レトロなデザインが特徴的な、カインズ ホットサンドメーカー CZ-HS70V。「しっかりプレスされておいしい」と評判です。しかし、「食パンを耳ごとはさんだら壊れた」「うまく焼き色がつかない」といった気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、カインズ ホットサンドメーカー CZ-HS70Vを含む全35商品を実際に使って、おいしさ・焼きあがりのクオリティ・ホットサンドの熱ムラ・使い勝手のよさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
カインズのホットサンドメーカー CZ-HS70Vは、柔らかくてもっちりした食感を楽しめる商品です。実際に試食したモニターからはしっとりした仕上がりが好評で、「モチモチ好きには最高」といった声も聞かれました。今回比較したほかの商品よりサクサク感には欠けますが、柔らかいので小さな子どもでも食べやすいでしょう。
一方で、焼きあがりのクオリティは低評価に。口コミでも指摘があったように、焼き色が均等につかず表面には白い部分が残っていました。温度を測ってみると中身は均一に加熱されていたものの、表面は中央と端の温度差が31℃と熱ムラは大きめ。圧着も弱く、カットすると具材が外に漏れたのも惜しい点です。
便利な機能が一切なく、使い勝手の評価もいまひとつ。予熱が必要なうえパンの耳をカットする手間もかかるので、忙しい朝には使いにくいでしょう。タイマー機能もなく、調理中の見守りも必要です。プレートは取り外せず水洗いできないため、使用後はペーパーなどでしっかり拭き取りましょう。
価格は執筆時点で税込1,980円(公式サイト参照)と手頃です。レトロ調のデザインはかわいらしく、ちょっとしたプレゼントにも向いていますよ。時間があるときに楽しんで焼きたい人にはよいですが、使いやすさは物足りず。使い勝手やカリッと感にこだわるなら、ほかの商品も検討してみてください。
ミントグリーンのレトロなデザインがおしゃれな、カインズ ホットサンドメーカー CZ-HS70V。ここからは改めて、どのような商品なのか解説していきます。
全国に約200店舗を展開するホームセンターのカインズ。企画から製造・販売まで自社で一貫して行うオリジナルブランドも手掛けており、日用品から生活家電・アウトドア用品まで数々の商品を生産しています。
今回ご紹介するのは、丸みを帯びたヴィンテージ風のデザインが特徴のCZ-HS70V。Vinte家電シリーズから発売された、電気式のホットサンドメーカーです。おしゃれな見た目なので、プレゼントや結婚祝いに贈るのもよいでしょう。プレートは、くっつきにくいフッ素加工仕上げです。
本体サイズは幅23×奥行22×高さ9cmで、重さは1.4㎏。今回比較した電気式商品のなかでは平均的なサイズですが、重量はやや重めです。コードの長さは1.5mと比較的長く、キッチンだけではなくテーブル上でも使いやすいでしょう。
カラーは、やさしい色合いのミントグリーン1種類。レトロなデザインと相まって、落ち着いた雰囲気を演出します。
今回はカインズ ホットサンドメーカー CZ-HS70Vを含む全35商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、おいしさの検証です。各商品で作ったホットサンドをmybestの複数名で試食して評価。同時に、表面がしっかり焼けているか・中身まで熱が通っているかもチェックしました。
検証の結果、サクサク感は少ないもののモチッとした食感を楽しめました。一方で、焼きムラが発生し仕上がりのクオリティはいま一歩です。均等に焼き色がつかず、写真映えするような見た目にはなりませんでした。
おいしさの評価はまずまず良好です。実際に食べたモニターからは、しっとりモチモチした食感が好評でした。柔らかな焼きあがりなので、小さな子どもでも食べやすいでしょう。
一方で、表面のサクサク感は少なめです。スナック感覚で食べられるカリッとした食感が好きな人には、少し物足りないといえます。
<おいしさについてのコメント>
コメントは一部抜粋
焼きあがりのクオリティについては、口コミでも指摘があったように、焼きムラが多く評価は低め。上の画像からもわかるとおり、右側・左側とで焼き色に差があり、右側には白い部分が残っています。うまく色をつけるには、調理時間の工夫が必要でしょう。
