低ホルムアルデヒドでクッション性も高いと謳うジョイントマット、タンスのゲン コルクマット。「はめ込み部分が細かく外れにくい」「クッション性がよい」と評判です。しかし、「コルクに水が染みる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のジョイントマットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ジョイントマット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
タンスのゲン コルクマットは、すべりにくいマットを探している人におすすめです。実際に本品の上に角材を乗せて傾けてみたたところ、約26度になるまですべらず、高評価を獲得しました。比較したうち約6割の商品は20度以上の傾きに耐えられなかったなか、本品は優秀な数値を記録。子どもが走ってもすべりにくく、転倒するリスクは低いといえます。
また、口コミどおりクッション性は十分にあります。実際に感触をチェックしたモニターからは「ほどよい沈み具合」とプラスの声があがりました。ハイハイする赤ちゃんの膝への負担を軽減できるでしょう。一方で、一部のモニターからは「少し硬い」という指摘もあったため、転倒時にケガを防ぐには、物足りない柔らかさといえます。
ジョイント部は浅いものの、1枚幅30×奥行30cmと大判でしっかり固定できるのも利点。水平・垂直方向に引っ張り、外れるまでに必要な力を測定すると、平均50.95Nを記録しました。比較した全商品の平均54.45N(※執筆時点)は下回りましたが、多少引っ張った程度では外れません。「外れにくい」という口コミどおりの結果です。
ただしコルクの吸水性により、お手入れのしやすさはいまひとつ。実際に水をこぼすと一瞬弾くものの、拭いたあとに薄く跡が残ります。「コルクに水が染みる」との評判どおり、触ると湿り気もありました。比較したなかでも撥水性のある商品は、水を弾いて染み込まず高評価に。こちらは拭いたタオルに色移りも見られ、お手入れの手間が気になります。
コルク素材の本品は、見た目がおしゃれでインテリアとも合わせやすいのが魅力。広範囲に設置しても違和感なく使えます。とはいえ汚れが染み込みやすく、お手入れしにくいのは難点。清潔さを重視するなら、お手入れが簡単なほかの商品も検討してみてくださいね。
そもそもジョイントマットとは、自由に組み合わせて部屋に敷けるマットのこと。ラグ・カーペットよりクッション性が高いうえ軽量で持ち運びやすく、お手入れが簡単な撥水性に優れた商品が多いのが特徴です。比較的リーズナブルに購入できるのもうれしいポイントです。
今回ご紹介するタンスのゲン コルクマットは、有害物質をほぼ含まない低ホルムアルデヒドを謳う商品。シックハウス症候群の原因となる7種類の有害物質(ホルムアルデヒドを含む)を、定期的に検査しています。
販売元のタンスのゲンは、家具やインテリアを扱うメーカー。ジョイントマットでは、反りにくさ・滑りにくさなど、さまざまなニーズに対応した商品を販売しています。
ジョイントマット1枚のサイズは、幅45×奥行45×厚さ0.8cmの大判タイプ。48枚セットになっており、縦6×横8列で6畳分(縦268×横356cm)をカバーできます。耐熱温度は70℃。床暖房やホットカーペットにも対応しています。
耐久性・弾力性に優れた品質の高い大粒コルクを採用。紫外線が当たっても劣化しにくい素材です。転倒しても衝撃を軽減できるうえに、足音・振動を吸収して階下への騒音を抑えられる設計。また抗菌防臭加工も施され、耐水性も備えているため、清潔に保ちやすいと謳っています。
カラーはナチュラル1色、サイズは5種類を展開。敷きたいスペースやレイアウトに合わせて自由に選べます。
<サイズ展開>
なお、カッターやハサミで自由にカットできるのも利点。マット端のつなぎ目を隠せるサイドパーツも付属しています。見た目がきれいになるのはもちろん、隙間にゴミが溜りにくいのもメリットです。
今回は、タンスのゲン コルクマットを含むジョイントマット全26商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、クッション性の検証です。
