ニトリ 衣類クリーナー ななめカットは、生地を傷めずホコリが取れる粘着シートをお探しの人におすすめ。毛羽立ちが目立ちやすいニット生地の上で200回転がしたところ、生地へのダメージはほとんど見られませんでした。比較した商品には、大きく毛羽立たせてしまったものもあるなか、デリケートな生地にも使いやすいでしょう。ホコリの取りやすさも良好です。繊維の奥までホコリが入り込んでしまう、セーターや綿のTシャツには少し残ったものの、コートやスーツのホコリはきれいに取れました。粘着面が広いので、全身に効率よく使えます。時間のないときにも重宝するでしょう。持ち手のくぼみが指にフィットするため、持ちやすく感じました。重さは59gと長時間使っても疲れにくい程度。約30gの携帯用の商品に比べると持ち運びには不向きですが、家で使うには問題なさそうです。フック穴付きなので、玄関に掛ければ出かける前にサッと使えますよ。後処理も簡単で、使い終わったらシートを外して捨てるだけです。粘着タイプにはシートが切りにくい商品もあるなかで、1枚ずつ独立しているのもうれしいポイント。シートの切り口も斜めにカットされており、めくりやすくストレスを感じませんでした。税込149円(執筆時点・公式サイト参照)とお手頃なのも魅力。別売りのスペアテープも販売しているので、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
マーナ 洋服ブラシは、水洗い可能できれいに使い続けられるのが魅力です。比較では水洗不可のものがほとんどでしたが、本商品は柄がプラスチック製で丸洗い可能。持ち手に穴もあいているため、フックに掛けて使用できるのも便利です。公式価格も税込1,298円(※執筆時点)と比較的安く、お試ししたい人にもよいでしょう。比較した同素材の商品には持ち手が滑りやすい傾向にあるなか、くびれのあるデザインで手にフィットするよう工夫されていたのも利点です。ただ総合的な使いやすさは上位商品には及ばず。ホコリをなめらかに掻き出せたものと比べると、生地を削るような感覚だったのが気になりました。肝心の汚れの取りやすさもいまひとつです。ウール素材に疑似ホコリを0.2g付着させて5回ブラッシングしてみると、半分ほどしか取り除けませんでした。すべて取り切るのに12回もブラッシングが必要だったため、手早くお手入れしたい人には使いにくいでしょう。生地へのやさしさも伸び悩みました。ウール素材・ニット素材にブラッシングすると、どちらも繊維が大きく乱れる結果に。デリケートな生地への使用は避けたほうがよいでしょう。傷みやすい冬物衣類にも使いたい人は、ほかの商品をチェックしてみてください。
池本刷子工業 グランドイケモト 高級洋服ブラシ IKC-3222は、扱いやすく、少ないブラッシングで汚れをしっかり落とせる商品がほしい人におすすめです。実際に疑似ホコリ0.2gがついた生地に使用すると、わずか4回ですべてのホコリを除去。比較したほとんどの商品はすべて取り切るのに5回以上要したなか、優れたブラッシング力を発揮しました。機能も充実しています。比較した商品の8割になかった静電気除去機能が備わっており、ホコリや花粉がつくのを抑えやすいのが魅力。持ち手は紐つきで、フックにかけてクローゼットや玄関などに収納しやすいのも便利です。ただ比較した多くの商品と同様に、水洗いできない点は覚えておきましょう。使い勝手もよく、丸みを帯びた持ち手にマット加工が施され、なめらかで持ちやすい点が評価されました。「持ち手部分が手に馴染みやすい」という口コミどおりの結果です。ブラシには、柔らかいかけ心地が特徴の白馬毛を使用。比較した商品内でも白馬毛を使ったものは、なめらかかつ長めの毛により心地よく扱えました。生地へのやさしさも良好です。比較したなかには、硬い豚毛を使い生地の表面が乱れてしまったものも。