持ちやすい形で手が疲れにくく、初心者でも使いやすいと謳う車用電動ポリッシャー、ミナト 18V充電式 電動ポリッシャー POE-1810。「初心者でも簡単に扱えた」「稼動音が控えめ」と評判です。しかし、「少し重い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の車用電動ポリッシャーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、車用電動ポリッシャー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ミナト 18V充電式 電動ポリッシャー POE-1810は、取り回しやすいバッテリータイプをお探しの人におすすめです。比較した商品内でも数少ないコードレス式で、電源がない場所でも使えるのが強み。比較したコードつき商品と並ぶと、コードを気にせず思いどおりに動かせるのがメリットです。
実際に使用すると、1.65kgの適度な重さにより安定して動かせました。「少し重い」との口コミがありましたが、1kg未満の軽い商品はブレやすい傾向があったことを思うと、自重を活用しながら当てられるのが利点。ハンドルが下向きで両手で握れるため、安定感があり本体をしっかり支えられます。
研磨力も、洗車キズや水垢を落とすには十分。なかには、研磨面に押しつけると急激に回転数が落ちるものがあったのに対し、本品はそれほど低下せず快適に作業できました。研磨方式は車へのダメージを抑えやすいダブルアクションで、研磨跡がつきにくいのも魅力。ただ研磨力が高い傾向があったシングルアクションの商品と比べると、大きなキズには力不足といえます。
稼動音を計測すると、数値は76.9dBと比較した全商品の平均値76.76dB(※執筆時点)と同レベルでした。ただ75dBを下回る商品が住宅街でも使いやすい傾向があった点を考慮すると、静音性が高いとはいえません。「稼動音が控えめ」との口コミもありましたが、早朝や深夜の使用は控えるのがよいでしょう。
回転数・研磨力を調整する変速機能がなく、バフの当て方や動かし方で調節する必要があるのもネック。コードレス式で扱いやすい反面、使用時間が40分(2.0Ahバッテリーの場合)に限定される点にも注意が必要です。長時間作業や細かく研磨具合を調整したい場合は、上位商品も検討してください。
そもそも車用電動ポリッシャーとは、バフを回転させて研磨を行う電動工具。バフにコンパウンド(研磨剤)をつけて磨くことで、水垢を落としたり色あせやキズを目立たなくしたりできます。ワックスを塗布する際にも使用でき、車にツヤを出したい場合にも重宝するアイテムです。
今回ご紹介するミナト 18V充電式 電動ポリッシャー POE-1810もそのひとつ。コードレスタイプで電源のない場所でも使用できるのが魅力です。研磨しすぎる心配が少なく、初心者にも適しているとアピールしています。
販売元のミナト電気工業は、創業75年の歴史ある企業。車用電動ポリッシャーのほかにも、草刈機や建築関係の工具などさまざまな商品を販売しています。
バフの回転方式にはダブルアクションを採用し、最大回転数は4,000min-1。回転・上下(偏芯)の2種類の運動を組み合わせた方式で、変則的に動いて均一に研磨できると謳っています。バフ・パッドのサイズは150mmで、偏芯運動の幅を表すオービットダイヤのサイズは約5mmです。
本体サイズは約幅180×長さ150×高さ230mmあり、持ちやすく手が疲れにくい形状とアピール。バフを取りつけた状態で逆さにして置ける点も便利です。
コードレス式で場所を問わず使えるのもうれしいポイントです。2.0Ahバッテリーなら約40分間、4.0Ahバッテリーは約65分間、5.0Ahバッテリーは約80分間連続して使える仕様。コード式と遜色のないパワーで作業できると謳っています。
専用充電器を使えば、本体の充電は約55分で完了(※2.0Ahバッテリーの場合)。ミナトの18Vシリーズであれば、別の電気工具とバッテリーを共用できるのも見逃せないポイントです。
なお本品は単体で販売されているほか、バッテリーなどがセットになった商品も用意されています。付属品は、単体で購入するとポリッシングスポンジが1個。セット商品には、18Vリチウム電池・専用充電器などがついてくるものもあります。
