モンベル コルチナブーツをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
冬のシーズンにぴったりと謳っているスノーブーツ、モンベル コルチナブーツ。口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか？
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
- 氷の上での滑りにくさ
- 雪の上での滑りにくさ
- 温かさ
- 防水性
- 歩きやすさ
- ムレにくさ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のスノーブーツとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スノーブーツ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
- はじめに結論！爪先まで温かく、雪道でも滑りにくいのが魅力。ムレや外からの水濡れにも強い
- モンベル コルチナブーツとは？
- 自宅でお手入れでき、インソールも取り外せる
- カラーは2色。サイズは22cmから26cmまでと豊富
- フェミニンやカジュアルスタイルにもぴったり
- 実際に使ってみてわかったモンベル コルチナブーツの本当の実力！
- 凹凸が多いアウトソールで雪の上で滑りにくい
- 裏地がボア素材で温かく、ムレにくい
- 防水性は高く、30分水につけても靴下はまったく濡れない
- 靴内に余裕があるつくりだが、フィット感が低くかかとが浮いてしまう
- モンベル コルチナブーツの価格比較
- モンベル コルチナブーツはどこで買える？
- モンベル コルチナブーツのお手入れ方法は？
- 足にフィットして歩きやすいスノーブーツはこちら！
はじめに結論！爪先まで温かく、雪道でも滑りにくいのが魅力。ムレや外からの水濡れにも強い
モンベル コルチナブーツは、温かく、雪道でも滑りにくいものがほしい人におすすめです。裏地がボアのため、ブーツの中の温かさは比較したなかでトップクラス。実際に1時間履いたところ、爪先は全体平均の4.67℃（※執筆時点）を大きく上回る9.3℃上昇しました。足裏も甲も3℃以上上昇し、雪道でもポカポカした温かさを感じられるでしょう。
アウトソールには、深い凹凸が施されており、雪道で滑りにくいのも魅力です。雪を模擬した氷の上に乗せて傾けても、比較した商品の平均より7度近く（※執筆時点）高い56.78度まで耐えられました。北海道や北陸地方など、雪が多い地域でも活躍しますよ。
ブーツの中もムレにくく、霧吹きで湿らせたあとに1時間履いても、中の湿度は13%の上昇にとどまりました。防水性も高く、水の中に30分浸しても水の染み込みはなし。比較した多くの商品と同様の高い透湿性・防水性能があり、長く歩いても雨の日でも快適に使用できるといえます。
ただし、氷の上では滑りやすかったのはネック。凹凸が多い分地面と接する面積が小さく、氷の上で傾けると14.25度で滑ってしまいました。比較したなかには40度以上傾けても滑らない商品もあったのに対し、凍結した道路を歩く際には注意が必要です。
履き心地に関しては、指周りにはゆとりがあったものの甲が高く、ホールド感が弱めなのが気になりました。モニターからも「縦に隙間ができて歩きにくい」「かかとが浮く」との指摘があり、人によってはインソールが必要となるでしょう。温かく雪道でも滑りにくい魅力的な商品ですが、凍結した路面での歩きやすさやブーツのズレやすさが気になる人は、ほかの商品も検討してみてください。
モンベル コルチナブーツとは？
そもそもスノーブーツとは、雪や氷の上でも滑りにくい工夫がされているアウトソールを使用したアイテム。裏地にボアやフリースが使われていることも多く、冬場の寒さ対策にもなります。
今回は、登山用品をはじめとするアウトドア用品を開発・販売しているモンベルから、コルチナブーツをご紹介します。普段使いにもぴったりのショートブーツで、アウトソールには雪面や凍結した路面に強いと謳うアイスグリッパーを使用しているのが特徴です。
生地には防水透湿性のある素材を使用し、雪や水が浸入しにくいつくりです。中綿には保温・撥水・速乾効果に期待できるといわれているエクセロフトを使用しており、ふんわりと柔らかく快適な使用感が謳われています。
