吹きつけ・吸引と2通りの使い方ができるのが特徴の、WIZ'A 充電式ブロワー WZ-18BL。シリーズでバッテリーを共用できるのも魅力のひとつです。しかし実際の口コミが少なく、評判がわからないため、購入に踏み切れない人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のブロワーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ブロワー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
WIZ'A 充電式ブロワー WZ-18BLは、静かで動かしやすいブロワーをお探しの人におすすめです。コードレスなうえに風速の調節はスイッチで行うため、トリガーを押し続ける必要はなし。比較した商品内では重量が2.0kg以上だと手への負担が気になりましたが、バッテリー込みで重量は1.42kgと軽く、片手でも楽に持ち上げられました。
稼動音が控えめなのも利点です。実際に計測した窓越しに聞こえる音の大きさは61dBと、比較した全商品のなかでもトップクラスの静かさでした(※執筆時点)。博物館の館内に近い音量(参照:環境省)で、キーンという高音も響きません。周囲への騒音をできるだけ抑えたい人に向いています。
最大風速は約17.3m/sと、比較した全商品の平均22.3m/s(※執筆時点)よりも弱め。風速は2段階にしか調節できず、強風・弱風の差も3.6m/sと物足りません。ノズルは22cmと短く、場所によっては車のまわりを移動しなければならないのも懸念点です。風はあまり強くはないものの、広範囲には届くため、ノズルを振る手間は少なく済むでしょう。
しかし、バッテリーのもちはいまひとつ。実際に満充電の状態で稼動させたところ、約12分30秒しか使えませんでした。普通車1台の仕上げには15〜20分ほど時間がかかることをふまえると、途中で充電が必要になる可能性があります。
軽量かつコードレスで取り回しやすいだけでなく、稼動音が静かで周囲を気にせず使えるのは大きなメリットです。とはいえ、上位商品には風をシーンごとに調節できるものや長時間使い続けられるものもありました。さまざまな用途での使用を考えている人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
実際にWIZ'A 充電式ブロワー WZ-18BLと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのブロワーと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
WIZ'A 充電式ブロワー WZ-18BLの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそもブロワーとは、強い風を送るだけのシンプルな電動工具。落ち葉や砂ぼこりの吹き飛ばしや水滴を乾かすのに使用でき、玄関や窓サッシの掃除・洗車にも活躍します。とくに洗車では触れなくとも広範囲の水滴を飛ばせるため、車に傷がつく心配が少ないのもメリットです。
今回ご紹介するのは、ビバホームなどのホームセンターを運営するアークランズのプライベートブランド「WIZ'Aプレミアムシリーズ」の充電式ブロワー WZ-18BL。DIYなど一般家庭用のモデルで、吹きつけ・吸引機能を備えているのが特徴です。
風速はHIGHとLOWの2段階に調節でき、最大風速は3,720m/m(※公称値)です。モーターの電圧は18Vで、動力には専用バッテリーパック(WZ-1820)を使います。
シリーズ共通バッテリーシステムを搭載しており、バッテリーは同シリーズの電動工具と併用可能。バッテリー1つでさまざまな工具を使えますよ。なお、詳しい商品情報は以下のとおりです。
ノズルを含めた本体サイズは幅520×奥行152×高さ207mm・重量は約940g。カラーは、ホワイトのみです。
セットには本体のほか、4種類のノズル(ロング・大・小・極小)ジョイント・ホースが含まれています。バッテリー・バッテリー充電器は別売りなので、はじめてWIZ'Aシリーズを使う人は一緒に購入しましょう。
今回はWIZ'A 充電式ブロワー WZ-18BLを含む、人気のブロワーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、風の強さ・風速調節のしやすさの検証です。
各商品のノズル正面から30cm離れた位置に風速計を設置し、最大風速を計測します。マスを記載した1.5cm四方のメッシュボードに最大風速の風を当て、風速が0.1m/s以上・5m/s以上を記録したマスが多いものほど高評価としました。
また、風速の調節方法も確認。スイッチやトリガーで調節が可能か・調節した風速に20m/s以上の差があるかの3点をチェックしました。
実際に計測したところ、最大風速は約17.3m/sとやや弱め。比較した全商品の平均である約22.6m/s(※執筆時点)よりも下回りました。一度では水滴を飛ばしきれない可能性があります。
一方で、風があたる範囲は広めです。メッシュボード24マスのうち8マスが風速1m/s以上をマークし、なかでも3マスは5m/s以上でした。10マス以上だった上位商品には一歩およびませんが、ノズルを細かく振らなくとも水滴を飛ばせます。なお、詳しい結果は以下のとおりです。
風速調節のしやすさは、調節段階数が少なく評価が伸び悩みました。風速は2段階しか調節できず、風速の差も3.6m/sしかありません。トリガーによる無段階変速にも非対応です。
比較したほかの商品には、7段階まで調節可能なものや風速の差が20m/s以上のものがあったことをふまえると、強風・弱風の使い分けがしづらいといえます。なお、詳しい検証結果は以下のとおりです。
次は、動かしやすさの検証です。
各商品の重さ・ノズルの長さ・場所を問わず取り回しやすいかの3点に着目し、動かしやすさを評価しました。
