サムソナイト・ジャパン Samsonite ハイファイ KD8*09001を検証レビュー！機内持ち込みスーツケースの選び方も紹介

サムソナイト・ジャパンの「Samsonite ハイファイ KD8*09001」は、スリムで持ち運びやすい点が魅力。拡張機能を閉じれば薄くなるので、階段の上り下りもしやすいでしょう。クッション性のある持ち手は握りやすく、見た目ほど重くないため容易に持ち上げられました。

容量は39L、拡張時には45Lまで増えて収納力も優秀。本体の重量が2.3kgと軽い分、持ち込み重量の上限に達するまでより多くの荷物を入れられます。収納構造は片面がファスナー、もう片面がゴム製のベルト。行くときは最低限だけ持っていき、帰りは土産をたくさん持ち帰って...という使い方もできます。

ファスナーは二重で、立ったまま荷物を出し入れするのは困難。二重のファスナーは開閉に手間がかかり、布を巻き込みそうになったモニターもいました。

とはいえ操作性も良好でキャスターが360度回転し、自由自在に動かせます。モニターからは「平坦な道ではハンドルに手を添えるだけで、意図する方向に動かせた」との声も。走行音は平均約42.3dBと静音性も悪くありません。ただし、5秒間シャワーを当てるとキャリーバーからわずかに浸水したため、雨が降ったら早めに屋内に移動してください。

本体の素材はポリプロピレンで、強度はそれほど高くありません。キャスターはかなり出っ張ったつくりで支えが3分の1しかないのも気になる点です。

とはいえ、操作性がよいうえ自在に収納量を調整できるので、旅行や出張で活躍するでしょう。耐久性や防犯性にこだわらないなら候補になります。