FeiyuTech VLOG pocket2は、持ち運びやすい商品をお探しの人におすすめです。本体は折りたたみ式で収納時は長さ146.6mmとコンパクト。比較した商品には400gを超える商品も多かったなか、272gと謳い文句どおり軽く、手軽さに持ち歩いて撮影を楽しみたい人にぴったりです。激しい動きをしてもブレにくい、高い安定性も備えています。実際に動きながら動画を撮影すると、ジャンプ・急加速をしてもブレは気になりませんでした。比較したなかには歩くだけでブレる商品もありましたが、独自設計の3軸手ブレ補正の実力で、口コミどおり安定した撮影ができますよ。アプリ機能も充実。オート編集は非搭載ですが、カメラが回転しながら撮影するスピンショットなどの特殊撮影・撮影モードを搭載しています。人物への追従性も優秀です。上位商品のように物や人の後ろ姿は認識できなかったものの、人物メインの動画を撮影したい人には十分な性能でした。操作性も良好です。独自性のある機能は搭載しないシンプルな仕様ですが、ズームレバーや録画ボタンなどベーシックな機能をしっかり搭載しています。口コミで好評だったジョイスティックでの角度調整や、トリガーボタンでのスマホの向き調整など直感的に操作可能です。使い慣れていない人でも、簡単に扱えるでしょう。価格は執筆時点で13,000円前後と、比較したなかでは中価格帯。安定性・操作性・機能性をバランスよく備え、気軽に持ち運べる一品です。旅先はもちろん、日常のちょっとしたシーンでも撮影を楽しみたい人は手に取ってみてください。より高性能なジンバルをお探しであれば、2万円まで予算をアップしてほかの商品も検討しましょう。
hohem iSteady Xは、気軽に持ち運べる、軽いジンバルがほしい人におすすめです。重さは259gと今回検証した3軸補正タイプのなかでは最軽量でした。折りたたみもできるので、かばんに入れても邪魔になりません。歩いている状態で撮影してもブレは見られず、人の顔が映っていればしっかりと追従も可能。アプリや基本的な機能を備えており、使いづらさは感じませんでした。一方で、ジャンプや急加速した際のブレが目立ちます。着地時の衝撃を吸収しきれませんでした。人の後ろ姿や物に追従しきれないのも残念。シーンを考えて撮影する必要がありそうです。また、トリガーボタンがないのも惜しいところ。人によっては使いづらさを感じてしまいそうです。とはいえ、激しい動きでなければ安定して撮影できるので、ぜひ検討してみてくださいね。
Insta360 Flowは、スマホ用ジンバル・スタビライザーを探しているすべての人におすすめです。実際に撮影すると被写体をしっかり追従し、後ろ姿・マスク着用時でも人物を認識しました。比較したなかにはアプリが非搭載の商品もあったなか、カメラを回転させるスピンショットなどの特殊撮影機能が充実。AIによる自動編集も可能で、目を引く動画を撮影できますよ。プロ並みの手ブレ補正も好評でした。比較したなかには歩いた振動ですら気になる商品もあったなか、走ってもまったくブレません。コツのいらない電動式の3軸手ブレ補正で、非常に安定した映像が撮れました。口コミどおり自分で調整する必要がなく、初心者でも気軽に挑戦できますよ。扱いも簡単です。装着はマグネット式で簡単に取り付け可能。クイック起動と合わせて、撮りたい瞬間を逃しません。ジョイスティック・トリガーボタンの操作性も上々です。比較した商品には搭載が少なかった内蔵三脚がとても便利で、いつでも手軽に視点を変えて撮影できますよ。しかし、重量は401gと持ち運ぶには若干重めです。比較したなかには250g程度の商品もあったなか、大型センサー搭載のため軽量とはいきませんでした。とはいえ、折りたたんだ長さは162.1mmと比較したなかでもコンパクト。別途三脚を用意する必要もなく、総合的にみれば持ち歩きも苦ではないでしょう。価格は執筆時点で税込20,900円(公式サイト参照)とやや高価ですが、豊富な撮影モードを搭載し、使いやすさ・安定性に優れています。旅行や食べ歩きといった撮影だけでなく、激しいスポーツの撮影にも適した一台。ぜひこの機会に購入を検討してはいかがでしょうか。
