もちもちとした感触が快適と謳う、タンスのゲン マイクロビーズクッション ベルベット生地。「触り心地がよい」と評判です。その一方、「沈み込みすぎる」「座り心地が硬い」など気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のビーズクッションとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説します。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、ビーズクッション選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
タンスのゲン マイクロビーズクッション ベルベット生地は、なめらかな肌触りとフィット感を求める人におすすめです。「触り心地がよい」という口コミどおり、使用したモニターから「感触がクセになる」と好評でした。比較した商品には生地の硬さが気になるものもあったなか、柔らかな肌触りで心地よく過ごせそうです。
伸長性に優れたポリエステルとポリウレタンが使われており、生地の伸び具合も良好。専門機関の機器でカバーの伸びを測定すると、約24cmと申し分ない結果でした。5cm前後しか伸びなかった下位商品に対し、ビーズによるフィット感がしっかりと得られるでしょう。カバーは洗濯機で洗えるうえ、ビーズの補充も可能です。
「沈み込みすぎる」との口コミに反し、実際に座ったモニターからは「ビーズが詰まっていて安定感がある」と好意的な意見が多め。底つき感を指摘する人はいませんでした。ただ、口コミどおり「座り心地が硬い」との意見も多数。中のビーズがあまり動かずキュッと体が固定される感覚があるため、寝転ぶよりはパソコン作業や読書などに向いています。
一方、だらけた姿勢でくつろぐには物足りない結果。「硬くてリラックス感がない」との声が寄せられました。幅・奥行71cmのキューブ型で、全身を預けられないのも惜しい点です。加えて、実測値は5.8kgと重め。室内で少し移動させる程度ならあまり問題はないものの、力に自信がない人は運びづらい可能性があるでしょう。
とはいえ、比較したなかには約7~10kgの商品もあり、極端に重いわけではありません。しっかり安定感のある座り心地を求める人には候補のひとつです。しかし上位商品には、ゆったり包み込まれるような質感で、姿勢を問わず快適にくつろげるものも。あらゆるシーンでの心地よさを求める人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
タンスのゲン マイクロビーズクッションは、ベルベット生地を使った上品な光沢感が特徴です。上下と側面で伸縮性の異なる生地を採用し、置き方で座り心地が変わるとアピール。直径1mmの極小ビーズによるもちもちとした感触で、リラックスできるビーズクッションと謳っています。
タンスのゲンは、福岡県大川市に本社をかまえる企業。家具・寝具・家電・インテリア用品等を幅広く展開する大手メーカーです。ビーズクッションは、0.5mmの超極小ビーズを使ったものや食パンをかたどったものなど、さまざまなタイプをラインナップしています。
カバーは、検証で使用したミスティピンクに加え、アイスグリーン・シャンパンベージュ・パールグレーのくすみカラー全4色から選べます。伸縮性のあるポリエステル・ポリウレタンを使用しており、カバーだけ外して洗濯可能です。
検証で使用したLサイズに加え、MサイズとXLサイズも展開。補充口つきで、ビーズの詰め替え・補充もできる設計です。
<サイズ展開>
今回は、タンスのゲン マイクロビーズクッション ベルベット生地を含む、ビーズクッション全58商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、座り心地・だらけ心地(寝心地)の検証です。
モニター20名が各商品を使い、座り心地や背もたれとしての使用感をチェック。加えて、寝転がったときに心地よく感じるか確認して評価しました。
座り心地を確かめると、モニター20名中10名が「満足」と回答。「ビーズが詰まっていて安定感がある」との意見が集まり、口コミにあったような「沈み込みすぎる」との声は聞かれませんでした。比較したなかには底つき感が指摘された商品もあるなか、安定して座れるでしょう。
比較した結果、本品のようなキューブ型は安定感のある座り心地が評価される傾向に。ビーズの粒が1mmと小さく、体に沿うようなフィット感が得られるのも利点です。上位商品ほど包み込まれるような感覚はないものの、形が崩れにくいため、長時間の読書やパソコン作業でも使いやすいでしょう。
