カインズ モバイルキャリー CA-100をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
重いものを乗せてもスムーズに進むと評判の台車、カインズ モバイルキャリー CA-100。「片手でも持ち運びできる」と高評価の口コミがみられますが、「段差に弱い」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか？
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
- 走行音の静さ
- 操作のしやすさ
- 収納のしやすさ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の台車とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、台車選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
- はじめに結論！コンパクトで直進・段差の乗り越えともにスムーズ。狭い場所でも使いやすい
- カインズ モバイルキャリー CA-100とは？
- 積載荷重100kgで、重いものも載せられる
- 台車は邪魔にならない？どんなシーンで使える？
- 性能が高い台車の特徴は？
- 実際に使ってみてわかったカインズ モバイルキャリー CA-100の本当の実力！
- 直進・段差の乗り越えともに操作しやすい。狭い場所でも活躍する
- 走行音は82.60dBとやや大きめ。ガラガラという音が響く
- コンパクトかつ重さ3.9kgと軽量。省スペースに保管できる
- カインズ モバイルキャリー CA-100の価格比較
- カインズ モバイルキャリー CA-100はどこで買える？
- 操作のしやすさ・走行音の静さを重視する人は、こちらもチェック
はじめに結論！コンパクトで直進・段差の乗り越えともにスムーズ。狭い場所でも使いやすい
カインズ モバイルキャリー CA-100は、小型で操作しやすいのが魅力。口コミの「段差に弱い」との指摘に対し、実際に使ったモニター5人全員が「スムーズに乗り越えられた」とコメント。比較したほかの商品には段差の乗り越えに勢いが必要なものもあったなか、荷台の手前側が一段低くなっており、足で踏んで傾ければ難なく走行できました。
ハンドルの高さは80cm（※実測値）とやや低めかつ高さ調節ができないのは気になりますが、押せばまっすぐ進みます。小回りも利きやすく、方向転換もなめらか。狭い場所でも使いやすいでしょう。荷台には荷物の落下を防ぐガードがついており、モニターからは「見た目のわりにまったくズレなかった」と好評でした。
収納時にはハンドルを荷台へ一体化できるかつ、荷台部分は小さめなため、保管場所を大きくとりません。比較した全商品の平均重量は6kg（※執筆時点）でしたが、本品は3.9kgと軽量。荷台には持ち運び用の持ち手穴がついているのも利点です。軽くてコンパクトなため、収納・持ち運びともにしやすいですよ。
一方で、走行音はやや大きめです。実際に荷物をのせた際の走行音は82.6dBと、比較した全商品の平均79.5dB（※執筆時点）をやや上回りました。キャスターにはゴムの一種であるエラストマー・TPRを使用していますが、ガラガラという音が響きます。少し騒がしいため、夜間の使用は避けたほうがよいでしょう。
直進・段差の乗り越えともに操作しやすいうえに、省スペースに収納できるのはメリットです。とはいえ、上位商品にはより自然な姿勢で押せて走行音が響きにくいものも。さらなる操作性のよさ・走行音の静かさを求める人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
カインズ モバイルキャリー CA-100とは？
今回ご紹介するモバイルキャリー CA-100は、全国に店舗を展開するホームセンター「カインズ」のオリジナル商品。荷台に荷物が滑り落ちるのを防ぐ、落下ガードつきなのが特徴です。
積載荷重100kgで、重いものも載せられる
サイズは展開時が幅38.5×奥行68.5×高さ:83cm・収納時は幅38.5×78.7×高さ12.9cm（※公式サイト）。重量は3.9kgとコンパクトさにこだわった設計ながら、耐荷重は100kgです。
荷台には専用の持ち手穴を備え、持ち運びやすいよう工夫を施しています。カラーはブラック・レッドの2色が展開されていますよ。
台車は邪魔にならない？どんなシーンで使える？
台車は引っ越しや模様替えなど大きな荷物を運ぶのに役立ちますが、「大きくて邪魔になりそう」などの理由から購入に踏み切れない人もいるのではないでしょうか。
最近ではコンパクトに折りたため・キャリーカートに変形させられるなど、台車のマイナスイメージを払拭する商品が数多く販売されています。台車は荷物の移動に便利なアイテムなので、この機会にぜひ検討してみてくださいね。
性能が高い台車の特徴は？
台車は、4,000円台と安いものから15,000円ほどと高いものまで価格帯に幅があります。そこで実際にmybestコンテンツ制作チームで調査をしたところ、よい台車は静音性・操作性に優れていることがわかりました。
走行音が静かで夜間でも使いやすく、段差も楽に乗り越えられるよう、キャスターや荷台に工夫が施されている商品が多いです。荷物の運搬にかかる負担を軽減するためにも、高性能な台車を選ぶのがおすすめですよ。
実際に使ってみてわかったカインズ モバイルキャリー CA-100の本当の実力！
今回は、カインズ モバイルキャリー CA-100を含む台車全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
- 操作のしやすさ
- 走行音の静かさ
- 収納のしやすさ
直進・段差の乗り越えともに操作しやすい。狭い場所でも活躍する
はじめは、操作しやすさの検証です。
各商品に500m Lペットボトルが24本入った段ボールを2つ重ねてのせます。20〜60代の男女モニターが段差や傾斜のある道の上を走行し、ハンドルの高さ・直進しやすいか・段差を乗り越えられるかなどをチェックしました。
ハンドルの高さは80cmとやや低め。高さ調節もできない