対して本品は柔らかな白馬毛のおかげか、全体的に生地へのダメージが少なく済みました。ただ若干の乱れは発生したので、カシミアなど繊細な生地は目立たない部分で試してから使うのがよいでしょう。検証の結果、白馬毛は汚れを除去しやすいものが多く、本品はさらに機能性・使い勝手のよさも兼ね備えています。価格は税込3,300円(※執筆時点・公式サイト参照)と比較したなかでリーズナブルな点も魅力。洋服ブラシ選びで迷った際は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
今回検証したSnanaの馬毛洋服ブラシは、汚れをきっちり取りたい方におすすめ。ブラシの毛が硬く、ウールのコートを使用した検証では9割もの汚れを除去できました。グリップの形・重量もちょうどよく、ストレスなく使えます。静電気除去もできるので、1つ持っておくと便利ですよ。ただし、生地が毛羽立ってしまうため、デリケートな素材には使えません。硬質な素材に使うには十分ですが、カシミヤなどの洋服にも使いたい方は他の商品を検討しましょう。
無印良品 ブナ材洋服ブラシ 豚毛は、1,000円以下で購入できるリーズナブルな価格が魅力です。比較では5,000円以上のブラシが多く並ぶなか、本商品は執筆時点で税込790円(公式サイト参照)と非常に手頃。お試ししやすい価格帯のため、洋服ブラシ初心者にもよいでしょう。一方、「やさしく撫でるだけでお手入れできる」との謳い文句と異なり、ホコリの取れ具合はいまひとつ。実際にウールに疑似ホコリを付着させて5回ブラッシングすると、半分ほどしか取れませんでした。比較したなかには5回できれいにできた商品もあり、「毛玉がまったく取れない」との口コミにも頷けます。生地へのやさしさも低めの評価です。ウール生地とニット生地をブラッシングしてマイクロスコープで生地の状態を確認したところ、どちらにもダメージが見られました。ニットよりも丈夫なウールにも繊維の乱れが出たため、使用する素材を選ぶ必要がありそうです。使い勝手のよさもふるわず、コシのある豚毛が生地にひっかかり、なめらかなかけ心地とはいえない結果に。角ばった持ち手も握りにくく、うまく力を込められませんでした。重量が146gと比較したなかでは重ためだったうえ、静電気除去機能や水洗いに非対応だったのも気になるところです。先端に穴が空いており、手持ちの紐をつけて玄関やクローゼットの壁にかけて収納できるのは利点。価格も安く、サブのブラシを探している人によいでしょう。とはいえ使用感や仕上がりに妥協したくない人は、ほかの商品をチェックしてみてください。
日本シール エチケットブラシ ポケット型 P37は、外出先で気になった洋服のホコリを取りたい人におすすめ。縦9.5×横6.8×厚み0.2cm・重さ11gと、軽量コンパクトなのが魅力です。比較した商品のなかでは、本品と同じ携帯タイプでも重量20gを超えるものがほとんどでした。ポーチやスーツのポケットにも入れられるくらい形状も薄く、スマートに持ち歩けますよ。Tシャツ・コート・セーター・スーツの4種類に使用したところ、口コミに反しどの生地でもきれいにホコリを取り除けました。とくにスーツのホコリがよく取れたので、ビジネスシーンにぴったりです。生地へのやさしさもまずまずで、ダメージを受けやすいセーターでも少し毛羽立つ程度でした。手のひらサイズですが、ブラシの面積が大きく、気になったホコリをサッと除去できます。持ち手がなくても、人差し指と中指を差し込んで使える仕様なので気軽に使えますよ。ただし、指を入れるスペースが狭いため、口コミにあるように手が大きい人は使いにくいかもしれません。携帯用としては優秀な商品ですが、ミラーや靴べら・ダストボックスなどの機能はありませんでした。携帯用・家用と使い分けたい人は、ほかの商品モチェックしてみてください。