適度な弾力があるため、背もたれとしての使い心地も好評。「しっかり体重を支えられる」との声が寄せられました。一方、「座り心地が硬い」という口コミどおり、硬さを指摘する声も。柔らかいビーズに埋もれて体を泳がせるようなくつろぎ感を得たい人は満足できないかもしれません。
<座り心地についてのモニターコメント>
「ビーズが柔らかいため、長時間座ると腰に負担を感じそう」
「柔らかめなので、フィット感はあるがホールド感が弱い」
「ビーズによるフィット感が気持ちいい」
「ビーズがしっかり詰まっているので、体を包み込んでくれるような安定感がある。大きさがあり、体の向きを変えやすい」
「適度な硬さなので、長時間座っていても疲れることがなさそう」
「弾力というより硬さを感じた。もう少し包まれている感じがほしい」
「体が沈み込みすぎず、ほどよく固定されて座りやすかった」
「少し硬く、くつろげる感覚が弱い」
「座ったらビーズが動き安定しない」
「座ると体が固定され、力が入ってリラックスできない」
「楽な姿勢をキープというよりも、体が固定されて疲れそう」
「硬くて普通の椅子に座っている感覚に近かった」
「沈み込みは少なく、浅い位置でしっかりとホールドされる。作業用にはよいが、リラックス用には少し物足りない」
「ビーズがぎゅっと詰まっている感じ。底つき感がないので使用場所を選ばない」
「床への底つき感はない。包み込まれるような感覚はないが、ビーズの硬さがほどよく安定感がある」
コメントは一部抜粋
だらけた体勢でくつろぐには、やや物足りない結果。仰向けでの寝心地に「満足」と回答したのは20名中11名でした。適度なホールド感が好みとの声も聞かれたものの、動きを制限されにくい上位商品に比べてくつろぎづらい印象。「沈み込みが足りず、リラックス感を得にくい」との声が聞かれました。
うつ伏せ時もリラックスしにくく、満足できたのは9名のみ。「上半身だけが浮き、楽な体勢を取りにくい」「お腹に圧迫感がある」との指摘があがりました。幅・奥行が71cmと小ぶりで、体全体を預けられないのもネック。ゆったり感を求める人は、130cm以上のロングタイプも視野に入れましょう。
<仰向けについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、肌触り・生地の伸び具合の検証です。
モニター20名が触り心地をチェックし、長時間使用してもベタつきがなく、なめらかで快適と感じられるかを確認しました。加えて、専門機関の機器でカバーの伸長性を測定。2種類の素材を使用している商品は、伸長性が高いほうの生地を評価しています。
肌触りは高評価で、モニター20名中16名が「満足」と回答。比較したなかには、生地が硬くザラつきが気になる商品もあったなか、ベルベット生地のなめらかな触り心地が好評でした。「柔らかい」「いつまでも触っていたくなる」など肯定的な声が多く、「触り心地がよい」との口コミにも頷けます。
比較した結果、本品に使用されているポリエステルは、綿や合皮などに比べて柔らかい傾向がありました。生地にしっとり感があるためか、数名から「夏は蒸れやすそう」との意見も出ましたが、ベタつきを指摘する声は聞かれませんでした。
<肌触りについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
専門機器で測定したところ約24cm伸び、カバー生地の伸縮性は十分。5cm前後しか伸びなかった下位商品に対し、ビーズによるフィット感がしっかりと得られます。比較した大半の商品が、生地の伸びがよく高評価を獲得しました。
比較したところ、本品のようなポリエステル製のものは、綿や合皮製に比べて伸長性に優れた傾向が。「もちもちとした感触が快適」という謳い文句どおり、ビーズクッションならではのもちっとした感触が楽しめるでしょう。
次に持ち運びやすさの検証です。モニター20名が各商品を持って室内を移動し、軽量か、持ち運びやすい形状かを確認しました。
検証の結果、「満足」と回答したのは20名中11名で、持ち運びやすさは賛否両論。「小ぶりでそこまで重くない」といった肯定的な意見が多い一方、「片手で持ち運べない」との声も聞かれました。実測値は5.8kgと比較的重いため、力に自信のない人は負担を感じるかもしれません。
なめらかな素材のため、比較したサラッとした素材に対し、「生地が滑りやすく、つかみにくい」との指摘も。比較したところ、持ち運びやすさで高評価を得た商品は少数でした。2階などへ移動させる機会が多い人は、持ち手つきの商品や、縦長で抱えやすいものも検討しましょう。
