キーコーヒーのプレミアムステージ スペシャルブレンドLPは、あっさりした味わいが好きな人なら候補のひとつになる商品です。コーヒー好きのモニター20人が実際に試飲したところ、「口当たりが軽くすっきりしている」とのコメントが多数寄せられました。比較したほかの商品で見られたような雑味がないぶん、飲みやすいといえます。ただ「酸味が強い」との口コミどおり、酸っぱいと感じたモニターも多く、評価は伸び悩みました。冷めるとより酸味は強くなり、「思わず顔をしかめてしまいそうになる」との声が挙がったほど。飲みやすさが特徴のバランスタイプであるものの、苦味好き・酸味好きの双方からマイナスなコメントが見受けられました。加えて、「香りが弱い」との口コミどおり風味も控えめです。フローラルな甘さのなかにスパイスのようなクセを感じられ、コーヒーらしさはそれほどありません。Blue Bottle Coffeeの「スリー・アフリカズ」のように、華やかな香りが漂い飲む前から優雅な気分に浸れた商品もあったことを思うと、やや物足りないでしょう。軽い飲み口でさっぱり飲めるのは利点ですが、比較した上位商品にはコーヒーらしい奥深さや豊かな風味を感じられたものもありました。コーヒーの力強い味わいを求める人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
コクテール堂 オールド5ブレンドは、苦味が主体のコーヒーが好きな人におすすめです。熟成させた豆をじっくり焙煎した深煎りで、ウッディな苦味を強く感じるのが特徴。検証では土っぽさ・粉っぽさが気になる商品もありましたが、「コーヒーらしい苦味が好きな人にはまりそう」とモニターから支持されました。実際に試飲した現役バリスタの小池さんは、「トーストのような香ばしい香り」と深煎りらしいロースト香も高く評価。「香りが物足りない」との口コミとは反対に、香ばしさを感じられました。重すぎない味わいですが、飲みごたえがあるので、カフェラテやエスプレッソにするとおいしいですよ。モニターからは「高級感があっておいしい」といった声も聞かれています。「朝飲むと元気が出そう」とコメントした人もおり、寝起きの1杯でシャキッと目を覚ましたいときにもぴったりです。ただし、苦味の強さゆえに甘味・酸味が弱く感じるとの意見も。「雑味が多い」との指摘もあったので、風味のバランスのよさにこだわるなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
丸山珈琲のブレンド 深煎りは、コーヒー豆をお探しのすべての人におすすめ。試飲したコーヒー好きのモニターからは、「全体的に軽やかで華やかなイメージ」といった声が聞かれました。酸味・苦味・甘味の調和がとれており、クセがなく飲みやすいのが魅力。比較したほかの商品には渋みが目立つものがあったなか、飽きがこず日常的に楽しめるおいしさですよ。アーモンドのような香ばしさと、柑橘系の爽やかな香りも印象的です。「フルーティだけどコクがある」とコーヒー好きなモニターも唸る香り高さでした。比較したなかには香りのクセが強く好みが分かれるものがあったのに対し、ふわっと広がる香りが心地よく大多数の人が好感を持っています。苦味はあるもののしつこくなく、すっきりした酸味とまろやかな甘味が飲みやすさを底上げ。「ダークチョコレートのような風味」と謳うとおりの深みもあり、コーヒー単体で飲んでも満足できそうです。ケーキなどスイーツとの相性もよいでしょう。「苦味と酸味のバランスがよい」との口コミどおりの本商品は、誰もが飲みやすいコーヒー豆といえます。比較した商品のなかでもトップレベルのおいしさだった一品を、ぜひ体験してみてくださいね。
スターバックス カフェベロナは、香り高く、ケーキなどのスイーツと相性がよい一品です。「香りがなくおいしくない」との口コミに反し、試飲したモニター20人中15人が「香りに満足」と回答。比較したゴムのようなにおいがした商品とは異なり、「ナッツのような豊かな香り」など満足度の高い声が挙がりました。豆由来のリッチな香りを楽しめるでしょう。本商品は、ブラジルやグアテマラの豆をブレンドした深煎りの苦味タイプ。スイーツにマッチしやすく、甘党な人のおやつタイムに向いています。酸味は控えめで、モニターからは「ベリーのようなほどよい酸味」など満足の声が聞かれました。一方「苦味が強い」との口コミどおり、かなり苦い点はモニターの好みを二分。苦味に満足したのは20人中8人にとどまり、「タバコの煙を口に溜めたときのよう」とマイナスの意見が挙がりました。比較した同じ苦味タイプの商品には、まろやかで飲み進めやすいものがあったのに対し、渋みのある苦味が強く飲み進めにくい点はネックといえます。甘味の強いコーヒーが好みの人には不向きでしょう。コーヒー単体で飲むよりも、チョコレートなどのスイーツに合わせやすい本品。上位商品には、苦味・酸味・甘みのバランスがとれ、多くの人からおいしいと評されるものもありました。苦味の強いものが得意でない人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
キャメル珈琲 焙煎珈琲 マイルドカルディは、ほどよい甘さのあっさりとしたコーヒーが好きな人におすすめです。ほのかな甘みが感じられ、実際に試飲したモニターからは「ナッツのような自然な甘さ」と好印象。比較したなかには濃厚な味わいの商品もあったなか、こちらは「まろやかで比較的ライトな風味」「すっきりしている」という声が並びました。ブラジル・コロンビアなどの豆を使ったバランスタイプで、モニターからも「苦味と酸味のバランスがよい」と口コミ同様の意見があります。比較した同じバランスタイプに見受けられた苦味や風味が少ないため、コーヒー初心者でもチャレンジしやすいでしょう。ただし、酸味については「ツンとしすぎず丁度よい」「酸味からくる苦味・渋みを感じた」と賛否両論。酸味のなかに雑味があるため、好みが分かれそうです。全体的に薄味で、コーヒーらしいコクをしっかり楽しみたい人には飲み応えがないと感じる可能性があります。気になる場合は、濃いめに抽出しましょう。香りはフルーティーというよりは、黒糖のようなほのかにやさしい風合いです。20人のモニターのうち、香りに満足と回答したのは10人でした。200g入りで税込745円(※執筆時点・公式サイト参照)とお手頃な価格で、コスパを重視する人にも候補になるでしょう。とはいえ、コーヒーならではの香ばしさや豊かなコクを満喫したい人は、ほかの商品もあわせて検討してみてくださいね。