今回はミナト 18V充電式 電動ポリッシャー POE-1810を含む、車用電動ポリッシャー全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
まずは、使いやすさの検証です。
重さ・持ちやすさ・操作スイッチの押しやすさなどのポイントをチェック。車用電動ポリッシャーを使ったことのない初心者でも使いこなせるか評価しました。なお可能な限り、バフの目の粗さは極細目~超微粒子、厚さは25〜30mmで統一しています。
総合的な使いやすさの評価は優秀。実際に使うと、1.65kgと適度な重みがあり、自重を使って楽にコントロールできました。「少し重い」との口コミは否定できませんが、比較した1kgを下回るモデルはブレやすい傾向があったのがネック。本品のように1.5kg程度の重さがあると、反動などに振り回されず扱いやすいとわかりました。
また、ハンドルが下向きについていて、両手で本体をしっかり支えられる点もうれしいポイント。回転数の切り替え機能はありませんが、ボタンは電源のON・OFFのみとシンプルです。煩雑な操作が不要なので、はじめてでも迷わず使いやすいでしょう。
振動が少なくスムーズに研磨でき、研磨跡がつきにくいのもメリットです。回転方式は、研磨力が控えめで均一に磨けるダブルアクション。比較したシングルアクションの商品には、オーロラマークと呼ばれる研磨跡がついたものもありました。
研磨面にバフが吸いつく感覚があり、安定して作業できた点も見逃せません。なかには回転が安定しないものや、豪快な回転で制御が難しいものも。本品は「初心者でも簡単に扱えた」との口コミどおり、クセがなく快適に使えそうです。
次は、研磨力の高さの検証です。
4,000番のサンドペーパーで洗車キズよりも少し粗いキズをつけたボディを研磨し、研磨力の高さをチェック。研磨力が高く、キズや汚れをしっかり消せたものを高評価としました。
検証したところ、洗車キズや水垢を落とすには問題ない研磨力を発揮。ほかの商品には、回転数が低く効率的に研磨できないものもありました。また研磨面に押しつけてもそれほど回転数を落とさず使えたので、深めのキズにもある程度は対応できるでしょう。
ただ比較したなかでも研磨力が高い傾向があったのは、シングルアクションの商品。対して本品はパワフルで頼もしいとまではいえず、塗装面まで浸食した水シミや大きなキズには物足りない可能性があります。
次は、音の静かさの検証です。車を磨いているときに耳元で聞こえる稼動音を騒音計で計測。駐車場や家の前で車磨きすることを想定して、音が小さなものを高評価とします。
続けて、使い勝手のよさも検証しました。変速機能の有無・コードの長さ・連続使用時間の長さなどのポイントをチェックして評価しています。
音を計測すると、稼動音は76.9dBと比較した全商品の平均値76.76dB(※執筆時点)と同レベル。検証の結果、研磨力が高い商品ほど稼動音が大きいものが多く、75dBを下回るものは住宅街でも使いやすい傾向がありました。
「稼動音が控えめ」との口コミもありましたが、本品は静音性が高いとはいえません。早朝や夜間の使用は控えるのがベターです。
使い勝手の評価はいま一歩。比較したほとんどの商品が備えていた、変速機能がない点が気がかりです。研磨力はバフの当て方や動かし方で調整する必要があり、不慣れな初心者には扱いにくい可能性があります。
一方、コードレス式で場所を選ばず使える点はメリット。バッテリー残量はランプで表示され、ひと目で確認可能です。ただ2.0Ahバッテリーの場合、連続使用時間は40分に限定されます。長時間作業したいならバッテリー容量をアップするか、コード式も検討してみてください。
バフの交換は簡単。面ファスナー仕様で、悩むことなくスムーズにつけ替えられました。なお、比較した多くの商品同様LEDライトは搭載していません。暗い時間帯に屋外で使う場合は、ライトを準備しておきましょう。
回転方式 | ダブルアクション |
---|---|
電源 | バッテリー式 |
消費電力 | |
電圧 | 18V |
良い
気になる
幅 | 180mm |
---|---|
長さ | 150mm |
高さ | 230mm |
