Prism クレイモア ウルトラ3.0は、とにかく明るいLEDランタンを求める人におすすめです。測定した平均照度は、比較したなかでトップクラスの56ルクスを記録。最大2,200ルーメンの明るさと、足元までしっかり照らせるパネルタイプにより、サイト内も移動しやすいでしょう。「メインランタンとして使える明るさ」という口コミどおり、細かい手作業をしたいときにも便利ですよ。ライトは、3色の色調と5段階の光量から選択可能。実際に使用したモニターからは「白い光にもやや温かみがあって好み」「各段階にしっかり差がある」と好評でした。作業中や休憩時など、シーンにあわせた雰囲気を演出しやすいでしょう。機能性も非常に充実。雨や砂ぼこりによる故障リスクを低減する、防水・防塵レベルIP44に対応しているうえ、モバイルバッテリー機能も搭載。残量インジケーターもあるため、スマホを節電しながら充電できます。また、本体とボタンが同じ黒なので、「電源ボタンが見にくい」との口コミどおり暗闇ではわかりにくいものの、慣れれば問題ないでしょう。しかし、最大光量での連続点灯時間は、約4時間と短め。比較したなかで7時間以上点灯した、同じ充電式のWAQ LED LANTERN2などにはおよびません。長く点灯させたいなら、光量を調節するなどして節約しましょう。さらに、重量が570gとやや重く、サイズも若干大きめ。ザックのポケットへは入れにくく、持ち運びにはあまり向きません。とはいえ、シーリングライトのように吊るしても使えるため、非常に広範囲を照らせる点は魅力。とにかく明るいので、テントを2個使うような大人数での使用にはうってつけといえます。ファミリーキャンプなど、広いフリーサイトで使いたい人には、とくにおすすめしたい商品です。
KMコーポレーション LUMENA7 LEDランタンは、携行性も明るさも譲れない人におすすめです。本体重量はたったの約220g。比較した全商品の平均が457.7g(※執筆時点)だったなか、トップクラスの軽さでした。サイズも幅9.2×高さ9.2×奥行2.8cmとコンパクトです。「片手で持ち歩ける」と謳っているように、カバンに入れてもかさばらないでしょう。「1つで十分な明るさ」という口コミどおり、小さいながらも明るさは優秀。照度を計測した検証では、平均23ルクスと好成績を記録しました。比較したほかの商品にはキャンプに必要最低限の10ルクスに満たないものがあったなか、足元までしっかり照らせます。2ルームテントを使う場合にも重宝しますよ。光色はやわらかな色からはっきりした色まで3パターンあり、作業時やリラックスタイムなどシーンに合わせて選択可能。光量の無段階調節機能はないものの、好みの明るさに調整できました。実際に使ったモニターからは「明るさを調整して自分好みのものを見つけられた」という声があがっています。連続点灯時間は約9時間と、1泊にちょうどよい長さ。ただし、比較したなかでは乾電池式のほうが平均連続点灯時間が長く、本品は連泊するにはやや物足りないでしょう。操作は電源ボタン1つのみで簡単ですが、ボタンが本体と同じ色のため暗いなかでは見つけづらいのもネックです。機能性はまずまず。「実用性が高い」との口コミのとおり、スマホを充電できるモバイルバッテリー機能がついていました。バッテリー残量の表示機能もあり、使いすぎないよう調整しやすいですよ。一方、防水・防塵機能がないのは惜しい点。雨・雪・強風の日は使用を避けたほうがよさそうです。パネルタイプで照らしたい場所を狙って照らせ、コンパクトながらLEDランタンとして十分な明るさを発揮する本品。デザインもおしゃれで、お気に入りのキャンプギアのひとつになるでしょう。LEDランタン選びに迷った際は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
Coleman バッテリーガードLEDランタン/1000
