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口コミが高評価だらけの「氷のう」、実際どう?…原始的と思いきや、これが正解かもしれない【ピーコック レビュー】

口コミが高評価だらけの「氷のう」、実際どう?…原始的と思いきや、これが正解かもしれない【ピーコック レビュー】

すでに猛暑化がはじまっている2025年の夏。酷暑を乗り切るための最強の暑さ対策グッズってなんなのか、「進化系暑さ対策グッズ」を集めてレビューする本連載、第2弾です!


今回は、昨年売り切れ続出した大ヒットアイテム「ポータブル氷のう」。暑さ対策ガジェットの開発が進む今、さすがに原始的すぎるよねと思って手を出していない人、いませんか?


……だったらもったいない!アナログと侮るなかれ、一度使えばこれが最高のソリューションでは!?と思わされるはず。

というわけで本コンテンツでは「ピーコック アイスパック」を1週間使い倒してわかった、3つの魅力をお伝えしていきます!


本当に冷たくなるの?アナログなのに、何がそんなにいいの?と疑ってかかっているあなた、しっかり裏切られてください。


本コンテンツの情報は公開時点(2025年7月18日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。
2025.07.18
マイベマガジン編集部
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世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。

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そもそも「氷のう」ってなんだ?熱出したときに使うアレ……ではないです

そもそも「氷のう」ってなんだ?熱出したときに使うアレ……ではないです

「氷のう」と聞いて1番に思い浮かんだのが、熱を出したときや捻挫したときなど、アイシングに使うアレ。さすがにダサいし持ち運ぶものではなくないか?と思いましたが、よくよく調べてみるとまったく違いました。(当たり前。)


見ての通り、コンパクトな水筒のような見た目で、言われないと氷のうとはわからないです。ふつうにおしゃれ。


……そう、実はこの氷のうっぽくない、「魔法瓶みたいなケース」が、あるようでなかった進化なんです。

氷を入れて持ち歩く。たったそれだけ、ピーコックならではの"堅実な革命"

氷を入れて持ち歩く。たったそれだけ、ピーコックならではの"堅実な革命"
出典:the-peacock.co.jp

従来、持続性がないと思われていた氷のうの冷たさをどうキープするか。その解決策として、ピーコック魔法瓶工業が、真空断熱構造の技術を応用して開発したのが「冷たさキープホルダー」です。


魔法瓶構造のホルダーに入れることで、氷のうが長持ちするし持ち運べるように!超シンプルですが、これが"あるようでなかった"進化なんです。創業75年の老舗魔法瓶メーカーである、ピーコックならではの"堅実な革命"というわけですね。


そして2021年に発売されて以来、シリーズ累計60万本突破と大ヒットを記録!2025年3月からはラインナップが刷新し、ミニサイズ・ビッグサイズ・布製タイプまでが登場しました。

ちなみに今年も、サイズやカラーによってはすでに売り切れ状態。手にいれるなら今のうち!

ちなみに今年も、サイズやカラーによってはすでに売り切れ状態。手にいれるなら今のうち!

ピーコック魔法瓶

ミニアイスパック シリコーン氷のうタイプ ABB-16

販売価格:3,608円

1週間使ってわかった!シンプルイズベストな解決策「ポータブル氷のう」の5つの魅力

1週間使ってわかった!シンプルイズベストな解決策「ポータブル氷のう」の5つの魅力

ピーコックの氷のうは、ECサイトの口コミでも「ネッククーラーとは比べ物にならないくらい冷たさが持続!」「朝7時に取り出してもカチコチ!16時頃でも中はまだひんやり」と高評価ばかり。疑り深い自分は、本当かなあ〜と思いながら使いはじめたところ……


