カドー FOEHN 001は、軽量でどこにでも持ち運んで使いたい人には候補のひとつになるでしょう。本体は直径49mmの円筒形で、重量は実測で0.6kgと、口コミどおり軽量コンパクト。比較したなかには4kg以上の重いものや大きくて場所を取る商品もありましたが、こちらは引き出しの中にもしまいやすいのが魅力です。送風・乾燥・ダニ対策・温めと、基本的な機能もそろっていますよ。しかし、ダニ対策モードの働きはいまひとつ。実際に運転したところ、枕元の温度は53.1℃・中央から足元付近の温度も30~40℃台と、ダニが死滅するとされる55℃を下回りました。比較したなかでしっかり温度が上昇したのは、「三菱電機 ぽかサラPlus AD-PS70BB」など一部商品のみ。こちらは布団内の表面温度が平均64.2℃まで上昇したため、効果的にダニ対策したいならチェックしてみましょう。また音の大きさを指摘する口コミのとおり、稼働音が大きいのもネックです。温めモードの騒音値は73.7dBと、セミの声ほどの音が出るため、周囲へ音が響くのが気になる人には不向きといえます。比較した商品には音が静かなものも多く、とくに「三菱電機 布団乾燥機 AD-PS80BC-H」は、美術館の館内ほどの静けさを発揮。夜遅くに使いたい人は、こちらがおすすめですよ。一方、温めモードの性能は良好でした。実際に使った結果、枕元から布団の端までの温度は、平均で36.8℃に到達。比較したほかの商品も35~40℃まで上昇した商品が多く、置き型タイプのものと変わらない温まりやすさです。乾燥モードを使った検証でも、染み込ませた水は30分後には約9.1%蒸発し、全体平均と同等の乾きやすさでした。こまめにケアをすることでカビ対策にも期待できるでしょう。帰省先でも使いやすいお手軽さは魅力ですが、大きな音が出てしまう点に要注意。比較したほかの商品には、しっかりダニ対策できるものや稼働音が静かな商品もあるので、そちらを検討してみてください。
シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-RH140は、洗濯物を素早く乾かしたい人におすすめです。実際に使ってみると、薄手の服はもちろんパーカーのフード内を5時間でカラッと乾燥させました。パワフルさを売りにしたパナソニックの「F-YHVX200-W」も検証では苦戦したなか、本品の衣類乾燥力は「洗濯物がしっかり乾く」という口コミどおり優秀といえます。上下左右と広範囲に風を送れるルーバー(羽)を搭載し、物干しスタンドの端や下に置いた靴まで風を届けられるのも魅力です。肝心の部屋の除湿力も十分。15分の稼働で湿度71.75%から47.32%まで除湿できました。比較したなかには30分稼働して50%以下に湿度を下げられなかった商品もあったことを思うと、こちらは除湿力のパワー・スピードともに期待できるでしょう。タンクは水を運ぶのに便利な取っ手と注ぎ口・フタがあり、容量は3.6Lと大きく、頻繁に排水する必要がありません。お手入れが必要なフィルターも1か所のみで、基本は掃除機でごみを吸い取るだけ。実測値で14.93kgと重めですが、キャスターつきなので部屋干しの場所までスイスイ運べますよ。1時間の電気代は除湿時・乾燥時ともに10円と、ハイブリッド式にしては控えめ。タイマーは1〜9時間まで1時間単位で細かく設定可能。湿度が30%を下回ると除湿から送風に切り替わるなど、余分な除湿で電力を消費するのを防ぐ機能も搭載されています。季節によって適した除湿方法を選択できる、気になったのは、弱モードでも音が大きい点。本商品のようにハイブリッド式のものは、エアコンの室外機に相当する機構を搭載しているため、稼働音が大きい傾向が。強モードはさらに大きく、「稼働音が気になる」との口コミどおり、静かなリビングや寝室だと音が気になるでしょう。気になる人はほかの商品もチェックしてみてください。
