除毛から長さ調整まで1台で仕上げられる設計のメンズボディシェーバー、パナソニック ボディトリマー ER-GK82‐K。「手入れが簡単」と評判です。しかし「うまく切れない」など気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のブラウンやフィリップスなどのメンズボディシェーバーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、メンズボディシェーバー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
11,200円
おすすめスコア
ムダ毛の整えやすさ
肌当たりのよさ
握りやすさ
お手入れのしやすさ
アタッチメントの豊富さ
長さ調節機能の豊富さ
形状 | I字 |
---|---|
長さ調整 | 肌ガードアタッチメント:2mm/ダイヤル式長さそろえアタッチメント:3mm~12mm(10段階) |
付属のヘッドの種類 | トリマー刃 |
電源 | 充電 |
付属品 | ダイヤル式長さそろえアタッチメント、肌ガードアタッチメント、ACアダプター、掃除用ブラシ、専用オイル、ポーチ |
可動式ヘッド | 不明 |
良い
気になる
パナソニック ボディトリマー ER-GK82‐Kは、マイルドな剃り心地にこだわる人や、全身のムダ毛を軽く処理したい人におすすめです。実際にモニター4名がすね毛を剃ったところ、鋭利さのないアタッチメントのやさしい肌当たりが好評。使用後のヒリヒリ感を指摘した人はおらず、「丸い刃先で、肌にやさしく剃れる」という謳い文句どおりの使用感でした。
長さ調節機能も、比較したなかではトップクラスです。3~12mmまで、1mm単位の長さ調節が可能。比較した「フィリップス BG7020/15」は5段階だったのに対し、本品は10段階に調整できます。「除毛から長さ調整まで1台で仕上げられる」と謳っているとおり、これ1台あれば全身のケアに重宝するでしょう。
アタッチメントの数も充実。デリケートゾーン用・長さ調整用・長さ違い用のアタッチメントと、5つのヘッドを備えています。比較した結果、本品のようなアタッチメントが豊富な商品は毛のタイプに合わせやすい傾向があり、初心者にもおすすめ。全身のあらゆる場所に使え、自分に合ったケアが可能です。
握りやすさにも、モニター全員が「満足」と回答。本体の幅は3.4cmあり、「握りやすい太さでしっかり持てた」と支持を集めました。「手の形に沿った凹みがあり握りやすい」との声も聞かれ、形状にも握りやすい工夫がされています。人気の「ブラウン XT 5300」を超える評価を得ており、扱いやすさ重視の人にうってつけです。
お手入れのしやすさも十分。掃除用ブラシと専用オイルが付属しているうえ、水洗いも可能。「手入れが簡単」という口コミにもうなずけます。重量は189gで「軽すぎずちょうどよい重さ」とモニターから好評でした。アタッチメントのつけ外しも簡単なので、頻繁に使う人も負担なくお手入れできるでしょう。
一方で、ムダ毛の整えやすさは評価が伸び悩む結果に。実際にマネキンの髪に使ったところ、「うまく切れない」との口コミどおり、十分剃れるまでに平均4.5回の使用が必要でした。平均約3回で満足できた「ブラウン XT 5300」には及ばず、平均約4.1回の「フィリップス BG7020/15」と同程度。すね毛の剃りやすさは好評でしたが、全身を手早く整えたい人はほかの商品も検討しましょう。
パナソニック ボディトリマー ER-GK82‐Kは、全身のケアに使えるメンズ用ボディトリマー。「肌にやさしく、全身、体毛ケア」というキャッチコピーで販売されています。肌当たりのよさや長さ調整機能にこだわった設計で、除毛から長さ調整まで1台で仕上げられると謳っていますよ。
パナソニックは、エアコンや洗濯機、照明器具や空調まで手がける国内の大手電機メーカー。メンズ向け分野では、ボディシェーバーのほかフェイスシェーバー・ヒゲトリマー、鼻毛用のエチケットカッターや耳毛カッターなど多数取りそろえています。
こだわりのトリマー刃は、直刃での使用も可能。アタッチメントを装着せずに使うと、約0.1mm(※)の短さまで剃れると謳っています。防水機能も備わり、お風呂で使えるのもうれしいポイント。詳細なスペックは以下のとおりです。
固定刃の厚み
