IKEA TOFTBOをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、吸水性の検証です。桶に2.0kgの水を張り、中に入れたバスマットがどれほど水を吸い上げるかをチェックしました。

その結果、30秒間で1.19kgの水を吸収し、十分な吸水性を発揮。比較した商品の最大値1.94kgにはおよばないものの、平均0.789kg（※執筆時点）は上回りました。

比較したなかで吸水性が高かったのは、本商品のように毛足が長いマイクロファイバー素材を採用したもの。1.4kg以上の水を吸い上げて高評価を獲得した商品も、多くがマイクロファイバー素材でした。同じ素材の商品と比べると吸水性はやや劣るものの、珪藻土や綿素材のものより水を吸い上げています。「水滴をすばやく取り込む」というメーカーの説明にも納得です。

次は、速乾性の検証です。霧吹きで50プッシュ水をかけ1分放置。次に習字紙を置き、上から5kgの重りを5往復し、習字紙が吸った水の重さが軽いものを高評価としました。

すると、上に置いた習字紙の半分ほどが濡れる結果に。習字紙が吸った水の重さは約5.46gで、最小値の3.24g（※執筆時点）には届いていません。とはいえ、比較した商品の平均5.44g（※執筆時点）とはほぼ同じ重さで、十分な速乾性は備えているといえます。

ただし、同じマイクロファイバー素材の商品でも、山崎産業のSUSU抗菌ストロングWのように優れた速乾性を発揮したものもありました。本商品は次に入る人は湿っぽさを感じる可能性があるため、家族人数が多い場合にはほかの商品も検討するとよいでしょう。

続いて、肌触りの検証です。6名のモニターが濡らした足を拭きとり、感触の満足度を評価しました。

「足裏のツブツブした感触が気持ちよい」との声が多く、モニター6名中4名が「肌触りがよい」と回答。定番日用品メーカーの無印良品の綿麻バスマットは生地の硬さを指摘されたのに対し、やわらかく足にフィットしました。「冬場使っても冷たくないちょうどよい厚み」とポジティブな声もあり、季節を問わず活躍しそうです。

ただし、比較した同じマイクロファイバー素材の商品のなかでは薄めです。「厚みが物足りない」という声も聞かれました。ふんわり感というよりも、粒の感触を楽しみたい人によいでしょう。

＜肌触りについてのモニターコメント＞

1. 「マイクロファイバーはあまり好きではないが、こちらは毛が短いのでイボイボ感がとても気持ちよい」
2. 「ツブツブがやわらかく足にフィットする。厚みもちょうどよい」
3. 「足裏のツブツブした感覚が気持ちよい。厚みも適度で冬場使っても冷たくない」
4. 「粒の感触がはっきり伝わり、足を乗せた瞬間は心地よかった。次第に粒の中の芯の固さを覚えるようになり、それが刺さるように感じて気になった」
5. 「ツブツブがやわらかく、足にフィットした。厚みもちょうどよい」
6. 「ツブツブはしっかり感じるが、厚みがもっとあるほうが好み」

コメントは一部抜粋

最後は、滑りにくさの検証です。濡れた足を拭く際、滑ったりズレたりしないかをモニター6名が評価しました。

その結果、「滑りにくい」と回答したのは2名と少数派で低評価に。「普段お風呂から出たくらいの動きではズレない」という意見は出ましたが、残り4名は「力を入れてなくても滑る感じ」などとズレを指摘しました。

比較したところ、滑り止めつきの商品のほうがズレにくい傾向がありました。安全性を重視する人や、動きが多い子どもがいる家庭では、メーカーが推奨する「STOPP （ストップ）滑り止め下敷」の併用も検討しましょう。

＜滑りにくさについてのモニターコメント＞

1. 「お風呂から出たときくらいの動きではズレる感覚なし。ストレスなく使える」
2. 「滑る感覚はない。普段使いするには問題ない」
3. 「大きさが小さく、裏面も滑り止めになっていないのでよくズレる」
4. 「足を擦ると動いてしまう」
5. 「力を入れてなくても滑る感じ」
6. 「厚みがなくやわらかいので滑り止めなしだとよく滑る」

コメントは一部抜粋