エントリークラスでありながら、軽さと高い操作性を兼ね備えたと謳うアジングロッド、DAIWA 月下美人 AJING 510UL-S。「軽くて扱いやすい」と評判の一方、「キャスト時のブレが気になる」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のLUXXEやtailwalkなどのアジングロッドとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、アジングロッド選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
DAIWA 月下美人 AJING 510UL-Sは、予算を抑えつつ操作性が高いものを選びたい人におすすめです。実測重量は54gと、比較した全商品の平均62.5g(※執筆時点)に対し軽量。「軽くて扱いやすい」との口コミどおり、楽に持てます。そのうえ、軽いことでわずかなアタリを感じ取りやすいのも利点です。
ジグヘッドの操作性も高く、実際に使用したモニターからは「ジグヘッドの動きと重みをしっかり感じられる」と好評。ほどよくロッドにハリがある点も、感度のよさにつながっています。コンパクトなグリップで手に収まりやすく、アジを誘う動きもしやすいでしょう。
片手キャストのしやすさにおいても、モニターから高い支持を得ています。グリップが手になじみやすい形状のうえ、クセが少ないソリッドタイプのティップなので、ジグヘッドをスムーズに飛ばせました。「キャスト時のブレが気になる」との口コミに反し、片手でのキャストも楽々です。
一方、重心の位置が竿尻から39.3cmとグリップから少し離れていたのは惜しい点。比較した全商品の平均である37.7cm(※執筆時点)をわずかに上回っていました。竿自体の重量は軽いものの、ロッドを立てて持つと少し先重りを感じ、余計な力が入りやすいかもしれません。
とはいえ、これだけ高い操作性を備えながら、メーカーの謳うエントリークラスの商品なので上位モデルより低価格なのは魅力。はじめてのアジングロッドにぴったりですが、より感度や操作性を重視する人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
アジングロッドは、ほかのロッドでは感じ取れない小さいアタリが伝わるのが特徴。1g前後の軽量なジグヘッド(おもりとハリが一体になったもの)を操作しやすく、わずかなアタリも感知しやすいため、アジングを楽しむのに必須のアイテムです。
今回ご紹介するDAIWA 月下美人 AJING 510UL-Sは、大手釣具メーカーDAIWAが販売するエントリークラスのアジング入門ロッド。シリーズのなかでも510UL-Sは、1g前後の軽量なシグヘッドを扱う繊細なゲームにぴったりのショートモデルと謳っています。ターゲットは、港内を泳ぐ豆アジや低活性のアジです。
ブランクス(竿の芯)には高感度HVFカーボンを採用し、軽さと強度を追求。加えてティップ(ロッドの先端)には、繊維と樹脂が均一に分散されたカーボンソリッドを使用することで、優れた強度と柔軟性を実現しました。
グリップは、高い操作性と感度を重視し、上位モデルの形状をさらにブラッシュアップ。また、ワンサイズ大きい独自のガイド(ラインを通すリング)を搭載することで、ラインの放出性が向上したと謳っています。夜間や風が強い時でも、ラインをガイドに通しやすいでしょう。
商品のスペックは以下のとおりです。
<商品詳細>
月下美人AJINGシリーズは、全部で5種類のサイズを展開しています。シーンに合わせて購入してくださいね。
<シリーズ一覧>
さらに、足場の低い堤防や小磯にぴったりなソリッドティップのショートモデル、「月下美人 MX」もラインナップ。あわせてチェックしてみてください。
今回は、DAIWA 月下美人 AJING 510UL-Sを含むアジングロッド全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、軽さの検証です。
実際に重量を計測したところ、54gとかなり軽く高評価を獲得。比較した全商品の平均62.5g(※執筆時点)を大きく下回りました。「軽くて扱いやすい」との口コミどおり、取り回しがよいといえます。
また比較したなかでも、60g以下の商品は水中の変化を敏感に感じ取りやすい傾向が。こちらもわずかなアタリにしっかり反応できるでしょう。
次は、重心の位置の検証です。重心の位置が竿尻に近いほど操作しやすいと定義し、先重りを感じにくいかをチェックしました。
すると、竿尻からグリップの位置は、39.3cmとやや遠め。比較した全商品の平均は37.3cm、なかには31.5cm(※執筆時点)の商品もあったことを思うと、先重りを感じやすいかもしれません。
竿自体は軽いものの、ロッドを立てて持つときに余計な力が入りやすいのは惜しいポイントです。
次は、ジグヘッドの操作性の検証です。
