防錆性能に長けた航空技術用のアルミニウム素材が使われている、Umibozu フィッシングプライヤー。インターネット上では高評価の口コミが多い一方、「かなり小型で先端が想像以上に短い」「持ち手がすべりやすい」といった気になる評判もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Umibozu フィッシングプライヤーを含むフィッシングプライヤー全17商品を実際に用意して、スプリットリング交換のしやすさ・フックの外しやすさ・切れ味のよさ・持ち運びやすさ・錆びにくさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
2,800円
Umibozu フィッシングプライヤーは、海釣りに持っていきやすくコンパクトさを重視する人におすすめです。防錆性能に長けたアルミのボディに、先端部は強化ステンレスを採用。比較したステンレス素材のものは、3日間海水に浸けて自然乾燥したところ錆びが発生したのに対し、こちらはすべてのパーツがほぼ錆びませんでした。海での使用がメインの人にうってつけです。
グリップ部分が軽量アルミのためか重さは90gとかなり軽く、全長は17.8cm。バネ式ですがロック機能がついているためコンパクトに収納できます。一方でグリップ部分には凹凸があるものの、アルミがむき出しなので硬い質感です。口コミにあるように、すべり止めの効果もいまひとつでした。
ラインカッターの切れ味は十分。弛ませた状態のPEラインを1~2回で切断でき、断面にほつれはありません。ただし切り口は平らに広がってしまい、比較したなかで1回でスパッと切れたギザ刃の商品にはおよびませんでした。とはいえ切断できない商品もあるなか、スムーズに切れるため実用にはおおむね問題ないといえます。
実際にルアーからスプリットリングを着脱してみたところ、オープナーの先端が鋭角になっているためすき間にスムーズに差し込めました。ただし先端が四角く角ばっているため、外す際の回す動作はしにくい印象。先端が大きいのも操作性を損なってしまっています。
また、比較したなかには8cmのロングノーズの商品もありましたが、ノーズの長さは6cmとやや物足りません。先端が短いという口コミどおり、口奥のフックを外すにはやや不向きです。軽さや錆びにくさというメリットはあるものの、先端の操作性のよさを期待するならほかの商品もチェックしてみてくださいね。
そもそもフィッシングプライヤーとは、釣りに便利な機能が搭載されているプライヤーのこと。フックなどをルアーに取り付けるためのスプリットリングオープナーや、はさみでは切れないPEラインを切断するラインカッター、ガン玉つぶしなどを備え、快適な釣りをサポートする設計になっています。
今回ご紹介するUmibozu(ウミボウズ) フィッシングプライヤーは、釣り好きの口コミから生まれた人気商品を、ユーザーの声を受けさらに改良してリニューアルしたものです。
ラインカッターには硬度の高いタングステンカーバイドを採用し、鋭い切れ味を謳っています。握りやすいグリップ幅や指へのフィット感を重視したデザインなど、使いやすさにこだわった一品です。
ガン玉の装着や曲がったフックの修正に欠かせないガン玉つぶしを搭載。ワイヤー入り強化スパイラルコードにアルミ製カラビナがついた、落下防止用ツールも付属品としてセットになっています。別売りですが、専用ケースも用意されていますよ。
開閉方法はバネ式で、ちょうど人差し指が当たる部分にロック機能を配置しています。片手のみのワンアクションでロックのオン・オフが可能です。
対応するスプリットリングは♯3以上が推奨されています。
カラー展開はシルバー・赤黒・レッド・青黒・ブルー・グリーン・ピンクの7種類と豊富。鮮やかな塗装はアウトドアでも映え、デザイン性の高さも魅力です。
公式サイトによると、執筆時点の価格は税込2,980円とされています。国内ブランドならではの保証も充実。購入後90日間はメンテナンス保証がついています。さらに公式サイト(Amazon・楽天市場)で購入し、公式LINEに登録すると、サポート期間を1年間に延長できますよ。
保証期間外でも、カッターの交換修理は公式サイトから依頼できます(有料)。お気に入りの道具を長く愛用できるのはうれしいですね。
今回は、Umibozu フィッシングプライヤーを含むフィッシングプライヤーを含むフィッシングプライヤー全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、スプリットリング交換のしやすさを検証しました。スプリットリングとは、ルアーにラインやフックを取り付けるためのリング状の金具のことで、非常に硬いのが特徴です。
釣り経験のあるモニター5名が実際にルアーから#3・#5・#7のスプリットリングを着脱し、使い勝手がよく操作がしやすいか評価しました。
本品は直感的な操作ができるバネ式で、開く・閉じるが同程度の力で行えます。実際に使用したモニター5名中、3名が開閉しやすいと回答。なお、バネなし商品と比較したところ、閉じたいときに力を入れて使うバネ式は開閉しやすい傾向がありました。
グリップ部分はアルミ製です。モニターからは「凹凸があり握りやすい」と支持する声の一方で、「持った感じが硬い」という意見も挙がりました。
すべりにくさを意識した凹凸のあるデザインですが、ラバー製のすべり止めはありません。「持ち手がすべりやすい」という口コミもあったように、すべり止めとしての機能はやや物足りないといえます。
<プライヤーの開閉しやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
