ビオレガード 薬用消毒スプレーは、やさしい使い心地のものをお探しの人におすすめです。比較したほかの商品には保湿成分が一切入っていないものがあったなか、保湿成分のグリセリンが配合されていました。「手荒れした」という口コミはみられたものの、アルコールのみの商品と比べると手が乾燥しやすい人でも使いやすいでしょう。アルコール濃度も65vol%と低めです。60vol%程度あれば消毒効果は得られるため、アルコールで手が荒れやすい人に向いています。ベンザルコニウム塩化物配合で、消毒効果が持続しやすいのも利点ですよ。ただし高濃度の商品と比べてウイルスが死滅するのに時間がかかるため、評価は伸び悩みました。実際に使ってみると、比較した商品には手にしみて痛みを感じるものがあったなか、5人のモニター全員が「ヒリヒリ感がない」と回答。使用後のベタつきもほとんどなく、「サラッとしている」と好評です。「手がベタつかず不快感がない」という口コミのとおり、快適に使えますよ。速乾性も魅力です。比較したなかには乾くまでに時間がかかった商品もありましたが、きめ細かいミストが広がりスピーディに乾きました。手が濡れたままになることもなく、使用後はすぐに違う作業に移れるでしょう。一方、モニターからは「アルコール臭が気になる」という指摘も。比較した商品にはほぼ無臭のものもありましたが、ミストが広範囲に広がることでアルコールのにおいを感じやすいのがネック。トリガータイプで使いやすいのは魅力ですが、アルコール臭を抑えたい人はほかの商品も検討してください。
資生堂 S 手指消毒用エタノール液 NAは、消毒力と手肌へのやさしさどちらも妥協したくない人におすすめです。高濃度アルコールが使用され、濃度は76.9~81.4vol%と理想的。保湿剤としてグリセリンが配合されているため、すばやく消毒しつつ、手指の乾燥を防ぐ効果にも期待できます。実際に使ったモニターにも、ほとんどヒリヒリしないと好評でした。さらっとした使い心地も好印象ですが、アルコール臭が気になった人もいます。香りに敏感な人は、まずは携帯サイズで試してみるのも手です。価格は執筆時点で税込990円(公式サイト参照)。500mLの大容量サイズで、1回あたり4.8円と低コストです。家族用・職場用として惜しみなく使えるものをお探しなら、ぜひ候補に入れてみてください。
サイキョウ・ファーマ 消毒用エタノールIP SPは、手指を素早く消毒できる消毒液を探している人の選択肢の1つです。アルコール濃度は76.9~81.4vol%と、比較したなかでもトップクラスの高濃度。日本薬局方が定める、消毒に最も効果的なアルコール濃度をクリアしており、食事前や看病・介護をするときにもぴったりですよ。保湿成分が含まれないのは惜しいところですが、そのぶん口コミのようなベタつきやヌルつきがないのはよい点。ポンプ式のジェルやスプレーが多かったなか、トリガー式のボトルのため、細かなミストがサッと手に広がります。消毒液の速乾性も非常に高く、実際に試したモニターからも、「すぐに乾いてすぐサラサラになる」と大好評。べたつきが気になる商品もあるなか、快適な使い心地です。刺激臭を感じた口コミもありましたが、こちらも気になるほどではありません。ひりつきを感じたモニターもいませんでしたが、肌の乾燥や荒れが気になるときは、ハンドクリームで保湿してくださいね。なくなったら詰め替え用ボトルにスプレーノズルをつけ替えるだけと、使い続けやすいところも魅力。成分自体は非常にシンプルなので、保湿成分が配合されているものを探している人は、ほかの商品をチェックしてみてくださいね。