刃が直接当たらない構造の肌ガードアタッチメントも付属しており、VIOも手入れしやすいつくり。なお、メーカーでは性器と肛門およびその周辺には、必ず肌ガードアタッチメントを使うよう呼びかけています。
本体の形状には、全身をケアしやすいI字シェイプを採用。胸・脚など、各部位に合わせて持ち方を変えやすいうえ、やさしいタッチでなで剃りできると謳っています。
同梱品として、ACアダプター・ポーチ・掃除用ブラシ・専用オイルが付属。本体は丸洗いできるつくりで、お手入れの簡単さにもこだわっていますよ。
前モデルであるER-GK81との主な違いは本体のカラー。今回ご紹介するER-GK82は黒1色ですが、ER-GK81は黒とシルバーの2トーンカラーです。
カット性能や調節機能、サイズ・重量などスペックには違いが見られないので、黒×シルバーのデザインが気になる人はER-GK81もチェックしてみるとよいでしょう。
今回は、パナソニック ボディトリマー ER-GK82‐Kを含むメンズボディシェーバー全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、ムダ毛の整えやすさの検証です。
各商品で3cmに切りそろえたマネキンの髪の毛を剃り、より少ない回数でこれ以上剃る必要がないと感じられたものを高評価としました。
加えて、毛のタイプが異なる4名のモニターにすね毛を剃ってもらいます。くるぶしからふくらはぎにかけて下から上に剃る動作を1回とし、7回を上限により少ない回数でこれ以上剃る必要がないと感じられたものを高評価としました。
マネキンの髪の毛を襟足から耳裏にかけて剃ったところ、整えやすさはいまひとつな評価に。なかなかきれいに剃れず、これ以上剃る必要がないと感じるまで平均4.5回の使用が必要でした。「うまく切れない」という口コミは否定できない結果です。
ボディーシェーバーには、刃が持ち手に対して平行なI字タイプと、刃が垂直なT字タイプの2種類があります。比較した結果、T字タイプかつ角度調節できる商品は、体にフィットして剃りやすい傾向がありました。
なかでも人気の「ブラウン XT 5300」は角度調節可能なT字タイプで、平均3.1回で十分と感じる仕上がりに。対して本品は角度調節機能はないI字タイプ。髪の毛をスピーディに整えたい人にはあまり向かないでしょう。
「最初からきれいに剃れたので優秀」「2回で9割ほど剃れた感覚があった」など、好意的なコメントも寄せられています。髪の毛の剃り具合はイマイチだったものの、場所によっては少ない回数でもしっかり剃れるでしょう。
<ムダ毛の整えやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、肌当たりのよさの検証です。
毛のタイプが異なる4名のモニターにメンズボディシェーバーですね毛を剃ってもらい、使ったあとの肌にヒリヒリ感がないか・アタッチメントが当たって痛みを感じないかをチェックしました。
比較した結果、少ない回数で毛を整えられる商品ほど、肌への負担も抑えやすい傾向が。本商品は7回剃ったモニターがいたにもかかわらず、4名中全員が肌当たりに満足しました。
<使用後のヒリヒリ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
アタッチメントが触れることで痛みを感じるモニターも、1名もおらず。「刃が肌に接触しないので使いやすい」「使用後もヒリヒリ感はなかった」などポジティブな声が寄せられました。「デリケートな部位でもやさしくお手入れできる」という謳い文句にもうなずける結果です。
なお、比較した商品のほとんどが、肌当たりのよさの項目で高評価でした。本品はそのなかでもトップクラスの評価を獲得。鋭利さのないなめらかなアタッチメントなので、はじめての人も使いやすいでしょう。
<使用後の痛みについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、握りやすさ・お手入れのしやすさの検証です。
握りやすさの検証では、毛のタイプが異なる4名のモニターに順手ですねを下から上に向かって剃ってもらいました。グッと力を入れずに持って操作できるものほど高評価としています。
加えてお手入れのしやすさをチェック。重くないか・アタッチメントを取り外してつけやすいか・アタッチメントを外して水洗いできるかなどを確認して評価しました。