コールマン バッテリーガードLEDランタン/1000は、やさしい光でリラックスタイムを演出したい人におすすめです。実際に使うと「あたたかみのある光」との評判どおり、穏やかな暖色の光に包まれました。モニターからも「やわらかな印象」「目がチカチカしない」と好評です。比較した白い光色の商品に比べて、キャンプの夜にぴったりな雰囲気を作れますよ。乾電池式で、連続点灯時間が168時間とかなり長いのも利点。比較した全商品の平均が約81.3時間(※執筆時点)だったことを考えると、停電した際にも活躍するでしょう。スイッチがダイヤル式で、暗闇で見つけやすい点もメリット。360度照らせるため、テーブルに置けばやわらかい光が全体に広がります。一方で、作業用として使うには明るさが足りません。180cmの高さから照らしたところ、比較したほかの商品には照度が40ルクスを記録するものがあるなか、本品は平均8.14ルクスでした。メインランタンとしては明るさがいまひとつで、「暗い」という口コミどおりといえます。機能性もいま一歩な結果です。「全方向からの水しぶきに耐える防水性能」という謳い文句ではあるものの、防水機能はIPX4と生活防水レベル。懐中電灯やモバイルバッテリーとして使うこともできず、災害時に役立つ機能は少なめでした。「重い」との口コミどおり、重量も570gとずっしりめ。比較した全商品の平均457.7g(※執筆時点)を上回っている点が気になります。体積も小さくはないため、ザックに入れて持ち運びする際は収納スペースを確保しておきましょう。携行性も重視したいなら、ほかの商品も検討してみてください。
プリズム クレイモア ウルトラ CLC-1400BKは、広いサイトを使用するファミリー・グループキャンプにおすすめです。3m四方スペースの真ん中に吊るして四隅の照度を計測すると、平均50ルクスを記録しました。比較した商品の平均は20ルクス(※執筆時点)だったなか、トップクラスの明るさに。広いサイトも十分照らせます。パネルタイプでまっすぐ光を照射でき、高いところに設置ると足元までしっかり照らせるのも魅力。実際に使うと、比較した360度タイプは足元が暗くなりがちでした。対してこちらは、試したモニターから「サイト全体を明るくできる」「広範囲に照らせる」と好評。夜間の料理など、作業をしたいときにも便利です。最大光量ではやや光が強すぎると感じたモニターもいましたが、5段階に調節できるので好みの明るさを見つけられます。光色も3色あり、「好きな明るさで過ごせる」「利用シーンに合わせて使える」とモニターから好印象でした。「みんなが集う場の雰囲気に合わせて3つの光色を切り替えられる」との謳い文句どおり、快適に過ごせます。しかし、明るいぶん最大光量時の連続点灯時間は短め。実際に点灯させ続けると、比較した同じ充電タイプの商品は平均8時間(※執筆時点)持ったのに対し、こちらは3時間58分で消えてしまいました。光量を調節しながら使ってください。機能面も充実しています。防塵・防水やモバイルバッテリー機能を搭載。キャンプはもちろん緊急時にも重宝します。「重すぎる」と口コミで指摘されていた重量は405gと特別重たくありません。「コンパクト」と謳うとおり小さく、ザックの隙間に入れておけますよ。「ボタンが押しにくい」との口コミどおりやや押しづらいものの、慣れれば問題なく扱えるでしょう。コンパクトながら広範囲を明るく照らせるうえ、機能も充実した汎用性の高い一品です。ひとつ持っておけば、キャンプ・停電時・ちょっとした庭での作業など幅広いシーンで活躍するでしょう。より軽量で持ち運びやすいタイプをお探しなら、ほかの商品も含めて検討してみてくださいね。
今回検証したジェントスのEX-036Dは、使いやすさを重視する方にはおすすめできません。1つのボタンで点消灯・光量調節・モードの切り替えを行うため、慣れていないと操作に戸惑います。点灯の際はボタンを2秒長押しする必要があるうえ、すぐに消せないのが難点。また光量の無段階調節ができるのは、光量を下げるときのみ。光色モードにおいても、点灯後3秒以内にボタンを押さないと切り替えができません。一方で、サブランタンとしての明るさには優れています。検証では、スペース四隅の平均照度39.9ルクスを記録。今回検証した全サブランタンのなかでも、トップクラスの光量を発揮しました。しかし操作方法が難しいため、使いやすさを重視する方は、他の商品も検討してみて下さいね。
今回検証したWAQのLEDランタンは、明るさに優れたメインランタンをお探しの方におすすめです。3m四方のスペースの照度を測ってみると、22.8ルクスを記録。光源が面発光のため、周囲を満遍なく照らしました。実際に使用する際も、快適に料理や作業を行えるでしょう。また、使い勝手にも優れています。消灯に若干手間がかるものの、電源ボタンを軽く押すだけで点灯が可能。光量調節は4段階と少し物足りないですが、カチッと音が鳴るのが好印象です。光色も電源ボタンを長押しすれば、3種類のモードで設定できます。明るさ・使いやすさともに良好ですが、消灯がしやすく、細かい光量調節ができるランタンは他にもあります。より使い勝手にこだわりたい方は、レビューを参考に他の商品をチェックしてみてください。