ユニ・チャーム ムーニー（テープ）をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

おむつを購入するうえで最も気になるのは、朝まで漏れないかどうかですよね。漏れにくさにかかわるポイントとして、吸水量・吸水スピード・フィット感の3つを確かめましょう。

吸水量をチェックするために、平置きにしたおむつの中心に水を100mLかけて1分放置する工程を繰り返しました。そして、表側に染み出した時点・サイド部分に溢れ出した時点・表面を指で触って液戻りした時点を最大吸水量とします。

その結果、350mLの水をかけた時点でサイドに漏れ出しました。かけた水の合計量が300mL以下でも漏れてしまったほかの商品もあったので、比較したなかでは吸水量の多さは申し分ないといえます。

デリケートな赤ちゃんの肌に使うものだからこそ、かぶれにくさと肌あたりのよさも気になりますよね。かぶれにくさを評価するために、通気性と液戻りのしにくさの2つを調べました。

通気性については、おむつの中心に37℃のお湯を100mL染み込ませ、そのおむつを手にかぶせて5分待ち、放置する前後でどれくらい湿度が変化するかをチェックします。この工程を3回繰り返してみると、湿度は平均で0.6%上昇しました。

5分待つと湿度が3%程度下がるほかの商品もあったので、通気性はいまひとつといえます。

使いやすさ・コンパクトさも、おむつ選びの重要なポイントですよね。赤ちゃん人形におむつを履かせ、使い勝手を左右するポイントとして着脱のしやすさ・捨てやすさ・交換タイミングのわかりやすさの3つをチェックしました。

テープを剥がすときの音が大きめですが、スムーズに着脱できます。テープは貼り直しも可能なので、サイズの調節も簡単。濡れると3本線の絵柄が黄色から緑色に変わり、交換のタイミングもひと目でわかります。

使い終わったおむつを丸めてテープで留めると、しっかり貼り付いて開きませんでした。ただし、ほかの商品に比べるとテープのザラッと感が控えめなので、留め方によっては外れてしまうかもしれません。総合的に見るとかなり使い勝手がよく、扱いやすさで選びたい人にも向いています。

1日のおむつ替えの回数は、新生児期は10〜13回、生後3〜6か月頃は8〜10回ほどが目安とされています。おむつを卒業するのは2〜3歳頃が多いですが、夜はおねしょをしてしまうため4歳頃までおむつをしている子も。仮に4歳までおむつを使うとすると、総使用枚数は9,000枚を超えることもあります。

だからこそ、できるだけコストを抑えたいですよね。Amazonの販売価格（2022年4月上旬時点）をもとに計算してみたところ、1枚あたりの値段は14.4円でした。1日10枚使うと仮定した場合、1か月あたりのコストは4,309円です。

比較じた全商品のなかでは最安値だったので、値段を重視して選びたい人にもよいでしょう。