TRIGKEY Speed S5 Proは、軽めのゲームをサクサク遊びたい人におすすめです。パソコンの頭脳にあたるCPUのスコアを計測すると、平均約9642ptsを記録。比較した全商品の平均約3629pts(※2024年10月時点)を大きく上回り、「高速でスムーズ」との謳い文句にも納得でした。Microsoft 365やIllustratorなどの使用はもちろん、ゲーム中のDiscordや録画ソフトとのマルチタスクも快適に行えます。画像を処理するGPUのスコアも平均約1635ptと高く、パソコンのエントリークラスのグラフィックボード以上の数値に。全体平均の約612pt(※2024年10月時点)も優にクリアしました。「軽い3DゲームやFPSなら遊べる」との口コミどおり、「8番出口」「VALORANT」などの軽めのゲームはサクサク動くでしょう。拡張性も高めです。比較したほかの商品にはSSD/HDDを増設できないものがあったのに対し、分解すると2.5インチSSD/HDDの増設用スロットがあり、すぐにアップグレードできる構造でした。メモリは2枚置けるデュアルスロットで、最大64GBまで拡張可能。自分で容量アップを行えば、重いゲームも遊べるようになる可能性があります。接続端子が豊富で、いろいろなデバイスとつなげられるのも利点です。USB Type-A端子は合計4口を搭載。Type-C端子は1口あり、本体給電には非対応ですが、データ転送・4K映像出力・PD出力は可能です。排熱性能も悪くなく、発熱はするもののパフォーマンスが低下する心配はあまりないでしょう。一方で、「Windowsがボリュームライセンスだった」との口コミ同様だったのは気になる点。個体差の可能性もありますが、自分でライセンス認証する必要があるかもしれません。価格も比較した商品内では高めですが、処理性能の高さは見逃せないポイント。サクサク動くものがほしい人は、購入を検討してみてくださいね。<おすすめの人>ゲーム機としても使えるものがほしい人ストレージを増設して長く使いたい人さまざまなデバイスと接続したい人<おすすめできない人>購入コストを抑えたい人
Seagate BarraCuda 2.5 ST2000LM015は、豊富な容量ラインナップから、用途に合わせて選びたい人におすすめです。容量は500GB・1TB・2TB・3TB・4TB・5TBの全6種類。比較したほかの商品は2TBまでだったのに対し、3TB以上の大容量も選べます。本体の厚みも7・15mmの2つから選べるので、容量拡張する機器にぴったりなものを見つけやすいでしょう。実際に1日8時間×12日間使用し続けたところ、初期不良はなく、不良セクタ数・リードエラー数・シークエラー数のすべてにおいてエラーは起こりませんでした。比較した商品はいずれもエラーは起きておらず、耐久性は問題ないといえます。保証期間も1年間と全商品横並び(※執筆時点)でした。読み書き速度のスペックをベンチマークテストで計測した結果、読み込み速度は136.26MB/s・135.27MB/sの高数値を記録。比較したほかの商品も読み書きともに120~150MB/sほどだったため、大きな差はありません。「速度は120Mbpsしか出ない」との口コミに反し、十分スピーディにデータ転送できるスペックを備えていました。実使用でのデータ転送速度もスムーズ。ファイルのコピーにかかった時間は、50GBで6分33秒・100GBで13分12秒でした。比較したなかで最も遅かった商品でも100GBで15分12秒(※執筆時点)だったため差はわずかですが、データ保存用としては申し分ない処理速度です。「書き込み速度が遅い」との口コミは払拭しました。1GBあたりのデータ単価は、比較した商品には約3円のものもあったなか、約3.9円とわずかに高め。しかし、耐久性や読み書き速度に優れており、容量のラインナップが幅広いのは大きな魅力です。大容量のストレージを搭載したい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
富士通クライアントコンピューティング ESPRIMO FH90/H2は、リモートワークの作業効率を高めたい人におすすめです。処理性能を左右するCPUのスペックが非常に高く、ベンチマークテストでは平均8,920ptsを記録。比較した大半の商品が5000~6000ptsだったなか、マルチタスクを高速にこなせる性能を発揮しました。メモリ容量は16GBと大きく、データの読み書きもスピーディに完了します。処理中のファンの音も静かで、画面の発熱も少なめ。「仕事でも不自由なく使える」との口コミどおり、負荷を気にせずサクサク作業が捗るでしょう。薄型でスタイリッシュな本体の下部にはキーボードを収納でき、ノートや本もサッと広げられます。上位のNEC LAVIE A23のように高さ・角度調節はできませんが、デスク周りをすっきりさせて作業に集中したい人にうってつけですよ。インターフェースも充実しています。HDMI・USB Type-A・Type-C・LANに加えて、SDカードリーダーやマイク・ヘッドホン対応端子まで対応。背面だけでなく手の届きやすい側面や前面にも配置しているので、立ち上がったり背面を覗き込んだりして作業が中断することは少ないでしょう。カメラ・マイク性能も良好です。カメラは自然な発色で、マイクもノイズ除去機能をしっかり果たしていました。外付けデバイスなしでオンライン会議もこなせるでしょう。