パソコンも本体も高速で充電できると謳うノートPC用モバイルバッテリー、CIO SMARTCOBY TRIO CIO-MB65W2C1A-20000。ネット上の口コミでは「出先で残りのバッテリー残量を気にすることなく作業ができる」「モバイルバッテリー自体の充電もかなり速い」と評判です。しかし、本当の使い勝手はどうなのか気になり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のノートPC用モバイルバッテリーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ノートPC用モバイルバッテリー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
CIO SMARTCOBY TRIO CIO-MB65W2C1A-20000は、ノートPCもバッテリー本体も素早く充電したい人におすすめです。実際にMacBook Pro 16インチを充電したところ、出力は65.38Wと高めでした。比較した一部商品は出力が50W以下と低かったのに対し、こちらは高性能ノートPCも充電できるほど高出力。スピーディに充電できる性能でした。
バッテリー本体も短時間で充電できます。比較したなかにはフル充電に3時間以上かかる商品もありましたが、こちらは約1.6時間で完了するスペックです。「モバイルバッテリー自体の充電もかなり速い」との口コミどおり、身支度や家事などの隙間時間で十分な充電ができますよ。
実容量も十分です。電流電圧テスターチェッカーで計測した結果、表記容量20,000mAhに対して実容量は11,357mAhを記録。変換ロス率は43.21%とやや多かったものの、MacBook Air 13インチのフル充電は可能でした。ただし、MacBook Air 15インチはフル充電できません。「出先で残りのバッテリー残量を気にすることなく作業ができる」との口コミもありましたが、機種によっては物足りない容量です。
利便性の高さも優秀でした。Type-C×2・Type-A×1の合計3ポートを搭載し、同時に3台まで充電できます。比較したなかには非対応の商品もあったパススルー機能に対応しており、バッテリー本体とパソコンの同時充電も可能です。充電残量は数字で表示されるため、充電のタイミングを計りやすいでしょう。
約410gと軽量で、謳い文句どおりパソコンもバッテリー本体も急速充電できる点が魅力です。ただし、低電流モードはないため、イヤホンや加熱式たばこなどの小型機器は途中で充電が止まる可能性があります。実容量の多さで選びたい人や低電流モードがほしい人は、ほかの商品も検討してみてください。
<おすすめの人>
<おすすめできない人>
実際にCIO SMARTCOBY TRIO CIO-MB65W2C1A-20000と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したノートPC用モバイルバッテリーと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
CIO SMARTCOBY TRIO CIO-MB65W2C1A-20000のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね。
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入出力は驚異の約140W!ロスが少なく、利便性も高い
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高性能ノートPCも急速充電できる高出力。ロスが少なく機能性も高い
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ノートPC2台を同時に高速充電可能。充実した機能性も魅力
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100W入力で本体も高速充電。一体型ケーブルで実用性あり
今回ご紹介するCIO SMARTCOBY TRIO CIO-MB65W2C1A-20000は、容量20,000mAhのモバイルバッテリーです。最大65Wと高出力のため、「MacbookやWindowsPCなど大きな電力を必要とするデバイスにも対応できる」と謳われています。
「毎日持ち歩きたくなるバッテリー」とのキャッチコピーどおり、幅7.25×奥行15.05×高さ2.6cmとスマホと同等のコンパクトサイズです。ロゴ部分と側面にはアルミフレームを採用し、高級感のあるデザインに仕上げています。
電気用品安全法の基準を満たした証である「PSEマーク」がついており、安全性が保障されている点もポイントです。カラーは、ブラック・ホワイトの2色が用意されています。なお、詳細なスペックは以下をご覧ください。
販売元は2017年設立の大阪のガジェットメーカー、CIOです。スマートフォン関連アクセサリを手掛けており、モバイルバッテリーはSMARTCOBYシリーズを展開。5,000~20,000mAhまで幅広い商品が販売されています。
今回はCIOのSMARTCOBY TRIO CIO-MB65W2C1A-20000を含む、ノートPC用モバイルバッテリーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
