人はぜひ活用してみてください。
対象学年 | 小学生~高校生・大学受験生・社会人 |
---|---|
中学2年生の月額授業料(週1回の場合) | 11,044円/1回45分(現役チューター) |
良い
気になる
入学金・登録料 | 通常:22,000円 キャンペーン:5,500円 |
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対応教科 | 主要教科(副教科は要相談) |
1回の授業時間 | 45分 |
教材 | オンライン教材(無料)※有料もあり 手持ちのテキスト |
対応デバイス | パソコン、タブレット |
講師 | アルバイト講師(担当教育コーチによる指導) 教育コーチ |
講師の変更可能 | |
学習計画の作成・管理あり | 不明 |
指導日以外での質問対応 | 不明 |
オンライン自習室 | 不明 |
支払方法 | ゆうちょ銀行引落、クレジットカード |
兄弟割引 | |
年間でかかるその他費用 | システム利用料:440円 カメラレンタル料:1,650円/月(※レンタル利用した場合) |
中学1年生の月額授業料(週1回の場合) | 11,044円/1回45分(現役チューター) |
中学3年生の月額授業料(週1回の場合) | 11,484円/1回45分(現役チューター) |
小学4年生の月額授業料(週1回の場合) | 11,044円/1回45分(現役チューター) |
小学5年生の月額授業料(週1回の場合) | 11,044円/1回45分(現役チューター) |
小学6年生の月額授業料(週1回の場合) | 11,044円/1回45分(現役チューター) |
家庭教師のアルファは、授業時間外の手厚いサポートを求める人におすすめです。授業がない日も質問できる「アルファ質問回答サービス」で、授業後にわからなかった部分も相談可能。オンライン自習室があり常駐の講師に質問できるため、一人での勉強には飽きやすいお子さんでも集中して自習ができます。
料金もリーズナブル。中学1年生が1週間60分の授業を受けた場合の年間費用を計算すると、約106,000円でした。比較したサービスの中央値に対して約半分とかなり安めです。講師のランクによって授業料は変動するため、予算とあわせて検討するとよいでしょう。
初回の指導日から30日間で指導に満足できなかった場合は、初期費用を全額返金する保証もあり。オンライン塾の利用に不安を感じている家庭でも、気軽に試せるサービスといえるでしょう。
そら塾は、スマホやタブレットでも授業を受けたい場合におすすめです。インターネット環境があればすぐに受講が可能。料金もリーズナブルで、中学1年生が週1回60分の授業を受ける場合、年間費用は約126,000円でした。比較した他社の中央値より約85,000円安く、費用を抑えたいご家庭にも向いています。
テキストに準拠した解説映像は、いつでも無料で見放題。授業がない日でも予習・復習ができます。テスト前に見返すことで苦手教科克服にもなりますよ。
オプションで、講師が常駐しているオンライン自習室を利用できるのもポイント。わからないことがあればすぐに質問ができます。1人での疑問解消が苦手なら、検討するのもよいでしょう。
エイドネットでは、無料体験を実施しています。体験までの流れは、以下のとおりです。
<無料体験の流れ>
①無料体験登録フォームから無料体験登録を行う
②エイドネットから内容確認の電話が来るのを待つ
③初回ガイダンスで、映像や音声の動作チェック・無料体験レッスンの希望について相談する
④予約日に無料体験を受ける
無料体験をすることで、無料会員登録をしたことになります。無料体験レッスン終了後に継続を決めた場合、一般会員へと移行手続きを行いましょう。なお、無料体験に必要な機材がない場合、無料でレンタルが可能です。レンタル時は誓約書の記入が必要となります。
まずは詳細をしっかり確認したいと考えているなら、資料請求がおすすめ。デジタルパンフレットを請求できます。フォームから学年・メールアドレスを送信すると、デジタルパンフレット閲覧用のURLが届きますよ。
無料体験を受けて入会を決めた場合は、一般会員への移行手続きが必要となります。支払い方法の登録を行うと移行が完了し、正式に受講が開始できますよ。
入会後は最短5日で受講可能です。
通常の受講の流れは、以下のとおりです。
<通常授業の受講の流れ>
レッスンは24時間365日可能です。チューターや教育コーチと相談して授業内容を決めていきましょう。
最後にエイドネットを検討する際によくある質問をまとめました。
公式サイトでは、オンライン授業を受けるためにパソコンもしくはWindows搭載タブレットと、インターネット環境が必要と記載されています。パソコンもしくはWindows搭載タブレットがない場合、月額2,750円でレンタルか可能です。
手元カメラも月額1,650円でレンタルできますが、手持ちのスマホやタブレットのカメラ機能で代用してもOKです。費用を抑えたい人は検討してみてください。
<必要なインターネット環境>
<パソコンの推奨スペック>
インターネット上では「Windowsでないと動作しない」といった声を見かけることも。マイベスト社内で動作環境を確認したところ、Macでも正常に作動しました。
月謝の支払方法は、クレジットカード・ゆうちょ銀行での自動払い込みの2つが選択可能です。ゆうちょ銀行での自動払い込みにする場合には、以下の流れで登録してください。
<ゆうちょ銀行での自動払い込み方法>
エイドネットでは、授業料のほかに入学金・システム手数料がかかります。
<授業料以外の諸経費>
テキスト代は、無料テキストライブラリーを使用するなら必要ありません。教科書準拠の塾用教材を利用したい場合には、別途2,000円でテキストを用意してもらえます。
ベーシックレッスンの場合、決まった曜日・時間に、決まった講師と授業が可能です。予定に合わせて、受講時間を柔軟に変更できます。
オプションレッスンの場合、受講するタイミングで曜日・時間・チューターを決めるシステムです。
テスト前に指導回数は増やすことは可能です。単発で授業を増やす・授業時間を2単元分(90分)に増やすなど、教育コーチに相談して決めるとよいでしょう。
エイドネットの講師は、以下の審査を突破したのみを登録しています。
<エイドネットの採用審査>
登録後は、仮登録チューターとして授業を実施。レッスン後に受講者が満足度を記載するCSシートによるチェックを行い、一定レベル以上の評価を得たチューターのみが正式採用の講師となります。
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