スプリットリングの開けやすさは、モニター5名中3名が満足と回答。今回比較したなかにはオープナーの鋭さが足りず、リングがななめに開いてしまうものもありましたが、角度が鋭くスムーズにリングを開けます。
一方、先端が四角く角ばっているため、取り外す際にリングを回すと引っかかってしまいがち。しっかりリングを噛んでいる点は評価されつつも、モニターからは「何度も手を入れかえる必要があり回しにくい」という声が聞かれました。
取り外しのための回す動作を比較したところ、先端に丸みのあるものだとリングの内側に引っかかることが少なく、スムーズに回せる傾向が見られます。リング交換を素早く行いたいならチェックしたいポイントです。
<スプリットリングの開けやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、フックの外しやすさの検証です。今回は60cmクラスのシーバスで実際にフックを外して評価しました。
シーバスの口の横の硬い部分に9cmのミノーのフックがかかった状態と、口の奥まで7cmのバイブレーションルアーが入った状態を再現し、素早く安全に外せるかをチェックしています。
フックの掴みやすさに満足と回答したモニターは、5名中2名でした。満足の理由は、先端にあるギザギザでフックをしっかり掴める点。一方で先端がやや大きく、小さいオープナーと比較すると掴みやすさは伸び悩みました。
操作性についても、先端の大きさがネックに。モニターからは「先端が太く、細かい操作はしにくかった」と、細かな力加減の難しさを指摘する声が挙げられています。
<フックの掴みやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ノーズの長さは6cmと、やや物足りません。「先端が想像以上に短い」という口コミどおり、飲み込まれた口奥のフックを外す際に、魚から距離をとりにくいといえます。魚の口の奥までの先端の届きやすさについて、満足と回答したモニターは5名中1名でした。
今回比較した商品にはノーズの長さに幅があり、4cm程度の短いものから8cmのロングノーズもありました。ロングノーズは口の奥まで先端が届きやすいのに対し、ノーズが短いと魚の口が手に当たってしまい、安全にルアーを取り出すのは困難です。
先端に太さがあるため、視認性もよいとはいえません。比較したところ、ロングノーズは先端が小さいものが多く、刺さったフックがよく見えるため手早く外せる傾向がありました。魚に与える傷を最小限にしたい人は押さえておきたいポイントです。
<先端の届きやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
実際に切ってみたところ、切れ味は申し分ない結果に。弛ませた状態のPEラインを、1~2回でカットできました。比較したなかには何度噛ませても切断できないものもありましたが、ストレスを感じずにスムーズに切断できます。
断面にほつれはないものの、切り口は平らに広がりました。今回の比較では、ギザ刃で両刃が互い違いになっているタイプのものが高評価で、切断面も広がらずに美しく仕上がっています。こちらは一歩およびませんでしたが、硬度の高い素材を使用したという謳い文句どおりの鋭い切れ味です。
重量は90g、サイズは幅5.4×全長17.8cmと軽量かつコンパクトです。比較したなかには重量が200gを超えているものもありましたが、こちらはその半分以下の重さ。負担なく持ち運べるでしょう。
長いものだと20cm以上という商品もあったのに比べ、全長も短めです。バネ式ですがロック機能があるため、プライヤーを閉じた状態でコンパクトにまとめることができるのも美点。フローティングベストのプライヤーケースにも、かさばらずにすっぽり収められました。
錆びにくさはトップクラスの高評価を獲得。「防錆性能に長けた航空技術用アルミニウム素材」という謳い文句どおり、アルミのボティはまったく錆がありません。
比較した商品のなかでステンレス素材のものは錆びが発生してしまったのに対し、強化ステンレスを使用している先端部にも錆は発生しませんでした。全体的に塗装されていることもあり、海でも気兼ねなく使えますよ。
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Umibozu フィッシングプライヤーは、Umibozuの公式オンラインショップや、Amazon・楽天市場をはじめとしたECサイトで購入可能です。
また、Umibozuのフィッシングプライヤーには限定の墨絵モデルもあります。火龍・黒龍・緑龍・迷彩という4種類のテーマに合わせたクールなデザインが特徴です。こちらはすべり止めのラバーグリップが付属しています。興味のある人はぜひチェックしてみてくださいね。
最後に、先端が細く操作性に長けた商品をご紹介します。
スピーディにリングを交換したいなら、シマノのADプライヤー RH TYPE-Fがおすすめです。先端が細く、リングの回転も引っかかることなく素早く交換できます。オープナーが小さいためフックを掴みやすく、先端の力加減を調整しやすい印象です。ノーズが短いので、小型の魚に使用しましょう。
ライラクスのDRESS アルミプライヤーは、繊細な操作を期待する人におすすめ。オープナーが非常に鋭いため、リングのすき間にスッと差し込みまっすぐ開けられました。先端部分が細く、リングの回転も容易です。グリップに指をかけるくぼみもあり、持ちやすいのも好印象でした。
DRESS(ドレス) 7.5inch アルミプライヤーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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