Natures Delight エプソム & ヒマラヤン バスソルトは、大容量で継続使用しやすいコストの低さが魅力です。2.5kg入りの大容量で、湯量や好みによって使用量を調節できます。しかし、実際に使うと5分経っても粒は溶け切らず。比較した商品には1分程度で溶けたものもあったのに対し、「すべてきれいに溶けない」という口コミどおりの結果です。さら湯との違いを感じにくいのも惜しい点。実際に入浴したモニターは、「温まる感じはなかった」などとコメント。比較したなかには、さら湯よりもさっぱり感が得られた商品もありましたが、特別感には欠けるといえます。香りはほぼ無臭のため、人を選ばず家族みんなで使いやすいでしょう。保湿力もあまり期待できず。入浴前後の肌水分量を比較すると、モニター5人の平均は-2%でした。高評価の基準とした+20%を超えたのは1人のみで、ほかの4人は比較した全商品の平均+12%(※執筆時点)を下回っています。「乾燥感が気になる」と口コミにあったように、入浴後は保湿を忘れないでくださいね。執筆時点の販売価格は、2.5kg入りで1,000円台。比較した商品には500g以下でも2,000~4,000円と高いものがあるなか、たっぷり使えるのは魅力的です。しかし、溶け切らなかった粒が体に食い込む可能性があるのは懸念点。バスソルトならではのすっきり感も得にくかったため、ほかの商品も検討してみてはいかがでしょうか。
EPSOPIA バスソルトは、家族みんなで使える商品をお探しの人におすすめです。実際に入浴してみると、メーカーが合成香料不使用と謳うとおりほぼ無臭でした。比較したなかには強く香る商品もありましたが、こちらは鼻が敏感な人でも使いやすい印象です。100%天然成分を使用し、着色料や防腐剤は不使用。赤ちゃんから年配の人まで使えると謳っています。湯溶けのよさも魅力です。粒が溶け切るまでにかかった時間は、平均52秒。3分経っても粒が残った商品もあったなか、トップクラスの評価を獲得しました。「溶け残りがない」という謳い文句にも納得です。入浴後のさっぱり感も好印象。通常の入浴と比べ、すっきり感が得られるとプラスの声が寄せられました。一方、保湿力はまずまず。入浴前後の肌水分量を比較すると、5人の平均値は+3%と大幅な変化はありませんでした。「肌が突っ張る」という口コミまではいかないものの、うるおい感を重視する人には物足りない結果に。肌のカサつきが気になる人は、入浴後すぐに保湿ケアをしてくださいね。家族みんなで入れるうえ、追い焚き・残り湯洗濯ができる魅力的な商品です。ただし、香りを楽しみたい人には不向きな印象。気分の上がる香りで優雅なバスタイムを過ごしたい人は、ほかの商品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
Hot Tab 薬用ホットタブ重炭酸湯Classic
薬用ホットタブ重炭酸湯Classicは、ポカポカ感はやや物足りないですが、入浴後なめらかでしっとり感のある肌になりました。足湯したモニター5人の肌水分量を測定すると、平均で16%増加。比較したなかには肌水分量が減少したモニターがいる商品もあったのに対し、減少した人はいませんでした。高評価の基準の20%以上には届かなかったものの、「なめらかでしっとり感がある」と好評の声が相次ぎました。香りはしっかり嗅がないとわからない程度だったので、お好みでバスオイルを追加するのもおすすめです。温浴効果の持続性はいまひとつ。「湯冷めせずポカポカの状態が続く」との口コミに反し、足湯したモニター5人の10分後の足の表面温度は平均1.15℃低下。比較した炭酸ガス系入浴剤は高い温浴効果が得られる傾向があったのに対し、お風呂上がりの冷え対策が必要になりそうです。湯ざわりの感じ方には、やや差がありました。「さらさらしている」「温泉のようなとろみがある」などとの声が。また、比較した炭酸ガス系入浴剤には刺激を感じるものもあったなか、「刺激を感じなかった」との声が多数あがりました。肌への刺激が少なく、入浴後のしっとり感が期待できる一方、入浴剤に期待する温浴効果が持続しにくい点はネックです。入浴後の冷えが気になる人は、ほかの商品も検討してみてください。
那須高原温泉の天然湯乃華は、温泉地を訪ねたような、本格的な温泉気分を味わいたい人におすすめです。お湯に溶かすと、硫黄の香りを感じられます。色は乳白色のにごり湯。口に含んだときのほのかな酸味も、まるで那須高原温泉のようだと専門家から評価されました。入浴後の保湿力は、比較した商品のなかではやや物足りない結果に。とはいえ、足湯をしたモニターからは「肌がすべすべになった」という声がありました。100%天然の湯の花をパック詰めしているので、天然成分にこだわりたい人にもぴったり。ぜひお試しください。
バスロマン ほっこりゆずの香りは、心地よいゆずの香りと優れた保湿力が魅力の一品。お手頃な価格帯で気軽に使いやすいうえ、入浴中にピリピリ感も出にくく家族みんなで共用するのにもぴったりです。比較したなかには好みが分かれた強い香りの商品もあったのに対し、使用したモニターからは、口コミと同様に「柑橘系の香りが心地よい」「リラックスタイムによい」と好評でした。保湿力も優秀。入浴前後の肌水分量を機械で比較したところ平均41.9%増加し、高評価の基準値20%を大きく上回りました。比較した商品にはほぼ全員の肌水分量が減少したものもありましたが、こちらは入浴後に肌が乾燥しやすい人にも向いています。湯ざわりはサラサラ。比較したなかにはお湯のとろみが強く、入浴後にしっとり感を得られた商品もありましたが、こちらは控えめです。気温の高い日でも使いやすいでしょう。ただし、モニターのなかには「ややつっぱり感が出た」と答えた人もいたため、入浴後のボディケアは怠らないでくださいね。メーカーでは「湯上がり後もポカポカが長続きする」と謳っていますが、温浴効果は控えめです。足湯10分後の肌の表面温度を赤外線温度計で測ったところ、足湯直後と比べて平均1.14℃減少しました。上位商品には足湯直後とほぼ変わらない数値を記録したものもあり、口コミどおりポカポカ感は物足りない結果です。より温浴効果を重視する人は、ほかの商品もチェックしてみてはいかがでしょうか。