エス・ケイ・ワイの馬毛ブラシは、手軽にブラッシングしたい方にはおすすめです。本体がとても軽いため、力を入れなくてもブラッシングできるのが魅力。汚れもしっかり取れるので、簡単に洋服をきれいにできるでしょう。また、柄についている紐で収納しやすいのも嬉しいですね。一方、服にやさしいブラシをお探しの方には不向きです。実際に生地をブラッシングしてみると、多少の毛羽立ちや繊維の乱れが見られました。生地を傷つけてしまう可能性があるので、デリケートな服にも使用したいという方は、毛のやわらかいブラシの検討をおすすめします。
無印良品 ブナ材洋服ブラシ 豚毛は、1,000円以下で購入できるリーズナブルな価格が魅力です。比較では5,000円以上のブラシが多く並ぶなか、本商品は執筆時点で税込790円(公式サイト参照)と非常に手頃。お試ししやすい価格帯のため、洋服ブラシ初心者にもよいでしょう。一方、「やさしく撫でるだけでお手入れできる」との謳い文句と異なり、ホコリの取れ具合はいまひとつ。実際にウールに疑似ホコリを付着させて5回ブラッシングすると、半分ほどしか取れませんでした。比較したなかには5回できれいにできた商品もあり、「毛玉がまったく取れない」との口コミにも頷けます。生地へのやさしさも低めの評価です。ウール生地とニット生地をブラッシングしてマイクロスコープで生地の状態を確認したところ、どちらにもダメージが見られました。ニットよりも丈夫なウールにも繊維の乱れが出たため、使用する素材を選ぶ必要がありそうです。使い勝手のよさもふるわず、コシのある豚毛が生地にひっかかり、なめらかなかけ心地とはいえない結果に。角ばった持ち手も握りにくく、うまく力を込められませんでした。重量が146gと比較したなかでは重ためだったうえ、静電気除去機能や水洗いに非対応だったのも気になるところです。先端に穴が空いており、手持ちの紐をつけて玄関やクローゼットの壁にかけて収納できるのは利点。価格も安く、サブのブラシを探している人によいでしょう。とはいえ使用感や仕上がりに妥協したくない人は、ほかの商品をチェックしてみてください。
今回検証したSnanaの馬毛洋服ブラシは、汚れをきっちり取りたい方におすすめ。ブラシの毛が硬く、ウールのコートを使用した検証では9割もの汚れを除去できました。グリップの形・重量もちょうどよく、ストレスなく使えます。静電気除去もできるので、1つ持っておくと便利ですよ。ただし、生地が毛羽立ってしまうため、デリケートな素材には使えません。硬質な素材に使うには十分ですが、カシミヤなどの洋服にも使いたい方は他の商品を検討しましょう。
GRAND IKEMOTO グランドイケモト 洋服ブラシ
池本刷子工業 グランドイケモト 静電気除去洋服ブラシ IKC-3822は、デリケートな洋服に使え、サッと汚れが取れる商品がほしい人にぴったり。「ホコリがあまり取れない」との口コミに反し、ウール生地の疑似ホコリをわずか5回で取りきれました。下位商品には10回以上を要したものもあるなか、「軽い汚れは簡単にきれいになる」との口コミどおりです。生地へのやさしさも高評価に。ウール・ニット生地をブラッシングすると、ほぼ生地を傷つけずに汚れを落とせました。比較した生地の繊維が乱れた商品とは違い、カシミアなどのデリケートな衣類にも使いやすいでしょう。スーツ・コート・ニットなどさまざまな洋服に対応可能で、家族と共有したい人にもおすすめです。静電気除去機能つきで、機能性の評価も上々。静電気を抑えることで、衣類にホコリや花粉が付着しにくくなる効果が期待できます。比較した非対応の商品と並ぶと、ブラシをかける頻度を抑えられるでしょう。持ち手は紐つきで収納しやすいのも利点。玄関やクローゼットに掛けておけば、出かける前にサッとお手入れできますよ。使い勝手も良好です。ブラシ幅が17cmと長く、表面積の大きい衣類も効率よくブラッシング可能。柔らかい白馬毛かつ毛足も4cmあり、お手入れが楽しくなるほどなめらかな使用感でした。持ち手はマットな加工済みで滑りにくいのも魅力。重量は198gと比較したなかでは重めですが、力が弱い人でなければそれほど気にならないといえます。汚れがスムーズに取れるうえ、デリケートな生地も傷つけずお手入れできる一品。家庭に1つあれば、あらゆるシーンで重宝するでしょう。洋服ブラシ選びで迷った際は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
池本刷子工業 グランドイケモト 高級洋服ブラシ IKC-3222は、扱いやすく、少ないブラッシングで汚れをしっかり落とせる商品がほしい人におすすめです。実際に疑似ホコリ0.2gがついた生地に使用すると、わずか4回ですべてのホコリを除去。比較したほとんどの商品はすべて取り切るのに5回以上要したなか、優れたブラッシング力を発揮しました。機能も充実しています。比較した商品の8割になかった静電気除去機能が備わっており、ホコリや花粉がつくのを抑えやすいのが魅力。持ち手は紐つきで、フックにかけてクローゼットや玄関などに収納しやすいのも便利です。ただ比較した多くの商品と同様に、水洗いできない点は覚えておきましょう。使い勝手もよく、丸みを帯びた持ち手にマット加工が施され、なめらかで持ちやすい点が評価されました。「持ち手部分が手に馴染みやすい」という口コミどおりの結果です。ブラシには、柔らかいかけ心地が特徴の白馬毛を使用。比較した商品内でも白馬毛を使ったものは、なめらかかつ長めの毛により心地よく扱えました。生地へのやさしさも良好です。比較したなかには、硬い豚毛を使い生地の表面が乱れてしまったものも。対して本品は柔らかな白馬毛のおかげか、全体的に生地へのダメージが少なく済みました。ただ若干の乱れは発生したので、カシミアなど繊細な生地は目立たない部分で試してから使うのがよいでしょう。検証の結果、白馬毛は汚れを除去しやすいものが多く、本品はさらに機能性・使い勝手のよさも兼ね備えています。価格は税込3,300円(※執筆時点・公式サイト参照)と比較したなかでリーズナブルな点も魅力。洋服ブラシ選びで迷った際は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
日本シール エチケットブラシ ポケット型 P37は、外出先で気になった洋服のホコリを取りたい人におすすめ。縦9.5×横6.8×厚み0.2cm・重さ11gと、軽量コンパクトなのが魅力です。比較した商品のなかでは、本品と同じ携帯タイプでも重量20gを超えるものがほとんどでした。ポーチやスーツのポケットにも入れられるくらい形状も薄く、スマートに持ち歩けますよ。Tシャツ・コート・セーター・スーツの4種類に使用したところ、口コミに反しどの生地でもきれいにホコリを取り除けました。とくにスーツのホコリがよく取れたので、ビジネスシーンにぴったりです。生地へのやさしさもまずまずで、ダメージを受けやすいセーターでも少し毛羽立つ程度でした。手のひらサイズですが、ブラシの面積が大きく、気になったホコリをサッと除去できます。持ち手がなくても、人差し指と中指を差し込んで使える仕様なので気軽に使えますよ。ただし、指を入れるスペースが狭いため、口コミにあるように手が大きい人は使いにくいかもしれません。携帯用としては優秀な商品ですが、ミラーや靴べら・ダストボックスなどの機能はありませんでした。携帯用・家用と使い分けたい人は、ほかの商品モチェックしてみてください。