Dell S2722DCは、デスクワークが捗るPCモニターを探している人におすすめです。27インチかつ高解像度のWQHDで、画⾯分割しても見切れず小さな文字までくっきり映ります。比較した多くの商品になかったピボット機能つきで、縦画面での使用も可能。スタンドは高さや上下左右の角度を柔軟に変えられ、使用環境に合わせて細かな位置調整をしやすいでしょう。実際に専門機器で測定したディスプレイ性能も優秀です。色の差を示すdE値は平均2.01と小さく、⾚・⽩⾊でやや誤差はあるものの全体的に高精度でした。比較したなかには3~4以上と誤差が大きく出たものもあったなか、デザインや動画制作にも活躍するスペックといえます。BT.2020の70.4%をカバーしており、⾊域の広さも十分。色鮮やかな映像を映し出せるでしょう。HDMIが2つ、Type-C・Type-Aが各1つとインターフェースも充実。Type-Cケーブル1本で出⼒・給電が完結するので、デスク周りの配線をすっきりさせられます。台座の奥⾏きも17.5cmと比較したなかでもコンパクトなので、作業スペースを広く使えますよ。スピーカーも内蔵されており、音質にこだわりがなければ外付けスピーカーも必要ありません。⼀⽅で、コントラスト⽐は実測値で221:1と低め。メーカー公称値の1,000:1には届かず、映画やゲームなどでメリハリある映像を楽しむには物足りない可能性があります。デスクワークには十分な性能ですが、気になる人は8種類のカラーモードを活用して見え方を調節しましょう。公式サイトでの価格は28,800円(※2024年10月時点)とやや高価格ですが、総合的に見てもディスプレイ性能と使い勝⼿は申し分のない1台です。デスクワーク⽤のPCモニターを探している人は、ぜひ候補に入れて検討してくださいね。<おすすめの人>デスクワークにぴったりな⾼品質なモニターを探す人デザイン制作や動画制作に使いたい人デスク周りをすっきりさせたい人<おすすめできない人>ゲームや映画鑑賞メインで使いたい人
Xiaomi G34WQiは、ゲーム向きのウルトラワイドモニターを手頃な価格で購入したい人におすすめです。1秒間に描画できる枚数を示すリフレッシュレートは180Hzで、滑らかな映像を映し出せるスペック。応答速度も1msと高速です。比較したなかには応答速度が3ms以上の商品も複数あったのに対し、さまざまなゲームを快適に楽しめるでしょう。「色が濃く発色もよく、明るくてきれい」との口コミどおり、画質も良好です。実際に測定したところ、色域は超広色域のBT.2020を70.99%もカバーしていました。比較した商品にはカバー率が60%にとどまるものもあったので、色域が広く表現力に優れているといえます。コントラスト比はやや低かったもの、解像度はUWQHD(3440×1440)と高く精細な映像を楽しめますよ。全体的にややビビッドになる傾向がありますが、色の誤差も少なめでした。色味の不自然さは気になりにくいでしょう。しかし「真正面から見ないと色の再現度がかなり落ちる」との口コミどおり、視野角はやや狭く画面の端では色味が少し異なります。とはいえ、1500Rの穏やかな湾曲が施された34インチの大画面で、没入感をしっかりと味わえますよ。スタンドは好みで高さの調節が可能です。比較した商品のなかでは珍しい上下左右の角度調整も行えるため、見やすい位置に簡単にセットできます。スタンドの奥行きは20.9cmとスリムで、外付けアダプターもありません。スマートに設置したい人にもぴったりです。VESAマウントに対応しているので、アームでの取りつけも可能ですよ。ケーブル1本でノートPCに出力・給電できるType-C接続には対応しておらず、スピーカーもありませんが、ゲーマー向けと謳うのにも納得の性能でした。「滑らかで遅延のない映像を楽しめる」との口コミどおり、アクションゲームを含むさまざまなゲームを快適に楽しめます。ゲーム用のウルトラワイドモニターをお探しなら、ぜひチェックしてくださいね。<おすすめの人>手頃な価格の湾曲モニターをお探しの人快適にゲームを楽しみたい人スマートに設置できるものがよい人<おすすめできない人>Type-CでノートPCと接続したい人
Pixio PX248 Waveは、デザイン性の高いFPS・TPS用のモニターをお探しの初心者におすすめです。低価格帯でありながら、画面の滑らかさを表すリフレッシュレートは最大200Hzと高め。比較したなかには、本商品の2倍以上の価格帯の商品でも200Hzを下回る商品がありました。こちらは応答速度も1msと高速で、敵の動きを見逃しにくいでしょう。暗部に隠れた敵を見つけやすくするナイトクリアビジョン機能を細かく設定できるのも長所。比較したなかには非搭載だった商品もあったのに対し、100段階から選べます。映像のズレや遅れを軽減するFreeSyncやオーバードライブにも対応。黒挿入機能はないものの、FPS・TPSに必要なスペックを十分装備し、「ゲームに有利」という謳い文句にも納得です。色域が広いのもうれしいポイント。実際にBT.2020の色域をどれだけ表現できるかチェックしたところ、カバー率は71.55%と良好でした。比較した全商品の平均58.56%(※2025年3月時点)を大きく上回り、「発色が悪い」という口コミを払拭。緑は弱めですが、赤と青はしっかりと鮮やかに出力され、彩り豊かなゲームの世界を楽しめます。設定では色域・輝度・コントラスト・シャープネスの調節も可能。プリセットは4つと少なめですが、色は色温度・色相・彩度・ガンマ値をそれぞれ設定できます。解像度はフルHDで、比較した4KやWQHDの商品と比べるとRPGなど美麗さが売りのゲームを楽しむには物足りないものの、FPS・TPSには十分。「画質が荒すぎる」という口コミほどではありません。本体カラーが全7種類と豊富なのも特徴。自分の好みやほかの周辺機器に合わせやすく、デスク環境を追求したい人にぴったりです。しかし、スタンドが前後の角度しか調節できないのは気になるところ。「遅延を感じない」との口コミどおり、動きが速いゲームでもなめらかに映せますが、自分好みに高さや角度を調整したい人はほかの商品を検討してくださいね。<おすすめな人>低価格の商品から性能のよいものを選びたい人はじめてFPS・TPS用のモニターを購入する人デザイン性にこだわる人<おすすめできない人>角度や高さを自分好みに調節して設置したい人予算度外視で性能にとことんこだわる人RPGなどのゲームを美麗な映像で楽しみたい人