比較したなかでも、本品のように親指を添える箇所に凹みがある商品や、持ち手が長く太すぎない商品は、握りやすいと感じるモニターが多い傾向がありました。一方、本体の幅が4cm以上のものは大きくて手にフィットしにくいといえます。
本品は本体幅が3.4cmで、比較したなかでは平均的な太さ。「手の形に沿った凹みがあり握りやすい」「細くて軽く、指先で軽く持って操作できる」といった声が多数聞かれ、人気の「ブラウン XT 5300」や「フィリップス BG7020/15」を超える高評価を獲得しました。扱いやすさを重視する人におすすめですよ。
<順手での握りやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
アタッチメント含めた重さは189gで、モニター4名全員が「満足」と回答。「少し重い印象」というコメントもあるものの「ちょうどよい重さ」「手首に疲労感はない」など好意的な意見が並びました。
比較した約206gの「フィリップス BG7020/15」は、重さにやや不満を感じたモニターがいたのに対し、こちらは「軽すぎず重すぎない」と好印象。全身をケアしても、重さによる負担は感じにくいでしょう。
<重さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
お手入れのしやすさも十分です。比較した人気の「ブラウン XT 5300」には掃除用ブラシや専用のオイルがついていなかったのに対し、本品には両方とも付属。比較したほとんどの商品と同様に水洗いも可能なので、清潔に使い続けられるでしょう。
比較したなかでも、掃除用ブラシつきの商品は表面や中の毛を取り除きやすい点で評価を得ました。また専用オイルつきの商品は、定期的な油さしにより長持ちしやすいのが利点です。
アタッチメントの取り外し・つけやすさも良好。「一番短い3mmに設定した状態でも簡単に脱着できた」「アタッチメント交換はスラスラと簡単にできた」などのコメントが集まりました。
<アタッチメントを取り外し/つけやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、アタッチメントの豊富さ・長さ調整機能の豊富さの検証です。
アタッチメントの豊富さは、デリケートゾーン用アタッチメントがあるか・長さ調整できるアタッチメントがあるか・ヘッドの数・フェイス用コームがあるかなどをチェックしました。
また、長さ調節機能の豊富さは、直刃のほかに長さの調節機能が何段階あるかを確認して評価。段階の多い商品ほど高評価としています。
人気の「ブラウン XT 5300」には長さ調整できるアタッチメントがなかったのに対し、本品には付属。一方、長さ違いのアタッチメントの数ではブラウンに劣るものの、総合的な評価はやや上回る結果でした。
比較したところ、本品のようにアタッチメントが豊富な商品は、毛のタイプに合わせやすい傾向が。毛の太さや質感を問わず使いやすいでしょう。
比較したなかでも、本品のように11~12mmまで設定できものや、1mm単位で長さを調整できるものは少数派でした。長さ調整機能をウリに「全身を思いどおりに整えられる」と謳っているとおりの性能といえます。
形状 | I字 |
---|---|
長さ調整 | 肌ガードアタッチメント:2mm/ダイヤル式長さそろえアタッチメント:3mm~12mm(10段階) |
付属のヘッドの種類 | トリマー刃 |
電源 | 充電 |
付属品 | ダイヤル式長さそろえアタッチメント、肌ガードアタッチメント、ACアダプター、掃除用ブラシ、専用オイル、ポーチ |
可動式ヘッド | 不明 |
良い
気になる
本体奥行 | 20.7cm |
---|---|
対応部位 | 腕、脚、胸、ビキニライン、VIO、指など全身 |
本体高さ | 33.1cm |
本体重量 | 約189g(アタッチメント含む) |
連続使用時間 | 50分 |
充電時間 | 1時間 |
別売りの替刃あり | |
防水機能 | |
水洗い可能 | |
別売品 | 替刃 |
メーカー保証期間 | 1年 |
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ウォータースルー洗浄は、簡単に掃除したいときや汚れが少ないときに推奨される方法。水洗い掃除は、汚れがひどいときに行います。毛くずを取り除くブラシ掃除は、使用のたびに行いましょう。詳しいお手入れ方法は以下のとおりです。