CIOのSMARTCOBY TRIO CIO-MB65W2C1A-20000には、4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてください。
「出先で残りのバッテリー残量を気にすることなく作業ができる」との口コミもありましたが、使用するパソコンによってはフル充電できません。比較した一部商品はひと回り大きいMacBook Air 15インチ(M2)もフル充電できたのに対し、やや物足りないといえます。
ネット上に「65WをPCに給電するとかなり発熱する」という口コミがありましたが、実際に65Wでパソコンに給電したところ、熱を持っていました。高出力の商品に発熱はつきものと考えておきましょう。
パソコンを高速で充電できることもメリットです。MacBook Pro 16インチを電池残量30%の状態から50%まで充電し、電圧電流チェッカーで最高出力を計測したところ、65.38Wを記録しました。満足の基準値と同等の高数値です。
バッテリー本体への充電時間を短縮できる点もよいところ。公表値を確認したところ、最大入力は65Wに対応していました。
比較したなかにはフル充電に3時間以上かかるものもありましたが、こちらは約1.6時間で完了するスペックです。「モバイルバッテリー自体の充電もかなり速い」との口コミもあるように、充電し忘れても隙間時間で十分バッテリーが回復しますよ。
ただし、バッテリー本体の急速充電には、出力65W以上の充電器が必要です。同じCIO製品が推奨されているので、持っていない人はあわせてチェックしてみてください。
充電残量は数字で表示され、1%単位で確認できました。ドットで数字を表示するタイプですが、比較したインジケーター表示の商品より残量を確認しやすいでしょう。
表面がラバーのようなマットな質感であるため、キズや汚れが気になりやすいでしょう。
後継モデルの「SMARTCOBY TRIO 67W 20000mAh」はキズが目立ちにくいように、表面にシボ加工が施されています。きれいな状態を保ちたい人は、そちらも検討してみてください。
実容量 | 11,357mAh |
---|---|
変換ロス率 | 43.22% |
USBポート数 | 3ポート |
最大出力(実測値) | 65.38W |
バッテリー容量. | 20,000mAh |
---|---|
入力端子 | USB Type-C |
出力端子 | USB Type-A×1、USB Type-C×2 |
最大出力(公称値) | 65W |
最大電圧 | 20V |
最大電流 | 3.25A |
AC出力対応 | |
USB PD対応 | |
ケーブル内蔵 | |
コンセントプラグ内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
残量表示方法 | 数字 |
付属品 | 取扱説明書 |
メーカー所在地 | 日本 |
保証期間 | 12か月 |
幅 | 7.25cm |
奥行 | 15.05cm |
高さ | 2.6cm |
重量 | 約410g |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、実容量が多いモデルや低電流モードがある商品をご紹介します。
予算に余裕があるなら、Ankerの737 Power Bank (PowerCore 24000)がおすすめです。実際に測定したところ、公称値24,000mAhに対して実容量は15,962mAhもあり、変換ロス率は33.49%と低く抑えられていました。MacBook Air 15インチ(M2)をフル充電できる実容量です。
パソコン充電時の出力が最大137.24Wと高い点もポイント。ノートPCの種類を問わず、スピーディに充電が可能です。最大入力も140Wと高数値でした。140W対応の充電器を使えば、バッテリー本体を約1時間で充電できます。
低電流モードを搭載しているので、イヤホンや加熱式たばこなどの小型機器もスムーズに充電が可能。バッテリー本体とパソコンを同時に充電できるパススルー機能も搭載しており、使い勝手は良好です。本体モニターからは、電池残量のほか各ポートの入出力状況も細かくチェックできますよ。
予算を1万円程度に抑えたいなら、UGREEN 145W モバイルバッテリーも見逃せません。変換ロス率は36.82%と少なめで、表記容量25,000mAhに対する実容量は15,796mAhでした。MacBook Air 15インチ(M2)をフル充電できるスペックです。
最大出力は実測で94.28Wを記録しました。高出力であるため、MacBook Proなどの高性能ノートPCも充電が可能です。バッテリー本体への充電速度も速く、Type-Cポートで約2時間で充電できますよ。
出力ポートはType-C×2・Type-A×1の計3つで、3台の機器の同時充電が可能です。本体とデバイスを同時に充電できるパススルー機能や、小型機器もスムーズに充電できる低電流モードも搭載しています。専用ポーチ付きなので、持ち運ぶ機会が多い人にもおすすめです。
CIO SMARTCOBY TRIO CIO-MB65W2C1A-20000は、Amazon・楽天市場の公式ストア、またはYahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
メーカー希望小売価格は9,680円(※2024年12月時点)ですが、販売店舗により価格が異なりました。お得に購入できる店舗をリサーチしてみてくださいね。
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