設置の簡単さを謳う車載用ロッドホルダー、Booms Fishing VTC カールロープ式ロッドホルダー。スパイラル状のロープが特徴的な一品です。実際に使用した人からは「使いたいときにすぐセットできる」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のタカ産業や第一精工などの車載用ロッドホルダーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、車載用ロッドホルダー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Booms Fishing VTC カールロープ式ロッドホルダーは、とにかく手軽さを重視したい人におすすめです。特筆すべきは、助手席と運転席のヘッドレストにカラビナをつけるだけという設置の簡単さ。比較したベルト調整が必要な商品よりも着脱しやすく、車を家族と共有している人や複数台持っている人に向いています。
「使いたいときにすぐセットできる」という評判どおりの設置しやすさに加え、ロッドの出し入れもいたってシンプルです。収納時は立てかけるだけ、ロッドを使いたいときは持ちあげるだけと、複雑な工程なく出し入れが可能。釣り場でサッと動けるのがうれしいですね。
積載可能な本数も7本とかなり多め。比較したほかの商品には、1本しか乗せられないものもありました。ロッドを使い分けたい人にもぴったりですよ。多くのロッドを収納しつつ、車内への圧迫感が少ないのも利点です。実際に車内に設置したモニターからは、「バックミラーも問題なく確認できる」と好評でした。
一方、固定力はいまひとつです。立てかけるだけというシンプルさがマイナスに働き、運転中の揺れには弱め。車の側面を揺らしたところ、ロッドホルダー・ロッドともに揺れてしまいました。ロッドのグリップが荷物置き場に来るので、スペースを圧迫する点もネックです。
「設置が簡単」という謳い文句どおりの手軽さは魅力。ただし、ロッドの固定力や収納スペースの確保しやすさにこだわるなら、ほかの商品を検討してみてください。
車載用ロッドホルダーは、車での移動時に繊細なロッドを衝撃から守れるアイテム。ほかの荷物と分けて収納することで、破損のリスクを軽減できます。ロッドにリールをつけた状態で1本ずつ管理でき、釣りの準備がしやすいところもメリットです。
高品質の釣り用品の開発に日々励むBooms Fishingでも、車載用ロッドホルダーを販売中。今回ご紹介するVTC カールロープ式ロッドホルダーは、カラビナをヘッドレストに引っかけるだけで簡単に設置できると謳っています。
ロープにはワイヤーが入っており、350~120mmの範囲で伸縮する設計です。
今回はBooms Fishing VTC カールロープ式ロッドホルダーを含む、車載用ロッドホルダー全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、設置のしやすさの検証です。
各商品を少ない工数で設置できるか・車内のインテリアを外したり分解したりする必要はないか・工具不要で設置できるかをチェック。説明書も、イラストや写真つきでわかりやすいかなどを基準に評価しました。
比較したなかには、アシストグリップがないと設置できない商品も。対して本商品はヘッドレスト間の長さが350mm以下であれば取りつけられるため、車種問わず使えるのもメリットでしょう。
比較したなかでも、本商品のようにシンプルな構造の商品は説明書がついていないものが多めでした。設置方法が簡単でも、注意点などをまとめた取扱説明書はつけてもらいたいところです。
次は、ロッドの出し入れのしやすさの検証です。
各商品の先端側・グリップ側の仕様をそれぞれチェック。ロッドホルダーに置くだけでセットできるもの・片手で取り出せるものほど高評価としました。
比較した商品のなかでも、ロッドを置くだけのワイヤーやフックに引っかけるタイプは、取り出すときも持ちあげるだけと簡単でした。
比較した商品を見比べると、面ファスナーでロッドを固定するものは出し入れに手間がかかる傾向が。釣り場での使いやすさを優先するなら、本商品かフックにロッドをかけるタイプを選びましょう。
次に、固定力の検証です。
各商品を設置した車を側面から揺らし、ロッドホルダー自体が揺れないか・リールをつけたロッドが揺れないかをそれぞれチェックしました。