結論、「アナログ」とてもいいです。「氷で冷やすだけ」このシンプルで原始的な方法が、意外に最高の解決策かもしれないと感じました。


「ポータブル氷のう」の5つの魅力

  1. ①:暑さ対策において「冷たい」は正義。氷のうは"氷"だもの、そりゃあ冷たいよ!
  2. ②:シンプルがゆえの汎用性。顔やワキに使えるグッズって、意外に売ってない
  3. ③:これが魔法瓶構造の力か!炎天下&出しっぱでなければ、6時間は冷たさが保てた
  4. ④:音がしない、ゼロ距離で使える。外で使うのに、人目を気にしなくていいんです
  5. ⑤:いろいろ充電するの面倒……な人にもイイ。水で洗えばOKな気軽さもうれしい

ちなみに今回は、平日の行き帰りの通勤時&昼休憩のお散歩で、総じて2〜3時間ほど、休日の街歩きで6時間ほど使ってみました。

①:暑さ対策において「冷たい」は正義。氷のうは"氷"だもの、そりゃあ冷たいよ!

①:暑さ対策において「冷たい」は正義。氷のうは"氷"だもの、そりゃあ冷たいよ!

結局のところ、デジタルだろうがアナログだろうが、「冷えればなんでもいいんだ!」がみなさんの本音ではないでしょうか。その点でいえば、氷のうはめっっっちゃ冷たいです。


これは使ってみてすぐわかります。持ち運べる「氷」なので、当たり前に冷たいです。とくに冷凍庫で冷やしたての状態だと、ほぼ氷なので体に当てた瞬間「冷た〜〜〜!!!」ってなります。


どのくらい冷たいかというと、冷やしたてで0〜2°くらい。これは冷凍庫で冷やした保冷剤や、キンキンに冷やした缶飲料と同等です。


ちなみに、物理的に冷やすという意味では似たアイテム「クールリング」もありますが、それとは比にならない冷たさです。イメージとしてはクールリングはあくまで水、ビビるくらいのひんやり感はありません。

②シンプルがゆえの汎用性。顔やワキに使えるグッズって、意外に売ってない

②シンプルがゆえの汎用性。顔やワキに使えるグッズって、意外に売ってない

はじめはハンズフリーじゃないのって不便だよな、と思いつつ散歩に出かけました。が、途中で気づいたのが、「火照ってきたな〜」と思う部位を冷やせるのってめっちゃいい、ということ。用途が決まってないからこそ、いろんな部位に当てられることがかなり魅力的なんです。


思い返してみると暑さ対策グッズって、意外におでこや頬に当てられるグッズってないんですよね。ですが、氷のうなら、首やおでこ、頬はもちろん、ワキの下や手のひらにも……どこにでも当てられる!


やってみるとわかりますが、これが案外、「気持ちいい〜」となります。


またネックリングにありがちな、慣れてきて冷たさを感じなくなる問題もなし。柔らかいシリコーン素材なので、自分の体の好きな位置にピッタリ当てられるし、ちょこちょこ当てる部位を変えながら使うことで新鮮なひんやり感を得られます

ちなみに、頻繁に出し入れするからアクセスのしやすさは重要です

ちなみに、頻繁に出し入れするからアクセスのしやすさは重要です

気になる点としては、バッグとの相性によっては出し入れが面倒だということ。PCが入るような縦型のバッグや、内ポケや外ポケがない鞄を持っている人、ポケットがない服を着ている人は、しまう場所に困ります。


そこでおすすめしたいのが、スタンダードプロダクツ(通称スタプロ)のポシェット。たまたま過去のスタプロ連載で紹介したポシェットがジャストサイズでした。体に引っ掛けておけばすぐ出し入れできるので「ミニサイズ」専用ケースとしておすすめです。

③:これが魔法瓶構造の力か!炎天下&出しっぱでなければ、6時間は冷たさが保てた

③:これが魔法瓶構造の力か!炎天下&出しっぱでなければ、6時間は冷たさが保てた

世の中にある暑さ対策グッズがどうしても超えられないのが「冷たさの持続性」。例えばネックリングは2〜3時間と、近場への買い出し専用といえる程度の持ちです。


一方で、氷のうは想像以上に持ちがよかったです。


通勤時に使うだけなら、ずっと冷たい!朝持ち出して帰りは余裕、なんなら次の日まで全然持つレベルでした。


また30〜32°くらいの気温のなか、1日中、外出するときに使ってみたところ、6時間は氷水の状態をキープできました!だいたい1時間歩いては1時間室内に、を繰り返したのですが、朝10時〜帰宅した16時まではひんやり感が持続しました。


