2025夏は史上もっとも高温!9月も続く見込み…なので、暑さ対策グッズ一挙に紹介します【ガチレビュー】
9月1日の気象庁の発表によると、2025年夏の気温は「127年の観測史上、もっとも暑かった」らしいです。
そのうえ、10月にかけても例年よりも気温が高くなる見込みとのこと。まだまだ気が抜けない日が続きますね……。
というわけで今回は、7月〜9月にかけて連載してきた、「進化系暑さ対策グッズ」のレビューまとめをお届けします。
ラインナップは、ソニーの「着るクーラー」やワークマン「ペルチェベスト」などのガジェットをはじめ、ピーコックの「氷のう」やTVで話題の「アイスヘッド」などのアナログ系まで、全6商品。
使って分かった、「これは超アリ!」「今年はお見送り」な理由をダイジェストで発表していきます。
本コンテンツの情報は公開時点(2025年9月17日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
進化系暑さ対策グッズ、「超アリ!」から「お見送り」まで全6商品まとめました!
夏の一大テーマだった暑さ対策グッズ。近年、各商品の開発が進むなか、「2025年最強の暑さ対策グッズは一体どれなんだ?」という探究心で、全6回に渡って集中連載してきました。
史上、最高温を記録した2025年の夏。さすがに注目度が高く、おかげさまで合計30万セッション超えと多くの人に読んでいただきました!
ということで、総まとめである今回は、ぜんぶのレビュー結果を一挙に紹介していきます。
9月に入っても夏日がちらほら、とくに日が高いうちの外出は気が抜けないので、ぜひ本コンテンツでサクッとチェックを。それではどうぞ!
【第1弾】(7/17公開)着るクーラー:ソニー「REON POCKET PRO」【大冷却!買って損なし!】/43,879セッション
REON POCKET PRO
RNPK-P1
販売価格:2万7500円
【「買って損なし!」と感じた4つの理由】
- ①:冷却面積2倍が答えか! 「クーラー」は嘘だけど、暑がりにとっての「オアシス」にはなる
- ②:バッテリーは「強冷」でも約5時間もつ! が、常時つけるなら、お昼すぎに一回充電は必要
- ③:サイズは大きめだがフィット感は◎。目立つのは必至。また女性には大きすぎるかも
- ④:地味に「めっちゃ寒い!」ときの暖房として、また冬のカイロとして超優秀
【こんな人におすすめ】
- 電車やバスなどの公共交通機関で通勤する人
- 2.7万円を暑さ対策に払っても良い人
- ハンディファンに物足りなさを感じている人
- エアコンの寒さが苦手な人
冷却パワーも持続時間も、ついに超実用レベルまで到達したぞ!! 6代目の正直、今年こそ"買い"です。
これまで5代にわたって発売されてきた“着るクーラー”シリーズ。一気に実用レベルへ押し上げた最新モデルが「REON POCKET PRO」です。
注目すべきは、冷却面積・吸熱性能・駆動時間を前モデルから約2倍に拡大されたこと。今まで「ちょっと惜しい」と感じていた点を、まさに“力技”で解決してくれたというわけです。
実際に使ってみても、25℃前後の屋内では、「一気に涼しくなる…!」な“オアシス”効果を実感!炎天下では効果を感じられない商品が多いなか、これは"やさしい冷感"を感じられました。
また、最強モードでも約5時間連続で使えるのもうれしい。昼休みにUSB‑C充電すれば、1日の通勤をカバーしてくれます。ただし、満充電に約200分かかるのでそこだけは気をつけてほしいところ。
今までのモデルよりも大型化したので、多少目立ちはするもののフィット感は良好!別売TAGと組み合わせれば、自動で温冷を切り替えることも可能。さらに暑さ対策だけでなく、冬はカイロとしても活躍する多機能ぶりです。
欠点といえば、価格は2万7,500円と少々お高めなこと。とはいえ買って損はないと言い切れるので、暑がり・寒がりな人はぜひ検討してほしいです!