自宅でお手入れでき、インソールも取り外せる
インソールは取り外しでき、自宅でも洗濯が可能。汚れやニオイが気になった場合でも、気軽にお手入れできるのはうれしいポイントですね。
今回検証したのはレディースブーツ。3.5cmのヒールを備えています。
カラーは2色。サイズは22cmから26cmまでと豊富
さらに、女性用のほかに男性用も販売しています。男性用のサイズは1cmきざみで、24.0～29.0cmまで選べますよ。
フェミニンやカジュアルスタイルにもぴったり
スポーティな服装だけではなく、カジュアル・フェミニンな格好にもぴったりマッチ。普段履きとしても使いやすく、毎日のコーデが楽しくなりますよ。
実際に使ってみてわかったモンベル コルチナブーツの本当の実力！
今回はモンベル コルチナブーツを含む、スノーブーツ全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
- 氷の上での滑りにくさ・雪の上での滑りにくさ
- 温かさ・ムレにくさ
- 防水性
- 歩きやすさ
凹凸が多いアウトソールで雪の上で滑りにくい
氷の上での滑りにくさでは、靴を氷の上に乗せた状態で角度をつけ、ずり落ちた角度を計測。35度を上限に、角度が大きいものほどおすすめとしました。
雪の上での滑りにくさでは、雪を模擬した氷を3cmの厚みになるようにステンレス板に乗せ、靴がどの角度までずり落ちずに耐えられるか計測。55度を上限に角度が大きいものほどおすすめとしました。
氷の上では滑りやすい。道路が凍結した日は注意が必要
氷の上で耐えられた角度は14.25度と、比較した全商品の平均約20.83度（※執筆時点）より低め。なかには40度以上傾けてもずり落ちない商品もあったのに対し、氷の上ではやや滑りやすいといえます。
検証の結果、アウトソールと地面の接する面積が広いものほど、氷の上でも滑りにくい傾向がありました。本商品のアウトソールは凹凸が多く、地面と接する面積が狭いため、凍結した地面では注意して歩いてください。
雪の上では滑りにくく、歩きやすい
一方、雪の上では耐久角度が56.78度とかなり優秀でした。本品はアウトソールの凹凸が多い分、雪をしっかり噛んで滑りにくいのがメリットです。
比較した商品の平均49.79度（※執筆時点）より滑りにくく、北海道や北陸など雪がよく降る地域の人に使いやすいでしょう。
裏地がボア素材で温かく、ムレにくい
温かさでは、1時間着用した足の表面温度を靴下を履いた状態で測定。足裏・爪先・甲・足首の温度をサーモグラフィでチェックしました。
ムレにくさでは、霧吹きで水を噴射した状態の靴を1時間着用。履く前後の湿度を比較して、湿度の上昇が小さかったものをおすすめとしました。
1時間後には足全体が温まった。爪先までポカポカに
温かさはトップクラスの高評価。表面温度を計測した結果、足裏・爪先・甲・足首すべての箇所で、全体平均を上回る温度上昇を確認できました。
とくにつま先は、比較した商品の平均4.67℃（※執筆時点）を大きく超える9.3℃アップ。ほかの部位も1℃ほどの上昇にとどまった商品が多いなか、3℃ほど上昇しました。
検証では、裏地がボアやフリースだと、履いたあとの温度が高い傾向にあるようです。本商品も裏地がボアのため、十分な温かさを感じられます。これなら雪道を歩いても、冷えを感じにくいでしょう。
1時間歩いても、湿度上昇は約13％とムレにくい
1時間着用したブーツ内の湿度も、13%の上昇にとどまっています。しっかり温まるボア素材ながら、比較した商品の平均と同等レベルのムレにくさがあり、熱はあまりこもりにくい印象です。
長く使用してもムレにくく、快適に着用できるでしょう。
防水性は高く、30分水につけても靴下はまったく濡れない
その結果、検証の前後で靴下の重さは変わらず、水の染み込みはありませんでした。申し分のない防水性能があり、雨の日でも気兼ねなく使えますよ。
なお靴下が濡れたのは、比較したなかでは1商品のみ（※執筆時点）。ほとんどの商品に高い防水性能があるため、商品を選ぶ際にはあまり気にしなくてもよさそうです。
靴内に余裕があるつくりだが、フィット感が低くかかとが浮いてしまう
靴のサイズが23.5～24.0cmの女性モニター6人が実際に着用した状態で歩き、靴の中で足がずれにくいか・かかとが浮きにくいか・靴の中で指を動かしやすいかをポイントにチェックしました。
