映像の入出力に便利なDisplayPort(ディスプレイポート)ケーブル。4K・8Kの高画質映像に対応した製品や、高リフレッシュレート対応のゲーミングPC用など、さまざまな製品があります。しかし、サンワサプライをはじめとした販売メーカーが多く、長さや価格も違うため、どれにすべきか迷いますよね。
そこで今回は、DisplayPortケーブルのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。別規格のHDMIとの違いや見分け方も解説。DisplayPortとHDMIを繋ぐ方法も説明します。ぜひ本コンテンツを参考に、使いやすいDisplayPortケーブルを見つけて視聴環境を整えましょう。
学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、20歳の時にメーカーヘルパーとして家電量販店にアルバイトとして入社、家電の世界へ飛び込む。 その後2年で家電販売員として個人で年商2億円を突破、入社5年目で年商3億円を経験、「法人ナンバーワン販売員」として表彰される。 その後15年以上家電販売員として活動し、現在はプロの家電販売員としてだけでなく、家電ライターとして様々なメディアで執筆・監修を行っているほか、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を自ら運営し、家電製品のレビュー・批評を行っている。また、家電アドバイザーの資格も有し「家電」と名の付く物全てに精通、「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力している。
徹底した自社検証と専門家の声をもとにした、商品比較サービス。 月間3,000万以上のユーザーに向けて「コスメ」から「日用品」「家電」「金融サービス」まで、ベストな商品を選んでもらうために、毎日コンテンツを制作中。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
DisplayPortケーブルとは、映像をモニターに出力する際に使うケーブルのことです。DisplayPortは、PCモニター・プロジェクター・テレビなどによく採用されている接続規格。DisplayPortケーブルを使ってPC・ブルーレイプレーヤー・ゲーム機などと接続すれば、モニターに映像と音声を出力可能です。
DisplayPortと同様に、映像・音声の信号伝送に使われる規格としてはHDMIもあります。しかし、HDMIとDisplayPortは形状が違うので互換性はありません。HDMIは台形、DisplayPortは四角形の一角が欠けた形状です。接続端子に引っかけるラッチ(爪)も一部のDisplayPortにはありますが、HDMIにはついていません。
DisplayPortは8K・240Hzの高解像度・高リフレッシュレートに対応している点で、HDMIより性能が上。しかし、一部の映像コンテンツやゲームを除いて多くが最大でも4Kなので、8K・240Hzなどの性能を活かすシーンは少なめです。一般的な用途では、HDMIとDisplayPortに大きな差はないと考えてよいでしょう。
なお、DisplayPort使用時にPCがスリープモードに入ったりケーブルを一度引き抜いたりすると、ウィンドウ配置がリセットされる点には要注意。一方、HDMIは同様の作業を行ってもウィンドウの配置を維持できます。頻繁に離席したりケーブルを抜く場合には、HDMIも検討してみてください。
DisplayPort端子とHDMI端子を繋ぐには、DisplayPort端子をHDMIに変換するアダプタやケーブルが必要です。変換アダプタ・ケーブルを活用すれば、DisplayPortしかない機器でもHDMI搭載モニターに繋げます。接続が切れたときに、ウィンドウの配置がリセットされるのを解消できる点もメリットです。
HDMIのほかにも、DVIやUSB Type-Cなど映像出力用の端子には多くの種類があります。ほとんどの場合、両端の端子が異なる変換ケーブルや変換アダプタを用意すれば接続が可能です。ただし、DisplayPortの強みである高い解像度やリフレッシュレートのまま出力できないケースもあるため、事前の確認が必要です。
DisplayPortケーブルを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
4K・フルHD対応のモニターやテレビに接続するなら、規格は1.2でOK。DisplayPortは、規格によってモニターに出力できる解像度やリフレッシュレートが異なります。DisplayPort 1.2の場合、4Kで75Hz、フルHDで240Hzのリフレッシュレートに対応。一般的な用途なら、DisplayPort 1.2で十分に対応できます。