新作出る度に買っててこれが4台目。正直、今までのモデルは「背中がほんのりひんやりするけど、外では弱い」と効果を実感できずにいました。
……が、PROはマッジで“真夏の救世主”になります。
33℃くらいだとこれのおかげでなんとか出社できるレベル。前モデルから力技で設置面を2倍にしたのはかなり正解です。
毎年即売り切れですが、いまのところ在庫はあるようなので、気になるならこれ以上暑くなる前に買うべき!ほんとに使ってみてほしい!
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【第2弾】(7/18公開)ポータブル氷のう:ピーコック「ミニアイスパック」【大冷却!買って損なし!】/46,082セッション
ピーコック魔法瓶
ミニアイスパック シリコーン氷のうタイプ ABB-16
販売価格:3,608円
【「買って損なし!」と感じた5つの理由】
- ①:暑さ対策において「冷たい」は正義。氷のうは"氷"だもの、そりゃあ冷たいよ!
- ②:シンプルがゆえの汎用性。顔やワキに使えるグッズって、意外に売ってない
- ③:これが魔法瓶構造の力か!炎天下&出しっぱでなければ、6時間は冷たさが保てた
- ④:音がしない、ゼロ距離で使える。外で使うのに、人目を気にしなくていいんです
- ⑤:いろいろ充電するの面倒……な人にもイイ。水で洗えばOKな気軽さもうれしい
【こんな人におすすめ】
- とにかく「ひんやり感」を味わいたい人
- クールリングでは物足りないと思っている人
- テーマパークやスポーツ観戦でひんやりしたい人
- 見た目も気にする人
- 充電するのだるくなっちゃう人
あえての"アナログ"が最強では!? 今年の暑さ対策には、「氷で冷やすだけ」のシンプルな解決策を推します!
「氷のう」ってなんだ?というところですが、元々は氷を入れるだけの袋だったのが、持ち運べるように「氷の棒(氷が入る棒)」に改良されたのがこれ。さらに魔法瓶メーカーならではの技術を応用した真空断熱ホルダーで、溶けにくく持ち運びやすくなったというわけです。
似た商品も多々あるなか、その元祖といえるのが、去年も大バズりして売り切れ続出だったピーコックの「ミニアイスパック(150 mL)」です!
使い方は、前日の夜に冷凍庫に入れて凍らせるだけ、と超シンプル。それでいて、0〜2 ℃の“氷”を直接体に当てられるので、圧倒的に冷たいんです。そしてなんといっても、顔・脇・手など好きな部位を瞬時に冷やせるという汎用性の高さが魅力!
さらに持続性もよし。30℃の気温のなか、外で散歩しても最大6時間ひんやり感が続きました。(もちろん、条件にもよりますが)充電要らず、手入れも水洗いだけでOK、という“管理コストがほぼゼロ”なことも利点です。
これからの季節、通勤はもちろん、ディズニーの待機列に、フェスの待ち時間に、花火に海に旅行に……「あってよかった!」となるシーンはいくらでもあるはず。3,000円台と買いやすい価格も相まって本当に"損なし"なので、ぜひゲットしてください!

最近少しずつ話題になってきた、「ハンディファンで髪巻き込む問題」「バッテリー発火する問題」と無縁なことも推しポイントです。
本当にあっっっついときって、いろいろ気にする余裕がなくなってくる、という人も多いのでは。そんななか、稼働音や人との距離感などを気にせず使えるというのは、かなりアドバンテージがあります。
去年の爆売れに続き、今年もすでにサイズやカラーによっては売り切れになっているので、気になる人はぜひ早めに確保してくださいね!!
【第3弾】(7/23公開)冷却ハンディファン:エレス「iFan Freeze3 III 25」【小冷却!買うのは待って!】/56,622セッション
「冷却プレート付き=爆冷却」は言いすぎ!アプデ前の通常タイプでも、涼しさは大差ないと感じました
「体感-25℃の冷却プレート」「瞬間冷却!」となにやらスゴそうな口コミがあふれる、今年トレンドの“ペルチェ冷却プレート付き”ハンディファン。進化系ハンディファン代表として、マイベスト3位・エレス「iFan Freeze3 III 25」を使い倒してみたところ……
正直、「爆冷却」は言い過ぎ、期待値を大幅に超える冷却力ではありませんでした。
プレート表面は10.5℃まで冷えるので、確かに「冷たい!」は感じられます。が、あくまで局所的かつ一瞬の冷えなんです……。
ただし、これはあくまで「冷却プレートのすごさ」に限った話です。マイベストのハンディファンの25商品比較では3位と好評。これは冷却プレートなしでの検証結果なので、単純に「ハンディファン」としての性能は十分というわけです。
結論、あえて冷却プレート付きを選ぶ決め手には欠けるといった印象でした。冷却プレートに過度な期待をせず、通常のハンディファンと同じ感覚で使うならアリですね!

口コミが誇大評価なこともあって、期待には届かない印象でした。
でも、普通のハンディファンとしては過不足ない使い心地です!実際に汗だくになったときに風を吹かせて、「助かった〜あってよかった」となった場面はたびたびありました。
マイベストのコンテンツでは、涼しさをはじめ、バッテリーの持ちや使い勝手のよさ、静かさまで、全6項目を検証しているので、そちらもぜひチェックしてみてほしいです!
▼詳しくはこちらのコンテンツをチェック!
【第4弾】(7/25公開)アイスヘッド:めちゃクール「アイスヘッド(商標登録)」【小冷却!買うのは待って!】/7,132セッション
体はあっついまま、頭だけじんわり冷える。新感覚の気持ちよさはあるけど、持続性が課題でした
たびたびメディアに取り上げられ、話題を呼んでいる頭用ひんやりアイテム「めちゃクール アイスヘッド(商標登録)」。奇抜に見えるけど実用性はどうなのか?確かめてみたところ……
体感したことのない、ひんやり感を得られるのは事実でした!太陽の下でまわりの空気や体がもやっと暑いのに、頭だけが冷たい。このレアな感覚は、ぜひ体験してみてほしいです。
が、見過ごせないのはその持続力。たとえ冷凍庫でガッチガチに冷やしたとしても、新鮮な冷たさを感じられるのは10分程度でした。
22℃をキープできる特殊素材・PCMを使っていますが、22℃といえば「常温の水」程度の冷たさ。氷のような衝撃的な冷たさではなく、おだやかな冷たさです。
屋外で長持ちさせるには、2個以上を冷蔵バッグに入れて、ぬるくなったら替えるを繰り返す必要があります。……う〜ん、あまり実用的ではないですね。というわけで、今年はお見送りでもよさそうです。

