軽量かつコンパクトで使いやすいと評判の車用タイヤ空気入れ、エアホークプロ コードレス式電動エアコンプレッサー。「手軽に空気圧の管理ができる」と高評価の口コミが多くみられる一方で、「作動音が大きい」「充填に時間がかかる」といった声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のAstroAIやマキタなどの車用タイヤ空気入れとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、車用タイヤ空気入れ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
エアホークプロ コードレス式電動エアコンプレッサーは、さまざまなシーンで使えるものがほしい人におすすめです。比較したほかの商品には、付属アタッチメントが自転車用(米式・英式)・ボール用・浮き輪用のみのものが多かったのに対し、本品はエアマットレス用も含めた4種類がセットに。タイヤだけでなく、アウトドアでも大活躍しますよ。
LEDライトやオートストップ機能を搭載し、付加機能も充実しています。ただし対応している単位は、kPa(キロパスカル)・PSI(プサイ)・bar(バール)の3つのみ。昔の国産車やバイクで用いられるkgf/cm²(キログラムフォース)はないため、車種によっては単位の変換が必要です。
「充填時間が遅い」との口コミに反し、充填速度も良好。実際に空気圧が150kPaから220kPaになるまでの時間を計測すると、タイヤ4本分が6分45秒で完了しました。比較した全商品の平均9分11秒(※執筆時点)よりスピーディに作業を進められたため、外出前でもサッとチェックできるでしょう。
空気圧の精度も高評価を獲得。空気圧を220kPaに指定して充填後の数値を確かめると、232〜236kPaを記録しました。指定値より高くなりましたが、誤差は少なく走行に影響が出ない範囲です。使用時には指定空気圧を12〜16kPaほど低く設定すると、希望の数値に近づくでしょう。
一方で、「作動音が大きい」との口コミどおり静音性はいまひとつ。騒音レベルは比較した全商品の平均80dB(※執筆時点)を上回る、83.4dBの大きな音が鳴り響き、使う時間帯を選ぶといえます。とはいえ、アタッチメントや機能が豊富なのは魅力。使いやすさを重視する人は、購入を検討してみてください。
実際にエアホークプロ コードレス式電動エアコンプレッサーと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
エアホークプロ コードレス式電動エアコンプレッサーよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
エンデュランス
単位換算不要で、精度も高い!ポケットに入れて持ち歩ける
そもそも車用タイヤ空気入れとは、自宅や外出先で手軽にタイヤのメンテナンスを行えるアイテム。タイヤの空気入れ自体はガソリンスタンドでも可能ですが、アタッチメントをつけ替えることでボールなどレジャー用品の空気入れにも使えます。アウトドアが趣味の人は持っておくと重宝しますよ。
今回ご紹介するエアホークプロ コードレス式電動エアコンプレッサーは、片手で楽に空気を入れられるよう、コードのない充電式(バッテリー分離)を採用しているのが特徴。ホースの長さは実測値で約100mmあり、タイヤに接続してトリガーを握るだけとワンタッチで操作可能です。
バッテリーを含めた本体サイズは幅83×奥行148×高さ263mmで、重量は782g。保管条件温度は、50℃までとされています。
電源には専用のリチウムイオンバッテリーを使用し、フル充電まで約3.5時間・連続使用可能時間は約10分間です。車のシガーソケットから給電を行えるカーアダプターも付属し、バッテリーが切れても作業を継続できて便利ですよ。
付属品は、収納バッグ・バッテリーパック・ACアダプター・カーアダプターの4つ。細々したパーツの紛失防止に役立つ、収納バッグがついてくるのがうれしいですね。
アタッチメントは、自転車用(米式・英式)・エアマットレス用・ボール用・浮き輪用の4種類がセットに含まれています。車や自転車はもちろん、スポーツやレジャーなど幅広いシーンに活躍するでしょう。
はじめは、充填速度の検証です。
空気圧が150kPaのサマータイヤに各商品を使って空気を充填し、空気圧が220kPaになるまでの時間を車1台分となる4回計測します。スピーディと感じた5分を基準に、合計時間が短いものほど高評価としました。
計測した結果、タイヤ1本の空気圧が220kPaに到達するまでの時間は、平均1分41秒。車1台分は6分45秒と、比較した全商品の平均9分11秒(※執筆時点)よりかなり短時間で作業が完了しました。
比較したなかでも、本商品のような充電式(バッテリー分離)やシガーソケット式の商品は、充電式(バッテリー内蔵)より充填が速い傾向が。「時間がかかる」との口コミに反し、パワフルな性能でスピーディに充填できるため、外出前でも手軽に空気を入れられますよ。
続いて、空気圧の精度の検証です。
指定空気圧を220kPaとし各商品を使って充填作業をしたあと、エアゲージを用いてタイヤの空気圧を計測します。充填・計測を4回繰り返し、空気圧の平均と指定空気圧との誤差が±10kPa以内のものほど高評価としました。
空気圧の精度も問題ありません。指定した空気圧が220kPaなのに対し、実際に充填した空気圧は232〜236kPa。誤差の平均は13.75kPaと良好な数値を記録しました。
比較した全商品における最小値・最大値の差は平均で4.3kPa(※執筆時点)だったなか、本品は4kPaに抑えられています。タイヤ4本にほぼ均一に空気を充填できており、バランスもとれていました。