Insta360 Flow Pro CINSCBBAは、角度・距離を問わずしっかり追従したい人におすすめです。カメラは360度の回転が可能で、パノラマ撮影できるのが魅力。また一部の商品は距離が近いと追従できなかったのに対し、本品は1mの近距離・50mの遠距離ともに正確に反応したうえ、マスク姿や動くボールも追えました。「Apple DockKit」にも対応し、iPhoneなら専用アプリを使わなくても追従機能を利用できます。関節にあたる「軸」が3か所と多いおかげか、スマホ単体での撮影時と比べてブレが少なかったのもよい点。実際に9人のモニターが本品を使ったところ、左右に手を振った際や内カメラでの撮影時はブレが気になったものの、歩く・走る際のブレは抑えられており見やすい映像に仕上がりました。クリップ性能も高く、スマホをしっかり固定できて外れにくい構造です。折りたたんだ際のサイズも、比較した全商品の平均約19.5cm(※2025年4月時点)を下回る全長16.2cmとコンパクトで、持ち運びにもぴったり。バッテリー持続時間は10時間と十分なうえ三脚も内蔵しており、旅先などにも持って行きやすいでしょう。スマホを直接触らなくても、本体だけでさまざまな操作を行えるのも利点です。比較した約1/3の商品が非対応だったトリガーボタンが備わり、追従の開始・終了などの操作が可能。専用アプリを使えば、AIによる自動編集機能のほか、手をあげる動きで録画の開始・停止ができるジェスチャー機能も利用できます。一方で、持ち手の長さが約5cmとかなり短いのは気がかり。ボタンとの距離が近く、誤操作する可能性があります。また重量は368gと比較した商品内では平均的ですが、軽いとはいえず長時間の撮影では「本体が重すぎる」との口コミ同様に感じるかもしれません。360度のパノラマ撮影に興味がある人には向いていますが、扱いやすさを重視するならほかの商品も検討してみてください。<おすすめな人>360度のパノラマ撮影をしたい人近距離も遠距離もしっかり追従できるものがほしい人スマホのカメラ機能で追従撮影したいiPhoneユーザー<おすすめできない人>大きな動きやインカメラのブレにくさを重視する人
DJI Osmo Mobile3は、動き回る被写体の撮影をするシーンにおすすめです。安定性に優れており、急加速や急停止にもすばやく対応。ジャンプしてもブレることなく撮影ができました。アプリも充実しており、ジェスチャー操作やドリーズーム機能も搭載しています。追従性能が高いので、人や物など被写体に関わらず、どんな状況でも認識してくれました。ジョイスティックやトリガーなど、基本的な機能は付いているため、日常使いに不便は感じません。重さは405gなので、持ち運びにも負担にならないでしょう。自撮り棒とスマホのセッティングの機能がないのは惜しいところですが、通常の撮影であれば申し分なしの機能性です。正確性で選びたいなら、ぜひ候補に入れてみてくださいね。
DJI OM4は、簡単に本格的な撮影をしたい人におすすめです。今回の検証では、全項目でトップクラスの高評価を獲得しました。スマホに磁器パーツを取り付けるマグネット式で、本体にすぐセットできます。ジョイスティックやトリガーボタンもあり、操作性も良好でした。安定性・追従性に優れているのも魅力です。走る・ジャンプするなどの動作をしてもほぼブレず、被写体も顔が見えない状態になるまで追い続けました。被写体を逃さず浮遊感のある映像が撮れるので、動きが激しいスポーツの撮影にもうってつけですよ。専用アプリも使いやすく、機能も充実。ドリーズーム・スピンショットといった特殊効果も付けられます。動画編集すれば、プロさがならの本格的な映像になるでしょう。軽量とはいえませんが、折りたたむと全長163mmまで小さくなり、持ち運びにも困りません。今回検証した全項目において大きな欠点がなく、手軽さ・機能性のどちらも重視したい人に適したスマホ用ジンバルといえます。