縦方向に余裕があるつくりで、足がズレやすい
靴の中はゆとりのあるつくりで、実際に着用したモニターからは「どの指も不自由なく動かせる」と好印象。締めつけられる感覚が少なく、指も痛くなりにくいでしょう。横ずれもほとんどありませんでした。
しかし甲が高く、縦にズレやすいのが気になるところ。モニターのなかには「甲のホールド感が弱く歩きにくい」と感じた人もいました。
比較したなかにはちょうどよいフィット感の商品もあるのに対し、甲が薄い人は歩きにくい可能性があります。
＜靴の中で足が縦横にずれないかについてのモニターコメント＞
- 「幅はほとんどズレないが、縦は歩くと指1～2本分程度隙間ができる。少し歩きにくい」
- 「横ズレは気にならないが、甲の部分にホールド感がないので縦に動いて歩きにくい」
- 「1.2cmほどズレを感じるが、ストレスになるほどではない」
コメントは一部抜粋
甲が高いデザインで、かかとが浮いてしまう
また、かかとの浮き具合も、モニター全員から不評。「歩くたびにかかとが浮き、脱げてしまいそう」と気になる指摘が多くあがりました。
気になる人は、インソールなどの対策が必要となりそうです。
＜かかとが浮かないかについてのモニターコメント＞
- 「歩くたびにかかとが浮くので歩きにくい」
- 「甲部分がガードされている加工がないので、3cmくらい浮きを感じる」
- 「若干かかとが浮いてしまう。長時間歩くと気になってしまいそう」
コメントは一部抜粋
モンベル コルチナブーツはどこで買える？
そのほかにも、公式オンラインストアでも購入可能。近くに店舗がない人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
モンベル コルチナブーツのお手入れ方法は？
乾燥させるときは変形・損傷の可能性があるため、火や暖房器具のそばなど高温になる場所は避けます。直射日光は避けて、風通しのよい場所でしっかり内側まで乾燥させましょう。
足にフィットして歩きやすいスノーブーツはこちら！
最後に、歩きやすさで高い評価を得た商品をご紹介します。
足と靴の密着感を重視する人は、THE NORTH FACE ヌプシ ブーティ ウォータープルーフ ロゴ ショートがおすすめです。甲部分が足をしっかりホールドするため、かかとも浮かずに歩きやすいといえます。また、足先もしっかり温めてくれるため、寒い季節に重宝する商品でしょう。
moz キルティングスノーブーツは、横幅のフィット感が高い商品です。甲が高めなのでかかとが浮いてしまうものの、インソールを使用することで調整可能。雪の上でも滑りにくいので、雪がよく降る地域での着用にぴったりですよ。
| タイプ | ショート |
|---|---|
| 片足の重さ | 323g |
| アッパー素材 | はっ水加工ナイロンリップストップアッパー、マイクロファイバースエード、TEKWPROOF防水メンブレン |
| アウトソール素材 | EVA、Vibram ICE TREKアウトソール |
| 裏地の種類 | ダウン |
| ソール形状 | ラグソール |
| インソールの取り外し可能 | |
| 防水性能 | |
| 紐で調節可能 | |
| スパイク付き | |
| ヒール高 | 3cm |
| 防臭加工 | |
| 抗菌加工 | |
| 対象 | ユニセックス |
| 用途 | 雪用 |
| 特徴 | 不明 |
| 片足の重さ. | 323g |
ザノースフェイス ヌプシ ブーティ ウォータープルーフをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
| タイプ | ショート |
|---|---|
| 片足の重さ | 265g |
| アッパー素材 | 合成繊維 |
| アウトソール素材 | 不明 |
| 裏地の種類 | ボア |
| ソール形状 | ラグソール |
| インソールの取り外し可能 | |
| 防水性能 | |
| 紐で調節可能 | |
| スパイク付き | |
| ヒール高 | 3cm |
| 防臭加工 | |
| 抗菌加工 | |
| 対象 | レディース |
| 用途 | 雪用 |
| 特徴 | 不明 |
| 片足の重さ. | 265g |
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