除湿だけでなくニオイの吸着も期待できる、ニトリ くり返し使える消臭除湿シート。インターネット上の口コミは少なく、実際の評判はどうなのか不安という人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の白元アースやオカモトなどのクローゼット向け除湿剤とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、クローゼット向け除湿剤選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ニトリのくり返し使える消臭除湿シートは、高い除湿力とコスパのよさを兼ね備えた除湿剤がほしい人におすすめです。天日干しすると再利用でき、使用目安期間は12か月と持続力は優秀。比較したなかには、1か月で交換しなければならない商品もありましたが、本商品なら買い替え頻度を抑えられます。執筆時の価格は、税込399円(公式サイト参照)とリーズナブルなので、コストを抑えたい人にもぴったりですよ。
除湿力の検証では、1時間で湿度を80%から56.5%まで一気に下げ、効果がゆるやかなシリカゲルB型タイプながらも素早く除湿できました。2時間後には、比較した全商品の平均的な除湿率約29%(※執筆時点)を上回る、34.4%をマーク。比較したなかで40%以上除湿できた塩化カルシウムタイプの商品にはおよびませんが、十分な除湿力を備えています。
吸湿状態は再生シグナルと書かれたセンサーで確認でき、天日干しするタイミングがひと目でわかるのが魅力。比較した商品には交換時期がわかりづらいものも多くありましたが、これならタイミングを逃すこともないでしょう。再生シグナルがピンク色に変色したあと、天日に当てしっかりと乾燥させてくださいね。
多機能とはいえませんが、除湿に加え消臭効果も期待できます。比較した白元アースの「ドライ&ドライUP クローゼット用」は、消臭・防カビ・ダニよけ・黄ばみ防止効果が同時に期待できるので、機能性を重視したい人は、こちらも要チェックです。
とはいえ、本商品はオールシーズン除湿対策をしておきたい人におすすめ。除湿剤をお探しの人は、ぜひ候補に入れてみてください。
そもそもクローゼット向け除湿剤とは、フックで吊り下げるだけでクローゼットの中の湿気を吸い取ることができるアイテム。薄くてコンパクトなので、場所を取りにくいのも魅力です。
今回は、ニトリのくり返し使える消臭除湿シートをご紹介。主成分として、周囲の湿度により吸湿と放湿を繰り返すB型シリカゲルを使用しているのが特徴です。天日干しで除湿能力が回復するため、約1年を目安に繰り返し使えると謳われています。
シートの下には吸湿力の低下を示すお知らせサインがつき、天日干しのタイミングがわかりやすいのもメリットですよ。
シートサイズは幅24×厚み1.5×高さ51cm、重量は約140g。使用量は、約60×55×180cmのクローゼットの場合、シート2~3枚が目安*となります。除湿剤のシリカゲルが32個の小袋に区切られているので、使用場所に合わせてハサミでカットして使うこともできますよ。
使用量はあくまで目安です。湿度の状態や使用場所のサイズに合わせて、シートの枚数を調節してください。多く入れても害はありません。
さらにB型シリカゲルの性質として、消臭効果が期待できるのも強み。アンモニアやホルムアルデヒドといった、空気中の気になるニオイを吸着するといわれています。
まずは、除湿力の検証です。湿度80%・温度25℃の水槽に商品を入れ、2時間後の湿度変化をチェックしました。
除湿力は高く、1時間後には湿度が56.5%まで一気に低下。その後も少しずつ除湿され、2時間後には52.5%まで下がりました。全体平均の除湿率約29%(※執筆時点)を上回る34.4%をマークし、十分湿気取りとして活躍できるといえるでしょう。
検証の結果、本商品に使用されているシリカゲルB型より、塩化カルシウムを使用した商品のほうが除湿力が高い傾向がありました。本商品は比較したシリカゲルのシートのなかでは優秀な除湿力ですが、より強力な除湿力がほしいなら、主成分にも注目しましょう。とくに白元アースの「ドライ&ドライUP クローゼット用」は、除湿力が40%と検証したなかでとくに高く、湿気が気になる時期にもうってつけですよ。
次は、持続力(使用目安期間)の検証です。
