スライヴ つかみもみマッサージャー MD-510を徹底レビュー！実際に使ってわかったメリット・デメリットは？

また、比較したなかには、オムロン HM-150のように刺激範囲が9cmと狭いものもあったのに対し、一番離れているもみ玉の距離は11cmと広め。首から肩甲骨までマッサージでき、広範囲を刺激したい人におすすめできるポイントです。

もみ玉のスピードを調節できるのもメリット。さらに、比較したなかでわずか（執筆時点）だった、たたき機能も装備しており、自分好みの刺激を得やすいでしょう。

広範囲をマッサージできるものの、充実度には欠ける結果に。首にあたるもみ玉がプラスチック製であるため、比較した惣田製作所の商品ようなシリコン製のものと比べると、硬さが気になるかもしれません。

また、ヒーター機能も非搭載。温めながらもみほぐすなど、より幅広い刺激を得たい人にとっては物足りなさを感じそうです。

実際に8人のモニターが使用すると、「スッキリ感を得られた」と回答したのは2人のみ。刺激範囲が広めながら、モニターからは「強さが物足りず、スッキリ感をほとんど得られなかった」と、口コミ同様の意見があがりました。

また、3つのもみ玉が、それぞれ異なる動きをする構造ですが、モニターからは「手で掴まれているような感覚も弱い」という声も。痛みは感じにくいものの、とくにパワフルな刺激を好む人には物足りない印象です。

加えて、たたきモードは、機体が浮き上がるほど動きが激しめ。比較したドクターエア MN-05のように、もみ玉の動きがなめらかだったものとは異なり、使用中に脱力しにくいのも懸念点といえます。

＜スッキリ感についてのモニターコメント＞

1. 「揉まれるというより、指圧される感覚が強く、しっかり刺激を与えられた」
2. 「首筋までもみ玉が届かず、浅くもまれている感覚で物足りない」
3. 「首や肩の一部が刺激されるものの、強さがあまりないためか、スッキリ感を得にくい」
4. 「もみ方がやや甘く、掴んではいるもののすぐに抜けそう。しっかり掴まれているような感覚は少ない」

コメントは一部抜粋

扱いやすさもいまひとつ。コンセントが必要な給電式なので、コードの長さ1.8mの範囲でしか使えず、場所を選びます。比較したアテックス AX-HP121のように、どこでも使いやすい充電式ほどの手軽さにはおよびません。

ボタンは中間部分にあり、モード名も記載されているため、視認性には問題ないものの、重量2.27kgと重いのがネック。加えて、比較したなかで、アルインコ MCR8818Tのように持ち手が幅広いものは安定感があったのに対し、かなり狭めでした。

また、腕を通すと安定感に欠けるので、硬いハンドルを掴むと、「支える力が必要で扱いにくい」との口コミどおり。使用中は脱力しにくいうえ、刺激位置の調節も困難でしょう。ソファなどにもたれかかって使うことをおすすめします。