アリナミンVドリンクは、タケダが開発したフルスルチアミンという、ビタミンB1誘導体を配合しているのが特徴の栄養ドリンクです。成分評価の検証では高評価だったものの、飲みにくさが目立つ結果に。独特の香りや渋みがあり、後から押し寄せてくるような苦みも気がかりです。飲みやすさを重視する人には不向きなので、おいしく飲みやすいほかの商品もぜひ検討してみてくださいね。
カネショウ 樽熟りんご酢は、砂糖不使用かつ酸味が少ない商品をお探しの人におすすめです。実際にモニター10名が試飲したところ、「酸味は強くない」「ゴクゴク飲みやすい」との声があがり、総合的な飲みやすさは良好な評価を獲得。比較した酸味が強くむせてしまう商品と並ぶと、初心者でもトライしやすいといえます。口コミには「かなり酸っぱい気がする」との指摘がありましたが、モニターからは「ライトで手軽に飲めそう」「後味に酸味が残るが、爽快感がある」などの声が寄せられました。ただし、「味に深みがなく水っぽいと」いう感想もあったため、酸味の強さや濃厚さを求める人には物足りないでしょう。飲みやすさを左右する香りは、「きつすぎないフルーティな香り」と好印象。比較した商品内には、「ミツカン 純りんご酢」のようにりんごの風味が感じられないものがあったのに対し、本品はりんご酢らしい香りを楽しめます。ただなかには、「香りが臭く感じる」という評判同様、「鼻にツンとくる酸味があり、飲むことに抵抗を感じた」という声も。香りが気になる場合は、ミルク・ジュース・炭酸で割るなど飲み方を工夫するのがおすすめです。砂糖やはちみつは不使用で、甘味は全体的に少なめ。甘さ控えめが好きな人や、カロリーや糖質を抑えたいダイエット目的の人には重宝します。ただし、比較したなかでも「甘酸っぱくゴクゴク飲める」と高評価を得た「マルマン りんご酢」と並ぶと、ジュース感覚で飲みたい人には不向きでしょう。「フルーティな甘さが飲みやすい」という謳い文句の本品ですが、甘党の人には少し物足りないといえます。甘めが好みなら、蜂蜜・砂糖を使用したほかの商品を検討してみてください。
ゼナF0攻力液は、風邪の引き始めに飲む栄養ドリンクとしては最適です。ニンジン・ニクジュヨウといった7種類の生薬を配合しているので、しっかり栄養補給できます。また、タウリンやビタミンB群が含まれており、疲労回復効果も期待できます。ただし、飲みやすさを重視する方にはおすすめできません。薬のようなツーンとした香りや辛みが気になり、飲みやすいとはいえません。薬のような風味を我慢してでも栄養ドリンクに頼りたい方は、試してみてもよいでしょう。
今回検証したチオビタは、飲みやすさを重視する人におすすめです。ほどよい甘さでクセがなく、後味もさっぱりとしています。香りも弱めなので、抵抗感なく飲めますよ。美味しいというわけではありませんが、口にしやすい栄養ドリンクです。また、栄養成分をしっかり摂りたい人にもぴったり。豊富な成分が配合されていて、栄養補給しやすいと言えるでしょう。タウリン・ビタミンB群を多めに摂取できるのも嬉しいポイント。カフェインとイノシトールを両方とも配合している点も高評価となりました。
坂元醸造 天寿りんご黒酢は、炭酸に合うフルーティな風味は魅力ですが、黒酢の配合量が不透明だった点が気がかりです。比較した商品内ではパッケージだけで酢酸・黒酢の配合量を把握できたものが過半数を占めたのに対し、本品は未記載。1杯あたりどのくらいの黒酢を摂取できるかを確認できませんでした。液体の色が薄黄色だった点も気になります。黒褐色だった上位商品よりも発酵・熟成の期間が短く、健康に役立つ成分のメラノイジンが少ないと考えられます。健康目的で摂取したい人にはやや物足りないでしょう。添加物・甘味料も2種類ずつ含まれていますが、数が少なかったのは高ポイント。甘味料には、腸内健康をサポートするガラクトオリゴ糖が使用されていました。実際に水で割った本品をモニターが試飲すると、黒酢独特のクセのある風味が後味に残りやすく、「飲みやすい」との口コミ同様に感じたのは6人中3人のみ。ただ「飲みやすさに配慮」と謳うとおり味つけされており、りんごのフルーティな風味・甘味と炭酸の相性は良好でした。「炭酸水で黒酢のクセは抑えらた」との声が寄せられています。執筆時の価格は360mL入りで税込1,620円(公式オンラインショップ参照)。「炭酸で割るとおいしい」との口コミどおり、炭酸で割ってさっぱり飲みたい人に向いているでしょう。とはいえ、黒酢の栄養をしっかり摂りたい人はほかの商品もチェックしてみてください。