動かしやすさは高評価でした。重量はバッテリー込みで1.42kgと、非常に軽量です。比較した商品内では重量が1.8kg以下のものほど、操作時に手が疲れにくい傾向が。軽いうえにコードレスのため、片手で持ち上げての作業も楽に行えます。
風速の調をはスイッチで行えるのも利点。トリガーを押し続ける必要がなく、連続作業にも使いやすいですよ。なお、詳しい検証結果は以下のとおりです。
ただし、ノズルの長さは22cmと特別長いわけではありません。車の天井やボンネットの奥までは届きにくいため、車体のまわりを移動しながら乾かすようにしましょう。
最後は、バッテリーのもち・静かさの検証です。
各商品のバッテリーを満充電の状態にし、最大出力で稼動。充電が切れるまでの時間を計測します。また屋外で稼動させた場合に、窓ガラスを隔てた室内に音がどれほど届くかも調べました。
バッテリーのもちはいまひとつです。比較した同じバッテリー式のほかの商品には30分近く稼動させられたものもあったなか、本品はわずか12分30秒しか使えません。
検証にて実際に試したところ、普通車1台分を乾かすのに15〜20分程度時間がかかることがわかりました。洗車後の仕上げに使う場合は、途中で充電が必要になる可能性があります。長時間作業をしたい人には不向きです。
一方で、静かさは比較した全商品のなかでもトップクラス(※執筆時点)。比較した商品内では、稼動音が65dB以上だと室内にいてもうるさく感じる傾向があったのに対し、本品の騒音レベルは61dBと博物館の館内ほどの音量でした(参照:環境省)。
稼動音の周波数も全体的に低く、高音が響きにくいのも利点です。テレビや会話とほぼ同じ音量のため、周囲への騒音が気になる人に向いています。
動力 | バッテリー式 |
---|---|
電圧 | 18V |
消費電力 | |
バッテリーのもち(実測値) | 約13分 |
最大風速(実測値) | 約17.3m/s |
重量(実測値) | 約1.42kg(バッテリー装着時) |
良い
気になる
電源ボタン形状 | スイッチ |
---|---|
風速調節段階 | 2段階 |
集塵機能 | |
集塵袋付き | |
トリガーによる風速の無段階調節 | |
バッテリー付き | |
充電器付き | |
ツールレスでノズル装着可能 | |
幅(公称値) | 520mm |
奥行(公称値) | 152mm |
高さ(公称値) | 207mm |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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WIZ'A 充電式ブロワー WZ-18BLは、アークランズ公式オンラインショップや子会社であるビバホームの公式オンラインショップで購入できます。そのほか、楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトでも取扱店舗が確認できました。
なお、公式オンラインショップでの値段は以下のとおりです。本体にバッテリーは付属していないので、充電器とあわせて別途購入してくださいね。
<公式オンラインショップでの販売価格>
価格は執筆時点
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
パワフルさを求める人には、マキタの充電式ブロワ UB185DZがおすすめです。最大風速は約32m/sとかなり強く、広範囲に届きます。3段階の風量調節に加えてトリガーでも微調節ができ、1m/s以下の弱風も出せました。バッテリーのもちもよいため、車内外の掃除を一度に済ませられますよ。
DCMの充電式ブロワー18V BL-180Dは、長時間使いたい人にぴったり。バッテリーはもちがよく、満充電の状態から約27分間も稼動し続けられました。重量も約1.57kgと軽いため、片手でも楽に操作できます。最大風速は約22.5m/sと十分な強さがあり、さまざまなシーンで使えるでしょう。
動力 | バッテリー式 |
---|---|
電圧 | 18V |
消費電力 | |
バッテリーのもち(実測値) | 約29分 |
最大風速(実測値) | 約32.0m/s |
重量(実測値) | 約1.91kg(バッテリー装着時) |
良い
気になる
電源ボタン形状 | トリガー |
---|---|
風速調節段階 | 3段階 |
集塵機能 | |
集塵袋付き | |
トリガーによる風速の無段階調節 | |
バッテリー付き | |
充電器付き | |
ツールレスでノズル装着可能 | |
幅(公称値) | 156mm |
奥行(公称値) | 517mm |
高さ(公称値) | 210mm |
マキタ 充電式ブロワ UB185DZの評判・口コミは悪い?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
動力 | バッテリー式 |
---|---|
電圧 | 18V |
消費電力 | |
バッテリーのもち(実測値) | 約27分 |
最大風速(実測値) | 約22.5m/s |
重量(実測値) | 約1.57kg(バッテリー装着時) |
良い
気になる
電源ボタン形状 | スイッチ |
---|---|
風速調節段階 | 7段階 |
集塵機能 | |
集塵袋付き | |
トリガーによる風速の無段階調節 | |
バッテリー付き | |
充電器付き | |
ツールレスでノズル装着可能 | |
幅(公称値) | 300mm |
奥行(公称値) | 160mm |
高さ(公称値) | 185mm |
DCMホールディングス 充電式ブロア 18V BL-180Dの評判・口コミは悪い?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
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