Google Pixel 9aは、コスパを重視する人におすすめです。手に取りやすいミドルレンジモデルながらも処理性能に優れています。スマホの頭脳となるSoCには、Google独自の「Google Tensor G4」を搭載。比較したなかには処理性能を示すベンチマークスコアが約26万点にとどまる商品もあるなか、こちらは約120万点と高スコアでした。「サクサク反応する」との口コミどおり、複数アプリの使用やゲームもスムーズに行えるでしょう。バッテリー性能も優秀です。バッテリー残量が100%から20%になるまでの時間を測定すると、16時間50分も稼動できました。「バッテリーの消耗が早い」との口コミに反し、外出先でもバッテリー切れを気にせず使いやすいでしょう。充電速度もおおむね速く、30分で42%まで充電できました。また、発熱しにくく熱がこもりにくい点も魅力です。写真・動画の解像感や発色もきれいで、自然で色鮮やかに撮影できます。比較したなかには細部が潰れてしまう商品もありましたが、こちらは細かい部分もくっきり映し出せました。また、人物撮影では自然で健康的な肌の表現が可能です。ノイズの少なさ・明暗差のよさも不満のないレベルで、手ブレ補正も強力でした。「画質がきれい」との口コミどおり、日常的な撮影には十分対応できるクオリティです。画面性能も優秀で、約6.3インチの有機ELディスプレイを採用。リフレッシュレートは最大120Hzに対応し、なめらかな表示が可能です。また、おサイフケータイ・デュアルSIM・IP68の防水機能などの便利な機能も充実。かこって検索や一緒に写るなどのAI機能も搭載しています。アップデート保証が7年間と長く、長期利用にもぴったりでしょう。一方、写真のボケ感やズーム時のきれいさはいまひとつでした。価格は79,900円~(※2025年7月時点・公式サイト参照)と手に取りやすく、多機能で処理性能が高い点は魅力です。しかし、カメラ性能では物足りなさを感じる可能性があるため、写真や動画をきれいに撮りたい人はほかの機種も検討してください。<おすすめの人>コスパのよさを求める人スマホでサイト閲覧やゲームを快適に操作したい人バッテリー持ちのよいスマホがほしい人おサイフケータイを使いたい人スマホを長く使いたい人<おすすめできない人>カメラ性能にこだわりたい人
OPPO A3 5Gは、低価格で買えるものの、基本性能も価格相応です。バッテリー残量が100%から20%になるまでの時間は、8時間15分でした。比較したほかのOPPO Aシリーズ商品には17時間以上持ったものもあったので、口コミにあるとおりバッテリーの減りは早めです。充電を30分間行うと29%まで回復し、充電スピードは遅くはありませんが、ハードに使うとバッテリーが1日持たない可能性があります。カメラ性能もいまひとつです。色の鮮やかさに欠け、人肌の血色感をうまく表現できませんでした。太陽光やライトの明かりを強調する傾向があり、暗所での撮影にも苦戦。ズーム撮影時には、解像感の粗さも気になりました。動画撮影時には手ブレを補正しきれず、視聴したモニター10人全員からカクつきを指摘されました。画面表示は明るく滑らかですが、見やすいとはいえません。ディスプレイは液晶で、1インチあたりの画素数は264ppiです。比較した商品のほとんどが300ppiだったなか低いので、滲んで見える人もいるでしょう。一方で、処理性能は悪くなく、ベンチマークスコアは42万点でした。SNS・サイト閲覧などはサクサク行えます。15分間負荷をかけたあとの本体温度は、比較した半数以上の商品が40℃以上だったなか、33.7℃に留まりました。熱がこもりにくいうえに、頑丈に設計されているのがうれしいポイント。米国軍用規格のMIL規格に準拠し、耐衝撃性を備えています。防水・防塵性能はIP54なので水濡れによる故障リスクも低めです。最新のAI機能は非搭載ですが、おサイフケータイ・デュアルSIMなどの機能はそろっています。公式サイトの価格は32,800円(※2025年2月時点)とお手頃なので、予算を抑えて最低限使えるものを買いたいなら候補に入るでしょう。しかし撮影やゲームなどを長時間楽しみたいなら、ほかの商品をチェックしてみてください。<おすすめな人>最低限使えるものを安く買いたい人カメラ・ゲームをあまり使わない人<おすすめできない人>バッテリー持ちを重視する人きれいな動画像を撮影できるものがほしい人
SAMSUNG Galaxy S25は、持ちやすくて高性能なスマホがほしい人におすすめです。ベンチマークスコアは約212万点を記録し、比較した商品のなかでもトップクラスでした。画面サイズは6.2インチとコンパクトながら、同時発売された上位モデルのGalaxy S25 Ultraと同様のSoCを搭載しています。高負荷をかけた際の発熱を抑えられていたので、重いゲームも快適に楽しめるでしょう。画面には有機ELディスプレイを採用しており、明るく色鮮やかに表示されます。バッテリーは17時間37分持ち、前モデルのGalaxy S24よりも4時間ほど長持ちでした。「バッテリーの持ちが悪い」という口コミは払拭できたといえます。充電スピードも遅くはなかったので、短時間の充電で長時間使えて便利です。前モデルにはなかったAI機能のNow briefを搭載し、1日の予定や情報をまとめて表示します。