ウィルキンソン タンサン レモンは、駄菓子のような甘みでジュースのように飲みたい人におすすめです。実際に炭酸濃度を表すGV(ガスボリューム)を測定したところ、4.15GVとかなり強め。比較した大半の商品が4GV以下だったなか、メーカーの謳い文句どおりの強炭酸といえる値でした。実際に試飲したモニターからも「炭酸が強く、喉ごしがよい」と好印象です。味わいも、モニター間では高評価です。レモンピールをイメージした香料が使われており、口コミのような苦みを感じる一方、「レモン本来の風味がほのかに感じられておいしい」との声が多く上がりました。しかし、専門家からは「人工甘味料の味がする」との指摘も寄せられました。比較した商品のなかにはさっぱりした味わいのものも多くありましたが、本商品は香料の後味もあり、さっぱり感は控えめ。「レモンの香料が強く癖がある」との口コミのとおり、本格的なレモン風味を期待する人には物足りない可能性があります。しっかりした炭酸の強さは感じられるものの、売りにしているスッキリとした味わいとは異なり、ジャンキーな印象です。レモン果汁の風味や爽快感を楽しみたい人は、ほかの商品をチェックしてみてくださいね。
キレートレモン キレートレモン 無糖スパークリング
結論からいうと、キレートレモン 無糖スパークリングはジュース感覚で飲みたい人にはよいでしょう。レモン専門家の国吉純さんと一般モニター5人が試飲して検証したところ、酸味や苦味がしっかりと感じられ、味がかなり濃いめでした。しかし、人によっては好みが分かれる可能性があります。モニター5人のうちおいしいと回答したのは3人だけで、「酸っぱさが強い」との声も。専門家の国吉さんは「後味があまりよくない」とコメントしています。ウイスキーとの相性もいまひとつで、割り材としては不向きでしょう。本物のレモン果汁が使われていますが、国吉さんからは「粉のビタミンCの味が強い」という意見が寄せられています。しぼりたての果汁感が楽しめるほかの商品もあったのに対し、こちらは苦味が口の中に残りやすく「たくさん飲めない」とのことでした。炭酸量を測定した検証では、炭酸濃度を示すGV(ガスボリューム)は2.28GVを記録。「炭酸が弱い」という口コミがあったとおり、比較した全商品のなかでは炭酸が控えめです。すっきりしたい運動後には飲みにくく感じるかもしれません。炭酸の刺激とレモンフレーバーのバランスが取れたものがほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
結論からいうと、VOX ストレートは炭酸の強い刺激にこだわる人におすすめです。専用の機器を使って開封直後の炭酸量を検証したところ、炭酸の濃度を表すGVは4.37GVを記録。「炭酸が思ったよりも強くない」という口コミがあったものの、比較した全商品のなかでは炭酸濃度が高めでした。アクアソムリエの鶴田雅人さんと一般モニター4人が試飲した検証では、炭酸の泡が大きくて「ストレス解消に飲むのにちょうどよい」と感じたモニターもいます。専門家の鶴田さんは「強い泡が迫ってくる」「おいしい水を使っているのがよい」とコメントしました。しかしモニター4人のうち、おいしさに満足と回答したのは2人だけ。「苦みが強い」「渋みを感じた」という意見があり、好みが分かれやすい印象です。また開封してから時間が経ってもそこそこ炭酸が残っているのが感じられましたが、炭酸の持続性が全商品のなかで際立って優れているとはいえませんでした。3時間後に再度鶴田さんに飲んでもらうと「酸っぱさが出ている」という指摘があり、時間の経過とともに味が変化しやすいのも気になるところ。専門家からは「苦みがウイスキーの香りを消してしまう」との声もあったので、割り材には向いていません。公式オンラインショップでの値段は、500mLが24本セットで税込1,650円(執筆時点)と高すぎないものの、万人受けしやすくて割り材としてもおいしく飲めるものがほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
サンペレグリノは、微炭酸×硬水の組み合わせが好みの人におすすめです。「炭酸が弱い」との口コミどおり、炭酸の濃度は2.76GVと低め。比較した商品内では、3.5GV以上だと炭酸の強い刺激を感じられましたが、本品は泡のきめが細かくクリーミーな口あたりでした。胃にたまりにくいうえにゴクゴク飲めるため、普段の飲料水としてもよいでしょう。味わいの評価もまずまず良好です。冷やした状態のものをモニター97人が試飲したところ、57人が「おいしい」と回答。口あたりがやわらかく、「単体で飲むのにぴったり」「クセが少なく飲みやすい」など好評でした。ともにアクアソムリエであるガイドと監修者の江口さんにも試飲してもらうと、「ほのかな甘味のある上品な味わい」とコメント。比較したほかの商品には酸味が強くて飲みづらいものがあったなか、クセや雑味がなくすっきり飲めました。しかし、時間とともに味わいが変化したのは気になります。カルシウムなどを含むナチュラルミネラルウォーターを使用し、硬度は633mg/Lと硬水に分類。「あまりおいしくない」との口コミがありましたが、ぬるくなると硬水特有の苦味が強まりました。飲む際にはキリッと冷やし、1〜2時間程度で飲み切るようにしましょう。炭酸感が控えめでクセがなく、飲みやすいのが特徴の本品。とはいえ上位商品には、炭酸の爽快感をより楽しめるものもありました。パチパチした強い刺激が好きなら、ほかの商品もチェックしてみてください。
TOPVALU SPARKLING WATER 炭酸水
トップバリュ SparklingWater炭酸水は、フレッシュな甘さと香りが魅力です。白ぶどうのような甘みが口に入れた瞬間から感じられ、酸味もすっきりしています。モニターからは「単体で飲んでもおいしい」と好評でした。鼻から抜ける香りも爽やかで、後味にも余韻が残ります。炭酸は強めですが、気泡の粒が細かく、ごくごくと飲み進められました。また5時間常温で放置しても、炭酸はほとんど抜けず、甘い香りもしっかり残っています。時間をおくとデトックスウォーターのような味わいになったため、ガッツリ系の食事ともよく合うでしょう。500mLあたりの価格も68円と安く、購入し続けやすい点も高く評価されました。フルーティな味わいで飲みやすいので、炭酸水を飲み慣れていない人もぜひ一度試してみてください。
ビーフィーター ジンは、柑橘系の爽やかなお酒が好きな人におすすめです。実際に試飲した5名のモニターのうち4名が「飲みやすい」と回答。シトラスのフルーティさがメインで、アルコールの主張が強すぎません。比較したなかには、薬草の風味がするなど個性が強い商品もあったのに対し、クセのない万人受けする味わいで支持を集めました。キリッとした辛口で、謳い文句どおりのキレのある味わいです。後味には、オレンジピールのような苦味も楽しめました。毎日晩酌をするモニターからは、「ドライな飲み心地」との声が。口コミには「特徴のない味」との感想がありましたが、「王道のジンといった味わい」と好評でした。また、フルボディのワインが好きなモニターからは、「飲み疲れにくく、日常的に楽しめる」との意見も。「どんな料理にも合わせやすそう」との声もあり、幅広いシーンで楽しめるでしょう。本商品はジン王道の4銘柄のひとつ。原産地はイングランドで、華やかさが特徴です。香りは口コミどおり控えめながらも、レモンやライムのようなすっきり感がありました。ぜひライムをたっぷりと絞ったジントニックで、爽やかな風味を楽しんでみてはいかがでしょうか。