長時間座っても疲れにくいと謳う、DCM ゲルクッション座椅子 F-ZE02。口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の座椅子とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、座椅子選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
座面中央のくぼみとクッション性に優れた背もたれにより、座り心地も上々。実際に座ったモニターからは「とてもフィットした」「すっぽり沈んで座り心地はよい」と、好意的な声があがりました。比較したなかには座面・背もたれが硬めな商品もありましたが、本品は「長時間座っても疲れにくい」と謳うとおり、包み込まれるような感覚で座れます。
角度調整は、一度下まで倒して起き上がらせるスタンダードタイプ。力はほとんど必要なく、誰でも簡単に好みの角度に変更できます。比較したなかには、座っていると調整しにくい商品も。こちらは座った状態でもスムーズに調整できました。また、やや重さはあるもののフレーム部分が掴めるため、多少の移動なら問題なく持ち運べます。
10分間座ったあとの座椅子の表面温度は平均29℃と、熱がこもりにくいのも魅力。比較した全商品の平均約31℃(※執筆時点)を下回り、「空気を循環して通気性を確保する」との謳い文句どおりの実力を発揮しました。
背もたれは14段階の角度調整が可能ですが、頭部・腰部・脚部にリクライニング機能がない点は惜しいところ。体に合うように調整できるリクライニング機能を求めるなら、ほかの商品も検討してみてくださいね。
今回ご紹介するDCM ゲルクッション座椅子 F-ZE02は、ゲルクッション入りの座面で、長時間座っても疲れにくいと謳う商品です。ゲルにはハニカム2層構造を採用し、体圧分散性に優れた設計。空気をしっかり循環させることで、通気性を確保するとしています。
販売元のDCMは、ホームセンター事業を手がけるメーカーです。機能・価格ともにユーザーが満足できる商品を提供できるよう、DCMオリジナルブランドを展開。座椅子の分野では、肘掛けつきの回転座椅子や、脚を伸ばしてリラックスできるゆったりごろ寝座椅子なども販売しています。
サイズは幅47×奥行59~110×高さ14~66cm、座面の高さは8cm、重量は4.45kg。背もたれは、肩上まで支えられるハイバックタイプです。背面リクライニングつきで、14段階の調整機能を搭載。集中して作業するときやリラックスタイムなど、シーンに合わせて角度を調整できます。
クッション素材には、ウレタンフォーム・熱可塑性エラストマーを採用しています。座面に使用しているゲルクッションは、正六角形・正六角柱を隙間なく並べたハニカム構造。空気が循環しやすく、通気性に配慮された設計です。
カラーバリエーションは、ブラウン1色のみ。落ち着いたシンプルなデザインは、部屋の雰囲気を問わず合わせやすいでしょう。
今回はDCM ゲルクッション座椅子 F-ZE02を含む、人気の座椅子を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、座り心地の検証です。
座椅子の購入を検討しているモニター6人が、実際に商品を使用。座面のフィット感・背もたれのフィット感・背もたれを倒したときの心地よさをポイントに、座り心地をチェックしました。座面のサイズ・クッション性がほどよく、長時間でも座りやすいものを高評価としています。
座面中央にくぼみがあり、お尻がフィットしやすい形状が好評。実際に使用したモニターからは、「お尻がすっぽり沈んで座り心地はよい」との声があがりました。比較したなかには、高反発で硬くお尻にフィットしにくい商品も。本品は、お尻が包まれているような安定感があります。
座面サイズは幅47×奥行59×厚さ8cmと、やや厚みが物足りない印象です。モニターからは、「床に座っているような座り心地」との指摘も。底つき感が気になる人は、クッションをプラスしてもよいでしょう。
<座面のフィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
柔らかいクッションが背中を包み込み、背もたれのフィット感も上々です。モニターからは「すっぽり体が包まれて非常に心地よかった」とプラスの声があがり、実際に座ったモニター全員が、背もたれのフィット感に「満足」と回答しました。