サンルック 衣類乾燥機 SR-ASMN206は、短時間でしっかり乾かせる小型の商品を探している人におすすめです。実際に綿麻モードで3時間乾燥させると、ワイシャツとチノパンはカラッと乾きました。厚手のパーカーはポケット内や裏地がやや湿っていましたが、全体的にはしっかり乾いている印象。比較した一部の商品にはワイシャツすら乾きムラがあったなか、小型モデルにしてはパワフルです。容量の約6割にあたる1.8kgの乾燥時間も2時間45分と短く、家事の合間に終わらせられるレベル。旧モデルのSR-ASMN205を含め多くの商品が3時間半以上かかっていたなか、お出かけ前にも使いやすいでしょう。電気代も1回あたり50.22円と、1日1回使っても年間18,000円程度。旧モデルでは年間2.2万・ほかの商品には4万円を超えるものもあったのに対し、光熱費の負担も少なめです。稼動音も54.4dBと比較したなかでは小さく、振動も控えめ。別部屋であればさほど気にならず、夜間や集合住宅でも気兼ねなく使えます。本体は幅48×奥行40×高さ56cmとコンパクトなので、限られたスペースにも置きやすいですよ。15.4kgと女性1人でも持てる重さで、取っ手もあるので場所の移動も簡単です。一方で、お手入れ面には懸念が残る結果に。比較したなかには使い捨てフィルターに対応しているものもあったのに対し、定期的にフィルター3枚分のホコリや糸くずを取り除く必要があります。お手入れサインがなく、掃除のタイミングがわかりにくいのも難点。2〜3か月ごとに別売りのフィルターに交換することが推奨されており、買い換えの手間がかかることも考慮しておきましょう。とはいえ、比較したほとんどの商品で手入れの負担はかかりやすい結果でした。公式サイトでの販売価格は36,060円(※2024念10月時点)と、小型の衣類乾燥機としては一般的。乾燥力が高く電気代も控えめなので、コンパクトな衣類乾燥機がほしい人はぜひ候補に入れてみてくださいね。<おすすめな人>短時間で衣類をしっかり乾かしたい人小型で設置しやすいものを探している人電気代を節約したい人<おすすめできない人>お手入れのしやすさをとにかく重視する人
パナソニック 衣類乾燥機 NH-D605は、家事や仕事が忙しくフィルター掃除の時間がない人におすすめ。本商品は比較したなかでは珍しく、フィルターを使い捨てできるモデルです。ほかの商品はゴミをこまめに取り除く必要があるのに対し、汚れたフィルターを捨てるだけでよいのは大きな魅力でしょう。静音性の高さもメリット。多少の振動は発生しますが、ガタガタと大きく揺れるほどではありません。比較したなかには運転中の音が62.2dBに達するものもあったのに対し、本商品は55.7dBと控えめ。ときどき金属製の槽と衣類が触れる音が高く響いたものの、常時うるさくは感じないレベルです。デザインにもこだわりが。あらゆる空間になじむマットな質感で仕上げているほか、電源オフ時にはパネルの表示が消え、目につかないよう配慮されています。衣類を出し入れしやすさを考えて投入口を広く設けているのもポイントです。一方、肝心の乾燥力は物足りません。Yシャツ・チノパン・パーカーを乾かした結果、完全に乾いたのはYシャツのみ。チノパンとパーカーは生地が重なった箇所が濡れていました。標準コースは運転から終了まで約3時間30分もかかりますが、衣類によっては完全に乾かそうとするとさらに時間がかかるでしょう。電気代の高さもネック。ワットモニターを使って電気代を試算したところ、年間で40,847円もかかるとわかりました。なお、同時に比較した日立の衣類乾燥機「DE-N60HV」も同程度の電気代がかかりますが、洋服がしっかり乾いたので目をつぶれる範囲内といえます。厚手の衣類もしっかり乾かしたい人は、ほかの商品を検討してみてください。