実際に走行したところ、ハンドルの高さについてはモニターの評価がわかれました。比較した商品内ではハンドルの高さが90cm程度だと自然な姿勢で持てましたが、本品の高さは80cm（※実測値）とやや低めです。
走行に大きな影響はないものの、モニターからは「ハンドルが短く押しづらい」「もう少し高さがほしい」との指摘が寄せられました。とくに身長が高い人は、腰に負担を感じる可能性があります。
＜ハンドルの高さについてのモニターコメント＞
- 「ハンドルが低めで押しにくい」
- 「ハンドルはやや低いが、快適に走行できた
- 「もう少し高さがほしい」
コメントは一部抜粋
後退時はやや蛇行するが、押せばまっすぐ進む
一方でまっすぐ進む際には押しやすく、モニター5人中4人が「直進しやすい」とコメント。後退時には少し蛇行したものの、押すときは安定して走行できました。
比較したほかの商品には、進みたい方向へコントロールするのが難しいものもあったなか、引くときにやや蛇行しただけで押すと安定して走行できました。少しコントロールすれば、思ったとおりに動かせます。
荷台に滑り止めはないものの落下を防ぐガードがついており、荷物のズレは気になりません。モニターからは「見た目のわりにまったくズレなかった」と好評でした。走行時に荷物が滑り落ちる心配は少ないでしょう。
＜直進性についてのモニターコメント＞
- 「押す・引くどちらもまっすぐに進んだ」
- 「引くときにはブレるが、押すと安定して進んだ」
- 「少しコントロールは必要だが、安定してまっすぐ進む」
コメントは一部抜粋
段差の乗り越えにも手間はほぼなし。方向転換も簡単
段差のある場所でも走行しやすく、モニター5人全員が「スムーズに乗り越えられた」と答えました。タイヤの直径は7.5cmとやや小さめですが、荷台は踏んで台車を傾けやすいよう、足をかける部分が一段低く設計されています。
比較した商品内には段差の乗り越えに力が必要なものもあったなか、本体を傾けて走行でき、軽い力で操作できました。小回りも利きやすく、方向転換にも手こずりません。狭い場所での使用を考えている人にも使いやすいでしょう。
＜段差での操作についてのモニターコメント＞
- 「力を込めやすく、押す・引くどちらも操作しやすい」
- 「軽い力で段差をのぼれた」
- 「足で踏む場所が低く、踏んで傾けやすかった」
コメントは一部抜粋
走行音は82.60dBとやや大きめ。ガラガラという音が響く
続いて、走行音の静かさの検証です。重さ約15kgほどの段ボール箱を各商品にのせ、荷台から50cm離れた場所にて走行音の大きさを測定しました。
実際に測ったところ、走行音は82.6dBとやや大きめ。比較した全商品の平均約79.5dB（※執筆時点）を少し上回りました。
検証ではキャスターがゴム素材の商品ほど走行音が控えめな傾向がありましたが、本品はゴムの一種であるエラストマー・TPR使用ながらガラガラという音が響きます。少し騒がしいため、夜間は避けるなど使用する時間帯に注意しましょう。
コンパクトかつ重さ3.9kgと軽量。省スペースに保管できる
最後は、収納のしやすさの検証です。実際に大きさを調べたところ、収納時のサイズは幅38.5×奥行78.7×高さ12.9cmとコンパクト。比較した全商品の平均値は体積が48,568cm3・重量が6kgだったのに対し、本品は体積が約41,471cm3・重量は3.9kgとどちらの数値も下回りました。
ハンドルは荷台へ一体化できる構造かつ荷台部分は小さめなため、省スペースに収納できます。玄関や物置など狭いスペースに保管したい人におすすめです。
カインズ モバイルキャリー CA-100の価格比較
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
- 1
5,480円
(最安)
販売価格：5,480円
ポイント：0円相当
送料別
【公式】カインズオンラインショップ4.58(926件)
カインズ モバイルキャリー CA-100はどこで買える？
カインズのモバイルキャリー CA-100は、全国にある実店舗・公式オンラインショップのほか、AmazonなどのECサイトでも取扱店舗が確認できました。なお、公式オンラインショップでの値段は税込4,480円です（※執筆時点）。
別売りで自在キャスター・固定キャスターも販売されているので、交換すれば長く使い続けられますよ。
操作のしやすさ・走行音の静さを重視する人は、こちらもチェック
最後に、ほかの特徴をもった商品をご紹介します。
TRUSCOの樹脂台車 カルティオは、楽な姿勢で操作できるのが魅力。持ち手は88cmと長めなため、押す動作をしても腰に負担は感じません。小回りが利くうえに段差も乗り越えやすく、力をそこまで入れなくとも走行できます。荷台には滑り止めがついており、荷物がズレる心配はないですよ。
走行時の音が気になる人には、サカエの樹脂台車スカイキャリー取手折りたたみがおすすめです。実際に測定したところ、屋内での走行音は平均63.7dBと控えめ。キャスターは直径10cmと大きめで、段差を乗り越える際も静かでした。マンションの廊下など音が響きやすい場所でも使えます。
トラスコ中山TRUSCO ｜ 樹脂台車 カルティオ ｜ MPK-720-W
| 種類 | 手押し台車 |
|---|---|
| 荷台幅 | 49.0cm |
| 荷台奥行 | 78.0cm |
| 積載荷重 | 200kg |
- キャスター素材
- エラストマー
- ストッパー付き
| 荷台の素材 | プラスチック |
|---|---|
| ハンドル素材 | スチール |
| キャスター直径（公称値） | 10cm |
| 重量（公称値） | 8.4kg |
| ハンドル高さ（公称値） | 90cm |
| 収納時幅（公称値） | 49cm |
| 収納時奥行（公称値） | 78cm |
| 収納時高さ（公称値） | 不明 |
| 組み立て不要 | |
| 荷台の滑り止め加工 | |
| ハンドル伸縮機能 | 不明 |
トラスコ中山 TRUSCO 樹脂台車 カルティオ MPK-720をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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