ミノン全身保湿ミルクは、家族全員で使える保湿剤をお探しの人におすすめです。敏感肌向きなブランドらしい、肌質を問いにくい組成が魅力。比較した商品内にはデリケートな肌に使いにくいものがあったのに対し、本品は敏感肌への刺激になりうる成分はあまり見当たりません。成分を見た理系美容家は有効成分に着目し、「肌荒れを防ぐ効果が期待できる」と評しました。保湿力も申し分ありません。モニターに商品を塗布し専用の機械で肌水分量を測定すると、塗布3時間後の肌水分量は塗布直後より平均13.16%上昇。比較した全商品の平均値-2.52%(※執筆時点)を、大きく上回りました。「肌にうるおいを与える」と謳うとおり、乾燥肌の人でも使いやすいといえます。無香料タイプで、使用中の香りはほぼ無臭。「においが気になる人でも使いやすい」との口コミどおりで、シーンを問わず塗布しやすいのがメリットです。ただ、検証で使用した200mLボトルの使い勝手はいまひとつ。フタの開閉・液の取り出しに手間がかかるため、サッと使いたい人は400mLのポンプタイプを購入しましょう。みずみずしいテクスチャですが、塗布後は少しべたつきが気になりました。商品を塗布した面を30個のビーズが入った容器に押し当てると、高評価基準の10個を超える平均15個が付着。「肌にすぐなじむ」との口コミに対し、しっとり感のある仕上がりです。これ1つで顔・体の両方の保湿ケアに使える手軽な商品ですが、塗布後すぐ服を着たい人はほかの商品も検討してください。
JILL STUART ジルスチュアート ボディミルク ホワイトフローラル
ジルスチュアート ボディミルク ホワイトフローラルは、アロマのような香りは魅力ですが、保湿力にはあまり期待できません。実際に3人のモニターの腕に塗布したところ、3時間後の肌水分量は塗布直後より平均1.7%低下。比較した商品には15%以上上昇したものもあったなか、こちらは高評価の基準値+10%にも届かず、うるおいが減りました。乾燥肌の保湿ケアとしては物足りないでしょう。肌へのやさしさの評価もいまひとつでした。成分表を見た理系美容家の箱崎かおりさんは、「敏感肌の刺激となりやすいエタノールと防腐剤のサリチル酸を配合している」と指摘。比較したなかには肌質問わず使いやすいと評された商品もあったのに対し、こちらは肌がデリケートな人は注意が必要です。一方、べたつきにくい使用感は魅力。本品を塗った手の甲に30個のビーズを押し当てると、付着したのは高評価の基準の10個よりも少ない9個のみでした。比較したほかの商品には15個以上もついたものがあったなか、塗布後のべたつきは控えめです。「べたべた感なく使いやすい」という口コミとも相違なく、重い使用感が苦手な人にも向いています。香りは、甘さのあるフローラル系です。「ツンとする人工的な香りが苦手」という口コミに反し、使用したモニターからは「甘い花の香り」「リラックスタイムにぴったり」と好印象でした。容器は、開け閉めの手間がかかるボトル式です。手軽さには欠けますが、「かわいいデザインで気分が上がる」という口コミもあったことから、デザイン重視派の人にはよい候補となるでしょう。値段は250mL入りで税込3,300円(※執筆時点・公式サイト参照)。比較した商品のなかではややリッチな価格帯ですが、甘い香りを楽しみながらボディケアが叶う一品です。とはいえ、乾燥が気になる肌にはあまり向いていないため、しっかり保湿ケアしたい人はほかの商品をチェックしてみてください。
GIVENCHY イレジスティブル ボディミルクは、甘い香りで気分を上げたい人におすすめです。香りを確かめた女性モニターからは、甘く華やかな香りが好印象。比較したなかにはクセのある香りで好みが分かれやすい商品もあったのに対し、「高級感のある香り」「ほどよいフローラル感がある」とポジティブな感想が相次ぎました。肝心の保湿力も高評価で、塗布3時間後の肌水分量は塗布直後より平均6.5%アップしました。比較したなかには時間経過とともに肌水分量が大幅に減少した商品もあります。一方、こちらはややモニター間で個人差が見られたものの、乾燥が気になる肌の保湿ケアにもぴったりでしょう。べたつきにくいのも魅力です。ボディミルクを塗った手にビーズを押しつけると、付着したのは30個中5個のみ。比較したなかには高評価の基準とした10個より多くついた商品もあったのに対し、塗布直後のべたつきは控えめといえます。口コミでも「さらっとしてべたつきにくい」と評判で、軽い使用感を好む人にもおすすめです。しかし、成分表を見た理系美容家のかおりさんは、「敏感肌の刺激となりやすいエタノールの配合量が多い」と予想。比較したヴェルジェの「Cher-Couleurモイストミルク」は肌質問わず使いやすいと評されましたが、こちらは敏感肌の人は避けたほうがよいでしょう。執筆時点の値段は、200mL入りで税込7,590円(※公式サイト参照)。比較したなかではリッチな価格帯ですが、「リフレッシュできる香り」という口コミどおり香りを楽しみつつボディケアが叶う一品です。シンプルなデザインのボトルはワンタッチで開閉でき、手間も感じにくいでしょう。この機会にぜひ購入を検討してみてくださいね。