ジョイントマットの購入を考えているモニター6名が靴下を履き、歩行・膝歩き・手で押さえてクッション性をチェック。子どもが転倒してもケガをしないようなクッション性があるものを、高評価としました。
実際にマット上を歩いたところ、モニターの半数が「満足」と回答し、クッション性はおおむね良好。比較した全商品の約7割がマットの厚さ1cmだったのに対し、本品は厚さ0.8cmと薄めながら、ほどよく沈み込みました。「クッション性がよい」との口コミどおりの結果です。
とはいえ、一部モニターからは「少し硬いと感じる」との指摘も。子どもの転倒時にケガを防ぎたいなら、ややクッション性が物足りないともいえます。膝で歩いたモニターは、「膝に負担がかかることはなさそう」とコメント。ほどよいクッション性があるため、赤ちゃんがハイハイしても膝に負担がかかりにくいでしょう。
<マットの上を歩くについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
手で押し込んだときのクッション性はあまり感じられず、「満足」と回答したのは1名のみでした。比較したなかには沈み込む感覚が強い商品もありましたが、こちらはやや固く、転んだときの衝撃吸収力は弱めといえます。
一方で、上質な大粒コルクを採用した素材については、モニターから「触り心地がよい」「手触りに温かみを感じる」と好評。クッション性が高いと謳う商品ですが、クッション性重視の人よりも、手触りや温もりのある質感を求める人に向いているジョイントマットです。
<手で押し込むについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いては、表面のすべりにくさの検証です。商品に角度計を設置し、右端に角材を置きます。ジョイントマットをゆっくり傾け、マスキングテープのラインを超えたときの角度を計測。角度が大きなものほど、高評価としました。
計測の結果、角材がマスキングテープを超えたのは25.97度に傾けた時点。表面にコルク素材を使用いているため、かなり傾けても角材が落ちませんでした。比較した全商品の平均値が17.64度だったなか、本品は大きく上回る実力を発揮。子どもが走り回ってもすべりにくいため、転倒するリスクを軽減できるでしょう。
次は、ジョイントの外れにくさの検証です。
2枚のマットをジョイントし、片方を固定。もう片方のマットを力を数値化するフォースゲージで引っ張り、外れたときの数値を計測しました。水平・垂直それぞれの方向で測り、平均値が高いものほど高評価としています。
フォースゲージで測定した平均値は50.95Nと、外れにくさも上々。比較した全商品の平均値54.45N(※執筆時点)には及ばないものの、「はめ込み部分が細かく外れにくい」という評判どおり、ジョイントは浅いもののしっかりと固定できるでしょう。
ジョイントマットのサイズは幅30×奥行30cmほどが主流ですが、本品は幅45×奥行45cmの大判タイプ。比較したなかでも、大判タイプの商品はジョイント部分が外れにくい傾向がありました。軽く動いても、ジョイントマットが外れるリスクは低いといえます。
また、評価には含まれていませんが、大判タイプなら広範囲でも少ない枚数で済むのが魅力。つけ外しの手間も減らせるため、簡単に設置したい人におすすめです。
最後は、お手入れのしやすさの検証です。実際に水をこぼし、簡単に拭き取れるか・拭き終わったあとに不具合がないかをチェック。ジョイントマットに水が染み込まず、汚れをサッと拭き取れる商品を高評価としました。
水を垂らした瞬間は水滴が表面に残るものの、拭き取るとマットに薄く跡が残り、触ると湿り気がある結果に。「コルクに水が染みる」との口コミどおり、水分をこぼすと掃除しにくいでしょう。また、拭いたタオルにはうっすらと茶色いあとが残り、色移りしたのも惜しいポイントです。
比較したなかでもEVA・ポリエチレン素材を使用した商品は、サッと拭き取れてお手入れが簡単に済む傾向がありました。子どもやペットが汚すのが気になるなら、撥水性のある素材に注目してみてくださいね。
