HiKOKI 18Vコードレスブロワ RB18DCの評判・口コミは？実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー！

本商品は最大風速が約18.4m/sとやや控えめながら、スイッチ操作による3段階の風速調節が可能でした。強弱による風速の差も約16.3m/sとメリハリがあるので、使用場所や目的に応じた風の強さを引き出しやすいのが魅力です。

また、トリガーを押し込む強さで無段階の風速調節も可能。比較したアイリスオーヤマ 充電式ブロワ JB181はトリガーによる調節に対応しておらず、スイッチ・トリガーの両方で調節できるモデルも少数でした（執筆時点）。その点をふまえると、こちらは風の強弱をコントロールしやすい商品といえます。

吸塵機能を搭載しているのもうれしいポイントです。車内の掃除や粉塵を巻き上げたくない場所での使用にも適しているでしょう。

本商品はコードレス式なため、動かしやすさの検証では高い評価を獲得しました。マキタ ブロワ 無段変速 UB1103など比較した半数以上の商品がコード式だったのに対し、電源コードを必要としないバッテリー駆動式なので取り回しがよく、電源が取れない屋外でも使いやすいのが魅力です。「コードレスなので使い勝手がよい」という口コミにも納得です。

バッテリー込みの重量が約1.84kgとやや重めなうえ、ノズルの長さが17.9cmと短い点は惜しいところ。ただし、トリガー固定ボタン搭載で押し込み続ける必要がないので、凹凸のある車内での使用など本体を動かす機会が多い作業でも疲れにくいでしょう。

バッテリーもちの検証では、21分21秒と一度の充電で長い時間稼働できることがわかりました。比較したなかで最もバッテリーもちが悪かった髙儀 EARTH MAN SHARE LINK SL-BW7-Aの約9分と比べると、倍以上の稼働時間となっています。

比較したなかで最もバッテリーもちがよかったAbeden 充電式ブロワの約37分には及ばなかったものの、21分21秒は車1台を洗車するには十分なバッテリーもちといえます。電源が取れない屋外で使いたい人におすすめできる商品です。

ノズルから30cm地点での風速を測ったところ、最大約18.4m/sとやや物足りなさを感じる結果となりました。比較したマキタ 充電式ブロワ UB185DZは同じバッテリー式でも最大風速が約32.0m/sあり、本商品はその半分程度の風の強さにとどまりました。

また、1辺1.5cm四方のメッシュボードに風を当ててマスごとに風速を測ると、風は7マスまで広がり、うち3マスは5m/s以上の風速がありました。上位商品には及ばないものの、風は比較的広がりやすいといえます。とはいえ広範囲に強い風を当てるのには不向きなので、細かな箇所での使用がおすすめです。

稼働音は低音域で約65.2dBと大きく、中音域でも平均53.2dBと「とても満足」の基準値である平均50dBを上回る結果になりました。比較したマキタ 充電式ブロワ UB185DZの約66.9dBよりは小さいものの、口コミにあった「音がうるさい」という評判どおりの商品といえます。

高音域に関しては平均45.2dBとなりましたが、低音域・中音域の音が大きいので住宅地など騒音を気にする必要がある環境で使う際は周囲へ配慮するようにしましょう。

＜稼働音の検証結果＞

1. 低音域（〜40Hzの騒音値）：平均65.2dB
2. 中音域（801〜1,200Hzの騒音値）：平均53.2dB
3. 高音域（4,001Hz〜の騒音値）：平均45.2dB