フィリップス USB-C モニター 27E1N5600AEは、デスク周りをすっきり使いたい人におすすめです。実際に商品を確認するとインターフェースが充実。比較したなかにはポートが2つしかない商品もあったなか、USB Type-A・HDMI・DisplayPort1.2など8つも備えています。Type-C1本で給電・出力ができるのも魅力。評判どおり拡張性が高く、さまざまな周辺機器とスマートな接続が可能です。スタンドも利便性は高く、上下の角度・高さ調節ができます。奥行きも大きすぎず、作業スペースを広々とれました。カラーモードは8種類と非常に豊富で、ゲーム・作業・映画鑑賞と用途に合わせて設定できます。比較した多くの商品が非対応だった縦型表示ができるピポット機能や、スピーカーを搭載しているのも便利。設定はジョイスティック1つで簡単に行えます。デザイン制作で使えるほど、色の精度が高い点も好評です。実際に専用ソフトで測定すると、色の差の定量指標であるDeltaEは2.52dEと少ない数値に。やや誤差がある色もあったものの、高評価の基準とした3.5dE以下をクリアしました。色域も広く、高評価を獲得しています。実際に測定すると、自然界に近い色域の規格であるBT.2020の68.7%をカバー。比較した全体の平均約65%(※執筆時点)を上回る好成績をマークしました。比較したなかには60%を下回る商品もあったのに対し、豊富な色を表現可能。「画質がよい」との口コミどおり自然で鮮やかな画質を楽しめます。ただし、コントラスト比の実測値は178:1と、公称値の1000:1を大きく下回る記録です。口コミのように暗いシーンでは視認性に欠けるでしょう。とはいえ、あくまで初期設定での結果なので、設定を変えれば見やすくなるでしょう。執筆時点での価格は3万円台と少し高めなものの、画質がよく周辺機器を多く使う人にもぴったりの一品。PCモニターを探しているなら、ぜひ検討してみてください。
KTCの「ゲーミングモニター H27T22C」は、あらゆるゲームに適した万能なモニターがほしい人におすすめ。色域の広さの検証では、測定値が68.29%とおおむね良好な数値を記録しました。緑色がやや弱く見えた一方で、青色を中心とした寒色は鮮明に映ります。暗い部分の映像も鮮明に映しやすく、海や湖を舞台としたシーンでも世界観を繊細に表現できるでしょう。対応ハード・ジャンルの幅広さにも満足できます。リフレッシュレートは最大180Hzに対応しており、最大解像度もWQHDと十分なスペック。残像を減らす黒挿入機能もあり、キャラクターの動きが複雑な格闘ゲームでもなめらかな映像を楽しめるでしょう。応答速度は1msとスムーズ。オーバードライブ機能もあり、FPS・TPS用のモニターにぴったりです。豊富なオプションもうれしいポイント。色域・輝度・コントラストを好みに合わせて調整できるだけでなく、消費電力を抑えられるECOモードも搭載。さらに、付属のUSBハブを使えば、ゲーム配信の際に接続するデバイスやケーブルもスッキリと整理できますよ。
オーエスのMP-100HM-K1-WF204は、壁に穴を開けられる環境なら第一候補にしてほしい商品です。壁に固定する工事は必要ですが、設置後は準備や片付けがスムーズ。半自動でスクリーンが巻き上がる手動スプリング式のため、比較した手巻き式のように自分でスクリーンを巻く手間がかかりません。使わないときは、邪魔にならないように巻き上げておけます。ゆがみのない映像を楽しめるのも魅力です。18.1kgと重くしっかりと自重がかかるため、スクリーンのたわみは気になりません。エアコンの「強」程度の風が当たっても揺れは抑えられていました。比較した商品には軽さゆえにスクリーンがたわんだり、風にあおられたりするものも。対してこちらは、風が当たる場所で使っても安定感がありますよ。どの角度からでも試聴しやすいのも大きなメリットです。専用機器で光度を測定したところ、正面と45度の位置との明るさの差は、わずか17cd/m2でした。比較したなかには見る角度によってザラつきが生じたものもありましたが、本品は反射のムラが少なめです。斜めからでも快適に視聴できるので、大人数でも映画鑑賞やゲームを楽しめます。色の再現性も優秀です。色の誤差の少なさを示すΔEを測定したところ、1.1とほぼ誤差はありませんでした。比較した一部商品はやや黄色味を強く感じたのに対し、本品は発色が自然。色を正確に再現できるので、プロジェクターの性能を存分に発揮できますよ。壁固定式のため、壁に穴を開けられない賃貸にお住いの人・持ち運びたい人には不向きですが、手軽にきれいな映像を楽しめる商品です。工事ができる環境であれば、ぜひ購入を検討してみてくださいね。<おすすめの人>たわみのない、きれいな映像を楽しみたい人準備・片付けが楽なものを選びたい人大人数で映画鑑賞やゲームを楽しみたい人<おすすめできない人>賃貸住宅にお住いの人