これは声を大にしてお伝えしたいのですが、"頭が冷える"って本当に心地いいです。アイスヘッドも、「持続性さえあれば、速攻で買いたい!」と思える気持ちよさでした。
それだけに、10分ほどしか持たないのが本当に惜しい……!代わりに今後の頭冷やすグッズに期待しておきたいと思います。
ちなみに真夏の屋外では力不足でしたが、リラックスタイムのアイマスクや、就寝前の氷枕代わり、などちょっと外れた使い方なら意外とアリだと感じました。
【第5弾】(7/31公開)ペルチェベスト:ワークマン「ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO2」【中冷却!人次第でアリ!】/196,080セッション
冷凍庫はいいすぎ、でも「冷たい」は実感できた!現場作業者・バイカー向けならアリです
「ウィンドコアアイス×ヒーター ペルチェベストPRO2」といえば、ワークマンの3代目"着る冷凍服"ペルチェベスト。
ペルチェ素子製冷却プレートが3つから5つになり、公式では「最大–28℃」の冷却を謳っています。それでいて、お値段は据え置きの1万9800円と「さすがワークマン」といったところです。
肝心の冷感については、電源オン10秒で「キンキン」の冷たさを感じました!ただし、全身ではなくあくまで局所的な冷えで、氷のうのような感覚です。冷凍庫まではいかないものの、しっかり"ひんやり"を得られます。
気になる点は、バッテリー駆動が3時間(強モード)持たないことと、取り外し・洗濯の手間がかかること。長時間の使用には予備バッテリーの持ち運びがマストなので、「暑さ対策にガチな人」向きです。
というわけで、炎天下のレジャーや現場作業、バイクツーリングなど、外にいる時間が長く手間をかけてでも冷を得たいなら要チェックです!

ペルチェベストで"ひんやり"を最大化するには、薄手の吸水速乾インナー、ファン付きウェアと併用すること。
ペルチェベストだけでは、冷却プレートの裏側の排熱が50℃超になり、もはやサウナ状態に……。ファン付きウェアを着ることで、熱を逃がしてくれるので、超快適になってくれるんです。
この併せ使いができる人なら、1つ持っていれば確実に役に立ってくれるはず!
ちなみに例年争奪戦になるペルチェベスト。今年もWebでは即売切れ、店舗在庫も7月末で空っぽという事態に。……来年の新モデルに期待して待ちましょう!
【第6弾】(0/0公開)冷却シャツミスト:アイスノン「シャツミスト ICE KING」【中冷却!人次第でアリ!】/00,000セッション
U800円だけど、しっかり冷たい&そこそこ持つ。初秋の買い足しにもおすすめです
シャツやタオルにシュッと吹きかけるだけで、ひんやりできる、お手軽暑さ対策グッズがシャツミスト。アイスノン「シャツミスト ICE KING」は、U800円ほどで手に入るのに、ひんやりグッズとしては実力派でした!
冷却の仕組みは、スプレーしたミストが気化するときの気化熱と、メントールなどの冷感成分によって、「ひんやり感覚」を得られるというもの。
シャツに2~3回スプレーすると、じわじわと冷たさが迫ってくる!汗をかくと冷感が復活、風が吹くとさらに涼しく感じられるという、屋外でこそメリットを感じるアイテムでした。
気になるのは、強めなミントの香りがすること。屋外ではさほど気にならないのですが、室内だとツンとした香りが目立つかも……。
とはいえ、総合的に見るとかなりコスパがいい!ちゃんとひんやりする、充電やお手入れも不要で手軽に使える、と値段を考えると満足感がありました。休日のレジャーやアウトドアなど、外活動が多いときに重宝するはず!

おすすめは、タオルやアームカバーに吹きかけて使うこと。布と肌がしっかり密着したほうが、より"ひんやり"を感じられます。
冷感がほしいときに肌に当てる、室内など十分に冷えているときはしまっておく、など使い分けができるのも利点。
暑さは残っているものの、少し涼しくなりはじめる季節にもおすすめです。
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