シェルクルール モイストミルクは、お風呂上がりに手間なく保湿ケアしたい人におすすめです。実際に女性モニター5名の肌に塗布すると、3時間後の肌水分量は平均2.21%アップ。乾燥対策が見込める10%以上には届かなかったものの、比較したなかには肌水分量がマイナスになった商品も多くありました。本品はひどいカサつきをケアできるほどとはいい難いものの、ボディミルクとしては申し分ない保湿力が期待できるでしょう。ポンプ式の容器は安定感があり、ワンプッシュで全身に塗り広げられる適度な量が出せました。モニターからも「1プッシュの量が多いので全身に素早く塗布できる」「ポンプも柔らかく押せて、とても楽に使用できた」と好評。ボトルが大きめなので、温泉やサウナ・旅行などに持ち運ぶよりも自宅で使うのに適しています。敏感肌の刺激になりうる成分が少ないと評価されたのもうれしいポイント。比較したなかにはDIORのジャドール ボディミルクのように、保湿力に優れていてもアルコールが高配合で敏感肌の人には向かないものもありました。本品には精油が配合されているものの種類が少なく、敏感肌の人でも使いやすいでしょう。ほのかなハーブの香りもモニターから好印象。一部「薬草や薬品のような香りがある」との声もあったものの、多くのモニターが「リラックスタイムにぴったり」「爽やかでリフレッシュできる」と満足しました。香りに敏感な人はニベア プレミアムボディミルクなど無香料のタイプもおすすめですが、ケア中に香りも楽しみたいなら本品は有力な候補となるでしょう。値段も300gで税込3,300円(※執筆時点・公式サイト参照)と比較的リーズナブル。プチプラとまではいえないものの、200mL程度で約7,000~8,000円のデパコスより手が出しやすく続けやすいですよ。塗った直後は少しべたつきますが、そこまで気にならない程度。クリームほど重すぎず、毎日ササッと肌を保湿したい人はぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。
ディオール ジャドール ボディ ミルクは、香りを楽しみつつしっかり保湿したい人におすすめです。香りをチェックした女性モニターからは、華やかで高級感のあるフローラルブーケの香りが好評。比較した商品には香りが独特で好みが分かれやすかったものもありましたが、「気分が華やぐ」「気分をリフレッシュさせられる」と満足度の高い声が見受けられます。外出や就寝前などに使用するのもよいでしょう。肝心の保湿感も優秀です。塗布3時間後の肌の水分量は、塗布前に比べ約10%もアップ。比較したなかには塗布前よりも肌の水分量が大幅に減少したものもあったのに対し、本商品はモニター全員が高い肌水分量をキープできました。謳い文句どおり、保湿効果が期待できますよ。使い心地はとっても軽やかでべたつきにくく、汗をかきやすい季節でも使いやすいでしょう。一方、成分表示をチェックした専門家からは、「敏感肌の人には不向き」とのコメントが。敏感肌への刺激になりうるエタノールの配合量が多いと予想されることや、陰イオン界面活性剤で乳化されている点が気になりました。肌の弱い人や乾燥が強い人には不向きといえます。公式サイトの価格は、200mL入りで税込8,800円(※執筆時点)。比較したなかでは高価格帯ですが、「いい香りでリフレッシュできる」との口コミどおり香りを楽しみながら保湿ケアができる一品です。ボトルはフタの開閉が少し手間に感じたものの、ゆったりとスキンケアの時間をとるにはよいでしょう。ボディミルク選びに迷ったら、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
サボン シルキーボディミルク パチュリ・ラベンダー・バニラは、さらっとした仕上がりを求めるなら候補に入る商品です。商品を塗布した手の甲にビーズを押し当てたところ、ビーズは手の甲に平均4.3個しか残らず、べたつきにくいことがわかりました。高評価の基準とした10個を大幅に下回る優秀な結果で、「いやなベタベタ感がない」という口コミにも納得できます。ただし、保湿力が足りないのが難点。5人の女性モニターの腕に商品を塗布し、塗布前と塗布から3時間後の肌水分量を比べたところ、平均で約-30%と低めの値に。塗布3時間後は肌水分量が減少したため、乾燥肌の人には不向きでしょう。比較した人気の「「SHIRO サボン ボディミルク」は肌水分量が12%も増加。乾燥が気になる人は、肌水分量が10%以上アップした商品も検討してみましょう。理系美容家による、肌へのやさしさに関する成分評価もいまひとつの結果に。成分表を見た専門家は、アニオン界面活性剤のセチル硫酸Naや清涼感を与える乳酸メンチルが配合されている点に着目し、「敏感肌には向いていない」との見解を示しました。「ニベア プレミアムボディミルク リペア」は、「敏感肌への刺激が懸念される成分がほぼ見られない」と評価されたので、肌が敏感な人はあわせて検討してみましょう。パチュリ・ラベンダー・バニラの香りは甘めで強く、モニターの好みがわかれる結果に。一部に好みだと感じる人はいたものの、多くの人からは「香りが甘ったるくて印象が強すぎる」「香りが強くて体全体に塗るのには使いにくい」といった声が。また、比較したなかで人気だったのは手軽に使えるポンプ式。対してこちらはチューブ式の容器で、フタの開け閉めに手間がかかります。価格は200mLが税込4,840円(※執筆時点・公式サイト参照)と、比較したなかでは高め。シーンや人を選ぶ使用感で、気軽に使いたい人やプレゼントには不向きでしょう。比較した上位商品には、リーズナブルで使いやすいうえしっとり感をプラスできた商品もあるので、より高評価だった商品もあわせて検討してみてください。