商品パッケージをチェックしたところ、使用目安期間は約12か月とこちらも高評価でした。除湿力が高かった白元アースの「ドライ&ドライUP クローゼット用」やオカモトの「水とりぞうさん クローゼット用」は、持続力が1~3か月だったなか、年1回の交換で続けられるのは大きなメリットです。
比較したところ、こちらのようなシリカゲルB型を使った商品は天日干しで再利用でき、長く使える傾向がありました。買い替えを少なくしたい人・コストを抑えたい人にも重宝するでしょう。
続いては、集水パックや吸湿センサーの有無など、使い勝手を検証しました。
調査の結果、使い勝手のよさも申し分ありません。色の変化で吸湿力の低下がわかる再生シグナルがついており、天日干しのタイミングがひと目でわかります。
比較したなかには交換時期がわかりにくいものも多くありましたが、これならシートが吸湿できなくなってもすぐに気づけますよ。
最後は、付加機能の検証です。消臭・防カビ・ダニよけ機能など、メーカーが謳っている機能を取り上げ評価しました。
メーカー記載の機能をチェックしたところ、付加機能は消臭効果のみと評価はそこそこに。多機能とはいえませんが、クローゼット内のニオイが洋服に移るのを防げるのはメリットです。
なお、詳細は以下のとおりです。
比較したなかでも、付加機能は豊富な商品は多くありませんでした。そのなかでも白元アースの「ドライ&ドライUP クローゼット用」はこれひとつで、消臭・防カビ・ダニよけ・黄ばみ防止効果が期待できるのが魅力。大切な衣類を守りたい人は、こちらもチェックしてみてください。
くり返し使える消臭除湿シートは、ニトリの店舗や公式通販のニトリネットで購入できます。
ニトリネットでは2個から購入可能
タンスの引き出しに使うなら、防ダニ加工が施されたくり返し使える消臭除湿シート(引き出し用)がおすすめ。こちらも約1年間使用でき、4枚入のシートが税込399円(執筆時の公式サイトを参照)とお手頃です。
くり返し使える消臭除湿シートは、天日干しをすることで約1年程度使えます。
吸湿状態を示す再生シグナル部分がピンク色に変わったら、除湿力が低下しているサインです。再生シグナル部分がピンクから青に変わるまで日干しして乾燥させてください。
効果を維持するためにも再生シグナルは、定期的にチェックしましょう。
最後に、より除湿力に優れていた商品をご紹介します。
白元アースのドライ&ドライUP クローゼット用は除湿率が40%と高く、付加機能の多さも魅力。除湿成分には塩化カルシウムを使用し、1枚で250mLとたっぷり吸湿が可能です。使用期間は1~3か月と短めですが、消臭・防カビ・防ダニ・黄ばみ防止とさまざまな要因から衣類を守れます。
オカモトの水とりぞうさん クローゼット用は、湿気の強い場所や大きなクローゼット向きの一品です。1枚あたりの吸湿量が300mLの大判タイプで、防臭・防カビ機能もあります。持続力は1~3か月と短めですが、塩化カルシウムを使った除湿力には即効性があり、除湿率は43.1%と優秀です。
除湿成分 | 塩化カルシウム |
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吸湿量 | 250mL |
持続力(使用目安期間) | 1~3か月 |
幅 | 不明 |
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高さ | 不明 |
入り数 | 2 |
処分方法 | 自治体の区分に従って、中身を出さずにそのまま捨てる |
白元アース ドライ&ドライUP クローゼット用をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
除湿成分 | 塩化カルシウム |
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吸湿量 | 300mL |
持続力(使用目安期間) | 梅雨期など:1~3か月/真夏期など:1か月/秋冬期など:4~6か月 |
幅 | 22.3cm |
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高さ | 50.8cm |
入り数 | 2 |
処分方法 | 使用後は自治体の区分に従って中身を出さずにそのまま捨てる |
オカモト 水とりぞうさん クローゼット用をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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