結論からいうと、スパークリングウォーター ノンフレーバーはサイダー代わりに飲みたい人におすすめです。クセがなく、泡がきめ細かいので口当たりのよさを感じます。炭酸濃度を表すGV(ガスボリューム)は4.61GVと比較したなかでもトップクラス。しかし、同程度の強炭酸でも、泡が大きな商品と比べて飲みやすかったのが印象的です。実際にmybestのモニター5人で試飲したところ、「さっぱりと飲める感じ」と支持を集めました。炭酸の持続性もまずまずですが、繊細な泡ゆえにハイボールにすると炭酸が抜けやすくなります。キレのない味わいになってしまうのに惜しさを感じました。雑味や苦味がないのでウイスキーの香りは立つものの、炭酸の弱さに物足りなさを感じる可能性があります。飲みやすい分そのまま飲んでもそこまで刺激は強くないので、ガツンとくる炭酸水を求める人はそのほかの商品もチェックしてみてください。
VOX レモンフレーバーは、ガツンと飲みごたえのあるレモン炭酸をお探しの人におすすめです。炭酸濃度測定器で測った炭酸の強さは、4.25GVと比較したなかでもハイレベル。キレートレモン 無糖スパークリングは3.0GV以下だったのに対し、かなりの高濃度でした。口コミでは「炭酸が弱い」という声がありましたが、強炭酸ならではの刺激を感じられますよ。常温で試飲したレモン専門家は、「味わいは濃く重め。レモンの香りを感じる」とコメント。比較したなかにはさっぱり水のようにゴクゴク飲みやすい商品もあったのに対し、こちらは飲みごたえのあるしっかりとした味わいが特徴です。酸味や塩味も感じられるため、バランスのよい味わいにも期待できるでしょう。普段からレモン炭酸水を飲んでいるモニターからも、炭酸のピリピリ感や爽やかな風味が好評。ウィルキンソン タンサン エクストラ レモンと同様に苦みはやや強めですが、「ライムのような風味」「爽やかな香り」などプラスの声が挙がっています。しかし、風味づけが香料のみのためか、口コミ同様レモン感が物足りないというモニターも。ジュースの置き換えとして飲むには、あまり向きません。とはいえ、メーカーが強炭酸を謳うとおり、ガツンとした炭酸の刺激を堪能できる一品です。比較した商品には風味が弱くぼんやりした味わいのものもあるなか、そのままで十分おいしく飲めるでしょう。レモン炭酸水選びで迷った際は、ぜひ候補のひとつとして検討してみてくださいね。
齋彌酒造店 雪の茅舎 純米吟醸は、フルーティで誰でも飲みやすいものがほしい人におすすめです。日本酒初心者による試飲では、20名中18名が「おいしい」と回答。比較したほかの商品には、クセが強く好みが分かれたものがあるなか、軽やかでほんのり甘く万人ウケしやすい味わいでした。甘口好き・辛口好きの双方から好評です。和梨のようなフレッシュな甘さは、ほのかな酸味へと続きます。ややとろみはあるものの、喉ごしはさわやか。比較したなかには、ピリッと辛く甘口好きの人には不向きなものもあったのに対し、「ジュースのようにゴクゴク飲める」との声が挙がりました。フルーティな香りも飲みやすさにつながったポイントです。控えめながらも、マスカットやリンゴを彷彿させる果実感が鼻から抜けます。比較した熟酒や醇酒のようなアルコール感はほぼなく、薫酒ならではのジューシーな香りを楽しめますよ。料理と合わせるなら、さっぱりした後味を活かして、牛タンの塩焼きや脂ののった焼き魚などがよいでしょう。冷蔵庫でキリッと冷やして、切子やブルゴーニュ型ワイングラスで飲むのがおすすめです。「辛口好きには甘すぎる」との口コミがありましたが、辛口好きモニターも全員「おいしい」と答えた本品。誰でもおいしく飲めて価格も手頃なので、手土産にもぴったりです。ただ比較したなかには、より飲みやすく特別感があったものも。気になる人はほかの日本酒もチェックしてみてください。
セブンプレミアム強炭酸水は、謳い文句のとおり炭酸の強い刺激が楽しめます。実際に飲んでみると、口の中で泡がパチパチと弾け、爽快感がありました。飲み終わったあとは炭酸に隠れていた酸味が広がり、喉が渇いたときにもぴったりな味わいです。辛さが際立ち、嫌な渋みがないのもよい点といえます。炭酸の持続性も優れており、開封して5時間経っても泡の勢いは衰えませんでした。500mlあたりの値段は91円と高すぎず、シーンを選ばず気軽に購入できるでしょう。一方で、口紅のような独特のにおいがあるので、好みが分かれるでしょう。香りが気になる人は、ハイボールの割り材として使うのがおすすめです。
結論からいうと、VOX ストレートは炭酸の強い刺激にこだわる人におすすめです。専用の機器を使って開封直後の炭酸量を検証したところ、炭酸の濃度を表すGVは4.37GVを記録。「炭酸が思ったよりも強くない」という口コミがあったものの、比較した全商品のなかでは炭酸濃度が高めでした。アクアソムリエの鶴田雅人さんと一般モニター4人が試飲した検証では、炭酸の泡が大きくて「ストレス解消に飲むのにちょうどよい」と感じたモニターもいます。専門家の鶴田さんは「強い泡が迫ってくる」「おいしい水を使っているのがよい」とコメントしました。しかしモニター4人のうち、おいしさに満足と回答したのは2人だけ。「苦みが強い」「渋みを感じた」という意見があり、好みが分かれやすい印象です。また開封してから時間が経ってもそこそこ炭酸が残っているのが感じられましたが、炭酸の持続性が全商品のなかで際立って優れているとはいえませんでした。3時間後に再度鶴田さんに飲んでもらうと「酸っぱさが出ている」という指摘があり、時間の経過とともに味が変化しやすいのも気になるところ。専門家からは「苦みがウイスキーの香りを消してしまう」との声もあったので、割り材には向いていません。公式オンラインショップでの値段は、500mLが24本セットで税込1,650円(執筆時点)と高すぎないものの、万人受けしやすくて割り材としてもおいしく飲めるものがほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
ビーフィーター ジンは、柑橘系の爽やかなお酒が好きな人におすすめです。実際に試飲した5名のモニターのうち4名が「飲みやすい」と回答。シトラスのフルーティさがメインで、アルコールの主張が強すぎません。比較したなかには、薬草の風味がするなど個性が強い商品もあったのに対し、クセのない万人受けする味わいで支持を集めました。キリッとした辛口で、謳い文句どおりのキレのある味わいです。後味には、オレンジピールのような苦味も楽しめました。毎日晩酌をするモニターからは、「ドライな飲み心地」との声が。口コミには「特徴のない味」との感想がありましたが、「王道のジンといった味わい」と好評でした。また、フルボディのワインが好きなモニターからは、「飲み疲れにくく、日常的に楽しめる」との意見も。「どんな料理にも合わせやすそう」との声もあり、幅広いシーンで楽しめるでしょう。本商品はジン王道の4銘柄のひとつ。原産地はイングランドで、華やかさが特徴です。香りは口コミどおり控えめながらも、レモンやライムのようなすっきり感がありました。ぜひライムをたっぷりと絞ったジントニックで、爽やかな風味を楽しんでみてはいかがでしょうか。