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こたつの電気代は高い?安く使うコツやほかの暖房器具との比較も解説

こたつの電気代は高い?安く使うコツやほかの暖房器具との比較も解説

こたつは、少ない電力で体を直接暖められる冬の定番暖房器具です。足元からじんわりと暖かくなるため、寒い季節の強い味方といえるでしょう。一方で、「こたつの電気代はどれくらいかかるの?」「つけっぱなしにすると電気代が高くなる?」など気になっている人も多いのではないでしょうか。


そこで今回は、こたつの電気代の目安や、ほかの暖房器具との比較、電気代を抑える使い方について解説します。節約のコツを知れば、快適さを保ちながら冬の電気代を抑えられますよ。ぜひ参考にしてください。

2025年12月25日更新
田丸大暉(Hiroki Tamaru)
ガイド
家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当
田丸大暉(Hiroki Tamaru)

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。

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目次

こたつの電気代はどれくらい?

こたつの電気代の目安は、1時間あたり約2〜15円程度です。ただし、商品や弱・強運転の違いによって電気代に差が出ます。


なお、近年のこたつにはサーモスタット(自動温度調整機能)が搭載されているものが多く、常に一定の電力で運転しているわけではありません。内部が十分に暖まると通電を抑える仕組みのため、表示されている最大消費電力よりも、実際の電気代は低くなるケースが一般的です。電気料金単価を31円/kWh(参照:全国家庭電気製品公正取引協議会)として計算した場合の1時間あたりの電気代は、以下を目安にしてください。


  1. 弱運転(80W)で1時間:0.08kW × 1h × 31円 = 約2.5円
  2. 強運転(500W)で1時間:0.5kW × 1h × 31円 = 約15.5円

たとえば、弱〜中設定で1日6時間使用した場合、1日あたり約15〜30円、1か月で約450〜900円程度が目安です。なお、実際の電気代は、こたつのサイズ・ヒーターの種類・使用環境によって変動します。

こたつの電気代は高い?ほかの暖房器具と比較

こたつの電気代は高い?ほかの暖房器具と比較

こたつは体を直接暖める部分暖房なので、部屋全体を暖める暖房器具と比べて電気代を抑えやすいでしょう。ほかの暖房器具と1時間あたりの光熱費目安を比較すると、以下のとおりです。


暖房器具の光熱費の目安

  1. こたつ(電気代):約2〜19円
  2. ミニパネルヒーター(電気代):約9.3円
  3. 14畳用エアコン(電気代):約8.2~11.6円
  4. セラミックファンヒーター(電気代):約23.5~35.4円
  5. 石油ファンヒーター(灯油代+電気代):約30円
  6. オイルヒーター(電気代):約37.2~46.5円
  7. 大型パネルヒーター(電気代):約24.8~37.2円
  8. ガスファンヒーター(都市ガス代+電気代):約19.6~74.4円


こたつは足元を集中的に暖められるため、在室時間が長い場合や省エネ重視の家庭に向いている暖房器具といえるでしょう。ただし、こたつだけでは部屋全体は暖まりにくいため、エアコンなどのメイン暖房と併用する使い方が現実的です。

今すぐできる!こたつの節約テクニック

こたつはもともと電気代が安い暖房器具ですが、使い方を工夫することでさらにランニングコストを抑えられます。日常生活ですぐ実践できる節約テクニックを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

設定は「弱〜中」を基本にし、強は短時間だけ使う

設定は「弱〜中」を基本にし、強は短時間だけ使う

こたつは「強」に設定すると消費電力が大きく、電気代が高くなります。一方で、内部が十分に暖まったあとは、弱〜中設定でも暖かさを保ちやすいのが特徴です。


そのため、最初だけ強で素早く暖め、その後は弱〜中に切り替えることで快適さを保ちながら電気代を抑えられるでしょう。とくにサーモスタット(自動温度調整機能)付きのこたつでは低めの設定でも効率よく運転できるため、設定の見直しは効果的な節約方法といえます。

