江戸屋 携帯用豚毛洋服ブラシ(ウール用)は、デリケートな生地を傷めにくい一方、手早く汚れを落としにくいのがネック。ウール生地に疑似ホコリをつけて検証すると、取りきるまでに13回のブラッシングが必要でした。上位商品は5回以内に汚れを除去できたことを思うと、「さっと払うだけできれいになった」との口コミには頷けない結果です。携帯用で持ち手がなく、毛先まで力を伝えづらいのも難点。最初はコントロールしにくいと感じる人もいるでしょう。ただ携帯用のなかでは持ち手が厚く、手へのなじみやすさは良好。「握りづらい」との口コミもありましたが、慣れれば問題なく使えそうです。40gとかなり軽量なので、力に自信のない人にも向いています。生地へのやさしさは、非常に高い評価を獲得。比較した同じ豚毛タイプのなかでは毛が柔らかく、ウール・ニット生地の両方を傷つけずにブラッシングできました。「硬すぎず生地を傷めにくい」との口コミどおり、デリケートな衣類のお手入れにも使いやすいでしょう。比較した多くの商品になかった、静電気除去機能がある点も魅力です。静電気によるホコリや花粉の付着を防ぐ効果も見込めます。負担なく持ち運べるものがほしい人には候補となるでしょう。とはいえ、忙しい朝でも手早く汚れを落としたい人は、上位商品も検討してみてください。
GRAND IKEMOTO グランドイケモト 洋服ブラシ
池本刷子工業 グランドイケモト 静電気除去洋服ブラシ IKC-3822は、デリケートな洋服に使え、サッと汚れが取れる商品がほしい人にぴったり。「ホコリがあまり取れない」との口コミに反し、ウール生地の疑似ホコリをわずか5回で取りきれました。下位商品には10回以上を要したものもあるなか、「軽い汚れは簡単にきれいになる」との口コミどおりです。生地へのやさしさも高評価に。ウール・ニット生地をブラッシングすると、ほぼ生地を傷つけずに汚れを落とせました。比較した生地の繊維が乱れた商品とは違い、カシミアなどのデリケートな衣類にも使いやすいでしょう。スーツ・コート・ニットなどさまざまな洋服に対応可能で、家族と共有したい人にもおすすめです。静電気除去機能つきで、機能性の評価も上々。静電気を抑えることで、衣類にホコリや花粉が付着しにくくなる効果が期待できます。比較した非対応の商品と並ぶと、ブラシをかける頻度を抑えられるでしょう。持ち手は紐つきで収納しやすいのも利点。玄関やクローゼットに掛けておけば、出かける前にサッとお手入れできますよ。使い勝手も良好です。ブラシ幅が17cmと長く、表面積の大きい衣類も効率よくブラッシング可能。柔らかい白馬毛かつ毛足も4cmあり、お手入れが楽しくなるほどなめらかな使用感でした。持ち手はマットな加工済みで滑りにくいのも魅力。重量は198gと比較したなかでは重めですが、力が弱い人でなければそれほど気にならないといえます。汚れがスムーズに取れるうえ、デリケートな生地も傷つけずお手入れできる一品。家庭に1つあれば、あらゆるシーンで重宝するでしょう。洋服ブラシ選びで迷った際は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
池本刷子工業 グランドイケモト 高級洋服ブラシ IKC-3222は、扱いやすく、少ないブラッシングで汚れをしっかり落とせる商品がほしい人におすすめです。実際に疑似ホコリ0.2gがついた生地に使用すると、わずか4回ですべてのホコリを除去。比較したほとんどの商品はすべて取り切るのに5回以上要したなか、優れたブラッシング力を発揮しました。機能も充実しています。比較した商品の8割になかった静電気除去機能が備わっており、ホコリや花粉がつくのを抑えやすいのが魅力。持ち手は紐つきで、フックにかけてクローゼットや玄関などに収納しやすいのも便利です。ただ比較した多くの商品と同様に、水洗いできない点は覚えておきましょう。使い勝手もよく、丸みを帯びた持ち手にマット加工が施され、なめらかで持ちやすい点が評価されました。「持ち手部分が手に馴染みやすい」という口コミどおりの結果です。ブラシには、柔らかいかけ心地が特徴の白馬毛を使用。比較した商品内でも白馬毛を使ったものは、なめらかかつ長めの毛により心地よく扱えました。生地へのやさしさも良好です。比較したなかには、硬い豚毛を使い生地の表面が乱れてしまったものも。対して本品は柔らかな白馬毛のおかげか、全体的に生地へのダメージが少なく済みました。ただ若干の乱れは発生したので、カシミアなど繊細な生地は目立たない部分で試してから使うのがよいでしょう。検証の結果、白馬毛は汚れを除去しやすいものが多く、本品はさらに機能性・使い勝手のよさも兼ね備えています。価格は税込3,300円(※執筆時点・公式サイト参照)と比較したなかでリーズナブルな点も魅力。洋服ブラシ選びで迷った際は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
