持ち運びしやすく、ひんやりした風が気持ちよいと人気の、ここひえ R4。「広範囲で冷風を感じる」といった高評価な口コミがある一方で、「タンクの容量やタイマー機能が物足りない」「涼しくない」といった気になる評判もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ここひえ R4を含む冷風扇全20商品を実際に使って、涼しさ・使い勝手を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
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すべての検証は
マイベストが行っています
結論からいうと、ここひえR4は、涼しい風にピンポイントで当たりたいときに重宝します。机の上に置けるほど小型ながら風は強く冷たく、風が当たる部分は涼しく感じました。デスクでの作業時や頭だけ冷やしたいときなど、部分的な使用にはよいでしょう。
一方で、全身に当たりにくいのはネック。風が広範囲に行き渡らず、体感温度は下がりませんでした。扇風機やクーラーの代わりにはならないため、暑い日にはほかの冷房器具と併用するのがおすすめ。湿度上昇はほかの商品より低かったものの、5%程度は上がったため、換気をするなどの工夫も必要です。
1回の給水で最大11時間稼働するので、水を入れる手間が少ないのも利点です。首振り・タイマーなど基本的な機能も搭載されていました。タンク・フィルターは水洗い可能でお手入れも簡単。ただし、シーズンごとにフィルター交換が必要な点は覚えておきましょう。
価格は、執筆時点で税込8,980円(公式サイト参照)。これだけで夏を乗り切るのは難しいですが、持ち運びしやすくコンセントなしでも使えるため、気軽に冷風に当たれます。電気代もほとんどかからないので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
取り回しのよい小型冷風扇、ここひえR4。ここからは、改めてどんな商品なのか解説していきます。
ショップジャパンを展開する、株式会社オークローンマーケティング。なかでもパーソナルクーラーと呼ばれる人気シリーズのここひえは、発売開始以来毎年リニューアルを重ねている冷風扇です。
今回ご紹介するのは、2022年4月に発売されたここひえR4。ここひえ史上最大風速を実現し、前モデルよりパワーアップした冷風を送り出せるのが特徴です。
機能も豊富にあり、4段階の風量や、シリーズ初となる2段階の首振り機能を搭載。シーンに合わせて好みの範囲や涼しさを選べますよ。持ち運びが簡単なコンパクトタイプで、冷やしたい部分にピンポイントで風を当てられます。
冷却技術には、気化熱を利用したハイドロチルテクノロジーを採用。水が蒸発する際に周りの熱を吸収して空気を冷やすため、扇風機よりも冷たい風を送り出せるのが特徴です。
さらにサイクロファンを搭載し、取り込んだ空気を一気に放出。前モデルのここひえR3と比べると、体感温度約30%減の冷却効果を感じられると謳われています。
使い方は電源アダプターを取り付け、タンクに水を入れてスイッチを押すだけ。風量・首振り・タイマーのみのシンプルなボタンで、操作しやすいのもメリットです。
モバイルバッテリーに対応し、場所を選ばず使えるのも長所のひとつ。コンセントのない小部屋や、キャンプなどのアウトドアシーンでも活躍するでしょう。
さらにフィルターは防カビ・抗菌仕様となっており、カビや菌の増殖を抑制します。
サイズは約幅190×高さ201×奥行175mmで、重量は約1.5kg。コンパクトなうえハンドルもついており、持ち運びも簡単です。
付属品として、専用USB電源アダプター・防カビ抗菌フィルター・取扱説明書がついてきます。1年間の保証期間に加えて、満足できなければ使用後でも返金可能な39日間の返品保証がついてくるのもうれしいポイントです。
今回は、ここひえ R4を含む冷風扇全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、涼しさの検証です。
今回は気象予報士・気象防災アドバイザーの飯沼孝さんのご協力のもと、以下の条件に沿って評価を実施しました。
<検証条件>
検証してみたところ、小型ながら風量は4.5m/sと強く、風が当たる部分は冷たく感じました。しかし範囲が狭いため体表温度を下げられず、涼しさはいまひとつ。
ほてりがちな頭を冷やしたいときなど部分的な使用にはよいですが、炎天下の暑い日をこれだけで乗り切るのは難しいでしょう。
湿度については、高くなりがちな冷風扇のなかでは比較的抑えられています。全体平均の約15%と比べても、湿度上昇は5.25%ほどと控えめ。とはいえ熱中症対策などで使う場合は、換気するなど湿度を逃す工夫が必要といえます。
またサーモカメラの画像では、体表温度が平均1.43℃アップ。暑さ指数は、今回検証したほかの商品と同様に、厳重警戒レベルに達しました。必要に応じてほかの冷房器具と併用するのがよいでしょう。
<温度・湿度変化と風速>
続いて、使い勝手を検証します。
各冷風扇を実際に使用し、操作性・機能・お手入れ方法についてチェックしました。
調べてみたところ、2段階の首振り機能や最大4時間のタイマーなど、基本的な機能はそろっていました。タンクにはフタがついているので、移動時に水がこぼれるリスクが少ないのもメリットです。
<調査結果>
保冷剤は不要で、交換の手間がかからないのも利点。より冷たい風を感じたいときには、フィルターを凍らせて保冷剤代わりに使うこともできますよ。水タンクの容量は約600mLと小さく、1回の給水で最大11時間稼働します。
お手入れ方法は以下のとおり。タンク・フィルターはどちらも水洗いが可能です。防カビ抗菌フィルターはシーズンごとに交換が必要となるので、覚えておきましょう。
<お手入れ方法>
なお、電気代は単価・使用条件によって変動するため、参考までにご確認ください。
全国家庭電気製品公正取引協議会が「新電力料金目安単価」として示している1kWhあたり税込27円を採用
最後にほかの魅力的な商品もご紹介します。
おおたけのペルチェ式冷風扇は、顔から足元までひんやりした風に当たれるのが魅力。扇風機よりも冷たく、サーモカメラで見ると体表温度が平均1.6℃下がっていました。タンク容量も6Lと大きく、長時間使えますよ。ややムシムシ感はありますが、カラッと晴れた夏に活躍するでしょう。
涼しい風を感じたいなら、アイリスオーヤマの冷風扇 マイコン式もおすすめです。大きな保冷剤が2つついており、風が当たる部分に加えて周囲の温度も0.13℃ほど低下。水をまいたようなひんやりした冷風が好評でした。湿度が比較的高いので、換気をしながら使うとより快適です。
風量切替 | 3段階 |
---|---|
切タイマー設定可能時間 | 0.5~8時間(30分単位) |
付属品 | リモコン、ボタン電池、キャスター×4 |
リモコン付き |
タイプ | タワーファン |
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保冷剤あり | 不明 |
左右自動首振り(スイング) | |
暖房機能 | 不明 |
入タイマー設定可能時間 | 不明 |
保証期間 | 不明 |
除湿機能 | 不明 |
消費電力(50Hz) | 約120W |
オンタイマーあり | 不明 |
オフタイマーあり | |
静音モード | 不明 |
電源 | コンセント |
おおたけ ペルチェ式冷風扇 MAPR-802をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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