タンスのゲン コルクマットは、メーカー公式サイトで販売しています。公式サイトでの値段は、税込7,999円(※執筆時点)。コルク以外に大理石調や木目調のジョイントマットもあるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも購入可能。取扱店舗によって値段が異なるので、送料やポイントも含めて確認してみましょう。
子ども用にジョイントマットを購入するなら、できるだけ早く準備するのがおすすめ。一般的には、赤ちゃんが寝返りしはじめる4~6か月程度で導入する家庭が多いですが、子どもの成長は予測どおりにはいきません。ケガを防止するためにも、早い時期から用意しましょう。
また、騒音対策として使用するなら、なるべく長期間使用するのがベター。とくに集合住宅の場合、子どもが走り回ったり遊んだりすると音が響きやすく、階下への騒音が気になります。子どもが成長するほど生活音は大きくなりがち。手軽な騒音対策に、ジョイントマットを検討してみてくださいね。
最後に、お手入れのしやすさで高評価だった上位商品をご紹介します。
掃除しやすいものがよいなら、WEIWEIホールディングス 木目ジョイントマットがおすすめです。撥水性のある素材が水分を弾き、サッと拭き取るだけで手軽に掃除できます。コルクより表面はややすべりやすいものの、適度にクッション性があり、ジョイントがしっかり固定できるのもポイントです。
アイラブベビー オリジナルジョイントマットは、優れたクッション性が魅力の商品。沈み込みが少ないため、赤ちゃんがハイハイするときでも、膝への負担を軽減できます。ジョイントはやや外れやすいですが、表面の凹凸によりすべりにくく、子どもが転倒するリスクが低いのもメリットです。
枚数 | 16枚 |
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厚さ | 10mm |
幅 | 60cm |
畳数 | 約3畳 |
奥行 | 60cm |
パズルタイプ | |
素材 | ポリエチレン樹脂 |
サイドパーツ付き | |
重量 | 約200g(1枚あたり) |
毛・パイルの長さ | 不明 |
大判タイプ | |
裏貼り加工 | |
有害物質検査済み | |
防ダニ加工 | 不明 |
1畳あたりの必要枚数 | 約6枚(江戸間) |
防音性 | |
6畳あたりの必要枚数 | 約30枚(江戸間) |
抗菌・防臭加工 | |
特徴 | おしゃれ |
クッション性 | |
防水・撥水加工 | 不明 |
カット可能 | |
ノンホルムアルデヒド(低ホルムアルデヒド) | 不明 |
二重構造 | 不明 |
床暖房対応 | |
耐熱温度 | 不明 |
丸洗い可能 | |
デザイン | 不明 |
滑り止め付き | 不明 |
GARAGE COLLECTION 木目ジョイントマット 大判をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
枚数 | 36枚 |
---|---|
厚さ | 10mm |
幅 | 31cm |
畳数 | 約2畳 |
奥行 | 31cm |
パズルタイプ | |
素材 | EVA樹脂、ポリエチレン |
サイドパーツ付き | |
重量 | 不明 |
毛・パイルの長さ | ‐ |
大判タイプ | |
裏貼り加工 | 不明 |
有害物質検査済み | 不明 |
防ダニ加工 | 不明 |
1畳あたりの必要枚数 | 18枚 |
防音性 | |
6畳あたりの必要枚数 | 108枚 |
抗菌・防臭加工 | 不明 |
特徴 | おしゃれ |
クッション性 | |
防水・撥水加工 | 不明 |
カット可能 | 不明 |
ノンホルムアルデヒド(低ホルムアルデヒド) | 不明 |
二重構造 | 不明 |
床暖房対応 | |
耐熱温度 | 不明 |
丸洗い可能 | 不明 |
デザイン | 不明 |
滑り止め付き | 不明 |
I LOVE BABY オリジナル ジョイントマットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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