ダブルカーボンヒーターをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
厚みの少ないコンパクトなサイズで置く場所に困らないと評判のアピックス ダブルカーボンヒーター。運転音の静かさも高く評価される一方で、「電気代がかかる」「暖まりが物足りない」といった気になる口コミもみられ、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、アピックス のダブルカーボンヒーターを含むカーボンヒーター全11商品を実際に使ってみて、暖かさ・消費電力・安全性への配慮・機能性を比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね！
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
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【総評】購入の価値あり！背中全体がポカポカと温まり、機能性も充実
今回検証したダブルカーボンヒーターは、暖かさを重視する方におすすめです。
検証では15分間で身体の表面温度は約52℃まで上昇し、ポカポカと暖かさを感じました。また、使用中の本体温度は約45℃と高めですが、転倒オフ機能やサーモスタット機能といった安全性への配慮は最低限されています。
また、機能性も優秀です。最大180分まで設定できるオフタイマー機能に加え、首振り機能も搭載。さらに2段階の温度調節にも対応しています。1時間あたりの電気代は約12円と安くはありませんが、こまめに出力を切り替えれば省エネにもつながるでしょう。
暖房性能から機能性まで、バランスのよいスペックを備えています。
ダブルカーボンヒーターとは
アピックスは、デザイン性にこだわったオリジナルの家電製品を数多く取り扱っています。
今回ご紹介するダブルカーボンヒーターは、速暖性を高めるため、熱効率のよいスパイラル形状のカーボンヒーターを2本搭載しているのが特徴です。
サイズは高さ67.8×幅30×奥行24cm、重さは約2.4kg。スリムなタワー型のため、リビング以外に寝室など省スペースにも設置可能です。
また本体上部にある操作パネルは、ダイヤル式を採用しています。
カラーは、パールホワイト・カフェブラウンの2色。
付属のコードは長さ約1.8mあるので、置く部屋をイメージしながら選んでみてくださいね。
実際に使ってみてわかったダブルカーボンヒーターの本当の実力！
今回は、ダブルカーボンヒーターを含むカーボンヒーター全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。検証では1〜5点の評価をつけています。
検証①：暖かさ
検証②：消費電力
検証③：安全性への配慮
検証④：機能性
検証① 暖かさ
まずは、暖かさの検証です。
室温20℃・湿度45%の部屋にてカーボンヒーターを最大出力で運転し、ヒーターから1m離れた場所に背中を向けて座ります。表面温度計とサーモグラフィーカメラを使用して、15分間の表面温度の変化を評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 10～20℃まで
- 20～30℃まで
- 30～35℃まで
- 41～49℃まで
- 60℃以上
表面温度は52℃まで上昇。暖かさをしっかり感じられる
15分後の身体の表面温度は約52℃まで上昇し、4.5点の高評価となりました。
背中全体が服の上からでもポカポカと暖かくなり、暖房性能は優秀です。
検証② 消費電力
次に、消費電力の検証です。
補助暖房として30分連続で使用することを想定し、カーボンヒーターを最低出力である省エネモードで運転を行います。ワットモニターを使って、積算電気料金を算出しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 25円以下
- 20円以下
- 15円以下
- 10円以下
- 5円以下
電気代は約12円とやや高め。こまめな温度調節が必要
消費電力の検証では、3.5点とまずまずの結果です。
省エネ運転における1時間あたりの電気代は、約12円。同じ状況下でも電気代を約8円に抑えられた商品に比べると、やや高めな印象です。
補助暖房として使用する際は、室温に応じてこまめに出力を調節するとよいでしょう。
検証③ 安全性への配慮
続いては、安全性への配慮の検証です。
実際に商品を使用した本体温度と公式HP・取扱説明書の製品情報を確認し、転倒オフ機能など安全性に関わる4つの項目をチェックします。搭載されている機能に応じて加点し、評価しました。
この検証では、以下を評価項目としています。
- 使用中の本体温度（やけどの危険性）
- 転倒オフ機能
- サーモスタット機能（過熱防止装置）
- モーションセンサー類
本体温度は45℃と高めだが、安全への配慮に問題なし
最低限の安全機能を装備しており、評価は4.0点と好成績となりました。
モーションセンサー類は搭載されていないものの、転倒オフ機能・サーモスタット機能は備わっています。使用時の本体温度は約45℃と低くはないため、運転中は触れないよう注意が必要です。
検証④ 機能性
最後に、機能性の検証です。
実際にそれぞれの商品を使用し、節電機能などの付加機能の有無を確認します。該当項目数に応じて加点し、総合的に評価しました。
この検証では、以下を評価項目としています。
- 節電機能
- 人感センサー
- 首振り機能
- タイマー・自動オフ機能
- 温度調節機能
タイマーと首振り機能を搭載。2段階の温度調節も備えている
節電機能・人感センサーは搭載されていないものの、首振り機能・タイマーを備えています。オフタイマー機能は、最大180分まで時間を自由に設定可能。
さらに450W・900Wと2段階で温度調節も行え、機能性は十分です。
消費電力・機能性にこだわる方には、こちらもおすすめ
ダブルカーボンヒーターは暖かさにおいて特に高評価となりましたが、最後に他のおすすめ商品もご紹介したいと思います。
消費電力を抑えたい方には、アラジンのCAH-2G10A-Gがおすすめです。検証では1時間あたりの電気代が約8円となり、比較した商品の中で最安値を記録しました。さらに速暖性にも優れ、15分後には上着がいらないほど身体はポカポカに。充実した機能性に加え、レトロなデザインもおしゃれですよ。
またコロナのスリムカーボンは、マイコン式で350W〜900Wまで細かく温度を調節できます。服の上からでもしっかりと暖かさを感じ、安全性にも問題はありません。省エネモードにおける1時間あたり電気代は約10円と、消費電力をそれなりに抑えられるのも魅力。タワー型で置く場所を選びませんよ。
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