より高い性能を求める場合は、規格1.4以上のDisplayPortケーブルが必要です。DisplayPort 1.4は、4K・144Hz対応のゲーミングモニターや、8Kモニターに接続するときに活躍します。ただし、接続するPCやモニターも、同様の規格のDisplayPortを備えている必要がある点には注意してください。
なお、2023年10月現在、最新規格は2.1です。DisplayPort 2.1は8Kで120Hz、4Kで240Hzのリフレッシュレートに対応でき、映像に高いクオリティを求めるクリエイターやゲーマー向き。DisplayPortの規格は下位互換性があるため、将来的により高性能なモニターを買い替える可能性があるなら検討してみてください。
DisplayPortケーブルを選ぶにあたり、端子の違いも確認しておきましょう。DisplayPort端子には、通常のDisplayPortとひと回り小さいMini DisplayPortの2種類があります。両者は形状が異なるので、ケーブルに互換性はありません。接続するPCやモニターに合う端子を備えたケーブルを選ぶ必要があります。
たとえば、2010年以前に発売されたMacBook Pro・AirやiMacに接続する場合は、Mini DisplayPort端子を搭載したケーブルが必要。MacBookの画面をiMacに出力し、マルチディスプレイ化したいときなどに役立ちます。出力機器と入力機器それぞれの接続端子をよく確認し、適切なケーブルを選びましょう。
家庭用として使うなら、5m以下のDisplayPortケーブルがおすすめです。パソコンとモニターなどをつなぐ場合、2〜3mあれば十分。ケーブルが長すぎると配線が乱雑になりやすく、ノイズが生じる原因になります。逆に、短すぎるケーブルでの無理な配線は、機器を動かしたときの脱落や破損の原因になりかねません。
なお、10m・15m・20mといった長いケーブルは、業務用向き。10m以上のケーブルはノイズ防止で光ファイバーを使用したものが多く、1万円前後と高価です。延長ケーブルも使えますが、ノイズの原因になる場合があります。機器が離れている場合は、できるだけ5m以内で接続できるよう配置を整えるのが無難です。
取り回しやすさを重視するなら、スリムなDisplayPortケーブルが適しています。ケーブル径4mm前後の製品は、デスク周りの限られたスペースでも配線しやすいのがメリットです。隙間からでも配線しやすくなり、テレビ周りもすっきり。細いぶんケーブル自体が軽いので、接続時にコネクタにかかる負担も軽減できます。
頻繁にケーブルをつけ替える場合は、折り曲げや抜き差しに対する耐久性も重要です。ナイロン編みなどで丈夫に仕上げたケーブルが狙い目。コネクタは、アルミ製ケースや金メッキを採用したモデルがおすすめです。断線や破損のリスクを低減したければ、ひねりや抜き差しによる耐性が高いものを選びましょう。
地デジや動画配信サービスのコンテンツ、DVD・ブルーレイ作品を楽しむなら、HDCP・DPCP対応のDisplayPortケーブルを選びましょう。HDCP・DPCPとは、いずれもデジタルコンテンツの不正コピーを防ぐための技術のこと。非対応のケーブルでは正しく映像を出力できないケースもあるため要注意です。
なお、4Kコンテンツを楽しむためには、HDCPのバージョンが2.2以上に対応している必要があります。下位互換性がないため、2.2より下位のバージョンでは4K映像を出力できません。同様に、再生機器やモニターもHDCP2.2対応であることが条件です。説明書や商品情報をチェックして、対応状況を確認しておきましょう。
不意なケーブルの脱落を防ぎたいなら、ラッチ(爪)つきのDisplayPortケーブルがおすすめ。ケーブルを留め具でポートに固定できるため、機器を少し動かしたときにズレたり外れたりするリスクを回避できます。とくにゲームや配信など安定した接続が求められる用途に使う場合は、ラッチつきケーブルを選びましょう。
一方、ラッチつきケーブルを抜くときは、留め具を外す操作を忘れないように注意が必要です。無理に引き抜くと、ケーブルやポートの破損原因になりかねません。接続端子との相性によっては固定されすぎて取り外しにくくなることもあります。頻繁に抜き差しする場合は、ラッチなしを検討するとよいでしょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||
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長さ | ラッチ付き | HDCP対応 | DPCP対応 | |||||
1 | サンワサプライ ディスプレイポートケーブル|500-KC025-10 | ![]() | 8K/60Hz対応の高性能ケーブル。画質を重視したい人に | 1.5m | 不明 | |||