<持ち運びやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、お手入れのしやすさの検証です。各商品を実際に使い、カバーが洗濯できるか、ビーズの補充ができるかをチェックしました。
検証の結果、カバーが洗濯機で洗えるため、お手入れしやすいといえます。比較した洗濯機で洗えない一体型カバーに対し、汚れてもこまめに洗えるでしょう。加えてビーズの補充口つきで、ヘタってもビーズを追加すれば長く使えそうです。
比較したほとんどの商品がビーズを補充できる設計でしたが、なかにはカバーを外す際にビーズを排出する必要がある商品も。本品は内袋が入っているため、ビーズを一度取り出す手間なく、気軽にお手入れできますよ。カバーが破れた際に、ビーズがこぼれる心配が少ないのも利点です。
タンスのゲン マイクロビーズクッション ベルベット生地は、公式オンラインショップで購入可能。価格は税込7,999円(※執筆時点・公式サイト参照)です。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトでの販売も確認できました。取扱店舗によって値段や送料が異なる場合があるので、購入前にしっかりチェックしてくださいね。
ビーズクッションを長持ちさせたい場合は、同じ場所に座り続けないことが大切。どの面でも座れる商品であれば、ときどき座る位置を変えてみましょう。クッションにかかる体圧が分散して、ビーズの劣化を軽減できますよ。
触れている時間が長いビーズクッションは、皮脂汚れが劣化の原因になることも。除菌スプレーを軽く吹きかけ、乾いたタオルで拭くなど、定期的なお手入れも重要です。
最後に、フィット感が高く多くのモニターから好評だった商品をご紹介します。
体全体をあずけたい人には、MOGUのパウダーマックスがおすすめ。長さが172cmもあるので、頭から足まで乗せて仮眠しても心地よいでしょう。細かいビーズが体にあわせて沈み込み、座り心地も良好。包み込まれるように体へ密着するフィット感が、ほとんどのモニターから好評でした。
座って使うことが多いなら、ほどよい弾力のあるYogibo Podをチェック。腰掛けると自然に肘置きができる丸い形が特徴で、長時間のPC作業にもぴったりです。仰向け・うつ伏せで寝転がっても心地よさが損なわれず、モニターから「そのまま寝られそうなくらい快適」との声が寄せられました。
サイズ | XL |
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ビーズの大きさ | 2.80mm |
重量 | 10.72kg |
ビーズ補充可能 | |
形状 | ベッド型(大型) |
カバー取り外し可能 |
良い
気になる
MOGU パウダーマックスをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
幅 | 95cm |
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ビーズの大きさ | 2.0mm |
奥行 | 95cm |
厚さ | 85cm |
タイプ | 不明 |
重量 | 7.1kg |
ビーズ補充可能 | |
特徴 | おしゃれ |
中材 | ビーズ |
カバー/側生地素材 | コットン、ポリウレタン |
カバーの素材選択可能 | 不明 |
形状 | ドロップ型 |
生地タイプ | 不明 |
カバー取り外し可能 | |
カバーの素材 | コットン89%、ポリウレタン11% |
抗菌加工 | |
カバーのカラー | レッド、ワインレッド、オレンジ、ピンク、キャメル、ライムグリーン、グリーン、アクアブルー、ネイビーブルー、パープル、ディープパープル、チョコブラウン、ライトグレー、ダークグレー、ブラック、クリームホワイト、イエロー |
防臭加工 | 不明 |
中材 | EPS(発泡スチロール)ビーズ |
洗濯可能 | |
本体丸洗い可能 | |
カバー洗濯可能 | |
洗濯機対応 | 不明 |
接触冷感 | |
高反発 | 不明 |
低反発 | 不明 |
折りたたみ可能 | 不明 |
滑り止め付き | 不明 |
ハニカム構造 | 不明 |
カバー付き | 不明 |
ファスナー付き | 不明 |
取っ手付き | 不明 |
形状 | 不明 |
デザイン | 不明 |
特徴 | 不明 |
Yogibo Podをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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