こたつ布団と上掛けで熱を逃がさない

こたつ布団と上掛けで熱を逃がさない

こたつの電気代は、どれだけ熱を逃がさずに保てるかによって大きく左右されます。


薄い布団を使っていると、内部の熱が逃げやすく、ヒーターが頻繁に通電する原因に。厚手のこたつ布団を使う・上から毛布や上掛けを追加するといった工夫をすれば保温性が高まり、設定を弱めても暖かさを感じやすくなるでしょう。

床からの冷気を遮断して底冷えを防ぐ

床からの冷気を遮断して底冷えを防ぐ

こたつの節約で見落とされがちなのが、床側の断熱対策です。ラグやカーペットに加えて断熱シートを敷くことで、床からの冷気を防いでこたつ内の温度を保てるでしょう。結果としてヒーターの稼動時間が短くなり、電気代の節約につながりますよ。

短時間の離席でも、使わないときは電源を切る

短時間の離席でも、使わないときは電源を切る

こたつはエアコンと違い、運転開始時に大きな電力を必要としない暖房器具です。そのため、トイレや別の部屋への移動など短時間の離席であっても、電源を切ったほうが電気代を抑えられます。こまめにオン・オフを切り替えることが節約の基本です。

エアコンなどの暖房と併用して設定を下げる

エアコンなどの暖房と併用して設定を下げる

部屋全体が冷え切っていると、こたつの設定を強めにしがちです。エアコンなどで室温を軽く上げてからこたつを使うと、こたつは弱〜中設定でも快適に使えますよ。


暖房器具を役割分担して使うことで、トータルの電気代を抑えられるケースもあるので意識してみてください。

電気代をより抑えたいなら、電力会社の見直しも検討して

電気代をさらに抑えたい場合は、電力会社の切り替えも検討してみましょう。


関東エリアでの試算では、東京電力から最安の電力会社へ変更するだけで3人暮らしなら月約1,000円・年間約1万円以上の節約につながるとの結果が出ています。シミュレーション機能を使って、自分の条件でどのくらい差が出るかを確認してみてください。

エリア別の電気代試算はこちら

各エリアにおいて2025年11月時点で最安の電力会社に乗り換えた場合の試算結果を出したところ、以下の結果でした。消費電力が少ない1人暮らしの場合を考えても、年間3,000円以上の節約効果が見込めるでしょう。


<関東エリアで東京電力から切り替えた場合の節約額>

  • 3人暮らし:年間約12,000円(約145,000円→約133,000円)
  • 2人暮らし:年間約10,000円(約123,000円→約113,000円)
  • 1人暮らし:年間約5,000円(約72,000円→約67,000円)

<関西エリアで関西電力から切り替えた場合の節約額>

  • 3人暮らし:年間約9,000円(約130,000円→約121,000円)
  • 2人暮らし:年間約8,000円(約109,000円→約101,000円)
  • 1人暮らし:年間約5,000円(約64,000円→約59,000円)

<中部エリアで中部電力ミライズから切り替えた場合の節約額>

  • 3人暮らし:年間約5,000円(約138,000円→約133,000円)
  • 2人暮らし:年間約4,000円(約118,000円→約114,000円)
  • 1人暮らし:年間約3,000円(約71,000円→約68,000円)

<九州エリアで九州電力から切り替えた場合の節約額>

  • 3人暮らし:年間約10,000円(約130,000円→約120,000円)
  • 2人暮らし:年間約8,000円(約111,000円→約103,000円)
  • 1人暮らし:年間約3,000円(約66,000円→約63,000円)

暖房シーズンは電気使用量が増えるため、切り替えによる差も出やすくなります。最安の電力会社は地域や世帯人数ごとに異なるので、郵便番号と世帯人数を入れるだけ・約30秒で利用できる料金シミュレーションをしてみてください

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