ハイアール 9.0kg 衣類ケア乾燥機 jz-k90aは、乾燥力の高さを求める人におすすめです。実際に使うとワイシャツは水分がまったく残らず、チノパン・パーカーもポケットの中以外はしっかり乾かせました。比較した商品内ではパーカーの乾燥に手こずるものが多かったことをふまえると、薄物・厚物問わず乾かせ、洗濯の手間を減らせます。1回の乾燥時間は3時間42分と比較した商品内でも長いものの、電気代は安めでした。1回の乾燥にかかる電気代を調べたところ、比較した全商品の平均が65.73円(※2024年10月時点)だったのに対し、本品は54.25円を記録。毎日使用しても年間19,802円と光熱費が少なく済むため、使用頻度が高い人にも向いていますよ。静音性にも優れています。実際に本体から1m離れた場所での運転音の音量は52.9dBと、比較した全商品の平均約58.6dB(※2024年10月時点)よりも控えめでした。ガタガタという振動も気にならず、アパートなどの集合住宅で使用しても騒音の心配は少ないでしょう。ただし、お手入れサインがないのは惜しいポイント。メーカーからは使用ごとに排水タンク・フィルターの掃除が推奨されており、こまめなお手入れが負担に感じる可能性があります。また「サイズが大きい」との口コミどおり乾燥容量9kgと大型で、設置しづらいのも気になりました。設置スペースを確保できるか、購入前に確認が必要です。手入れの手間やサイズの大きさは懸念点ですが、パワフルな乾燥力でさまざまな衣類を乾燥させられるのは魅力。ECサイトでの販売価格は約13万円と高価(※2024年10月時点)なものの、大容量なので洗濯物が多い家庭でも活躍します。洗濯の時短につながるので、この機会にぜひ購入を検討してみてください。<おすすめの人>乾燥力重視で選びたい人頻繁に衣類乾燥機を使う人集合住宅などで騒音を防ぎたい人<おすすめではない人>設置スペースが限られている人できるだけ短時間で乾燥を済ませたい人初期費用をあまりかけたくない人
アイリスオーヤマのカラリエ ツインノズル FK-W2-Wは、家族人数が多い家庭におすすめです。ツインノズルを採用しており、2枚の布団を同時に温められます。「あっという間に布団の中がぬくぬく」との口コミどおり、パワーも十分でした。実際に使用したところ、頭は58.9℃・中央部は57.9℃・足元は42.1℃まで温度が上昇。比較したなかでは温度のムラが出やすかったマットなしタイプながらも、広範囲をしっかりと温められました。乾きやすさは、おおむね良好です。寝汗を想定した水を含ませたシーツに使用したところ、足元以外はほぼ乾燥できました。比較した一部商品のように完璧には乾き切らなかったものの、寝汗によるカビ発生リスクは十分軽減できるでしょう。付属品は少なめですが、専用のノズルを使えば靴の乾燥も行えます。ダニ対策にも有効です。ダニ対策コースを使用したところ、布団の足元・中央・右上・頭部分でダニを死滅させられる温度を規定時間維持できました。一部ではダニ対策に有効な環境を作れなかったものの、全体的に十分な温度まで上昇したため、効果が期待できる性能といえますよ。電気代もリーズナブルで、乾燥モード1回あたり18.29円でした。比較したほかの商品も電気代は安く済みますが、なかには22円ほどかかるものも。少しでもランニングコストを抑えたい人におすすめです。重さは2,274gと軽量とはいえないものの、取っ手付きなので持ち運びやすさは良好でした。片づけはホースを縮めるだけと簡単です。一方、収納にスペースを取る点は惜しいポイント。コンセントが一体収納できず、少々かさばります。また、「うるさいのが気になる」との口コミどおり、稼動音は60.55dBと静かとはいえません。静かな環境下だと風の音が気になるでしょう。とはいえ、機能面は高性能なので、布団乾燥機がほしい人はぜひ候補としてみてください。<おすすめの人>2枚の布団を同時に温めたい人ぬくぬくとした布団で眠りたい人季節に応じてコースを選べるものがほしい人<おすすめできない人>なし