<背もたれのフィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
背もたれを倒して使うと、頭部分まである柔らかいクッションが心地よく、ゆったりリラックスできます。ハイバックタイプで、体を預けても安定感がありますよ。比較した商品には、背もたれが硬くリラックスしにくいものも。こちらは、「長時間座っても疲れにくい」と謳うとおり、ゆったり作業できるでしょう。
<リラックス時の心地よさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、腰へのやさしさの検証です。
柔道整復師のヒラガコージさんに協力を依頼。前傾姿勢をとったとき・背もたれにもたれかかったときそれぞれの腰への負担のかかりにくさをチェックしてもらいました。長時間座っても腰に負担がかかりにくい商品を高評価としています。
前傾姿勢をとったときの、腰への負担のかかりにくさはトップクラス。背もたれの厚みが腰を押し出し、よい姿勢を自然に保てました。柔道整復師であるヒラガコージさんは、「骨盤を前傾時のよい姿勢に保ちやすい」と評価。座面のくぼみにより骨盤がやや後ろに倒れやすいものの、腰の負担を軽減しやすい形状です。
背もたれは広く、首までしっかりサポートできる高さ。リラックスして、体を預けられます。ヒラガコージさんは、「しっかり力が抜けてよい」とコメント。比較したなかには、座面が小さくもたれかかると足が浮いてしまう商品もありました。本品は座面に強度があるため、もたれかかっても安定感があります。
続いては、リクライニング調整のしやすさ・リクライニングの充実度の検証です。
調整のしやすさでは、実際に6人のモニターがリクライニング機能をチェック。力を入れずに調整できるか・操作したい箇所だけ動かせるか・レバーは操作しやすい位置にあるかをポイントに、評価しています。
充実度では、テスターがリクライニングの段階数・フラット状態の可否・二つ折りの可否をチェック。姿勢に合わせて調整しやすい商品を高評価としました。
角度調整は背もたれを倒してから、好きな角度に起こすタイプ。力を入れず簡単に操作できるため、力の弱い人や高齢者でも使いやすいでしょう。実際に使用したほとんどのモニターから、「シンプルで操作しやすい」と好評でした。
一部モニターからは「大きさがあるのでやや扱いにくい」と指摘があったものの、シンプルな方法で座りながらでも容易に角度調整が可能。比較した商品には座ったままだと調整しにくいものもあったなか、本品は作業中でもスムーズに体勢を変えられるでしょう。
<リクライニング調整のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
リクライニングできるのは背もたれのみで、充実度はいまひとつ。背もたれは14段階と細かく調整でき、フラット状態も可能です。比較したなかでもフラット状態にできる商品は、空いた時間で仮眠を取りやすいと好評。本品は作業から休憩時まで、幅広く使用できます。
とはいえ、頭部・腰部・脚部にはリクライニング機能がないため、自分の体にフィットしやすいよう調整できないのは惜しいポイント。また、二つ折りもできないため、コンパクトに持ち運べないのもネックです。自分の好みの形状で使いたいなら、ほかの商品も検討してみてくださいね。
続いては、持ち運びやすさの検証です。
実際に6人のモニターが座椅子を持ち、重さ・形状をポイントにチェック。簡単に持ち運べる商品を高評価としました。
背もたれのフレーム部分が掴めるため、持ち運びはスムーズです。比較したなかには掴む部分がなく、持ち上げにくい商品も。こちらはサイズがやや大きめで腕に収まりにくいものの、部屋間の移動程度であれば問題なく持ち運べます。
重量は軽いとはいえませんが、ほとんどのモニターが「持ち運びに不満はない」と回答。とはいえ、一部のモニターからは「やや重いと感じた」との声も聞かれました。力の弱い人だと持ち運びに苦労する可能性もありますが、おおむね許容範囲内の重量といえます。
<持ち運びやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、熱のこもりにくさの検証です。
座椅子に10分間座り続け、立ち上がった直後の状態をサーモカメラで撮影。表面温度が低い商品ほど高評価としました。
