マジカリーナの新モデルを家電女優が徹底レビュー！吸引力2倍の実力はいかに！？

まず、スティッククリーナーの使用頻度についてアンケートを実施したところ、週に4日以上使う人が全体の60%以上という結果になりました。この結果から、掃除機は日常的に使用するアイテムであり、使いづらさやストレスがあると掃除の負担が大きくなるといえます。

さらに、「掃除機を使うときに感じるストレス」を尋ねたところ、最も多かったのは「バッテリーがすぐ切れる」で21票。次いで「吸引力が弱く吸い残しが多い」が16票、「壁際・角のゴミが取り切れない」「本体が重くて疲れる」がともに13票という結果です。

この結果から、頻繁に使用する家電だからこそ、バッテリーの持ちや本体の重さに不満を感じる人が多いことがわかりました。さらに、ゴミを納得いくまでしっかり吸い取れていない点も大きな不満として挙がっています。

「MagiCaleena サイクロンクリーナー SCD-L4P-NH」は、従来モデル（SCD-123P-HC）と比べて吸引力が約2倍に向上しました。小型ながら高性能なモーターと大容量バッテリーを搭載することで、これまで軽量モデルでは難しかったパワフルさを実現。さらに、本体はわずか1.1kgと軽量でありながら、樹脂部品の見直しにより軽くても丈夫な構造に進化しました。

奈津子さんは「たったワンストローク動かしただけで、想像の2倍くらいゴミが溜まっていて驚きました」と、そのパワフルさを実感したそうです。「従来モデルにも吸引力の物足りなさを感じたことはありませんでしたが、ゴミの溜まり具合を見ていると、本機のモーター性能の進化をはっきり感じました」とのこと。

パワフルな吸引力を備えつつも「稼働音はうるさすぎず、静音性とのバランスが取れている」と、使い心地の観点でも好評でした。また、自走式で操作性にも優れており、「腕への負担が少なく、まるでリードにつないだ雲を散歩しているような感覚」と、軽やかな操作性を実感されています。

軽さとパワーを両立し、日常使いでも快適に扱える点が、奈津子さんにとってとくに印象的だったようです。

新しく開発された「きわまでヘッド」は、ユーザーから多く寄せられていた「壁際にゴミが残る」という不満を解消するために設計されました。ヘッド両端に配置された斜めのパイル（ダブルエッジ構造）と、壁にぴったり沿うような形状によって、壁際や窓際のゴミも逃さずキャッチが可能に。従来モデル（※）と比較しても、壁際のゴミをキャッチする性能が大きく向上しています。

奈津子さんに使ってもらったところ、ヘッド両脇のパイルによる「ダブルエッジ構造」が効果的に機能。走行中のヘッドを見ると、両端に付いた斜めのパイルがゴミを逃さずに集めており、その効果をしっかりと確認できたそうです。「パイル部分がモコモコしていて、モップのようにゴミを取り逃さない」と語り、細部まで考え抜かれた設計に感心した様子でした。

また、高密度ブラシが床にしっかり密着することで、ゴミをかき出す感触も「手のひらを通して伝わってくるほど」とのこと。奈津子さんは「きわまでヘッドのおかげで部屋の四隅も、家具周りのホコリも一層、集塵しやすくなっていました」とコメントしました。

なお、スティックの持ち手を下げてヘッドを床とほぼ平行にできるため、「テレビ台の下など狭い隙間でも使いやすかった」と評価。玄関のたたき掃除にも役立ったそうで「土足から落ちた砂利のような粗いゴミも、しっかり吸引しました」と実使用シーンでも高い集塵性能を実感していました。

SCD-123P-HCと比較。アイリスオーヤマ調べ。

ブラシ部分は、従来モデルと比べて毛量が約4倍（※）に増加。高密度設計になったことで、カーペットの奥に入り込んだゴミや細かなホコリまでしっかりとかき出せるようになりました。毛が密になったことで髪の毛も絡まりにくく、掃除後の仕上がりもより清潔に感じられます。

奈津子さんはブラシを見て、「目視でもわかるほど毛がびっしり。まるで厚手のコートの一部のような毛量の豊かさです」と、その密度に驚いたそうです。

また、「掃除機の吸引力を引き出すには、ヘッドと床の密着性が重要」としたうえで「本機はブラシの毛を惜しまず、毛量を増やすことで密着性を高めているように感じました」とコメント。ヘッドの形状や素材で工夫するメーカーが多いなか、毛量を増やすという王道の設計で性能を高めている点を評価していました。

SCD-123P-HCと比較。アイリスオーヤマ調べ。

本体内部のサイクロン形状も新しく設計されています。その結果、ゴミが絡まりにくくなり、ダストカップの掃除もより簡単にできるよう進化しました。お手入れのしやすさが向上したことで、長く快適に使い続けられる点が魅力です。

お手入れの観点で奈津子さんは「ゴミが遠心分離することで、ダストカップ内で重い順から下部にホコリやゴミが溜まり、捨てる際には毛玉のようにまとまるので、ゴミ捨て時に手が汚れない点がよかった」と、使い勝手のよさを評価。また、髪の毛の絡まりにおいても「ロングヘアの私の髪も、夫の硬めの毛も、息子の柔らかな毛髪もつるりと芯から外れる点がうれしい」と、使いやすさを実感していました。

さらに「我が家のような子育て世帯、あるいはペットがいると、乾いたホコリだけでなく、食べカスの汁でやや湿った汚れや葉っぱ、砂利などハードめのゴミも多い」とお話しされており、「ダストカップとブラシを丸ごと水洗いできる構造がとくに心強い」ともコメントしていました。

今回のレビューでは、奈津子さんが実際に使用を重ねるなかで、メイン機種としても遜色ない吸引力を備えながら、軽量で扱いやすい点を高く評価していました。

とくに「一度に使う時間は短くなったものの、使用頻度が増えた」と語っており、気づいたときにサッと使えるので、その気軽さが生活に溶け込みやすいことがうかがえます。その結果、室内を常に清潔な状態に保ちやすくなったと実感しているようでした。

また、従来モデル（※）から改良されたハンドル形状についても大きな変化を感じたとのこと。奈津子さんは「持ち手部分が、さらに持ちやすくなったので、傾けた状態での走行中に引っ掛かりがなく、スイスイと稼働させられるよう進化していることを感じました」とコメントしており、実際の操作性の向上を具体的に実感している様子が伝わります。

さらに、ヘッドのLEDライトにも注目。「懐中電灯のように照らすことで、暗闇も隙間も広範囲のゴミを目視できるメリットがある」と語ります。このように、細部にまで使いやすさへの工夫が感じられ、使うたびに改良の積み重ねが実感できる結果でした。

SCD-123P-HCと比較。アイリスオーヤマ調べ。