まさに角のような形をした犬のおもちゃ「角王」。家具の噛み癖に悩む飼い主に人気の高い商品ですが、「硬すぎて遊ばない」「においを怖がる」といった残念な口コミもみられます。好き嫌いが大きく分かれるという声もあり、なかなか購入を決断できない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、口コミの真偽を確かめるべく犬のおもちゃ角王を実際に使って、食いつき・耐久性・安全性を検証レビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
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すべての検証は
マイベストが行っています
犬のおもちゃ角王は、耐久性が高く獣臭が魅力的なおもちゃでした。しかし長時間よく遊ぶ犬がいる一方、硬すぎて遊ばなかったり、獣臭を怖がる犬も。
硬いおもちゃだと不安がる小型犬や、長く噛み続けるのが苦手な飽きっぽい犬にはあまり向かないかもしれません。しかし硬くて大きなものでも怖がらない、気の強い性格の犬であれば夢中になって遊んでくれるでしょう。また獣臭があるため、野性味が強い柴犬などの日本犬やドーベルマンといった犬種にも向いています。
サイズのバリエーションは豊富ですが、小さいサイズは尖った先端が危険なので、中型以上の犬にはLまたはLLサイズを与えるのがおすすめです。噛み続けると角が削れて小さくなるため、誤飲しないよう注意しながら与えてくださいね。
角のかたちが特徴的な犬のおもちゃ角王。まずはその魅力やおもちゃの効果などをご紹介していきます。
シカの角を加工してつくられた犬のおもちゃ角王。その角は、なんとエゾシカの天然ものです。1本の角を切り分けて作られており、根本部分は太く先端が細いのが特徴。1cm~5cmまで5つのサイズ展開で、小型~大型犬まで対応することができます。
角王の特徴は、何といってもその硬さ。天然の鹿の角だけあり、人の力では到底折れないくらいの強度で、体格の大きな犬用のおもちゃにもおすすめです。天然ものならではの獣臭も、野生の本能を搔き立てて興味を惹きつけるのに役立ちますよ。
犬のおもちゃ角王は噛む力が強くても折れることはほとんどなく、表面が削れて小さくなっていく程度なので、長く噛み続けても安心。たくさん噛むことで、犬のイライラ解消にもつながります。ふだん前足でおもちゃを押さえながら噛むような遊び方をする犬にはぴったりです。
また、角王を嚙むときに出る唾液が口内の洗浄作用を高めるため、口臭予防にも効果大。遊びながらストレス解消&オーラルケアができますよ。「テーブルの脚を噛んでしまう」「家具の噛み癖がなおらない」などの悩みをもつ飼い主にとっては魅力的なおもちゃです。
犬のおもちゃ角王には、天然ものゆえに「においが気になる」というデメリットがあります。本来の角のにおいと唾液が混ざって独特なにおいを放つので、人によっては購入をためらってしまいますよね。でも大丈夫。遊んだあとこまめに洗えば、においを抑えることができます。
唾液が乾くと雑菌が繁殖する要因となるため、遊び終わったことが確認できたらすぐに洗うのがポイント。洗ったあとは拭き取るだけでなく、全体が乾くように干しておくことも重要です。愛犬が気に入ってくれそうなら、2つ以上用意して洗い替えできるようにしておくと便利ですよ。
口コミでとくに多くみられたのは、「角が硬すぎて飽きやすい」という声。犬はおもちゃを噛んだときの味や歯とのフィット感を楽しみますが、太さと硬さが裏目に出るケースがあるようです。はじめは夢中になっていても、途中で飽きて放り出してしまう可能性があるかもしれません。
天然ものならではの魅力がある一方、硬さや形状が裏目に出るような口コミもみられる犬のおもちゃ角王。しかし、せっかく使うなら詳しい使用感も知っておきたいですよね。
そこで今回は、専門学校ビジョナリーアーツ ペットビジネス専攻の生徒さんにもご協力いただき、犬のおもちゃ角王を実際に使って、以下の3点を検証してみました。
検証①:食いつき
検証②:耐久性
検証③:安全性
まずは、おもちゃを与えたときにどのくらい興味を示すかを検証します。複数のサイズがあるので、パピヨン・シェルティなど小型~中型犬に遊んでもらいました。「獣臭を怖がる」という声もみられますが、結果はどうでしょうか。
食いつきのよさは、追いかける・口に咥える・長時間遊ぶの3つのポイントを観点に判断。2頭以上の犬に数分間遊んでもらい、それぞれどのような結果になるかチェックしていきます。
角王を与えてみた結果、シェルティとプードルは長時間楽しそうにガリガリと噛み続けてくれました。ただし、咥えて持ち運ぶことはなかったため、口コミにもあったとおり少し重いのかもしれません。
また、ボロニーズは獣のにおいを消そうとしているのか、マーキングのように自分の体をこすりつけることも。獣のにおいに反応して自分のにおいをこすりつけるのは、犬の行動としてはよく見られることなので、野性味が強い犬は気に入る可能性が高そうです。
一方、パピヨンには硬すぎるのか、少し噛みついては怖がる様子を見せました。歯が入らないほど硬いので、不安になったのかもしれません。やはり同じ角王でも犬種や犬の性格によって好みが分かれるようです。
次に、おもちゃ本体の耐久性を検証します。耐久性については口コミでも評価が高いようですが、天然ものとはいえ破片の誤飲は心配ですよね。
ビジョナリーアーツのみなさんご協力のもと、実際におもちゃに触れてチェック。壊れにくさはもちろん、長時間使えるか・落として割れないかなどのポイントも確認していきます。
エゾシカの角というだけあり、耐久性は抜群です。割れたり壊れたりするトラブルはほとんどなく、犬が咥えてから落としても本体への影響は少ないといえるでしょう。
柴犬やシェルティのような中型犬であれば、1年ほど遊べるくらいの耐久性があります。もちろん1回に遊ぶ時間や頻度により異なりますが、ゴムや布製のおもちゃよりも長く使い続けられるでしょう。
「やわらかいおもちゃはすぐに壊してしまう」「家具の硬いところばかり噛む」という犬にとくにおすすめの高耐久なおもちゃです。
最後は、犬のケガにつながるような部分がないか、誤飲の可能性がないかなどの安全性を検証します。機械で加工するほどの強度なので、尖った形状やはがれやすい部分があると心配ですよね。
角王は少しずつ削れて小さくなるおもちゃですが、最後まで安全に遊び続けられるかどうかチェックしました。
耐久性に優れている角王ですが、長く使い続けて小さくなると、角を丸々飲み込んでしまう可能性がありそうです。誤飲してしまうと消化ができずお腹を切開することになるため、口に収まるくらいの大きさになったら買い替えたほうがよいでしょう。
また、角王のように角の先端部分を加工した商品は、犬の口や体に突き刺さるリスクもあります。簡単に刺さるような形状ではないものの、夢中で噛んでいるうちに傷つく恐れもあるため、はじめのうちは見守ってあげると安心です。
さらに、角王を噛み続けると小さな凹凸が出てきますが、犬の口から出た唾液が窪みに入り、そのまま発酵してにおいがきつくなる可能性も。獣臭も影響して独特なにおいになるため、犬よりも飼い主が不快に感じてしまうことがあるかもしれません。
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