フュージョンマーケティング ハイブリッドスチームクリーナー SMD005は、使いたい時にサッと準備できる商品を探している人におすすめ。温度管理機能の検証では、ヘッドのフチ部分が熱くなりにくい点こそ気になりましたが、スチームが出始めてから約20秒で最高温度に到達。比較した商品のなかには約50~60秒かかったものがあったため、本商品は手早く使いたいときに便利といえます。使い勝手のよさはそこそこ。掃除場所に応じた多彩なパーツがあるものの組み立ては簡単な印象です。「本体が重い」という口コミに反して、本体重量は2kgと比較した商品のなかでは軽量。組み立て・持ち運びの際の負担も少なく軽い力で使用できるでしょう。しかし、本体が軽すぎるためか、ヘッドが突っかかって前へ進まない点が気がかり。モニター3人全員が「前へうまく押し出せない」「スムーズに動かない」といった操作のしにくさに言及しました。洗浄力もいまひとつな結果に。じゅうたん・フローリングの汚れはコーヒー汚れが少し落とせた程度で、クレヨン・カレー汚れはほとんど落ちませんでした。しかし、たたみの汚れは時間がかかるものの落とせており、比較したほかの商品でみられたようなたたみの傷みはありませんでした。本商品は、たたみを傷つけにくいため和室の掃除には活用できますが、じゅうたん・フローリングの汚れをしっかりと落としたいときや、スムーズな操作性を重視する場合は、ほかの商品を検討してみましょう。
Shark(シャーク)2-IN-1プロスチームモップ S3974Jは、家のいろいろな場所を掃除したい人におすすめです。実際に使用すると取っ手が持ちやすく、コードも5mと長いため広範囲を掃除しやすいでしょう。比較したなかにはキャニスタータイプの床掃除をメインとする商品もありましたが、こちらはハンディ―にもなり、汚れの箇所に応じて使い分けができますよ。実際に使ってみると、フローリングや畳のコーヒー汚れは落ちましたが、口コミとは異なりクレヨンやカレーなどの油分の多い汚れは残りやすいという結果に。また、本商品と同様に、比較したほとんどの商品がじゅうたんの汚れに苦戦しました。本体のタンク容量は380mL。ノズルと5cm離れた場所で温度を測定すると、スチームが出始めてからわずか20秒で最高温度に到達しました。比較したなかでは最高温度20~40℃の商品が多いなか、こちらは59.4℃を記録。サーモカメラで確認すると、熱の伝わり方も一部ムラがあるものの、全体的に高温でまずまずの結果でした。本体を組み立てると、「タンク部分以外の取り外し方がよくわからなかった」というモニターも。さらに、口コミどおり本体重量4.1kgと重く、持ち運びにくいのが気がかりです。モップとハンディの2タイプで掃除の幅が広がりますが、使い勝手のよさを重視する場合には、ほかの商品も検討してみてくださいね。
ラクラシーのスチームクリーナーは、軽い汚れの洗浄に向いています。検証では油汚れや焦げ汚れなど、こびりついた頑固な汚れまでは落とせなかったものの、表面部分に付着した汚れは比較的短時間で洗浄できました。60.5℃と最高温度も高く、ノズル全体の熱ムラが少ない点も魅力です。一方、使い勝手のよさは惜しい結果に。タンクが着脱式で給水は簡単に行えますが、アタッチメントの接続部分が固く、組み立てづらさを感じました。重量1.9kgと重いうえに、ボタンを押し続けなければスチームが噴射しない点も気がかりです。長時間の使用や持ち運びをする際には疲れてしまう可能性があります。とはいえ、高温のスチームにより洗浄力もそれなりにあるので、汚れたらすぐに落とすといった日常的な掃除には使いやすいでしょう。
SIS スチームジェットクリーナーは、細長いヘッドにより狭い場所の掃除におすすめです。組み立て時はアタッチメントを直感的に取り付けられ、給水も簡単に行えます。さらにコンパクトなサイズかつ、重量1.85kgと安定感があり、持ち運びもしやすいと好評でした。水漏れには注意が必要ですが、片手での操作もできます。また、洗浄力もそこそこです。油汚れや焦げ汚れの落ち具合にはもの足りなさを感じますが、スチームに勢いがあり、サッシの泥汚れは9秒と素早く洗浄できました。ノズル全体の熱ムラや温度のブレが見られる点は惜しいものの、使い勝手がよいスチームクリーナーをお探しの人はぜひ試してみてください。
Shark ハンディスチームクリーナーは、使い勝手がよいのが魅力。ボタンを押すだけでパーツの着脱ができ、楽に組み立てられます。容器にガイドラインがついているため、水を入れるのも簡単でした。重さが気にならず、モニター全員が「持ち運びやすい」と評価しています。片手でも掃除しやすいうえに、ホースが短いので取り回しもスムーズです。また、ノズルがしっかりと温まり、最高温度は68.4℃をマーク。スチームを噴射し始めてから30秒で最高温度に達し、立ち上がりが早いのもよい点です。高温になる分、油汚れはきれいに落ちました。換気扇やレンジフードの汚れに悩んでいる人におすすめです。一方で、泥汚れや焦げ付きは完全に落としきれせんでした。汚れを浮かすまでに時間がかかるので、じっくり丁寧にスチームを噴きかけましょう。