2 | ホーリック DisplayPortケーブル 1.2規格準拠品|DP10-697BB | ![]() | 映像と音声の伝送が可能。なめらかな映像を楽しめる | 1m | ||||
3 | HMS Electronics DisplayPort ケーブル | ![]() | 屈曲・抜き挿しに強い。さまざまなディスプレイと互換性あり | 2m | ||||
4 | サンワサプライ DisplayPortケーブル 2m|KC-DP1420 | ![]() | 最大8K/60Hz・4K/120Hz表示が可能 | 2m | 不明 | |||
5 | SZSL Displayport ケーブル | ![]() | 高精細4K映像と音声を同時出力するケーブル | 1.5m | ||||
6 | UGREEN DisplayPort ケーブルDP2.1 | ![]() | 16K対応で80Gbps超高速転送の究極ゲーム体験 | 2m | ||||
7 | iVANKY Displayport ケーブル|JPIVANKY-DD01 | ![]() | 精細な画像をサポート。熱放散性と耐衝撃性を備えたケーブル | 2m | 不明 | 不明 | ||
8 | アマゾンジャパン Amazonベーシック|DisplayPort to DisplayPortケーブル|DP1.2-6FT-1P | ![]() | 安定した導電性を実現するDisplayPortケーブル | 1.8m | 不明 | 不明 | ||
9 | サンワサプライ DisplayPortケーブル|KC-DP2K | ![]() | 簡単にマルチディスプレイ環境を構築できる | 2m | ||||
10 | エービット DisplayPortケーブル バルク 1.0m Ver1.2 | ![]() | フルHD/240Hz。コンテンツ保護機能にも対応 | 1m |
8K/60Hz・4K/120Hzの高画質転送に加え、よりダイナミックな映像を映し出すHDR10に対応した高性能ケーブルです。最大32.4Gbpsの伝送速度に対応し、高精細で立体感・臨場感のある映像を伝送可能。芯線を2本ずつより合わせたツイストペア線の採用により、ノイズを抑えているのもポイントですね。
長さ | 1.5m |
---|---|
ラッチ付き | |
HDCP対応 | |
DPCP対応 | 不明 |
長さ | 2m |
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ラッチ付き | |
HDCP対応 | 不明 |
DPCP対応 | 不明 |
DisplayPort対応機器同士を接続し、HDオーディオと映像をコンピューターからディスプレイに送信できるケーブルです。金メッキコネクター・被覆なし銅導体・ホイルと編組の2重シールドで安定した導電性を実現。クリアなサウンドとビデオを転送できるので、ビデオストリーミングやゲームなどに適しています。
長さ | 1.8m |
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ラッチ付き | |
HDCP対応 | 不明 |
DPCP対応 | 不明 |
最大8Kに対応する性能と3mのケーブルを備えていながら、低価格で入手が可能です。サビ・伝達ロスの抑制効果が期待できる24金コネクタを採用している点や、ケーブルを差すだけで使えるプラグ&プレイ設計もポイント。Amazonのレビューでは、ケーブルが柔らかく取り回しに優れている、との声も見受けられました。
8K・4K対応モニターを持っている人や、3D映像を安定した通信で楽しみたい人には狙い目でしょう。
長さ | 3m |
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ラッチ付き | |
HDCP対応 | 不明 |
DPCP対応 | 不明 |
DisplayPortケーブルと4Kモニターを一緒に購入して、パソコン・AV機器周りの環境を整えたい人は、あわせて以下のコンテンツもチェックしましょう。4Kモニターの使い方やシーンに合わせた選び方のポイントを詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
1位: サンワサプライ|ディスプレイポートケーブル|500-KC025-10
2位: ホーリック|DisplayPortケーブル 1.2規格準拠品|DP10-697BB
3位: HMS Electronics|DisplayPort ケーブル
4位: サンワサプライ|DisplayPortケーブル 2m|KC-DP1420
5位: SZSL|Displayport ケーブル
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