シャープ ペット用冷暖プレート PL-PT40Dをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

はじめは、いたずらのされにくさの検証です。ペット用ホットカーペットを安全に使うためにも、破損・感電など事故のリスクは下げておきたいですよね。そこで爪や歯による破損を防げるかという観点で、各商品の表面素材などをチェックしました。

その結果、金属製のハードタイプにより、噛む・ひっかくなどしてもダメージを受けにくい点が高評価に。比較した商品内でもビニール製などのソフトタイプは、形が簡単に変わるためペットがおもちゃにしてしまう傾向がありました。

1. 本体の表面素材の強度｜ハード
2. コードカバーの範囲｜半分以上
3. 開口部のパーツ｜本体のみ
4. 本体端の枠｜ ×

電源コードは半分以上がカバーで覆われており、噛んでケージ内に引きずり込まれても感電や破損は起こりにくいでしょう。細かいパーツもなく、誤飲の心配がないのも利点。いたずらをするクセがあるペットにもおすすめです。

次は、設定温度の正確さ・温度の均一さの検証です。

室温25℃の環境下で各商品をメーカーが提示している最高温度（提示がない場合は38℃）まで温めたあと、30分・1時間・2時間経過後の温度をサーモグラフィーカメラで測定します。温度のブレが少ないものほど高評価としました。

またメーカーが提示している最高温度に到達してから1時間後の温度を測定し、十分に温まった状態の表面をサーモグラフィーカメラで撮影します。表面温度にムラがないかも確認しました。

続いて、手入れのしやすさの検証です。メーカーが公表している手入れ方法を確認し、防水や撥水加工がされているか・水洗い可能かなどをチェックしました。

その結果、水洗いはできず、手入れのしやすさはそこそこ。比較したほかの商品には、丸洗いできるものもあったことから、排泄物などにおいの強い汚れが付着した場合は手入れに手間がかかるかもしれません。トイレを覚えていないペットへの使用は不向きです。

しかしプレートには撥水性があるため、水拭きは可能。表面はなめらかな形状をしており、汚れを簡単に拭き取れました。排泄物の付着には注意が必要ですが、こまめに水拭きすれば清潔を保ちやすいでしょう。

1. 本体・カバーの撥水性｜撥水性あり・水拭きできる
2. 表面の凸凹｜なめらか・汚れが溜まる溝はなし
3. 水洗い｜×
4. 本体カバー｜×

最後は、機能性の検証です。体温調節がうまくできないペットを飼っている場合、温度調節など加温機能以外の機能がついているとより使いやすいですよね。そこで実際にスペックを確認したところ、機能は多くなく評価はいま一歩。比較した商品の7割に搭載されていた、温度調節機能も非搭載です。

1. サーモスタット機能｜ ×
2. 温度調節機能｜ ×
3. タイマー機能｜〇

温かい・冷たいの切り替えは可能ですが、室温に合わせた温度に自動で調節するサーモスタット機能はなし。ホットカーペットとして温度を調節することはできません。

しかし、比較した多くの商品についていなかったタイマー機能に対応しているのは利点。4時間・12時間の2パターンに設定でき、時間が経過すると自動で電源が切れます。夜間など時間を決めて使用したい人にはぴったりですよ。