結論からいうと、ゲロルシュタイナーは、普段から硬水をよく飲んでいる人におすすめ。アクアソムリエの鶴田さんとmybestのモニターが試飲した検証では、シュワッと感があるため硬度が高いわりには飲みやすく感じました。専門家の鶴田さんからは、「塩味がよいアクセント」という声が寄せられています。しかし、ミネラル系の味が強いため好みが分かれやすいのは惜しいところ。おいしさに満足したと回答したのは、モニター5人のうち1人のみ。日本の天然水をベースにした商品に比べるとクセが強く、モニターからは「鼻にくる雑味がある」との意見もあがっています。専用の機械で炭酸量を測って検証してみると、比較した全商品のなかでは炭酸濃度が低いことがわかりました。鶴田さんは「天然炭酸水としては炭酸が強い部類」と評価したものの、「炭酸はあまり感じない」とコメントしたモニターも。パチパチと弾けるような刺激を楽しみたい人には物足りないでしょう。3時間後にもう一度飲んで炭酸の持続性を調べたところ、炭酸がほぼ抜けていました。またミネラル系の苦味が強いぶん、ウイスキーの風味を邪魔してしまい、割り材としては不向きといえます。飲みやすさや炭酸の強さを重視するなら、ほかの炭酸水もチェックしてみてくださいね。
麒麟山 伝統辛口は、料理に合わせやすいスッキリとした辛口の日本酒を探している人におすすめです。辛口好きのモニターが試飲したところ、5人中4人が「おいしい」と回答。比較したなかで辛口のものは料理と相性がよい傾向があり、こちらも同様です。揚げ物や濃い味の料理によくマッチし、後味に残るキリッとした苦みで脂っぽさを軽減できるでしょう。香りは控えめで、日本酒らしいお米の香りや酸っぱい香りがほのかに広がりました。比較したなかにはシロップのような濃厚な味わいの商品もあったのに対し、こちら謳い文句に違わず淡麗辛口タイプ。「暑い季節にぴったり」という声もあがっています。「冷やすとおいしい」という口コミどおり、ガラス製のお猪口に入れて冷酒を楽しむのもよいでしょう。一方、甘口派のモニターには不評でした。「酸味を強く感じた」「刺激的な辛さが前に出てくるため苦手」といった意見が寄せられています。比較したなかでは東洋美人や十四代の商品をはじめ、フルーティな薫酒が人気を集める傾向が。対して爽酒に分類される本品は、甘さをほとんど感じられませんでした。人によっては、単体だと飲みにくいと感じる可能性があります。「好みによっては物足りなさを感じる」という口コミはありますが、モニターからは「シンプルな辛口で飽きずに飲める」と好印象です。720mLで税込1,100円(執筆時点・公式サイト参照)と価格も手頃で、毎日の晩酌にも取り入れやすいでしょう。とはいえ、甘みのあるお酒が好みの人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
CANADA DRY カナダドライ ザ・タンサン・レモン
結論からいうと、カナダドライ ザ・タンサン・レモンは、シーンを選ばず飲みやすいものがほしい人におすすめです。レモン専門家の国吉純さんと一般モニター5人が試飲した検証では、口の中を洗い流すようなすっきりとした味わいが楽しめました。「人工的な味がする」と感じたモニターもおりやや好みが分かれたものの、比較した全商品のなかでは味のバランスがよい印象です。レモンの香りがしっかり感じられるにもかかわらず清涼感があり、国吉さんは「嫌味がない味」と評価しました。風味づけにはレモン果汁・レモンエキス・香料が使われており、味わいの主張がちょうどよく「食事にも合いそう」との意見も。運動後はもちろんのこと、脂っこい食事のテーブルウォーターとしてもよいでしょう。専用の機械で炭酸量を計測した検証では、炭酸濃度を示すGV(ガスボリューム)は3.83GVを記録。「炭酸が弱い」という口コミがありましたが、モニターからは「炭酸が強すぎず弱すぎずちょうどよい」という声が寄せられています。ハイボールにすると炭酸とレモンの香りがマッチするため、割り材としても役立つでしょう。どんなときでも気軽に飲みやすい味わいなので、ぜひこの機会に購入してみてくださいね。
