結論からいうとアイリスオーヤマの富士山の強炭酸水は、サイダーのようなさっぱりした飲み心地が好きな人におすすめです。きめ細かな泡で、シュワシュワと心地よい刺激が楽しめます。炭酸濃度は4.43GVと数値的には強炭酸ですが、泡が小さいためやや弱めに感じる傾向にありました。しかし、飲んだ瞬間に泡が口の奥まで広がり、飲みごたえは十分です。水自体にも天然水らしいおしさがあり、試飲した6人のモニター・専門家の両方から好評を得ています。一方、3時間後に飲んでみると炭酸が少し抜けているような感覚があり、持続性はいまひとつ。ハイボールにしてもすぐ抜けてしまい、口コミにもあるように炭酸は抜けやすいといえます。飲みやすさはありますが、ガツンとした飲み心地を求める人には物足りなさを感じそうです。炭酸の強さ・持続性にこだわる人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
麒麟山 伝統辛口は、料理に合わせやすいスッキリとした辛口の日本酒を探している人におすすめです。辛口好きのモニターが試飲したところ、5人中4人が「おいしい」と回答。比較したなかで辛口のものは料理と相性がよい傾向があり、こちらも同様です。揚げ物や濃い味の料理によくマッチし、後味に残るキリッとした苦みで脂っぽさを軽減できるでしょう。香りは控えめで、日本酒らしいお米の香りや酸っぱい香りがほのかに広がりました。比較したなかにはシロップのような濃厚な味わいの商品もあったのに対し、こちら謳い文句に違わず淡麗辛口タイプ。「暑い季節にぴったり」という声もあがっています。「冷やすとおいしい」という口コミどおり、ガラス製のお猪口に入れて冷酒を楽しむのもよいでしょう。一方、甘口派のモニターには不評でした。「酸味を強く感じた」「刺激的な辛さが前に出てくるため苦手」といった意見が寄せられています。比較したなかでは東洋美人や十四代の商品をはじめ、フルーティな薫酒が人気を集める傾向が。対して爽酒に分類される本品は、甘さをほとんど感じられませんでした。人によっては、単体だと飲みにくいと感じる可能性があります。「好みによっては物足りなさを感じる」という口コミはありますが、モニターからは「シンプルな辛口で飽きずに飲める」と好印象です。720mLで税込1,100円(執筆時点・公式サイト参照)と価格も手頃で、毎日の晩酌にも取り入れやすいでしょう。とはいえ、甘みのあるお酒が好みの人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
齋彌酒造店 雪の茅舎 純米吟醸は、フルーティで誰でも飲みやすいものがほしい人におすすめです。日本酒初心者による試飲では、20名中18名が「おいしい」と回答。比較したほかの商品には、クセが強く好みが分かれたものがあるなか、軽やかでほんのり甘く万人ウケしやすい味わいでした。甘口好き・辛口好きの双方から好評です。和梨のようなフレッシュな甘さは、ほのかな酸味へと続きます。ややとろみはあるものの、喉ごしはさわやか。比較したなかには、ピリッと辛く甘口好きの人には不向きなものもあったのに対し、「ジュースのようにゴクゴク飲める」との声が挙がりました。フルーティな香りも飲みやすさにつながったポイントです。控えめながらも、マスカットやリンゴを彷彿させる果実感が鼻から抜けます。比較した熟酒や醇酒のようなアルコール感はほぼなく、薫酒ならではのジューシーな香りを楽しめますよ。料理と合わせるなら、さっぱりした後味を活かして、牛タンの塩焼きや脂ののった焼き魚などがよいでしょう。冷蔵庫でキリッと冷やして、切子やブルゴーニュ型ワイングラスで飲むのがおすすめです。「辛口好きには甘すぎる」との口コミがありましたが、辛口好きモニターも全員「おいしい」と答えた本品。誰でもおいしく飲めて価格も手頃なので、手土産にもぴったりです。ただ比較したなかには、より飲みやすく特別感があったものも。気になる人はほかの日本酒もチェックしてみてください。
旭酒造 獺祭 純米大吟醸45は、上品な味わいと華やかな香りを楽しみたい人におすすめです。実際に試飲してみると薫酒ならではのリンゴのようなフルーティな甘さが広がり、モニター20人中18人が「おいしい」と回答。比較したなかには好みが分かれやすい商品も多々ありましたが、こちらは甘口派・辛口派問わず好評でした。日本酒独特の風味や苦味が控えめなので、初心者でも飲みやすいでしょう。口コミのように「甘すぎる」と指摘した人もいません。比較した真澄 純米吟醸 白妙SHIROと同じく、甘さのなかにもスッキリとしたキレを感じ、「バランスがよく飲み疲れしにくそう」という声が聞かれました。東洋美人のような濃厚さはなく、みずみずしくサラリとした喉ごしも万人受けしやすいポイントです。花や果実を思わせる柔らかく甘い香りがしっかりと広がり、「飲む前の期待感が高い」モニターに好印象。「お酒単体でも楽しめる」という口コミどおり、そのままでもおいしく飲めますが、スイートチリソースの甘辛唐揚げなどエスニック料理と合わせるのもおすすめです。「香りが華やか」という口コミどおりの香りで、強い風味の料理にもマッチしますよ。値段も720mLで税込1,815円(※執筆時点・公式サイト参照)と、比較的お手頃です。キリッと冷やして毎日の食卓で気軽に楽しむのもよいでしょう。とはいえ、もっと特別感のある1本がほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
ウィルキンソン ウィルキンソン タンサン エクストラ
結論からいうとウィルキンソン タンサン エクストラは、炭酸水にプラスαの機能性を求める人におすすめです。糖や脂肪の吸収を抑える効果が報告されている、食物繊維のイソマルトデキストリンが入っています。5人モニターが常温のものを飲んでみても、人工的な味わいは感じませんでした。専門家も「違和感はない」とコメントしています。味わい自体に特徴がない分クセもなく、飲みにくさはないでしょう。炭酸濃度は4.38GVと、通常のウィルキンソンタンサンを含め比較したほかの商品のなかでも高めです。泡に細かさがあるので、「炭酸があまり強くない」との口コミがあるように刺激は強すぎず、のどごしのよさを感じられました。炭酸の持続性も問題ないレベルです。ただし、ハイボールに使うと炭酸のインパクトが弱まる傾向にあります。そのまま飲む場合ものどに刺さるような刺激はないので、強い刺激を求める人・割り材に使いたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
ビーフィーター ジンは、柑橘系の爽やかなお酒が好きな人におすすめです。実際に試飲した5名のモニターのうち4名が「飲みやすい」と回答。シトラスのフルーティさがメインで、アルコールの主張が強すぎません。比較したなかには、薬草の風味がするなど個性が強い商品もあったのに対し、クセのない万人受けする味わいで支持を集めました。キリッとした辛口で、謳い文句どおりのキレのある味わいです。後味には、オレンジピールのような苦味も楽しめました。毎日晩酌をするモニターからは、「ドライな飲み心地」との声が。口コミには「特徴のない味」との感想がありましたが、「王道のジンといった味わい」と好評でした。また、フルボディのワインが好きなモニターからは、「飲み疲れにくく、日常的に楽しめる」との意見も。「どんな料理にも合わせやすそう」との声もあり、幅広いシーンで楽しめるでしょう。本商品はジン王道の4銘柄のひとつ。原産地はイングランドで、華やかさが特徴です。香りは口コミどおり控えめながらも、レモンやライムのようなすっきり感がありました。ぜひライムをたっぷりと絞ったジントニックで、爽やかな風味を楽しんでみてはいかがでしょうか。