G.B.KENT カシミアケア ブリッスル洋服ブラシ CP6は、使いやすさは魅力ですが、汚れの取りやすさはいまひとつ。実際に0.2gのホコリを付着させた20cm四方のウール生地に使うと、すべて取り切るのに13回ものブラッシングが必要でした。比較したほかの商品には、5回のブラッシングでホコリを残さずきれいにできたものがあった点を考慮すると、物足りない結果です。ヘッドは長さ11cmと小さく、広範囲にかけるのは手間に感じます。比較した商品のうち、ヘッドが15cm以上と大きいものほど汚れを効率よく取れる傾向がありました。数回のブラッシングでは汚れが残りやすく、大きな衣服全体を手入れしたいときには不向きでしょう。ブラシに使用しているのは、長さ1.8cmと短く硬めの豚毛。生地に引っかかるほどではないものの、かけ心地はなめらかとはいえません。3cm以上の長く柔らかい馬毛を用いた商品はなめらかにブラッシングできたのに対し、本品はウール・ニット生地に使うと繊維をかなり傷めてしまいました。一方で、持ち手の握り心地は良好。持ち手は滑り止めになるマットな加工が施されており、上部には指で挟み込めるくぼみもついています。重さは約98g(※実測値)と、比較した全商品の平均重量約107g(※執筆時点)よりも軽量。手にフィットしやすく、ブラッシング時に重さによる負担も感じません。手になじんで持ちやすいのは利点ですが、肝心の汚れの取りやすさ・生地へのやさしさの評価は伸び悩みました。静電気除去などの付加機能もなく、水洗いにも非対応。なかには、なめらかなかけ心地でホコリをしっかり取れるものもあったため、使用頻度が高い人は上位商品も検討してみてください。
ショージワークス 四角い馬毛の洋服ブラシ HQ−1は、衣類のダメージに配慮しながら汚れをできるだけ手早く取り除きたい人におすすめです。本体サイズは全長18.5cmと大きめで、一度に広範囲のブラシがけが可能。実際に使うと、ウール生地につけた0.2gの綿毛をわずか3回のブラッシングで取り除けました。比較した商品のなかでも、汚れの取りやすさに特に優れています。馬毛のなかでもキメ細かくて柔らかい白馬毛を使用し、ブラッシング後の生地にほぼダメージが見られなかったのも利点。比較した結果、豚毛よりも馬毛を使用した商品が高評価となる傾向があり、本品はそのなかでも生地にやさしいといえます。ウール・ニット問わず繊維が乱れなかったので、繊細な素材の衣服にも使いやすいでしょう。慣れれば取り回しやすく、使い勝手も高評価です。持ち方は、背面の取っ手を指ではさむようにすればOK。本体を包み込むように持つため、168gある重量も感じさせません。「ぴったり手に馴染む」という口コミは、この特徴的な持ち方によるものでしょう。毛が4cmと長く山形になっていることで、掃いている感覚が強い点も好評でした。静電気除去機能がなく、ブラシに汚れがつきやすいのはネック。持ち手の紐もないため、収納方法には工夫が必要です。とはいえ、生地にダメージをほとんど与えずに汚れをしっかり除去できるのは魅力。お気に入りの衣服を長く着続けたい人は、ぜひ購入を検討してみてください。
ショージワークス ウォールナット洋服ブラシ カシミヤ・シルク用は、生地を傷めず汚れを取れて快適に使えるブラシがほしい人におすすめです。実際にウール生地とニット生地をブラッシングすると、生地へのダメージなく毛並みが整いました。比較したほかの商品には繊維が乱れるものがあったなか、繊細な洋服も傷つけにくいといえます。汚れの取りやすさも優秀です。擬似ホコリをつけたウール生地をブラッシングすると、規定の5回でほとんどの汚れが落ち、6回ですべてのホコリを除去。比較したなかには、5回かけてもホコリが半分以上残るものもありました。中央の柔らかいたてがみと外側にある硬めの尾毛が、汚れをしっかりキャッチします。使いやすさも高評価を獲得。毛の長さは2.7cmと比較的長く、口コミどおり生地にやさしく密着しました。ヘッドの長さは13cmと大きめで、広範囲に当てられるのも利点です。比較したなかには滑りやすいプラスチック製の持ち手の商品もあるなか、波型フォルムの持ち手が指に心地よくフィットしました。本体重量は119gと少し重めですが、握りやすいため気になりません。持ち手は紐つきで引っ掛けて収納できるのも便利です。ただし、静電気除去機能がなく水洗いできないのは気になるところ。機能面にこだわりたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。