ちなみに、規定の通りにしっかり12時間以上、凍らせることも大切。急ぎで3時間だけ冷凍して使ったときは2時間ほどしか持たなかったので、前日の早いうちから冷凍庫に入れておくべきです。

④:音がしない、ゼロ距離で使える。外で使うのに、人目を気にしなくていいんです

④:音がしない、ゼロ距離で使える。外で使うのに、人目を気にしなくていいんです

例えばハンディファンだと、「ブォー」という動作音があります。ニュースでも問題になっているように、電車やバスなど人が多い場所ではしっかりスペースを確保して使わないと、人の髪を巻き込んでしまうという恐れも……。


そんな外で使うときのプチストレスがないのが氷のう。ただの氷の棒なので音は出ないし、体にゼロ距離で当てるのでスペースの確保もいりません。「あっちーあっちー」となったときに人目を気にせず使えるのは、想像以上に快適です。

⑤:いろいろ充電するの面倒……な人にもイイ。水で洗えばOKな気軽さもうれしい

⑤:いろいろ充電するの面倒……な人にもイイ。水で洗えばOKな気軽さもうれしい

iPhoneにイヤホンにモバ充にPCにスマートバンドに……。充電するものいっぱいあってめんどくさい!忘れる!という人には、このシンプルさ、結構おすすめです。


自分もそうなんですが、いろんな場所に充電器差しちゃう、充電ステーションがもうパンパンです、というなら「とりあえず冷凍庫に置いとけばOK!」なこれは大変ありがたい。


また、そもそも水なのでそこまで汚れにくいし、汚れたら洗い流せばいいし、で管理がラクなのもいいところです。


ちなみに普通の氷のうのように氷水を入れることもできるので、「前日に冷凍庫に入れ忘れた!でもすぐに使いたい!」なときでも安心です。

結論:どこまでもシンプル。手っ取り早くひんやりしたい、モノの管理ニガテ勢におすすめ

今回は「一見、原始的に見える氷のう、実際どうなんだ!?」をテーマにピーコックの氷のうをレビューしてみました。結論としては、「アナログって侮れない!」です。


氷を持ち運ぶというシンプルさだからこそ、汎用性が高いし扱いもめんどくさくない。あと物価高で何かと高騰化してる今年、3,000円ちょっとでひんやりが買えるのめっちゃありがたいです。


おすすめな人/そうじゃない人まとめ

  1. おすすめな人
    1. とにかく「ひんやり感」を味わいたい人
    2. クールリングでは物足りないと思っている人
    3. テーマパークやスポーツ観戦でひんやりしたい人
    4. 見た目も気にする人
    5. 充電するのだるくなっちゃう人
  2. おすすめじゃない人
    1. ハンズフリーにこだわる人
    2. 首さえ冷やせればいいかな、くらいの人

とくに、日中に外での待ち時間があるときの暑さ対策グッズとしてぴったり。気になる人は今年も完売する前にゲットしてください!

進化系暑さ対策グッズ第1弾はどうだった?連載まとめはこちら!

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ポータブル氷のう、めっちゃいいぞ!が本コンテンツの結論ですが、では第1弾の「ソニーの着るクーラーPRO」はどうだったのか?


その冷却性能や持続性の高さから、暑さ対策グッズの大本命ともいえる実力でした。2.7万円と高額なので思い切りは必要ですが、デジタルで暑さに対抗してドヤりたい人はマストハブです。ぜひ以下コンテンツものぞいてみてください!

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「進化系暑さ対策グッズ」集中レビューの第3弾は、今年トレンドの「ペルチェ」を搭載した冷却プレートつきハンディファン。


SNSでプチバズ中、実際のところどうなのか?を確かめてみたところ、トレンドに飛びつくのはまだ早い!……となった理由をお伝えしていきます。


ぜひ次回もお楽しみに!

(執筆/マイべマガジン編集部・戸田はるか)

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