アジングでアジを年間30匹以上釣ったことがある5名のモニターが、実際に水中のジグヘッドをシェイクし、ジグヘッドの存在を強く感じるかを確認しました。なお、使用した釣具は以下のとおりです。
<使用した釣り具>
手に収まりやすいコンパクトなグリップとロッドのほどよいハリで、操作性は良好。実際に、モニター5名全員が「ジグヘッドの存在を感じられた」と回答しました。
加えて、ティップがソリッドティップなのも高評価につながったポイントです。細く柔らかいカーボン素材で、アジを誘う動きもつけやすいですよ。
比較した結果、同じカーボン素材でも中が空洞になったチューブラーティップは、軽いジグヘッドを操作しづらい傾向が。対してソリッドティップの本品は、クセが少なく感度と操作性を両立していました。初心者から上級者まで使いやすいでしょう。
<ジグヘッドの存在を感じられるかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、片手キャストのしやすさの検証です。
ジグヘッドの操作性の検証同様に5名のモニターが実際に使用し、グリップの握りやすさ・ジグヘッドの飛ばしやすさから、片手でキャスト(投げる動作)がしやすいかをチェックしました。なお、使用した釣り具はジグヘッドの操作性の検証と同じものです。
グリップは手に収まるほどコンパクト、かつ丸みのある形状をしており、モニターは5名中4名が「グリップが握りやすい」と回答しました。比較した商品のなかには、グリップの形状が特殊で手になじみにくいものも。
その点本品は、違和感なく握り込めるうえ26cmとほどよい長さなので、手にしっかりとフィットします。片手でもストレスなくキャストできますよ。
<グリップの握りやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ジグヘッドの飛ばしやすさも上々です。比較したなかでも、ソリッドティップはクセがなくキャストしやすい傾向が。本品も例に漏れず5名中4名のモニターが「ジグヘッドを飛ばしやすい」と回答しました。「キャスト時のブレが気になる」との口コミに反する結果です。
加えて、ロッドのハリがほどよく、飛距離が出やすいのもうれしいポイント。一部のモニターからは、「振り抜く際にジグヘッドの存在を感じられなくなった」との声もありますが、キャストに大きく影響するほどではなさそうです。
<ジグヘッドの飛ばしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
全長. | 5.10ft |
---|---|
重量(実測値) | |
ティップ | ソリッド |
グリップ全長 | 26.0cm |
仕舞寸法 | 93.0cm |
---|---|
グリップ特徴 | 不明 |
ブランクス特徴 | HVF、メガトップ |
ガイドリング素材 | トップ:SiC、その他:アルコナイト |
ガイドフレーム素材 | 不明 |
硬さ | UL |
カーボン含有率 | 94% |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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DAIWA 月下美人 AJING 510UL-Sは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
ECサイトでは送料がかかることも多いので、購入前にしっかり確認してくださいね。
プロアングラーの木村壮大さんに伺ったところ、適切な持ち方は手に乗せる程度の軽い力で持つこと。指先は軽く触れるくらいでOKです。
しっかり握ると手に無駄な力が入りアタリがわかりづらいのに対し、軽い力で持つとロッドからの振動が伝わりやすくなりますよ。
アジングには、今回ご紹介したアジングロッドのほかに、スピニングリール・メインライン・ショックリーダー・ルアー(ジグヘッドとワーム)の5つが必要です。目的にあったものを購入してくださいね。総額3万円以下でそろえられるのもうれしいポイントです。
なお、DAIWAには月下美人にぴったりのワーム「アジングビーム」も販売されているので、気になる人はそちらもチェックしてみてくださいね。
最後に、感度・扱いやすさに優れていた商品をご紹介します。
アジング初心者には、LUXXEの宵姫 爽 S58FL-solidがおすすめです。重量はわずか46gと、比較したなかでもトップクラスの軽さ。重心の位置も竿尻から36.2cmとグリップに近く、力をほぼ必要としませんでした。グリップの握りやすさやロッドのハリも良好で、操作性にも長けています。
片手で扱いやすいものなら、tailwalkのAJIST SSD 510をチェック。重心の位置は竿尻から36cmとグリップに非常に近いうえ、軽い力でロッドを持てました。握り込みやすいグリップで、片手キャストも軽々。ハリが強くティップが繊細なため、ジグヘッドの手応えも得やすいですよ。
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