結論からいうと、イチビキの超特選おさしみ溜ボトルは、刺身に合う味の濃い醤油がよい人におすすめです。こってりとした味わいが特徴のたまり醤油で、塩味と旨味が強く、比較したほかの商品に比べインパクトがありました。香りからも、その濃さが伝わってきて食欲を搔き立てられます。まぐろの刺身と合わせたところ、醤油の濃さが魚の臭みをかき消しており高評価に。そのうえくどさがなく、後味にはまぐろの旨味もしっかり堪能できました。一方豆腐に合わせると、醤油の主張が強すぎて豆腐の味があまり感じられませんでした。淡泊な味のものには、あまり向いていないかもしれません。また、大根の煮物は、色は濃くついたにもかかわらず中に味が染み込んでおらず、評価はいまひとつ。味が染みるまで時間を置くか、白だしなどをプラスするとよさそうです。執筆時点での通常価格は税込335円(公式サイト参照)。100mLあたりの価格は103.3円と今回比較した全商品の平均約125.6円を下回っており、手に取りやすいのが魅力です。刺身をよく食べるという人は、ぜひ一度試してみてくださいね。
キッコーマン いつでも新鮮 いつでも新鮮 旨み広がるだししょうゆ
結論からいうと、キッコーマンのいつでも新鮮 旨み広がるだししょうゆは、淡泊な食材と合わせたい人におすすめです。本商品は、国産原料100%にこだわり、鰹節・まぐろ節・真昆布からとっただしと、2種類の丸大豆醤油をブレンドして作られただし醤油です。味わいは、甘味や塩味・旨味のバランスがよく、だしの余韻が残ります。加えて、ふわっと香る大豆や鰹節の風味にも、食欲を搔き立てられました。食材と合わせたところ、マグロの刺身だけは魚の臭みが残り、評価はいまひとつ。しかし、煮物や豆腐とは相性がよく、大根の臭みや大豆臭をかき消しました。さらに、だしの風味がプラスされ、これ1本で味が決まります。味が強い食材より、淡泊なものと好相性といえるでしょう。価格は、100mLあたり99.7円。今回比較した全商品の平均約125.6円を下回りました。量の調整をしやすい押し出し式のボトルなので、使いすぎを防げるのも魅力です。1本常備しておけば、つける・かける・煮るなど万能に使えて便利ですよ。ぜひ、チェックしてみてください。
フンドーキン醤油 無添加丸大豆生しょうゆは、大豆由来のコクや旨味を堪能できる万能な醤油をお探しの人におすすめです。比較した商品には、ツンと舌をさすほどの塩気を感じたものもありましたが、そのまま舐めると醤油らしいしっかりとした塩気の奥に旨味やコクを感じました。食材と合わせた結果、とくにまぐろの刺身と豆腐との相性が良好。試食した専門家含むモニター6名からは、単体で舐めたときの塩味がマイルドになる点が好評でした。検証では素材の味を消したり、生臭くなったりする商品もあるなか、食材の相性を選びません。「醤油の香りがしない」という口コミとは反対に、香りも「発酵大豆の芳醇な香りがする」と好評です。ただし、煮物の調味料に使うとしょっぱさが増し、モニターからは「味が染みておいしいが、少し塩気が強い」という意見も。薄めの味付けが好きな人は少しずつ加えるとよいでしょう。公式サイトでの価格は、200mLで税込324円・720mL税込518円(執筆時点)。大容量ボトルで買えるので、消費量が多いご家庭も普段使いしやすいですよ。とはいえ塩味だけでなく、旨味も足せる醤油がほしい人はほかの商品をチェックしてください。
結論からいうと、カネヨ醤油のうすくちは、素材の味を活かして楽しみたい人におすすめです。醤油の味が強すぎないので、豆腐の甘味が引き立ちました。また、大根の煮物とも好相性。野菜本来の甘味を感じるやさしい味わいに仕上がります。醤油だけで味わったところ、塩気のあとから甘味が追いかけるバランスのよさが好評。濃すぎず、ほどよい甘さのため、食べやすさも高評価でした。食欲をそそられる、甘くてふんわりやさしい香りも支持を集めています。ただし、まぐろの刺身との相性はいまひとつ。醤油の味が負けてしまい、魚臭さが気になりました。しかし、さっぱりと食べられる点は魅力といえます。執筆時点の価格は、税込432円(公式サイト参照)。100mLあたり40円と安いため、心置きなく醤油を使いたい人にもよいでしょう。1,000mLと大容量のため、使用頻度が多い人にもぴったりですよ。
イチビキ 小麦を使わない丸大豆しょうゆは、小麦の摂取を制限している人に候補となる商品です。比較したほとんどの醤油は小麦が使用されていましたが、本品は不使用。小麦粉アレルギーの人やグルテンフリーを意識している人でも、使いやすいですよ。実際に食材にかけてみると、豆腐との相性がよくモニター7名中5名が「おいしい」と回答。比較したほかの商品には、醤油が主役となり豆腐の味がしないものもあったなか、「豆腐の甘さが増した」との声が聞かれました。サラッとした口当たりでくどさがない点も、おいしさに貢献しています。ただし、醤油自体はかなり塩味が強く、旨味はほとんどありません。煮物に使うと塩辛くってしまい、「煮物には不向き」という口コミにもうなずけます。マグロの刺身と合わせても醤油の味が際立ち、比較した上位商品のように魚の旨味は引き出せませんでした。香りも、ほんのり感じる程度。専門家からは「香りが強すぎず、甘味と塩味がちょうどよい」というコメントがあがったものの、モニターからは「酸味がきいていてクセが強い」とネガティブな声が多めでした。大豆・食塩・アルコールのみで醸造されたたまり醤油で、小麦の摂取を控えている人にはよいでしょう。さまざまな料理に使いやすい風味豊かな醤油をお探しなら、ほかの商品もチェックしてみてください。