サーモカメラで撮影した結果、10分間座ったあとの表面温度は平均29℃を記録。比較した全商品の平均約31℃(※執筆時点)を下回り、通気性のよさを発揮しました。「空気を循環して通気性を確保する」との謳い文句どおりの結果です。
比較したなかでもメッシュ素材の商品は通気性に優れ、表面温度の上昇を抑えられる傾向に。本品のカバーはソファ生地ですが、温度の上昇が緩やかで、熱のこもりにくさは優秀です。
DCM ゲルクッション座椅子 F-ZE02は、メーカー公式サイトで販売中。値段は、税込5,478円(※執筆時点)です。なお、自宅への配送は受けつけておらず、取扱店舗での在庫予約のみに対応。購入する際は、公式サイトで店舗の在庫状況を確認しましょう。
腰への負担を減らしたい場合は、お尻の下にタオルを挟み、骨盤が前傾しやすい姿勢をつくるのがおすすめ。骨盤が後傾した姿勢を続けると、腰に負担がかかりやすくなります。
また、腰の後ろにタオルを挟み、背中がS字に反るような姿勢をつくるのも効果的。自分の体に合った楽な姿勢を探してみてくださいね。
最後に、リクライニング機能が充実している商品をご紹介します。
自分の体にぴったりフィットさせたいなら、明光ホームテック 腰の神様がくれた座椅子がおすすめです。頭部・背面・腰部・脚部のリクライニングに対応し、各箇所14段階の角度調整が可能。クッション性が高いうえに腰への負担も少なく、座り心地のよさも優秀な座椅子です。
ベガコーポレーション LOWYA 1億円座椅子は、背面の角度調整が42段階と多いのが魅力。加えて、頭部・腰部・脚部のリクライニングにも対応し、姿勢に合わせて角度調整可能です。ややサイズが大きめですが、クッション性・腰のサポートも申し分ないため、楽な姿勢で座れるでしょう。
種類 | 座椅子、リクライニングチェア |
---|---|
収納時幅 | 不明 |
座面素材 | 表地:メッシュ(ポリエステル100%)/裏地:厚地(ポリエステル100%)、ウレタンフォーム、低反発ウレタンフォーム、チップウレタン、樹脂綿 |
収納時奥行 | 不明 |
脚部素材 | 不明 |
収納時高さ | 不明 |
タイプ | 不明 |
背もたれの高さ | ハイバック |
カバー生地 | ポリエステル |
クッション素材 | ウレタン |
設置タイプ | 自立式 |
座面幅 | 約50cm |
座面奥行 | 約58~80cm |
座面高さ | 不明 |
座面厚さ | 約15cm |
本体奥行 | 約58~138cm |
本体高さ | 約63〜75cm |
本体幅 | 約50cm |
本体重量 | 約8.5kg |
頭部リクライニング機能 | |
背面リクライニング機能 | |
耐荷重 | 不明 |
頭部リクライニング段階 | 14段階 |
腰部リクライニング機能 | |
背もたれタイプ | 不明 |
背面リクライニング段階 | 14段階 |
形状 | 不明 |
腰部リクライニング段階 | 14段階 |
レバーのタイプ | 不明 |
脚部リクライニング機能 | |
脚部リクライニング段階 | 14段階 |
フルフラット対応 | |
座面クッション付き | |
作業しやすいローテーブルの高さ | 45~50cm |
座面用カバー付き | |
コンパクト化 | |
カバー取り外し可能 | |
別売りカバーあり | |
折りたたみ可能 | |
姿勢サポート機能 | 不明 |
収納機能 | |
骨盤補正機能 | 不明 |
リプロダクト品 | |
セパレート可能 | 不明 |
高さ調節機能 | |
分類 | 不明 |
ランバーサポート付き | 不明 |
デザイン | 不明 |
回転式 | 不明 |
キャスター付き | 不明 |
キャスター交換可能 | 不明 |
リクライニング機能 | 不明 |
フットレスト付き | 不明 |
ヘッドレスト付き | 不明 |
アームレスト付き | 不明 |
分解可能 | 不明 |
保証付き | |
付属品 | 不明 |
生産国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | 腰痛緩和 |
用途 | 不明 |
腰の神様がくれた座椅子を検証レビュー!座椅子の選び方も紹介
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