比較したほとんどの商品がフルHDだったなか、WQHDの光沢ディスプレイを採用している点も魅力。「画面がきれい」との口コミどおり発色が豊かで、斜めからでも画面がはっきり見えました。キーボードもおおむね問題なく使えます。比較したところ、富士通の商品はキーの間隔が広く、エンターキーが他メーカーより大きいのが特徴。モニターからは「間隔が広くて打ち間違えにくい」「エンターキーが大きくて使いやすそう」と好評な意見が多く寄せられました。打鍵感は深めで沈み込むような押し心地です。パチパチとした軽いタッチを好む人は、外付けキーボードも視野に入れてみてください。スピーカー性能はスタンダード。映像・音楽を楽しみたい人にはやや物足りないかもしれません。サウンドにこだわりがある人は響くような重低音が楽しめたESPRIMO FH90/F3や、外付けスピーカーも検討してみてくださいね。とはいえ、デスクワークには十分な音質なので、仕事の心強いパートナーを探している人はぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。
LAVIE A23 A2335/DABは、一体型PCを探しているすべての人におすすめです。実際に使用してみると、ディスプレイの高さ・角度調節が可能で使い勝手が良好でした。比較したなかには角度しか調節できない商品も多かったのに対し、見やすい画面の位置を追求できます。インターフェースは側面にもあり、USBメモリやSDカードをさっと使えて便利ですよ。処理性能も良好で、複数のアプリを開いても快適に作業できます。CPUはRyzen 3 5300Uとスペック上はロークラスですが、実測したマルチスコアは5,265pts。比較したLAVIE A27に搭載されていた、第10世代のIntel Core i7 10510Uの数値を約1.3倍上回りました。メモリは8GBと十分な容量で、ストレージも大容量のデータ転送も素早く行えるスペックです。複数のアプリを開くなどの負荷をかけても、動作音が静かなのも魅力。騒音計でファンの音を測定したところ、比較した商品の平均37dB(※執筆時点)下回る36.5dBを記録しました。本体もあまり発熱せず、長時間作業しても処理速度に影響が出にくいですよ。キーボードはコンパクトながら、タイピングのしやすさは良好。実際に使用したモニターからは、「キーの幅が狭く、高低差もあまりないためスムーズに打てる」と好評でした。インターフェースも必要十分で、USB Type-Aは3個・USB Type-Cは1個備えています。DVDドライブが搭載されているので、映画鑑賞も楽しめます。WEBカメラとマイクの性能が高いため、Web会議用に外づけデバイスは必要ありません。比較したHDの商品には顔の表情がぼやけるものもありましたが、本商品はフルHDのためはっきりと映りました。マイクも自動でノイズが除去され、男女の周波数問わず声がクリアに聞こえます。執筆時点のECサイトの価格は13万円台と手が出しやすい価格帯ながら、デスクワークをするのに困らない処理性能・機能を備えた一台です。評判どおり画面もきれいで、スピーカーの音質も良好でした。メーカーが謳うように臨場感を味わえるので、動画・映画観賞用のPCはほしい人にもぴったりです。ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょう。
Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8は、快適にデスクワークを行いたい人におすすめです。処理性能はミニPCとしては優秀で、専用ソフトで測定したCPUのベンチマークスコアは平均9,609ptsを記録。比較した多くの商品が2,000pts台だったのに対し、高スコアを記録しました。実際にさまざまなアプリを起動させても、カクつきや動作の重さは気になりません。画像処理性能を示すGPUの性能もおおむね良好でした。専用ソフトでGPUスコアを計測したところ、840.33ptを記録。比較した商品は400pt未満のものが多かったので、CPU同様に高スコアといえます。3Dゲームや動画編集など高負荷の作業には物足りないものの、CPU性能やメモリ容量などを加味すると、2Dゲームなら快適に動作するでしょう。接続端子も必要なものは一通りそろっています。USB Type-A×4・USB Type-C×2・HDMI・DisplayPortがあるので、複数のモニターや周辺機器を接続できますよ。新規格のM.2 SSDを増設できることも魅力です。比較したほかの商品は従来規格の2.5インチSSDに対応しているものが多かったのに対し、こちらはより高速化を図れます。拡張性が高いので、サブPCとして幅広い用途に使用可能です。排熱性能はそこまで高くないものの、パフォーマンスが落ちる心配もないでしょう。実際に高負荷をかけて温度を測ったところ、CPUパッケージは平均88.67℃、ディスクは平均42℃でした。比較した商品にはより排熱性能が高いものもありましたが、こちらも使用には支障ないレベルです。デスクワークには十分な処理性能を備えているだけでなく、縦置きにして省スペースで設置できるところも便利な点です。デスク周りをスッキリ整理できるので、ミニPC選びに迷ったらぜひ検討してみてください。<おすすめの人>デスク周りをスッキリ整理したい人デスクワークに使いたい人増設して処理性能をアップさせたい人<おすすめできない人>3Dゲームや動画編集に使いたい人