デッドスペースに無駄なく置ける冷凍庫、アクア スリムフリーザー AQF-SF11N。「スリムだけど奥行があってたっぷり入る」と評判です。しかし、口コミだけでは使い勝手がわからず、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、ハイアールなどの冷凍庫とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、冷凍庫選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
アクア スリムフリーザー AQF-SF11Nは、冷蔵庫の横などの空きスペースに設置するのに向いています。幅360mmとスリムながら収納力は十分。深めの引き出しが4つと最上段には棚が設けられており、アイスケーキ・釣ってきた魚など高さのある食材も難なく収納できます。比較した商品はペットボトルを立てられないものが多かったのに対し、本商品は全段に立てて収納できました。
自動霜取り機能つきで、定期的な霜取り作業が不要なのもよい点。引き出しはすべて取り外せるため、丸洗いや拭き掃除も簡単でしょう。
比較したなかには24時間の間に温度が断続的に上下する商品があったのに対し、本商品は冷凍保存に適した-18℃を上回っていたのはわずか29分のみ。ドアを閉めている間は温度のブレが少ないとわかりました。
ただし、ドアを1分開放すると温度が戻るのに約20分かかるため、食材の出し入れはスピーディに行いましょう。上昇した温度が戻りにくいのに、温度調整ダイヤルが庫内にあるのも難点。庫内の平均温度は‐19.82℃とそこまで低くないので、温度調整や食材の出し入れで-18℃を上回る可能性があります。
電気代の高さも気がかりです。消費電力から年間の電気代を確かめると、1年で9,920円もかかる計算に。比較したハイアールの「 107L 前開き式冷凍庫」をはじめとした一部の商品は電気代を8,000円程度に抑えていので、節約もしたい人はほかの商品も検討してみてください。
「本当はもっと冷凍したい・・・」というユーザーの声に応えるべく生まれた、アクア スリムフリーザー AQF-SF11N。幅360mmとスリムながら、容量は買い物かご2個分の大容量です。まとめ買いした食材や、ふるさと納税の返礼品の収納場所に困っている人にぴったりですよ。
幅を取らないため、キッチンの隙間に設置できるのも特徴。無駄のないミニマルなデザインがリビングや自室にもなじみやすく、2022年度のグッドデザイン賞も受賞しています。
主な仕様は以下のとおりです。
今回はアクア スリムフリーザー AQF-SF11Nを含む冷凍庫全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
アクア スリムフリーザー AQF-SF11Nを実際に試した結果、2つのメリットがあるとわかりました。購入を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね!
高さのある引き出しが設置されており、食材やボトルを立てたまま収納可能。引き出しは完全に外せるのでレイアウトを自在に変えられますよ。ペットボトルやアイスケーキ・釣った魚など、メインの冷蔵庫には収まらない食材の保存に重宝します。
比較したなかには引き出しを6割程度しか手前に引けなかった商品があったのに対し、本商品は8割近く引き出せました。全体を見渡せ、食材の出し入れ・整理整頓がしやすい印象です。
なお、1番上の段は引き出しではなく棚になっています。ビールジョッキなどを冷やしたい人は最上段に置くとよいでしょう。
お手入れの手間を省きたい人にもぴったり。庫外の冷却器からファンで風を送って冷やすファン式を採用しており、自動で霜を取る機能がついています。比較した霜取り機能がない商品は定期的に霜を溶かして拭く作業が必要ですが、本商品は不要です。
引き出しを全段取り出せる設計のため、拭き取りや水洗いも簡単。肉・魚などの生鮮食品を入れたあともお手入れしやすいといえます。
実際に使ってみた結果、気になるデメリットも3つありました。購入に踏み切る前に、自分に合う商品なのか確認しましょう。
ドアを開けたあと、温度が元に戻りにくいのが難点。ドアを15秒間開けると温度が戻るまでに約17分・1分開けた場合は約19分かかりました。比較した商品には3~5分程度で温度が戻る冷凍庫があったことを思うと、頻繁に開け閉めできるとはいいきれません。
一方、ドアを開けずに庫内の温度を24時間観察した結果、冷凍保存に適した-18℃を上回ったのはわずか29分のみ。同じファン式の商品には断続的が温度の上下が見られたのに対し、温度がブレにくいといえます。
なお、24時間の庫内の平均温度は‐19.82℃と、少し低い程度でした。ドアの開閉で-18℃を上回る可能性があるので、食材の出し入れは短時間で済ませましょう。
アクア スリムフリーザー AQF-SF11Nは、電気代がやや高め。メーカーが公称する消費電力量をもとに1年間の電気代を計算すると、約9,920円になりました。
比較した同容量の冷凍庫には年間の電気代を8,000円以下に抑えられるものも存在し、本商品のランニングコストの高さが目立つ結果に。霜取り機能があるのは魅力ですが、節約したい人にはあまり向かないといえます。
温度は7段階で調整できますが、調整用のダイヤルが冷凍庫内にあるのも気になりました。比較した商品にはドアに調整パネルがついているものがあったなか、本商品は一旦ドアを開ける必要があります。
温度の戻りにくさ・電気代の高さを考えると、温度調整ダイヤルの位置はデメリットといえるでしょう。
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温度の安定性も申し分なし。とくにドアを開放したあとに元の温度に戻るのが速い点が目を惹きました。1分開放したあとも5分以内に-18℃に戻るため、食材の出し入れ時に慌てなくてよさそうです。
なお、冷凍用の600mLのペットボトルは最下段にのみ立てて収納できました。引き出しを開けるときに少し引っ掛かる感覚があったので、倒れないように丁寧に開け閉めしましょう。
霜取り機能つきで、お手入れも楽ちん。ドア開放後の温度の戻りも速く、1分開けっ放しにしても5~6分で元の温度に。温度調整用ダイヤルは庫内にありますが、あまり気を遣わなくて済みます。
なお、年間の電気代は8,432円でした。大容量の冷凍庫のなかでは電気代が安めなので、設置スペースに余裕がある人は検討してみてください。
冷凍庫の検証で上位を獲得した商品をご紹介します。アクア スリムフリーザー AQF-SF11N以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
定格内容積 | 107L |
---|---|
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
冷却性能 | フォースター |
ドア数 | 1ドア |
ドアの開き方 | 前開き(右開き) |
引き出しの数 | 5段 |
幅 | 450mm |
奥行 | 585mm |
高さ | 1275mm |
重量 | 36kg |
自動製氷可能 | 不明 |
急速製氷可能 | 不明 |
急冷機能 | |
閉め忘れ防止機能 | 不明 |
温度調節機能 | 不明 |
温度調節方法 | ダイヤル式 |
設定可能温度 | 不明 |
省エネ達成率 | 154% |
冷蔵/チルドとして使用可能 | |
耐熱トップテーブル搭載 | |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 240kWh |
節電モードあり | 不明 |
種類 | |
特徴 | |
鍵付き | 不明 |
引き出しの取り外し可能 | 不明 |
付属品 |
ハイアール 冷凍庫 JF-NUF107Aの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
定格内容積 | 161L |
---|---|
幅 | 540mm |
奥行 | 600mm |
高さ | 1430mm |
温度調節方法 | コントロールパネル式 |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 272kWh |
良い
気になる
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
---|---|
冷却性能 | フォースター |
ドア数 | 1ドア |
ドアの開き方 | 前開き(左右選択可能) |
重量 | 42kg |
急冷機能 | |
省エネ達成率 | 190% |
冷蔵/チルドとして使用可能 | |
耐熱トップテーブル搭載 | |
付属品 |
ノーフロスト 冷凍庫 FFU161Rの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
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