シャープ 衣類乾燥除湿機 CV-R71は、スマートに設置できて静音性も高いのが魅力です。「音が気になる」という口コミに反し、運転音を測定すると強モード48.13dB・弱モード36.67dBと静かでした。強モードは比較した商品の平均値約52.03dB(※執筆時点)を下回っており、書斎や寝室でも使いやすいですよ。除湿時時の積算消費電力が0.17kWと低く、浴室乾燥機に比べ大幅な節電ができるのもポイントです。排水もスムーズでした。タンクにフタがあり、水がいっぱいの状態でも移動中に水をこぼしにくい設計です。タンク容量は約2.5Lと小さめで排水頻度は多いものの、注ぎ口から水を捨てるだけでOK。比較した一部商品のようにいちいちフタを外す必要はありません。お手入れが必要なフィルターも1つしかなく、手間なく清潔を保てるでしょう。しかし、衣類乾燥力は低めです。実際に部屋干ししたところ、5時間たってもパーカーやチノパンなどの厚手の衣類は全体的に湿気が残っていました。ワイシャツやTシャツなど薄手のものは乾きましたが、上位商品には2時間で乾いたものも。「スピーディに乾かす」と謳うには物足りなく感じます。部屋の除湿力も高いとはいえないものの、それほど広くない空間なら効果を発揮できるレベルでした。15分運転すると湿度は68.62%から48.48%まで低下。比較したなかには30分稼働しても70%だった商品があったことを踏まえると、ある程度のパワーに期待できます。とはいえ、比較したなかには15分で30%台まで除湿できた商品もありました。空間の除湿力はあと一歩というところです。ECサイトでの販売価格は21,000円前後(※執筆時点)とお手頃価格。独自の空気清浄技術プラズマクラスターを搭載しており、狭い部屋で使うなら候補となるでしょう。「重たい」という口コミに反して重量も9.4kgと比較的軽く、A4サイズほどのスペースがあれば設置できるのも利点です。ただし、除湿方式がコンプレッサー方式で、寒い環境だと除湿力が落ちるのは気がかり。よりパワーのある商品もあったので、リビングなど広い部屋で使うならほかを含めて検討してみてください。
日立 衣類乾燥機 DE-N60HVは、大型の衣類乾燥機がほしい人におすすめです。乾燥容量は6.0kgと大きく、衣類の乾きやすさも比較したなかでトップクラス。実際に標準モードで使用すると、ワイシャツ・チノパンを完全に乾かせました。比較したシャープやSun Ruckが苦戦した厚手のパーカーの乾き具合も優秀。パーカーのポケット内のみしっとりと湿り気がありましたが、フードや前身頃はカラッとした仕上がりでした。薄手の衣類はもちろん、厚手の衣類が増える冬場にも活躍します。乾燥中の運転音も54.7dBと、気になるほどの大きさではありません。比較したなかには60dBを超えるものや、衣類と槽がぶつかる音が大きなものもあったのに対し、こちらは本体が多少揺れた程度。設置時に本体を周りの壁から離してしっかりと固定すれば、音が気になることはないでしょう。お手入れが必要なフィルターは3枚。比較したほかの商品もほとんどが3枚だったため、至って一般的な作りといえます。加えて、お手入れサインがついているのがうれしいポイント。掃除のタイミングがひと目でわかるので、フィルターの汚れ具合をチェックする手間を省けます。一方で、乾燥完了までにかかった時間は3時間48分と、比較した全商品の平均時間である3時間13分(※執筆時点)を30分超える結果に。時間がかかる分電気代もかさみ、1回あたり112.69円と少々高めです。毎日たくさんの洗濯物を乾燥させたい人は、乾燥にやや時間がかかる点や電気代がネックになる可能性があります。使い方としては、スタートさせたあとに出かけたりほかの家事をしたりするのがおすすめ。衣類乾燥機を選ぶうえで最も重要な衣類乾燥力に秀でているので、晴れの日は外干しするなど工夫することも考慮に入れて、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。ヒーター乾燥・風乾燥の2種類を切り替えられるので、デリケートな衣類にも使いやすいですよ。