4回すべての充填で指定空気圧より高い数値だったものの、走行に影響が出るほどではありません。希望の空気圧にするには、指定空気圧を12〜16kPaほど低く設定するとよいでしょう。
続いて、利便性の高さの検証です。
各商品のスペックを確認し、サイズ・給電方式・LEDライトの有無など作業効率をアップさせる機能がどれほど備わっているかを調べました。
利便性はトップクラスの高評価を獲得。給電方式は充電式(バッテリー分離)で取り回しやすく、片手で持って作業を行えました。付属のカーアダプターを接続すれば車のシガーソケットからも給電でき、バッテリーの充電が切れても作業を続けられます。
ただし、サイズは幅83×奥行148×高さ263mm・重量は782gとやや大きめ。比較したなかでも幅80×奥行50mm以内の商品は、ズボンのポケットやリュックに収納しやすい傾向があったことをふまえると、バイクや自転車で移動する人には向かないでしょう。
専用の収納バッグに入れて保管できるため、車移動がメインの人や車内に常備しておきたい人に適しています。
機能面も充実しています。LEDライトを搭載し、暗い場所で作業しやすいのがメリット。指定の空気圧に到達すると自動で止まる、オートストップ機能も備えていました。
アタッチメントは自転車用(米式・英式)・ボール用・浮き輪用に加え、比較したほとんどの商品になかったエアマット用も付属。キャンプなどのアウトドアでも活躍しますよ。
しかし、単位はkPa(キロパスカル)・PSI(プサイ)・bar(バール)の3種類のみ。昔の国産車によく使われるkgf/cm²(キログラムフォース)には非対応です。車やバイクの種類によっては単位を変換する手間がかかるので、覚えておきましょう。
最後は車用タイヤ空気入れを選ぶうえで気になる、作動音の静かさの検証です。各商品から30cm離れた場所に騒音計を設置し、作動音を計測。使用時に静かだと感じた65dBを基準とし、作動音の大きさをチェックしました。
その結果、「作動音が大きい」との口コミどおり、運転音は83.4dBとかなり大きめ。比較した全商品の平均80dB(※執筆時点)を上回っており、使用中はややうるさく感じました。大きな作動音が鳴り響くため、夜間の作業や住宅街での使用は控えるなど周囲に配慮してくださいね。
電源 | 充電式(バッテリー分離)、シガーソケット式 |
---|---|
オートストップ機能 | |
充填スピード(実測値) | 約1分41秒(タイヤ1本) |
騒音レベル(実測値) | 83.4dB |
良い
気になる
幅 | 83mm |
---|---|
奥行 | 148mm |
高さ | 263mm |
重量 | 782g |
LEDライト付き | |
ホースの長さ | 約100mm(実測) |
付属品 | 収納バッグ、バッテリーパック、ACアダプター、カーアダプター |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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エアホークプロ コードレス式電動エアコンプレッサーは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトで購入が可能です。
なおダイレクトテレショップの公式サイトでは、以下のように付属品のみの販売を行っています。買い替えて長く使い続けられるのはうれしいですね。
<付属品の販売価格>
販売価格は執筆時点・公式サイト参照
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
作動音を少しでも抑えたい人には、AstroAIの電動エアーコンプレッサーがおすすめです。作動音の騒音レベルは76.1dBと低く、比較した商品内でもトップクラスの静音性でした。昼間の住宅街でも抵抗なく使えるでしょう。単位表示は4種類すべてに対応しており、単位換算の手間もかかりません。
マキタの充電式空気入れは、スピーディに充填を行えるアイテム。車1台分の充填作業が約4分9秒で完了しました。急いでいるときもすぐにタイヤのメンテナンスができますよ。自転車用アタッチメントは米式・英式・仏式の3種類すべて付属しているため、自転車が趣味の人にもぴったりです。
電源 | シガーソケット |
---|---|
オートストップ機能 | |
充填スピード(実測値) | 約1分7秒(タイヤ1本) |
騒音レベル(実測値) | 76.1dB |
良い
気になる
幅 | 99mm |
---|---|
奥行 | 218mm |
高さ | 190mm |
重量 | 1,590g |
LEDライト付き | |
ホースの長さ | 780mm |
付属品 | アダプターノズル×5、バルブキャップ×4、収納ケースなど |
AstroAI 電動エアーコンプレッサー AIR100Yをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
電源 | 充電式(バッテリー分離) |
---|---|
オートストップ機能 | |
充填スピード(実測値) | 約1分2秒(タイヤ1本) |
騒音レベル(実測値) | 86.3dB |
良い
気になる
幅 | 80mm |
---|---|
奥行 | 266mm |
高さ | 174mm |
重量 | 1,250g |
LEDライト付き | |
ホースの長さ | 650mm |
付属品 | なし |
マキタ 充電式空気入れ MP180DZをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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