比較したなかでもロッドホルダーがしっかり固定されていたのは、リアガラスに貼りつける吸盤タイプやアシストグリップに引っかけるバータイプ。悪路を走る機会が多い人は、ほかのタイプも視野に入れておきましょう。
比較したなかでロッドがしっかり固定されていたのは、ラバーベルトや面ファスナーでホールドするタイプ。本商品は釣り場でサッと取り出せるぶん、ホールド力には欠けることを頭に入れておいてくださいね。
続いて、車内の圧迫感の小ささの検証です。
モニター5人がロッドをセットした状態で運転席に座り、圧迫感や不快感があるか・安全に運転できそうかをチェック。さらに、バックドアから車内を観察し、スペースが無駄になったと感じるかを評価しました。なお、後部座席はすべて倒して検証しています。
ただし、スパイラルの溝にロッドを納めるだけなので、モニターからは「運転中に動きそう」という声が。運転に集中したいなら、比較したベルトなどで固定するタイプを選ぶのも一手でしょう。
比較したなかには天井近くにロッドを収納できる商品もあったことを考えると、荷物置き場を圧迫する点が惜しく感じました。
最後は積載可能本数の検証です。4本積載できる商品を基準に、ロッドを多く乗せられるものほど高評価としました。
リサーチしたところ、積載可能本数は7本とたっぷり。比較した商品のなかには1本しか乗せられないものがあったことを考慮すると、十分な収納力といえます。
さまざまなロッドを使い分けて釣りをしたい人や、同行者のロッドも収納したい人にぴったりです。
設置方法 | ヘッドレスト |
---|---|
ロッドの取り付け方法 | 取り付け不要 |
積載可能本数 | 7本以上 |
バー | 不要 |
幅 | 2.5cm |
---|---|
長さ | 35~120cm |
対応グリップ径 | 不明 |
素材 | ロッドホルダー:TPU/プラスチック、カラビナ:亜鉛合金 |
アシストグリップを外す必要あり | 不明 |
位置調整可能 | 不明 |
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Booms Fishing VTC カールロープ式ロッドホルダーは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの購入が可能です。
車内の荷物置き場を確保したい人には、「Booms Fishing VBC 車内用ロッドホルダー 新型釣り竿ホルダー 3本用」もおすすめ。助手席と運転席の背もたれにロッドが固定できるので、スペースが無駄になりません。
最後に、運転中もロッドをしっかり固定できる商品をご紹介します。
タカ産業 ロッドカーホルダー 2 ブルー A-0095は、ロッドの先端を面ファスナーで固定。グリップ側はバーを車のアシストグリップにかけるだけなので、設置も簡単でした。先端が固定できているので車内で揺れ動きにくく、運転中のロッドの動きが気になる人でも使いやすいでしょう。
第一精工 吸盤ロッドハンガー 330488は、リアウィンドウに吸盤を貼りつけるだけ。先端には細かいパーツの装着などがないので、短時間で設置が可能です。吸盤が強力で固定力はかなり高く、運転席からの視界も良好。車内での扱いやすさ重視なら、ぜひ候補に入れてほしい商品です。
設置方法 | ベルト+バー |
---|---|
ロッドの取り付け方法 | フック+面ファスナー |
積載可能本数 | 6本 |
バー | 付属 |
幅 | 不明 |
---|---|
長さ | 90~128cm |
対応グリップ径 | 不明 |
素材 | アルミ、プラスチック |
アシストグリップを外す必要あり | 不明 |
位置調整可能 |
タカ産業 ロッドカーホルダー 2 A-0095をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
設置方法 | 吸盤 |
---|---|
ロッドの取り付け方法 | ゴムベルト |
積載可能本数 | 2本 |
バー | 不要 |
幅 | 11cm |
---|---|
長さ | 13.2cm |
対応グリップ径 | 不明 |
素材 | 不明 |
アシストグリップを外す必要あり | 不明 |
位置調整可能 | 不明 |
第一精工 吸盤ロッドハンガー 330488をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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