ホットサンドを切った際に、具材が圧着部分を突き破って漏れ出してしまったのも気になるところです。プレス力は強くないので、あまり多くの具材は入れられないでしょう。
なお、本商品はパンの耳を切り落として入れるよう推奨されています。耳付きのままセットしたり具材を入れすぎたりすると、口コミのように故障の原因になる可能性があるので注意してください。
続いてチーズサンドとカレーサンドを作り、パンの表面と中身がそれぞれ均一に温まっているかチェックしました。結果、総合的な評価は悪くありません。具材の温度は中央部とフチ側で1℃しか差がなく、どこを食べても同じぐらいの熱さでした。
しかし、パンの表面は場所によって差が出る結果です。中央部とフチの温度差は、全体平均の27.9℃(執筆時点)を上回る31℃を記録。中心が熱くなりやすいので、焦がさないよう具材の量や焼き時間に注意しましょう。
<ホットサンドの温度>
最後に、毎日の調理に役立つ便利な機能の有無を確認しました。結果、プラスαの機能がなく、ほかの電気式商品と比べると使い勝手は低評価に。
本商品にはタイマー機能がないため、ほったらかし調理は不可能。自分で焼き加減を調整しながら、調理時間をはかる必要があります。予熱にも時間がかかるので、慌ただしい平日の朝には使いにくいかもしれません。
プレートを取り外せず、水洗いできないのも気になります。使用後はキッチンペーパーなどで汚れをふき取る程度しかできないので、念入りに洗えないのがネック。衛生面が気になる人は、プレートの取り外しが可能な商品も検討してみるとよいでしょう。
最後に、毎日手軽に使えておいしく仕上がるほかのおすすめ商品をご紹介します。
BRUNOのBOE043は、おいしさの評価がトップクラスだった電気式アイテム。焼きあがったホットサンドは外はサクサク・中はフワフワで、具材までしっかり熱が通っていました。タイマー機能があるので、ほったらかし調理も可能。耳もそのまま挟めて、均等に焼き色がつく点もメリットです。
アイリスオーヤマのIMS-902-Wは、電気式ながら余熱不要なのが魅力。いきなり具材をセットしても、4~5分でスピーディに焼きあがります。表面はサクサクで中はもっちりしており、焼き色がまんべんなくついたきれいなホットサンドが完成しました。ダブルタイプなので一度に2セット焼けますよ。
重量 | 1.3kg |
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熱源 | 電気 |
消費電力 | 550W |
プレート加工 | フッ素樹脂加工 |
圧着タイプ | |
材質 | 本体:フェノール樹脂/スチール、プレート:アルミニウム合金(内面フッ素樹脂塗装) |
推奨するパンの厚み | 8枚切り、10枚切り、12枚切り |
焼ける枚数 | 1枚 |
仕切り | |
付属プレート | 不明 |
パン耳の切り落とし | 切り落とし不要 |
焼き目の柄 | 格子柄 |
コード長 | 1.1m |
上下プレートの分離 | 不明 |
プレートの取り外し可能 | |
食感 | しっとり、サクサク |
特徴 | おしゃれ |
BRUNO ホット サンド メーカー シングル BOE043をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
熱源 | 電気 |
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圧着タイプ | |
プレートの取り外し可能 |
良い
気になる
幅 | 25.6cm |
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奥行 | 24.5cm |
高さ | 9.7cm |
重量 | 2.3kg |
消費電力 | 900W |
プレート加工 | フッ素樹脂加工 |
推奨するパンの厚み | 8枚切り |
焼ける枚数 | 2枚 |
仕切り | |
付属プレート | ワッフルプレート、ホットサンドプレート |
パン耳の切り落とし | 切り落とし不要 |
焼き目の柄 | 花柄 |
コード長 | 1.8m |
ロックの段階 | 3段階 |
特徴 |
アイリスオーヤマ マルチサンドメーカーダブルサイズ IMS-902をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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