<ウォータースルー洗浄>
①アタッチメントを取り外す
②スイッチを入れて、本体背面の入水口に水を入れる
③20秒ほど十分にすすいだら、スイッチを切る
④すすぎ後、上下に振って水を切る
<水洗い掃除>
①アタッチメントを取り外す
②刃を取りはずす
③アタッチメント・刃・本体を流水ですすぐ
④タオルなどで水気を拭きとり、自然乾燥させる
⑤注油する
<ブラシ掃除>
①アタッチメントを取り外す
②刃を取りはずす
③付属のブラシで毛くずを取り除く
④注油する
注油方法や刃の取り外し方、その他の注意点などは公式サイトから確認できます。正しい方法で、こまめにお手入れしてくださいね(参照:公式サイト)。
<ドライで剃る方法>
①注油する
②必要に応じて、アタッチメントを装着する
③スイッチを入れ、各アタッチメントに応じた方法で剃る
アタッチメントなしで剃る場合は、面を軽く肌にあてた状態で毛の流れに逆らうようにゆっくり動かしましょう。肌ガードアタッチメントをつける場合は、先端を軽く肌に当てた状態でゆっくり動かします。
<ウェットで剃る方法>
①注油する
②水や石けんを体につける
③スイッチを入れ剃る
ドライで剃るときよりもさらに軽く肌に面を当て、すべらせるように剃りましょう。ウェットで剃る場合は、アタッチメントは使用しないでください(参照:公式サイト)。
最後に、ムダ毛の整えやすさで高評価を獲得した商品をご紹介します。
少ない回数でしっかり剃りたいなら、GAERUO ボディシェーバーがおすすめ。角度調整できるT字のヘッドが体にフィット。1回目から十分な量を剃れる感覚が好評でした。刃が直接当たらない設計で、肌当たりもマイルドな印象。ボディーシェーバー初心者にもぴったりな商品です。
細かい部分まできれいに整えたい人は、ブラウンのボディ&フェイスグルーマー PRO Xをチェック。前後に駆動するコンパクトなヘッド搭載で、凹凸にも沿いやすい設計。すね毛を整えたモニターは、平均約3回で剃り具合に満足できました。濡れてもすべりにくいラバー製のボディも魅力的です。
形状 | T字 |
---|---|
長さ調整 | 1mm、3mm、5mm |
付属のヘッドの種類 | トリマー刃、ネット刃 |
電源 | 充電 |
付属品 | 収納袋、ネット刃、USB充電線、掃除用ブラシ、リミットコーム |
可動式ヘッド |
良い
気になる
本体奥行 | 15.6cm |
---|---|
対応部位 | 腕、脚、背中、VIO、指、脇など |
本体高さ | 2.9cm |
本体重量 | 約98g(アタッチメント含む) |
連続使用時間 | 90分 |
充電時間 | 1時間 |
別売りの替刃あり | 不明 |
防水機能 | |
水洗い可能 | |
別売品 | 不明 |
メーカー保証期間 | 不明 |
GAERUO ボディシェーバー QS-031をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
形状 | T字 |
---|---|
長さ調整 | 顔・ボディ用アタッチメント:1mm、2mm、3mm、5mm/ボディ用アタッチメント:3mm/肌保護アタッチメント:0mm |
付属のヘッドの種類 | トリマー刃 |
電源 | 充電 |
付属品 | ボディ&フェイス用アタッチメント、ボディ用アタッチメント、ジッパーポーチ、充電スタンド、保護キャップ |
可動式ヘッド |
良い
気になる
本体奥行 | 15.2cm |
---|---|
対応部位 | ヒゲ、腕、脚、VIO、脇、胸、背中、ビキニライン、VIOなど全身 |
本体高さ | 2.8cm |
本体重量 | 約107g(アタッチメント含む) |
連続使用時間 | 45分 |
充電時間 | 10時間 |
別売りの替刃あり | 不明 |
防水機能 | |
水洗い可能 | |
別売品 | 不明 |
メーカー保証期間 | 不明 |
Braun ボディ&フェイスグルーマー PRO X XT5300をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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