LANケーブル延長コネクタのおすすめ人気ランキング【2025年】

中継することで性能を落としたくなければ、LANケーブルのカテゴリと同一の規格を選びましょう。LANケーブルは、CAT5e・CAT6・CAT6A・CAT7・CAT8などのカテゴリに分類され、数字が大きくなるほど通信速度や耐ノイズ性能が向上。同規格のコネクタをつなげることで、性能をキープできます。

カテゴリ規格の異なるものでもつなげますが、より下位の性能が優先される点には注意してください。たとえば、通信速度10Gbps対応のCAT6Aケーブルに、CAT6コネクタを接続すると1Gbpsまで速度が低下してしまいます。カテゴリ規格はLANケーブルに印字されているので、しっかり確認しておきましょう。

また、カテゴリごとにコネクタの形状の規格も決まっています。CAT6AまではRJ45、CAT7・CAT8の規格は、ARJ45・GG45・TERAです。LANケーブルのカテゴリに合うものを選ばないと、うまく接続できなかったり、性能を十分に発揮できなかったりしかねないので注意してくださいね。

どんなケーブルに対応しているかもチェックしておきましょう。LANケーブルには、外部ノイズを遮断するためのシールド処理が施されていないUTPケーブルと、シールド処理済みのSTPケーブルの2種類があります。

一般的によく使われているのは安価なUTPケーブルですが、オフィスや工場などではノイズに強いSTPケーブルが使われていることも。両者は外観では見分けがつかないため、接続したいケーブルがどちらかわからない場合は、両方に対応した延長コネクタにするのもひとつの方法です。

また、給電も行うネットワーク機器との接続時に使用する場合は、「PoE対応」と明記されている製品が必要。延長コネクタでPoE対応LANケーブル同士をつなげば、給電と受電が可能になります。PoEにも対応する機器の種類に応じてPoE+・PoE++・UPoEなどの規格があるので、対応可否を確認しておきましょう。

LANケーブル延長コネクタの素材は、耐久性が高いものを選ぶことが大切です。本体外側のカバー部分は、鉄ニッケル合金・真鍮などの金属製のものがおすすめ。プラスチック製のものよりどっしりしており、耐久性も高めです。とくに、外部からの衝撃に備えたいときには金属製が向いています。

端子部分は、金メッキやニッケルメッキが施されたものをチョイス。これらのメッキが施された端子は、腐食しにくいので安定的に信号を送れます。耐久性にも優れているので、長く使えるでしょう。

LANケーブル延長コネクタのサイズは、使い方に合わせて選びましょう。とくにパソコン周りで使用したい場合は、大きすぎると邪魔に感じることがあります。幅と高さが15mm前後、奥行きが30mm前後の小さいものならば、邪魔にならずに使えるでしょう。

また、同梱されている個数もチェックしたいところ。短いケーブルをたくさん接続したい場合や、複数箇所で接続したい場合は、セット商品がお得です。5個セットや10個セットなどさまざまなので、必要な個数を見極めて選んでくださいね。