定格周波数 | 不明 |
電流 | 2.0Ah |
バフサイズ | 150mm |
付属バフ | スポンジ |
付属品 | 18Vリチウムイオンバッテリー、18V充電器、ポリッシングスポンジ、凹凸スポンジ、羊毛バフ、フェルトバフ |
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ミナト 18V充電式 電動ポリッシャー POE-1810は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能。送料や価格などを確認して、お得に購入できるショップを選びましょう。
また、ミナトワークス公式オンラインショップでも購入できます。ミナトV18シリーズの工具を持っていない人は、バッテリー・スポンジ・バフなどがセットになった商品も要チェックです。なお、スポンジにはポリッシングスポンジ・凹凸スポンジ、バフには羊毛バフ・フェルトバフがあるので、研磨・ワックスがけなど用途に応じたものをそろえてくださいね。
<価格>
価格は執筆時点・公式サイト参照
きれいに磨くためにも、まずは洗車して砂やホコリを除去しましょう。洗車してもボディがざらついている場合は、鉄粉が付着している可能性があります。車用粘土クリーナーを使いながら、鉄粉を除去し、洗車後は水分をしっかり拭き取ってください。
次にエッジ部分やヘッドライトカバーなど、磨くとキズがつきやすい部分をマスキングテープで保護します。その後バフにコンパウンドを適量塗布し、ボディに広げてから電源を入れ、一定の圧力でムラなく研磨しましょう。使用するコンパウンドの量はパチンコ玉の半分程度が目安です。
バフには主にウールバフとスポンジバフの2種類があり、用途に応じて使い分けます。切削能力のあるウールバフはキズや水垢などの汚れの除去に、研磨力がゆるやかなスポンジバフは仕上げ用に使用するとよいでしょう。
コンパウンドは、研磨剤の粗さによって微粒子から中目まで分類されます。深いキズや固着した汚れには細目、微細なキズをなめらかにするためには極細目、ゆっくり丁寧に仕上げを行いたい場合は微粒子がおすすめ。浅いキズに細目や中目を使用すると、ボディにキズをつけてしまうため注意が必要です。
最後に、付加機能が豊富で使いやすいモデルをご紹介します。
細かく研磨力を調整したいなら、ボッシュ 吸じんランダムアクションサンダー GEX125-1AEがおすすめ。6段階の変速機能を搭載し、キズの深さに応じて回転数を調整できます。研磨する際に発生する粉塵を集められる集塵パックも備え、DIYでの木材の研磨にも使えますよ。
コードの長さを重視するなら、高儀 EARTH MAN 電動ポリッシャー EP-300Aも要注目。コードの長さが5mあり、バッテリー切れを気にせずスムーズに移動しながら使えます。変速機能だけでなくトリガーの引き具合でも回転数をコントロールできるので、研磨力の調整も簡単です。
回転方式 | ダブルアクション |
---|---|
電源 | コード式 |
消費電力 | 250W |
電圧 | 100V |
良い
気になる
幅 | 122mm |
---|---|
長さ | 227mm |
高さ | 150mm |
定格周波数 | 50/60Hz |
電流 | 2.5A |
バフサイズ | 125mm |
付属バフ | |
付属品 | マイクロフィルターユニット、ラバーパッド(ミディアム)※本体装着済み |
ボッシュ 吸じんランダムアクションサンダー GEX125-1AEをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
回転方式 | ダブルアクション |
---|---|
電源 | コード式 |
消費電力 | 60W |
電圧 | 100V |
良い
気になる
幅 | 280mm |
---|---|
長さ | 148mm |
高さ | 195mm |
定格周波数 | 50/60Hz |
電流 | 0.6A |
バフサイズ | 148mm |
付属バフ | スポンジ |
付属品 | スポンジパッド 、タオル地パッドカバー、 毛バフパッドカバー、ワックス用ヘラ |
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