ペリエ プレーンは、そのままごくごく飲めるような、おいしい炭酸水をお探しの人におすすめです。アクアソムリエが試飲したところ、苦味・酸味が弱く甘味の強い口当たりで、「ちょっとしたラムネのよう」と好評でした。比較した硬水の炭酸水には強い苦味を感じる商品もありましたが、本商品の硬度は約390mg/Lと低め。口コミどおり、硬水の風味が苦手な人も飲みやすいでしょう。実際に飲んだモニター97人のうち70人からも、「泡がキメ細かく、口当たりがやさしい」と爽やかな飲み心地が好評でした。比較したなかには泡が粗く刺激を感じるものもありましたが、こちらは滑らかなのどごしです。とはいえ口コミのような物足りなさはなく、炭酸らしいピリッとした刺激も味わえますよ。味わいも、アクアソムリエの評価と同じく、甘味のあるスッキリとした風味を感じられました。比較した商品には苦味や酸味が強いものもあったのに対し、クセのないクリアな味わいです。そのまま飲むのはもちろん、シロップと割ってもおいしく飲めるでしょう。ボトルデザインもおしゃれで、持ち歩きにもぴったりです。ミネラルを含んでいながら飲みやすいため、普段使いにもダイエット中にも、ぜひ試してみてくださいね。
司牡丹酒造 船中八策 超辛口 純米酒は、料理との相性を重視する人におすすめ。比較した商品には濃厚な甘味が舌に残るものもあったなか、「すっきりしていておいしい」との口コミどおり辛口らしい爽やかな香りが広がりました。辛口好きのモニターは「クセがなく飲みやすい」とコメント。どのような料理とも合わせやすい上品な味わいが魅力です。甘口が好きなモニターからの評価もまずまず。ほのかな苦味・酸味を感じられ、「日本酒らしい」との声があがりました。比較したなかのジュースのように飲めた甘い日本酒と違いフルーティさはそこまでありませんが、キリッとした味わいのなかに米由来の甘味が。まろやかさもあるので、甘口好きの人も飲みやすいといえます。雑味がなくすっきりとした辛口の日本酒のため、新鮮な刺身や塩の焼き鳥などシンプルな料理と合わせるとよいでしょう。一方で、日本酒だけで楽しみたい人やフルーティで甘いものを求める人は飲みづらく感じる可能性も。より飲みやすいものを求める人は、ほかの商品も検討してみてください。
ビーフィーター ジンは、柑橘系の爽やかなお酒が好きな人におすすめです。実際に試飲した5名のモニターのうち4名が「飲みやすい」と回答。シトラスのフルーティさがメインで、アルコールの主張が強すぎません。比較したなかには、薬草の風味がするなど個性が強い商品もあったのに対し、クセのない万人受けする味わいで支持を集めました。キリッとした辛口で、謳い文句どおりのキレのある味わいです。後味には、オレンジピールのような苦味も楽しめました。毎日晩酌をするモニターからは、「ドライな飲み心地」との声が。口コミには「特徴のない味」との感想がありましたが、「王道のジンといった味わい」と好評でした。また、フルボディのワインが好きなモニターからは、「飲み疲れにくく、日常的に楽しめる」との意見も。「どんな料理にも合わせやすそう」との声もあり、幅広いシーンで楽しめるでしょう。本商品はジン王道の4銘柄のひとつ。原産地はイングランドで、華やかさが特徴です。香りは口コミどおり控えめながらも、レモンやライムのようなすっきり感がありました。ぜひライムをたっぷりと絞ったジントニックで、爽やかな風味を楽しんでみてはいかがでしょうか。