日頃の検索や外国語でのコミュニケーションをサポートするかこって検索・翻訳機能も搭載。おサイフケータイ・デュアルSIMにも対応しています。OSアップデート保証期間は7年あり、防水性も備えているので長く使えるでしょう。カメラ性能も良好で、解像感の高い写真を撮影できました。明暗差のバランスがよく、ポートレート撮影のボケ感も良好。動画撮影では手ブレ補正がしっかり利き、滑らかで見やすく映っていました。しかしズーム撮影した写真の画質はやや粗く、上位モデルのGalaxy S25 Ultraにはおよびません。容量256GBモデルの価格は129,000円(※2025年4月時点・公式サイト参照)のハイエンドモデルだけあって、処理性能が高く機能も充実しています。コンパクトでハイスペックなスマホを探している人にはぴったりですが、写真・動画のきれいさに強いこだわりがある人はほかの商品も検討してみてくださいね。<おすすめな人>ゲームをサクサクプレイしたい人コンパクトで持ちやすいスマホを探している人<おすすめできない人>写真や動画のきれいさを重視する人
Google Pixel 9 Proは、コンパクトで片手持ちしやすい高性能スマホがほしい人におすすめです。画面サイズは6.3インチと、従来のProシリーズのなかでは小型にもかかわらず、Pixel 9シリーズの最上位モデルPixel 9 Pro XLと同等の処理性能を搭載。ベンチマークスコアの実測値は約134万点を記録し、高グラフィックなゲームも快適に遊べるレベルでした。本体の発熱もそれほど気になりません。カメラ性能も高く、細かな色の違いまで表現できます。明暗差のあるメリハリの効いた写真を撮れ、人肌には血色感がありました。解像感が高く、ノイズも気になりません。比較した小型機種のなかでは珍しく、優れた望遠レンズを搭載しているのもポイント。ズームしても精細さは損なわれません。手ブレ補正はPixel 9シリーズのなかだと一歩劣るものの、動画のクオリティも十分です。口コミに反してバッテリー持ちもよく、約17時間連続で使えました。充電速度も速く、30分の充電で53%まで回復。バッテリー切れの心配は少なく、充電の手間も抑えられるでしょう。加えて、視認性も良好です。色鮮やかな有機ELディスプレイを搭載し、リフレッシュレートは最大120Hz、明るさは最大3,000nitに対応しています。「かこって検索」や「ベストテイク」など、様々なAI機能が使用できるのも魅力です。Pixel 9シリーズからの新機能「一緒に写る」では、被写体の異なる複数の写真を1枚の集合写真に合成できます。IP68の防水・防塵性能やおサイフケータイなど、便利機能も充実。比較した商品の半数以上がOSアップデートの保証期間が5年以下のなか、本商品は7年間保証されています。コンパクトなサイズながら、処理性能・カメラ・バッテリー・AI機能など、あらゆる面で優れた機種です。しかし、価格が159,900円(※2024年9月時点・公式サイト参照)と高い点はネック。予算を抑えたい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。<おすすめな人>コンパクトで片手持ちしやすい高性能スマホがほしい人写真のきれいさにこだわりたい人さまざまなAI機能を活用したい人<おすすめできない人>予算を抑えたい人
OPPO A79 5Gは、できるだけ低価格で使い勝手のよいものを探している人におすすめ。執筆時点の価格は税込29,800円(※公式サイト参照)と、かなりお手頃です。バッテリー持ちがよく、残量が100%から20%になるまでの時間は17時間以上でした。比較したなかには9~15時間程度のものが多かったのに対し、こちらは1日中余裕で使えます。30分間充電すると28%まで回復し、充電スピードも申し分ありません。多少の水濡れに耐えられるIP54の防水性能とデュアルSIMに対応し、利便性も十分です。比較した低価格モデルのなかには非対応の商品もあったおサイフケータイに対応し、モバイルSuica・PASMO・iDやQUICPayなどが利用できます。約6.7インチの液晶ディスプレイは明るく、画面表示もなめらか。発熱が気になりにくく、快適に使えます。ベンチマークスコアの実測値は約39万点と、比較した同価格帯モデルのなかではトップクラスでした。サイト閲覧・動画視聴・低容量のゲームなら、スムーズに楽しめるでしょう。一方で、3Dゲームなどの重いゲームはカクつく可能性大です。リアルタイム翻訳・文字起こしなどのAI機能も搭載しておらず、機能面はシンプルでした。また、カメラ性能は全体的に伸び悩む結果に。接写時の解像度は美しいものの、夜景では明暗差をうまく再現できず、ズーム撮影時には粗さが気になりました。ポートレート撮影ではボケ感の処理が甘く、写真をチェックしたモニターから「不自然」と指摘されています。インカメラは寒色系の色味で「血色が悪く見える」との声が相次ぎました。加えて、動画撮影時には解像感が粗く、手ブレもうまく補正できずに「動画撮影はスペック不足を感じる」という口コミを覆せませんでした。価格の安さとバッテリー持ちにこだわる人にはよいものの、カメラや処理性能の高さも求めるなら、予算アップしてほかの商品も検討してくださいね。