イソップのアンドラム エクスペディエント ハンドジェルは、ハーブや柑橘系のさっぱりした香りが好きな人におすすめです。実際に香水を試す紙のムエットにつけて嗅いだところ、「香りがきつい」との口コミに反してモニター6人全員が「心地よい香り」と回答。比較したほかの商品には人工感が気になるものがあったなか、爽やかで万人受けしやすいといえます。「アルコール臭が強い」との口コミどおり、手に出した直後はアルコールのにおいを感じたものの、手に塗り込めば薄まりました。体温で温められるとウッディさが増し、落ち着きのある香りに変化したのも利点。モニターからも「頻繁につけたくなる」と好評でした。一方で、使い心地は上位商品には一歩及ばず。塗った際にヒリヒリ感はほぼなかったものの、ベタつきが残ったのは気になります。比較した「ロクシタン ヴァーベナクリーンハンドジェル」はジェルタイプながらサラッとのばしやすかったのに対し、粘度が高くモニターからも「乾きにくい」との声が聞かれました。アルコール濃度は60%以上含まれていることは確認できましたが、明確な数値は不明。比較した80%の「SHIRO サボン ジェル80」には及びませんでした。とはいえ、60%以下の商品が多く見られた点を考慮すると、香りをメインに楽しみたい人には向いています。ハーブ系の爽やかな香りが適度に感じられ、老若男女問わず使いやすいのは魅力です。おしゃれな見た目でちょっとしたプレゼントにも活躍するでしょう。ただ、上位商品にはすばやく乾いてより使い心地に優れるものも。ジェルのベタベタ感が苦手な人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
手ピカジェルプラスは、消毒効果の高いジェルタイプをお探しの人におすすめです。比較したほかの商品にはアルコール濃度が60vol%を下回るものがあったなか、日本薬局方が消毒に最適と謳う76.9〜81.4vol%と同レベルでした。ノンエンベロープウイルスに対する効果も期待でき、食事前の使用にもぴったりです。保湿成分のグリセリンを配合し、乾燥への配慮もうかがえます。さらに肌を整える効果があるアラントインも配合。比較した商品には保湿成分すら含まれないものもあったなか、プラスαの成分まであるのはうれしいですね。手肌の乾燥が気になる人でも使いやすいでしょう。アルコール独特のにおいやヒリヒリ感は気にならず、使用感も優秀です。比較したなかでもベタつく傾向があったジェルタイプの商品ですが、実際に使用したモニターからは「ベタつきはなくしっとり感が残った」と好評。口コミとは異なり、香りや感触に敏感な人にもおすすめできます。使用後はヌルヌルせずすぐに乾き、速乾性も高評価。口コミのように乾きが遅いことはなく、サラサラと手に馴染みました。ジェルタイプの消毒液の懸念点をすべて解消し、子どもから大人まで家族みんなに重宝する1本といえます。手指の消毒用として、生活習慣のなかにぜひ取り入れてみてくださいね。
ドーバー パストリーゼ77は、食品と手の両方に使えるものをお探しの人におすすめです。消毒目的ではない食品添加物に分類されるため、直接食品に吹きかけて鮮度をキープできるのが魅力。食品に使える商品は比較したなかでも少数派で、小さな子どもやペットがいる家庭にも候補となるでしょう。アルコール濃度の高さも注目したいポイントです。比較したほかの商品には、日本薬局方が消毒に最適と定めたアルコール濃度76.9〜81.4vol%を外れるものがみられました。一方本品は77vol%と高濃度で、スピーディに清潔にできるのがメリットです。ヒリヒリ感がなく、使い心地も良好。比較した商品にはべたつきを感じるものもありましたが、モニターからは「サラサラな使用感」と好評です。口コミどおり速乾性も高く、多めに噴射してもあっという間に乾きました。モニター全員がすぐに乾くと回答しています。ただし、保湿力の評価はいま一歩。比較したなかには乾燥を防ぐ成分のグリセリンが配合された商品があったなか、食品添加物のため保湿剤は配合されていません。口コミのとおり手荒れする可能性があるので、肌が弱い人や乾燥しやすい人は注意してください。香りについても、口コミの指摘どおりアルコール臭が強めだったのが惜しいポイント。吹きかけるとアルコールのにおいが瞬時に広がり、「乾く前はアルコール臭がキツい」との声も。食品に使えるのは魅力ですが、保湿力やにおいにこだわりたいなら、ほかの商品もチェックしてみてください。